Owners Manual

データ センター ブリッジング (Data Center Bridging、DCBX):Broadcom NetXtreme II® ネットワーク アダプタ ユーザー ガイド
file:///C¦/Users/Nalina_N_S/Documents/NetXtremeII/Japanese/dcb.htm[9/5/2014 3:58:36 PM]
データ
センター
ブリッジング交換
(Data Center Bridging eXchange
DCBX)
は、検出および機能交換プロトコルで、ネットワーク
ファブ
リック全体で一貫した設定を確保するために、機能の伝達、リンク パートナー間の機能の伝達および ETS PFC の設定に使用されます。2
つのデバイスが情報を交換するためには、片方のデバイスが他方のデバイスからのネットワーク設定を受け入れる必要があります。たとえ
ば、C-NIC が接続されているスイッチからの ETS PFC の設定情報を受け入れるように設定されていて、スイッチが C-NIC の受け入れを
確認した場合、スイッチは C-NIC に推奨される ETS PFC のパラメタ設定を送信します。DCBX プロトコルは、リンク レベル検出プロト
コル (Link Level Discovery ProtocolLLDP) を使用して、リンク パートナー間で PFC ETS の設定を交換します。
DCB を設定する
デフォルトでは、DCB Broadcom NetXtreme II DCB 互換の C-NIC でイネーブルになります。DCB の設定が必要になることはほとんど
ありません。ほとんどの場合はデフォルト設定をそのまま利用できます。DCB のパラメータは BACS で設定できます。BACS の詳細について
は、「Broadcom Advanced Control Suite を使用する」を参照してください。
注: FCoE の動作は、VLAN 検出の成否に影響を受けます。FCoE をサポートするすべてのスイッチは VLAN 検出をサポートしますが、一
部のスイッチでは特定の設定が必要になる場合があります。VLAN 検出を正常に実行できるようにポートを設定する方法については、スイッチ
の設定ガイドを参照してください。
DCB の条件
以下に、DCB テクノロジがネットワーク上で機能できる条件を示します。
インターフェイス上で DCB がイネーブルになっている場合、DCBX は自動的にイネーブルになり、リンクが確立されると、自動的に実
行されます。
DCBX が互換性あるピアとの同期に失敗した場合、アダプタは自動的にデフォルトの NIC 動作 (優先度タグなし、PFC なし、ETS
) にフォールバックします。
デフォルトでは、ポートは受け入れ可能として自身をアドバタイズするため、スイッチからアドバタイズされるすべての DCB 設定を受
け入れます。
PFC が動作可能な場合、PFC 設定がリンク レベルのフロー制御設定に代わって使用されます。PFC が動作不能な場合、リンク レベル
のフロー制御設定が使用されます。
NIC パーティション化がイネーブルな設定では、ETS (動作可能な場合) が各機能に割り当てられた帯域幅ウェイトよりも優先されま
す。伝送選択ウェイトは、代わりに ETS 設定ごとのプロトコルごとになります。機能ごとの最大帯域幅は、ETS が存在していても使用
されます。
DCBX ピア経由でアドバタイズされた iSCSI または FCoE アプリケーションの TLV がない場合、アダプタはローカル管理者の MIB
から取得された設定を使用します。
Windows Server 2012 のデータ センター ブリッジング
Windows Server 2012 では、サービス品質 (QoS) OS レベルで管理するという新しい方法が導入されています。Windows QoS には、
次に示す 2 つの主要な要素があります。
ベンダーに依存しない方法で、NIC DCB 設定を個別およびドメイン全体にわたって管理できる機能。管理インターフェイス
は、Windows PowerShell Cmdlets から提供されます。
SMB トラフィックなどの特定のタイプの L2 ネットワーキング トラフィックにタグを付けて、ETS を使用したハードウェア帯域幅の
管理を可能にする機能。
DCB 対応の Broadcom コンバージド ネットワーク アダプタは、すべて Windows QoS との相互運用が可能です。
QoS Windows 機能を有効にするには、Broadcom のデバイスが DCB 対応であることを確認します。CCM または BACS4 を使用します。
111 データ センター ブリッジングを有効にします。
111 NDIS ドライバを選択し、[詳細設定] プロパティを表示して、 [Quality of Service/サービス品質] プロパティを有効にします。
QoS が有効になると、DCB 関連の設定に関する管理コントロールがオペレーティング システムに渡されます (つまり、BACS4 DCB の管
理コントロール用に使用できなくなる)QoS の設定と管理は PowerShell を使用して行うことができます。PowerShell Cmdlets を使用し
て、トラフィック分類、優先度フロー制御、トラフィック クラスのスループット スケジューリングなど、さまざまな QoS 関連パラメタを設定
できます。
PowerShell Cmdlets の使い方の詳細については、Microsoft TechNet ライブラリの「DCB Windows PowerShell User Scripting
Guide(英語) を参照してください。
Broadcom DCB
機能セットに含まれている標準の
BACS
コントロールに戻すには、
Microsoft QOS
機能をアンインストールするか、
NDIS