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3 章:デスクトップの使い方
RAID レベル 0
注意:RAID レベル 0 は冗長性を提供しません。したがって、いずれかのドライ
ブに障害が発生すると、すべてのデータが失われます。データを保護するために
は、定期的にバックアップを実行してください。
RAID レベル 0 は、データストライピングを使用することによって、高速データアクセ
スを実現します。データストライピングは、連続するデータセグメント(ストライプ)
を物理ドライブ全体に順次書き込むことで、大容量の仮想ドライブを作成します。これ
により、別のドライブで次のブロックを探しながら読み取っている間に、
1 台のドライ
ブでデータを読み出すことが可能になります。
Disco 0
Disco 1
RAID 0 は、両方のドライブの最大ストレージ容量を使用します。たとえば、2 GB の
ハードディスクドライブが
2 台取り付けられている場合は、4 GB のハードディスクドラ
イブ領域をデータの保存に使用することができます。
メモ:RAID 0 構成での構成サイズは、最小ドライブサイズにその構成内のドラ
イブの台数を掛けた値になります。
RAID レベル 1
RAID レベル 1 では、データミラーリングを使用して、データ保全性を高めます。データ
がプライマリドライブに書き込まれると、
RAID を構成するセカンダリドライブにもそ
のデータが複製、つまりミラーリングされます。
RAID 1 では、高いデータアクセスレー
トは得られませんが、データの冗長性が得られます。
Disco 0
Disco 1
ドライブが故障すると、次の読み取り / 書き込み動作は、残ったドライブで行われ
ます。その後、交換用ドライブは残ったドライブを使ってデータを再構築することがで
きます。
メモ:RAID 1 構成のサイズは、構成内の最小ドライブのサイズと等しくなります。