user manual
第 1 章 概要
動的周波数選択
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Cisco Wireless LAN Solution 3.1 製品ガイド
OL-7955-01-J
動的周波数選択
Cisco Wireless LAN Solution は、無線デバイスがレーダー信号を検出して干渉しないようにする
Dynamic Frequency Selection(DFS; 動的周波数選択)の使用を必須とする欧州とシンガポールの規
制に準拠しています。
5GHz の無線を使用する Lightweight アクセス ポイントが表 1-1 に示す 15 チャネルのいずれかで動
作している場合、アクセス ポイントがアソシエートするコントローラは、自動的に DFS を使用し
て動作周波数を設定します。
DFS 対応の 5GHz 無線用のチャネルを手動で選択した場合、コントローラはそのチャネルでのレー
ダー アクティビティを 60 秒間チェックします。レーダー アクティビティが検出されない場合、ア
クセス ポイントは選択されたチャネル上で動作します。選択されたチャネルでレーダー アクティ
ビティが検出された場合、コントローラは自動的に別のチャネルを選択し、30 分後にアクセス ポ
イントは選択されたチャネルを再試行します。
(注) Rogue Location Detection Protocol(RLDP; 不正ロケーション検出プロトコル)は、表 1-1 に示すチャ
ネルではサポートされていません。
(注) 一部の 5GHz チャネルの有効な最大送信電力は、他のチャネルよりも大きくなります。電力が制限
されている 5GHz チャネルをランダムに選択した場合、コントローラはそのチャネルの電力制限に
合うように送信電力を下げます。
DFS の使用時、コントローラはレーダー信号の動作周波数を監視します。チャネルでレーダー信号
が検出された場合、コントローラは次の手順を実行します。
• アクセス ポイント チャネルを、レーダー アクティビティが見られないチャネルに変更します。
コントローラは、ランダムにチャネルを選択します。
• 選択されたチャネルが表 1-1 に示したチャネルのいずれかである場合、新しいチャネルでレー
ダー信号を 60 秒間スキャンします。新しいチャネルでレーダー信号が検出されない場合、コ
ントローラはクライアントのアソシエーションを承認します。
• レーダー アクティビティが見られたチャネルをレーダー チャネルとして記録し、そのチャネ
ルでのアクティビティを 30 秒間回避します。
• トラップを生成し、ネットワーク マネージャに警告します。
表 1-1 DFS が自動的に有効にされる 5GHz チャネル
52(5260MHz) 104(5520MHz) 124(5620MHz)
56(5280MHz) 108(5540MHz) 128(5640MHz)
60(5300MHz) 112(5560MHz) 132(5660MHz)
64(5320MHz) 116(5580MHz) 136(5680MHz)
100(5500MHz) 120(5600MHz) 140(5700MHz)