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Broadcom チーム化サービス:Broadcom NetXtreme IIィ ネットワーク アダプタ ユーザー ガイド
file:///C¦/Users/Nalina_N_S/Documents/NetXtremeII/Japanese/teamsvcs.htm[9/5/2014 3:58:29 PM]
テーションが相互に
ping
を送受信できるので、これは適切なフェイルオーバーです。
図 5:フェイルオーバー イベント
スパニング ツリー アルゴリズム
トポロジー変更通知 (TCN)
Port Fast/Edge Port
イーサネット ネットワークの場合、2 つのブリッジ間またはスイッチ間では、アクティブなパスが 1 つだけ存在します。スイッチ間にアク
ティブなパスが複数存在していると、ネットワーク内にループが生じる可能性があります。ループが発生すると、一部のスイッチは、スイッチ
の両側でステーションを認識するようになります。この状況では、転送アルゴリズムが正常に機能できず、重複フレームが転送される可能性が
あります。スパニング ツリー アルゴリズムでは、拡張ネットワーク内の全スイッチにまたがるツリーを定義して、特定の冗長データ パスを強
制的にスタンバイ (ブロック) 状態に切り替えることで、パスの冗長性を実現します。ネットワーク内のスイッチは、パスの識別に使用するス
パニング ツリー パケットを定期的に送受信します。1 つのネットワーク セグメントが到達不能になった場合、あるいはスパニング ツリーのコ
ストが変わった場合、スパニング ツリー アルゴリズムは、スパニング ツリー トポロジーを再設定し、スタンバイ パスをアクティブ化するこ
とでリンクを再設定します。エンド ステーション側では、スパニング ツリーの動作は見えません。したがって、これらのステーションでは、1
つの LAN セグメントに接続したのか、複数のセグメントで構成されたスイッチ LAN に接続したのかわかりません。
Spanning Tree Protocol (STP) は、ブリッジ間やスイッチ間での動作を目的としたレイヤ 2 プロトコルです。STP の仕様は、IEEE 802.1d
で定義されています。STP の主な目的は、ネットワーク内に冗長パスがあるときにループに陥らないようにすることです。STP は、ネット
ワーク ループの検出/ディスエーブルを行い、スイッチまたはブリッジの間にバックアップ リンクを提供します。このプロトコルを使用する
と、デバイスは、ネットワーク内の 2 つのステーションの間で 1 つのパスのみを使用するように、ネットワークにある他の STP 準拠デバイス
と相互操作を行うことが可能になります。
安定したネットワーク トポロジーを確立すると、すべてのブリッジはルート ブリッジから送信される hello BPDU (Bridge Protocol Data
Units) を待つ状態になります。あらかじめ定義された時間 (最大経過時間) が経過しても、ブリッジが hello BPDU を受信しない場合、ブリッ
ジはルート ブリッジへのリンクがダウンしたと判断します。次にこのブリッジは、他のブリッジとのネゴシエーションを開始して、ネットワー
クを再設定して、有効なネットワーク トポロジーを再び確立します。新しいトポロジーを作成するプロセスは、最大 50 秒かかります。この
間、エンドツーエンドの通信は中断されます。
エンド ステーションに接続したポートに対しては、スパニング ツリーは使用しないことをお勧めします。その理由は、定義上、エンド ステー
ションは、イーサネット セグメント内でループを作成しないからです。さらにチーム化したアダプタを、スパニング ツリーをイネーブルした
ポートに接続すると、接続上の不測の問題が発生する可能性があります。たとえば、チーム化したアダプタが物理アダプタの 1 つでリンクを
失ったと仮定します。物理アダプタが再接続された場合 (フォールバックとも呼びます)、中間ドライバはリンクが再び確立され、ポートでトラ