Users Guide
SR-IOV:設定および使用例NetXtreme-E ユーザー マニュアル
2018 年 2 月 26 日 • NetXtreme-E-UG100 ページ 60
VMWare SRIOV の使用例
1. NIC カードの SR-IOV を有効にする
a. NIC カードの SR-IOV は、[HII] メニューを使用して有効にすることができます。システム ブート中
に、[BIOS] -> [デバイス設定] -> [NetXtreme-E NIC] -> [デバイス レベル設定] でシステムにアクセス
します。
b. SR-IOV に仮想モードを設定します。
c. 物理機能ごとの仮想機能の数を設定します。
d. VF ごとの MSI-X ベクトルの数および物理機能 MSI-X ベクトルの最大数を設定します。VF のリソース
が不足している場合は、CCM を使用して VM ごとの MSI-X ベクトル 数のバランスをとります。
2. BIOS の仮想化を有効にする
a. システム ブート中に、[BIOS] -> [プロセッサ設定] -> [仮想化テクノロジ] でシステムに入り、[有効]
に設定します。
b. システム ブート中に、[BIOS] -> [統合デバイス] -> [SR-IOV Global] でシステムに入り、[有効] に設定
します。
3. ESXi では、次の手順で Bnxtnet ドライバをインストールします。
a. /var/log/vmware に <bnxtnet>-<driver version>.vib ファイルをコピーします。
$ cd /var/log/vmware
$ esxcli software vib install --no-sig-check -v <bnxtnet>-<driver version>.vib
b. マシンを再起動します。
c. ドライバが正しくインストールされているかどうかを確認します。
$ esxcli software vib list | grep bnxtnet
4. Broadcom 提供の BNXTNETCLI (esxcli bnxtnet) ユーティリティをインストールして、esxcli でネイティブ
にサポートされていないその他のドライバ パラメタを設定/表示します。たとえば、25G へのリンク速度
の変更、ドライバ/ファームウェア チップ情報の表示、NIC 設定 (NPAR、SRIOV) の表示などです。詳細
については、bnxtnet ドライバの README.txt を参照してください。
このユーティリティをインストールするには:
a. /var/log/vmware に BCM-ESX-bnxtnetcli-<version>.vib をコピーします。
$ cd /var/log/vmware
$ esxcli software vib install --no-sig-check -v /BCM-ESX-bnxtnetcli-<version>.vib
b. システムを再起動します。
c. vib が正しくインストールされているかどうかを確認します。
$ esxcli software vib list | grep bcm-esx-bnxtnetcli
d. 速度設定 10/20/25
$ esxcli bnxtnet link set -S <speed> -D <full> -n <iface>
速度が正しく設定されると、この操作で OK メッセージが返されます。