user manual
第 1 章 概要
Cisco Wireless LAN Controller
1-32
Cisco Wireless LAN Solution 3.1 製品ガイド
OL-7955-01-J
サービス ポート インターフェイス
サービス ポート インターフェイスは、専用 Cisco Wireless LAN Controller サービス ポートを使用し
た通信を制御します。サービス ポートの詳細は、「サービス ポート」の項(P.1-31)を参照してく
ださい。
(注) サービス ポート インターフェイスは、専用のコントローラ サービス ポートにのみ割り当てること
ができます。
サービス ポート インターフェイスは、バーンドイン Cisco Wireless LAN Controller サービス ポート
MAC アドレスを使用し、さらに、次の項目について設定する必要があります。
• DHCP プロトコルがアクティブ化されているかどうか
• IP アドレスと IP ネットマスク
設定方法は、「サービス ポートの設定」の項(P.4-12)を参照してください。
Startup Wizard
工場出荷の新しいオペレーティング システム ソフトウェアをロードしたときや、工場出荷時のデ
フォルトにリセットした後で Cisco Wireless LAN Controller の電源を投入すると、起動スクリプトに
より Startup Wizard が実行され、初期設定を行うようプロンプトが表示されます。Startup Wizard で
は、次のことを行います。
• Cisco Wireless LAN Controller に 32 文字以下のシステム名が付いていることを確認します。
• 管理ユーザ名とパスワードを追加します(それぞれ 24 文字以下)。
• Cisco Wireless LAN Controller が、(直接的にまたは間接的に)サービス ポート を使用して、CLI、
Cisco WCS、または Web ユーザ インターフェイスと通信可能であることを確認します。これ
は、有効な IP 設定プロトコル(none または DHCP)を受け取ることで、また none の場合は、
IP アドレスとネットマスクを受け取ることで確認します。サービス ポートを使用しない場合、
IP アドレスおよびネットマスクは 0.0.0.0 と入力します。
• Cisco Wireless LAN Controller が管理インターフェイスでネットワーク(802.11 ディストリ
ビューション システム)と通信できることを確認します。これは、有効な固定 IP アドレス、
ネットマスク、デフォルトのルータ IP アドレス、VLAN 識別子、および物理ポート割り当てを
収集することで確認します。
• DHCP サーバの IP アドレスを入力するよう求めます。これは、クライアント、Cisco Wireless
LAN Controller 管理インターフェイス、およびオプションでサービス ポート インターフェイス
に IP アドレスを指定する際に使用されます。
• LWAPP 転送モードを問い合わせます。これについては、「レイヤ 2 およびレイヤ 3 の Lightweight
Access Point protocol(LWAPP
)動作」の項(P.1-8)を参照してください。
• 仮想ゲートウェイ IP アドレスを収集します。これは、任意の架空、未割り当てのゲートウェイ
IP アドレス(1.1.1.1 など)で、レイヤ 3 Security Manager と Mobility Manager で使用されます。
• ユーザがモビリティ グループ(RF グループ)名を入力できるようにします。
• 無線 LAN 1 802.11 SSID またはネットワーク名を収集します。
• クライアントが固定 IP アドレスを使用できるようにするかどうかを指定するよう求めます。
Yes に設定すると使い勝手は良くなりますが、セキュリティが低下します(セッションがハイ
ジャックされる可能性がある)。クライアントが自分自身の IP アドレスを指定できるので、
DHCP を使用できないデバイスに適した設定です。No に設定すると使い勝手は悪くなります
が、セキュリティが向上します。クライアントが IP アドレスの DHCP を指定する必要がある
ため、Windows XP デバイスに適した設定です。