Users Guide
動) に設定することをお勧めします。
チャネル
チャネル設定により、このルーターのチャネルを設定することができます。無線チャネルは通信の送信が行われる場所であり、操作するチャネル番号は、規制ドメインに
より異なります。
注記: [ビーコン間隔]、[RTS しきい値]、[分断化しきい値]、[DTIM 間隔] を設定する場合、最初に [詳細オプション] を選択します。
ビーコン間隔
Dell ワイヤレス 2350 ブロードバンド ルーターの無線ビーコンからクライアント ステーションまでの時間量で、Kusec で表します (1 Kusec は 1,024 マイクロ秒)。値の
範囲は 1 ~ 65535 です。
RTS しきい値
パケットを送信する前に、Dell ワイヤレス 2350 ブロードバンド ルーターが RTS (送信リクエスト) を送信するパケット サイズです。
RTS (送信リクエスト) のメカニズムにより、表示されないノードの問題は防止されます。 表示されないノードは 2 つのステーションが同じアクセスポイント (AP) に
あっても互いの範囲外にある場合、つまり相手から「表示されない」場合に生じます。これら 2 つのステーションからのパケットは、AP に同時に到着すると衝突するこ
とがあります。表示されないノードとの衝突を防止するには、RTS メカニズムを有効にします。RTS メカニズムが有効になっていると、ステーションは最初にデータを
送信する AP に RTS を送信します。 次に、AP は CTS (送信可) と範囲内の全ステーションに応答し、その他のステーションには通知して送信データ用の帯域幅を予約
します。
RTS しきい値は、RTS を送信するデータ パケットのサイズを制御します。パケットが RTS しきい値を超えた場合のみ、デバイスはパケット送信前に RTS を送信しま
す。RTS しきい値の値を選択する場合は相殺効果を考慮する必要があります。値が小さいと RTS が頻繁に送信され、帯域幅を無駄に使用します。しかし、送信される
RTS パケットが多いと、システムはデータ衝突から速く回復できます。デフォルト値を使用するか、デフォルト値よりわずかに小さい値を使用することをお勧めしま
す。値の範囲は 1 ~ 2347 です。
分断化しきい値
分断化しきい値はバイト数で定義され、送信前にデータ パケットを分断するかどうか、さらに分断するデータ パケットのサイズを決定します。特定の分断化しきい値よ
り小さいデータ パケットは、分断化されません。分断化しきい値より大きいデータパケットは、小さいパケットに分断され、一度に全部ではなく一度に 1 つずつ送信さ
れます。このため分断化は、再送信の必要性を少なくして、ネットワーク全体のパフォーマンスを向上させます。分断化は、通常、ワイヤレスネットワークでのトラ
フィックが多い場合、またはネットワークが高度干渉環境で操作される場合に有効にします。利用可能範囲は 1 ~ 2346 です。デフォルト値を使用するか、デフォルト
値よりわずかに小さい値を使用することをお勧めします。
DTIM 間隔
DTIM (Delivery Traffic Indication Message) 間隔は、常にビーコン期間の倍数であり、ビーコンが TIM (トラフィック インジケータ マップ) を含む頻度を決定しま
す。TIM を使用して、スリープ状態のステーションにアラートを送信して、データ フレームを受信できるほど十分な時間アクティブ状態に保ちます。値の範囲は 1 ~
255 です。
CTS 保護モード
このオプションによりユーザは、「802.11b」AP もブロードキャストしている環境で「802.11g 」クライアントによる操作を有効、または無効にすることができます。
これを有効にすると、「802.11b」クライアントはこの環境でさらによく機能することができます。無効にした場合には、「802.11g」クライアントで最大スループット
を可能にします。
ワイヤレス リピーター
ワイヤレス リピーターを使用して、ワイヤレス ネットワークの受信範囲を増やしたり、リモート コンピュータに有線アクセスを可能にすることができます。ワイヤレス
リピーターをセットアップするには、2 台以上の Dell ワイヤレス 2350 ブロードバンド ルーターが必要です。ネットワークに接続しているアクセス ポイントは「ルート
AP」と呼ばれ、ルート AP の受信地域外のアクセス ポイントは「リピーター AP」と呼ばれます。
ワイヤレス リピーターをセットアップするには、すべての Dell ワイヤレス 2350 ブロードバンド ルーターのワイヤレス設定を同じにします。