Owners Manual

Broadcom チーム化サービス:Broadcom NetXtreme IIィ ネットワーク アダプタ ユーザー ガイド
file:///C¦/Users/Nalina_N_S/Documents/NetXtremeII/Japanese/teamsvcs.htm[9/5/2014 3:58:29 PM]
スパニング ツリー アルゴリズム
レイヤ 3 ルーティング/スイッチング
ハブによるチーム化 (トラブルシューティングの目的のみ)
Microsoft NLB とのチーム化
Microsoft Virtual Server 2005 とのチーム化
Microsoft Virtual Server 2005 使用時にサポートされる BASP チーム コンフィギュレーションは、単一のプライマリ Broadcom アダプタ
およびスタンバイ Broadcom アダプタで構成される Smart Load Balancing (TM) チームタイプのみです。Microsoft Virtual Server で、
チームを作成する前、および仮想ネットワークを作成する前に、「仮想マシン ネットワーク サービス」を各チーム メンバーからバインド解除
または選択解除する必要があります。また、仮想ネットワークをこのソフトウェアに作成し、その後、チームによって作成された仮想アダプタ
にバインドする必要があります。ゲスト オペレーティング システムをチームの仮想アダプタに直接バインドすると、期待する結果が得られな
い場合があります。
注: 本書作成の時点では、Windows Server 2008 Microsoft Virtual Server 2005 でサポートされていません。そのため、この組み
合わせの場合、チーム化が正常に動作しないことがあります。
複数のスイッチにまたがるチーム化
SLB のチーム化は、複数のスイッチにまたがって設定できます。ただし、スイッチ同士を接続する必要があります。通有中継とリンク集約は、
複数のスイッチにまたがって動作できません。その理由は、これらの実装では、チームに含まれるすべての物理アダプタで同じイーサネット
MAC アドレスを使用する必要があるためです。SLB がリンク ロスを検出できるのは、チームに含まれるポート間の接続や、直接のリンク
パートナーとの接続に限られるという点に注意することが重要です。SLB には、スイッチで生じる他のハードウェア障害に対応する機能がな
く、他のポートのリンク ロスを検出できません。
スイッチリンクのフォルト トレランス
以下の図では、フォルト トレランス対応のスイッチ構成でどのように SLB チームが動作するかを説明します。SLB チームにアクティブな 2
つのメンバーがある構成で、ping リクエストと ping 応答メッセージのマッピングを説明します。すべてのサーバー (BlueGrayRed)
は、継続的に ping の送受信を相互に行っています。 3 は、2 つのスイッチ間に相互接続ケーブルがない構成です。 4 では相互接続ケー
ブルがあります。 5 は相互接続ケーブルがある状態でのフェイルオーバー イベントの例です。これらのシナリオでは、2 つのスイッチ間で
のチーム化の動作を説明して、相互接続リンクの重要性を理解します。
この図では、ICMP エコー要求 (黄色の矢印) を送信する第 2 のチーム メンバーと、ICMP エコーの応答メッセージ (青い矢印) を受信する第
1 のチーム メンバーを示します。この図は、チーム化ソフトウェアの重要な特性を表しています。ロード バランシング アルゴリズムは、フ
レームの送受信時に、フレームのロード バランスを同期しません。言い換えると、特定の接続でのフレームは、チーム内の異なるインターフェ
イスで送信され、受信される可能性があります。これは、Broadcom がサポートするすべての タイプのチーム化で共通しています。したがっ
て、同じチーム内のポートに接続するスイッチの間では、相互接続リンクを提供する必要があります。
相互接続していない構成では、Blue から Gray への ICMP 要求は、ポート 82:83 から Gray のポート 5E:CA に向けて送信されますが、Top
Switch には、この要求を送信する方法がありません。なぜなら、この要求は、Gray 5E:C9 ポートを通過できないからです。Gray
Blue ping の送信を試行する場合にも、同じような問題が発生します。ICMP 要求は、5E:C9 から Blue 82:82 に向けて送信されます
が、この要求が受信されることはありません。Top Switch は、CAM テーブル内に 82:82 エントリを持っていません。なぜなら、2 つのス
イッチの間に相互接続していないからです。ただし、ping Red Blue の間、Red Gray の間では送受信されます。
さらにフェイルオーバー イベントによって、接続が切断される場合もあります。Top Switch のポート 4 でケーブル接続の切断が生じたと仮
定します。この場合、Gray ICMP 要求を 49:C9 に送信しますが、Bottom Switch CAM テーブル内に 49:C9 エントリを持っていない
ので、フレームをこれらの全ポートに配信しても、49:C9 に接続するリンクは検出できません。
3:相互接続リンクのない環境でのスイッチにまたがるチーム化