Owners Manual
Broadcom チーム化サービス:Broadcom NetXtreme IIィ ネットワーク アダプタ ユーザー ガイド
file:///C¦/Users/Nalina_N_S/Documents/NetXtremeII/Japanese/teamsvcs.htm[9/5/2014 3:58:29 PM]
フィックの送受信が開始されたと認識します。しかし、スパニング
ツリー
プロトコルによってポートが一時的にブロックされると、トラ
フィックが失われることになります。
トポロジー変更通知 (TCN)
ブリッジ/スイッチは、特定のポートで受信したソース MAC アドレスから、MAC アドレスとポート番号の転送テーブルを作成します。この
テーブルは、すべてのポートにフレームを配信するのではなく、特定のポートにフレームを転送するために利用します。テーブル エントリの最
大の格納時間は、一般的に 5 分です。ホストでアクティビティが 5 分間ないと、エントリはテーブルから削除されます。エントリの格納時間
を短くすると、効果がある場合もあります。たとえば、転送リンクがブロック状態になったときに、異なるリンクをブロック状態から転送状態
に切り替えるときです。この変更には、最大 50 秒かかります。STP の再計算が完了すると、エンド ステーション間の通信で、新しいパスが
利用可能になります。ただし、転送テーブルには依然として古いトポロジーのエントリがあるので、5 分が経過して影響を受けるポート エント
リがテーブルから削除されるまで、通信が再確立されない可能性があります。そして、トラフィックはすべてのポートに配信されて、再び取得
されます。このような場合は、格納時間を短くすると効果があります。これがトポロジー変更通知 (Topology Change Notice、TCN) BPDU
の目的です。TCN は、影響を受けるブリッジ/スイッチからルート ブリッジ/スイッチに送信されます。ブリッジ/スイッチはトポロジーの変更
(リンクのダウンまたは転送状態へのポートの切り替え) を検出すると、すぐにルート ポートを経由して TCN をルート ブリッジに送信しま
す。次にルート ブリッジは、トポロジーの変更を通知する BPDU をネットワーク全体に配信します。この情報を受けて、すべてのブリッジ
は、MAC テーブルの格納時間を 15 秒に変更します。この手順により、STP の再収束の後、スイッチはすぐに MAC アドレスを再び取得でき
ます。
TCN BPDU は、ポートが転送状態でからブロック状態に切り替わったとき、あるいはブロック状態から転送状態に切り替わったときに送信さ
れます。TCN BPDU では、STP の再計算は開始されません。この通知は、スイッチ内の転送テーブル エントリの格納時間にのみ影響を及ぼ
し、ネットワーク トポロジーの変更や、ループの作成は行いません。サーバーまたはクライアントなどのエンド ノードの場合は、電源のオ
フ/オン時にトポロジーの変更が開始されます。
Port Fast/Edge Port
ネットワーク上で TCN の影響 (たとえば、スイッチ ポートで配信が増えるなど) を軽減するには、電源のオン/オフの頻度が高いエンド ノー
ドに対して、接続先になるスイッチ ポートで Port Fast または Edge Port を設定する必要があります。Port Fast または Edge Port は、特
定のポートに適用されるコマンドであり、以下の効果があります。
ダウン リンクからアップ リンクまで、リンクに含まれる一連のポートは、待ち受け、情報の取得、転送という一連の手続きを行うので
はなく、転送 STP モードに組み込まれます。STP は、依然としてこれらのポートで実行中です。
スイッチは、ポートのアップ/ダウンのタイミングでは TCN を生成しません。
レイヤ 3 ルーティング/スイッチング
チーム化したポートを接続するスイッチは、レイヤ 3 スイッチまたはルーターである必要があります。チーム内のポートは、同じネットワーク
に属す必要があります。
ハブによるチーム化 (トラブルシューティングの目的のみ)
チーム化ネットワーク構成でのハブの利用
SLB チーム
単一ハブに接続された SLB チーム
通有中継と動的中継 (FEC/GEC/IEEE 802.3ad)
10/100 ハブでは、SLB のチーム化機能を使用できますが、スイッチ ポートのミラーリングが使用できないときに、ネットワーク アナライザ
に接続する場合など、トラブルシューティングの目的のみに限定することをお勧めします。
チーム化ネットワーク構成でのハブの利用
状況によって、ネットワーク トポロジーでハブを使用できますが、使用する場合は、パフォーマンスに対する影響を考慮することが重要です。
ネットワーク ハブの場合、半二重モードでは最大 100 Mbps の転送速度になりますが、ギガビット または 100 Mbps のスイッチ ネットワー
ク構成では、パフォーマンスが大幅に低下します。ハブの帯域幅は、接続されているすべてのデバイスによって共有されます。したがって、ハ
ブに接続するデバイスが多くなると、ハブに接続したデバイス数に比例して、ハブに接続した各デバイスが使用できる帯域幅が狭くなります。
チーム メンバーをハブに接続することはお勧めできません。チーム化したポートに接続する場合は、スイッチのみを使用する必要があります。
ただし、トラブルシューティングを目的として、SLB チームを直接的にハブに接続することができます。その他のチーム タイプは、特定の障
害が発生すると接続が失われる可能性があるので、ハブには使用しないでください。