user manual
第 1 章 概要
ピコ
セル機能
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Cisco Wireless LAN Solution 3.1 製品ガイド
OL-7955-01-J
ピコ セル機能
ピコ セル機能には、オペレーティング システムの最適化が含まれています。この機能は次のよう
にサポートされます。
• Cisco WCS Pico Cell Mode パラメータで オペレーティング システム パラメータを再設定し、ピ
コ セル展開で オペレーティング システム が効率的に機能するようにします。オペレータがピ
コ セル ネットワークを展開しているときは、オペレーティング システム では、config database
size 2048 CLI コマンドを使用して、割り当てメモリを 512MB から 2048MB に増やす必要があ
ります。
• 複数のモビリティ ドメインが存在する場合は、そのドメイン間でクライアントを移動できま
す。
• WPA2 VFF 拡張が追加されているため、アソシエートするたびにキーを再生成する必要はあり
ません。これにより、既存の PTK と GTK の再使用が可能です。
• WPA2 PMK キャッシングと VFF では、認証段階の前にコンテキスト転送の一部として PMK
キャッシュが転送されます。これにより、Cisco Wireless LAN Controller 内と Cisco Wireless LAN
Controller 間での双方のローミング イベントに対して機能する、迅速なハンドオフが可能とな
ります。
• ビーコン / プローブ応答によって、Cisco 1000 シリーズ Lightweight アクセス ポイントが、接続
先となる Cisco Wireless LAN Controller を指定できるため、必要な場合にのみ再許可イベントが
発生するようになり、その結果、Cisco Wireless LAN Controller 間のハンドオフが最小限に抑え
られて、CPU 使用率が低下します。
• ピコ セルに対する Cisco 1000 シリーズ Lightweight アクセス
ポイントの感度を変更できます。
• Cisco 1000 シリーズ Lightweight アクセス ポイント フォールバック動作を制御して、ピコ セル
使用を最適化することができます。
• 方向性アンテナのヒート マップをサポートします。
• ブラックリストに載っているイベントに対して特別の制御を行うことができます。
• Cisco 1000 シリーズ Lightweight アクセス ポイントの CLI を使用して、基本の LWAPP 設定を作
成して表示することができます。