Users Guide

アレイ メンバ(ドライブ)が故障した場合には、十分な容量があるグローバル ホットスペアを使用して、
故障したドライブのデータを修復します。故障した後のシステムの動作は、置き換えられるドライブに対す
るスペアのサイズによって異なります。
グローバル ホット スペアのサイズが、置き換えられるドライブのサイズと同じか、または、大きいが
その差が 100 MB 未満である場合には、スペアは故障したドライブが属するアレイのメンバになり、
グローバル ホット スペアとしてマークされなくなります。
グローバル ホット スペアのサイズの方が置き換えられるドライブのサイズより 100MB 以上大きい場
合、スペアは故障したドライブと置き換えられますが、グローバル ホット スペアのままです。グロー
バル ホット スペアの未使用部分は、将来において障害が発生した場合に使用することができます。
ご注意: グローバル ホットスペアの未使用部分は、単一ドライブの RAID 1 となることがあ るので、
使用しないことをお勧めします。
ドライブ ローミング
ドライブ ローミングによって、中断せずに RAID ボリュームをあるコントローラから別のコントローラに移
動することができます。各ドライブには固有の ID がありますが、ドライブ ローミングを可能にするよう
ジャンパを設定することで物理的に変更できます。
フォーマット
ドライブのほとんどは、セクタを再割り当てして、故障を修復することができます。
ドライブをフォーマットすると、故障したセクタの再割り当てが可能になり、RAID コントローラがそのド
ライブを使用できるようになります。詳細については、「ディスクのベリファイまたはフォーマット」を参