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Broadcom チーム化サービス:Broadcom NetXtreme IIィ ネットワーク アダプタ ユーザー ガイド
file:///C¦/Users/Nalina_N_S/Documents/NetXtremeII/Japanese/teamsvcs.htm[9/5/2014 3:58:29 PM]
ICMP ------> PhysAdapter1 ------> 10.0.0.1
TCP------> PhysAdapter2 ------> 10.0.0.1
UDP------> PhysAdatper3 ------> 10.0.0.1
アダプタ間の実際の割り当ては、時間の経過につれて変化する場合がありますが、ハッシュでは IP アドレスのみ使用されるため、TCP/UDP
ベースでないプロトコルは同じ物理アダプタを通過します。
パフォーマンス
最近のネットワーク インターフェイス カードには、特定の CPU 集中型の操作のオフローディングを行うことで CPU 利用率を軽減する多くの
ハードウェア機能があります (チーム化とその他の高度なネットワーク プロパティを参照)。対照的に、BASP 中間ドライバは完全なソフト
ウェア機能であり、プロトコル スタックから受信した各パケットを調べて、内容に対処してから特定の物理インターフェイスを通じて送信する
必要があります。BASP ドライバはほぼ一定の時間で各発信パケットを処理できますが、CPU を限界まで使用している一部のアプリケーション
は、チーム化されたインターフェイスで動作している場合に悪影響を受けるおそれがあります。このようなアプリケーションは、ロード バラン
シング機能よりも中間ドライバのフェイルオーバー機能を利用する方が適切な場合があります。または、Large Send Offload (大量送信オフ
ロード) などの特定のハードウェア機能を提供する単一の物理アダプタで、より効率的に動作する場合があります。
チーム タイプ
スイッチ非依存型
Broadcom Smart Load Balancing チーム タイプでは、2 8 の物理アダプタが単一の仮想アダプタとして動作できます。SLB チーム タイ
プの最大の利点は、任意の IEEE 準拠スイッチで動作し、特別な設定が不要なことです。
Smart Load Balancing (スマート ロード バランス) およびフェイルオーバー
SLB は、スイッチに依存しない双方向のフォルト トレラント チーム化およびロード バランシングを提供します。スイッチに依存しないという
ことは、スイッチ内でこの機能をサポートしている必要がなく、SLB がすべてのスイッチと互換になることを意味します。SLB では、チーム
内のすべてのアダプタに個別に MAC アドレスが与えられます。ロード バランシング アルゴリズムは、ソースおよび宛先ノードのレイヤ 3
ドレスで動作します。これにより、SLB は受信トラフィックと発信トラフィックの両方のロード バランシングを行うことが可能になります。
BASP 中間ドライバは、チーム内の物理ポートでリンク ロスを継続的に監視します。いずれかのポートでリンク ロスが発生した場合、トラ
フィックはチーム内の他のポートに自動的に転送されます。SLB チーム化モードは、異なるスイッチが同じ物理ネットワークまたはブロード
キャスト ドメイン上にあれば、それらのスイッチ間のチーム化を許可することによりスイッチのフォルト トレランスをサポートします。
ネットワーク通信
次に、SLB の主要属性を示します。
フェイルオーバー メカニズム - リンク ロス検出。
ロード バランシング アルゴリズム - インバウンドおよびアウトバウンド トラフィックは、L4 フローに基づいて Broadcom 独自のメ
カニズムでバランスとりを行います。
MAC アドレスを使用したアウトバウンドのロード バランシング - なし。
IP アドレスを使用したアウトバウンドのロード バランシング - あり
Broadcom 以外の製品を使用したチーム化 - サポートあり (少なくとも 1 つの Broadcom Ethernet アダプタをチーム メンバーとし
て含んでいる必要があります)
アプリケーション
SLB アルゴリズムは、コストが考慮される、または市販のスイッチング装置が使用される家庭および小規模企業環境に最も適しています。SLB
チーム化は、管理されていないレイヤ 2 スイッチで動作し、サーバーの冗長性とリンク集約を確保する費用対効果の高い方法となっていま
す。Smart Load Balancing は、リンク容量が異なる物理アダプタのチーム化もサポートします。また、SLB は、チーム化したスイッチの
フォルト トレランスが必要な場合にお勧めします。
推奨される設定
SLB では、ハブとスイッチが同じブロードキャスト ドメインにある場合に、そのハブとスイッチへのチーム化されたポートの接続がサポート
されます。ポートは同じサブネット上にある必要があるため、ルーターまたはレイヤ 3 スイッチへの接続はサポートしていません。
スイッチ依存型