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Broadcom チーム化サービス:Broadcom NetXtreme IIィ ネットワーク アダプタ ユーザー ガイド
file:///C¦/Users/Nalina_N_S/Documents/NetXtremeII/Japanese/teamsvcs.htm[9/5/2014 3:58:29 PM]
ロード
バランシングおよびフェイルオーバー
フォルト トレランス
チーム化していない環境で、ネットワーク バックアップを実行すると、バックアップ サーバー アダプタの全体的な転送速度は、過剰なトラ
フィックとアダプタの大きな負荷によってすぐに影響を受けます。バックアップ サーバーの数、データ ストリーム、テープ ドライブの速度に
よって変わりますが、バックアップ トラフィックは、ネットワーク リンクの帯域幅の大部分を簡単に消費するので、実稼動環境のデータ処理
速度やテープ バックアップのパフォーマンスに影響が出ます。ネットワーク バックアップは、通常、NetBackupGalaxy または Backup
Execなど、テープ バックアップ ソフトウェアを実行する専用のバックアップ サーバーで構成されます。バックアップ サーバーに接続するデ
バイスは、直接 SCSI テープ バックアップ ユニット、またはファイバ チャネルのストレージ エリア ネットワーク (SAN) で接続したテープ
ライブラリです。ネットワークを通じてバックアップされるシステムは、一般的に、クライアント システムまたはリモート サーバーと呼ば
れ、テープ バックアップ ソフトウェア エージェントがインストールされています。 9 は、テープ バックアップ実装を使用する典型的な 1
Gbps の非チーム化ネットワーク環境です。
9:チーム化のないネットワーク バックアップ
4 つのクライアント サーバーがあるので、バックアップ サーバーは、マルチドライブ オートローダに対して、同時に 4 つのバックアップ
ジョブ (クライアントごとに 1 ジョブ) を実行できます。ただし、スイッチとバックアップ サーバーの間のリンクは 1 つなので、4 ストリー
ムのバックアップでは、アダプタとリンクが簡単にリソース不足の状態になる可能性があります。バックアップ サーバーのアダプタが 1 Gbps
(125 MB/) で動作しており、各クライアントがテープ バックアップ時に 20 MB/秒でデータを転送できる場合、バックアップ サーバーとス
イッチの間のスループットは、80 MB/ (20 MB/ x 4) になります。これは、ネットワークの帯域幅の 64 % に相当します。この数値は、
ネットワークの帯域幅の中に収まっていますが、他のアプリケーションと同じリンクを共有している場合、64 % は高い割合と考えられます。
ロード バランシングおよびフェイルオーバー
バックアップ ストリームの数が増えると、全体的なスループットも増加します。ただし、各データ ストリームは、25 MB/ 1 つのバック
アップ ストリームと同じパフォーマンスを維持できない場合があります。言い換えると、バックアップ サーバーは 25 MB/ の単一クライア
ントのデータ ストリームには対応できますが、100 MB/ (25 MB/ x 4 ストリーム) 4 つの同時実行バックアップ ジョブに対応するこ
とは困難です。バックアップ ストリームの数が増えると全体的なスループットが増加しますが、各バックアップ ストリームはテープ ソフト
ウェアまたはネットワーク
スタックの制限に影響を受ける可能性があります。