user manual
第 1 章 概要
オペレーティング
システムのセキュリティ
1-7
Cisco Wireless LAN Solution 3.1 製品ガイド
OL-7955-01-J
• また、Cisco Wireless LAN Solution は、手動および自動による無効化を使用して、ネットワーク
サービスへのアクセスをブロックします。手動で無効化するときは、オペレータがクライアン
トの MAC アドレスを使用してアクセスをブロックします。自動による無効化は常にアクティ
ブであり、クライアントが一定の回数の認証を繰り返し試みて失敗すると、オペレーティング
システム ソフトウェアにより、オペレータが設定した時間だけネットワーク サービスへのア
クセスが自動的にブロックされます。この無効化を使用すると、Brute-Force ログイン アタック
を阻止できます。
これらとその他のセキュリティ機能は、業界標準の許可および認証方式を使用して、ビジネスクリ
ティカルな無線 LAN トラフィックに対する最高のセキュリティを実現します。
Cisco WLAN Solution の有線セキュリティ
従来のアクセス ポイント ベンダーの多くは、「オペレーティング システムのセキュリティ」の項
(P.1-6)で説明したような無線インターフェイスのセキュリティ対策に集中しています。ただし、
オペレーティング システムには、Cisco Wireless LAN Controller サービス インターフェイス、アク
セス ポイントに対する Cisco Wireless LAN Controller のセキュリティ、デバイス サービシング時と
クライアントのローミング時の Cisco Wireless LAN Controller 間通信のセキュリティを確保するた
めのセキュリティ機能が組み込まれています。
製造されるすべての Cisco Wireless LAN Controller と Cisco 1000 シリーズ Lightweight アクセス ポイ
ントには、固有の署名付き X.509 証明書が添付されます。この証明書は、デバイス間の IPSec トン
ネルの認証に使用されます。認証された IPSec トンネルにより、モビリティおよびデバイス サービ
シングでの安全な通信が保証されます。
また、Cisco Wireless LAN Controller と Cisco 1000 シリーズ Lightweight アクセス ポイントは、署名
付き証明書を使用して、ダウンロードしたコードを読み込む前に確認することで、ハッカーによっ
て Cisco Wireless LAN Controller や Cisco 1000 シリーズ Lightweight アクセス ポイントに悪意のある
コードがダウンロードされないようにしています。