CC-HB1OO 心拍数計測機能付サイクロコンピュータ 取扱説明書
はじめに このたびはCATEYE CC-HB100をお買上げいただき、 ありがとうございます。本 器は通常のサイクロコンピュータの機能に加え、 チェストベルト心拍センサーで走 行中の心拍数をモニターしながら、安全で科学的なトレーニングを実践していた だくために作られたサイクロコンピュータです。自転車での使用を主目的とし、身 体に装着した心拍センサーの信号送受信にダブルパルス方式を採用することで、 衝撃や外部ノイズによる干渉を受けにくく、実使用においてストレスのない計測を 実現しています。 また自転車から外して心拍計としてもお使い頂け、次のような特 長を持ちます。 心拍数計測の機能 ・ チェストベルト心拍センサー装着時に、 リアルタイムで心拍数を計測します。 ・ 上限/下限心拍数が設定でき、 アラーム機能によりその数値から外れたと きにアラームマークの点滅で知らせます。心拍数のターゲットゾーントレー ニングが行なえます。 ・ 走行時間と連動し、走行中の平均心拍数が計測できます。 ・ 走行中の心拍数計測値から推定される、消費カロリーを計算し、積算値で表 示します。 サイクロコンピュータの機能 走行速度、最高速度、
目次 各部の名称と部品 ------------------------------------------------------------------------------------- 4 正しくご使用いただくために (必ずお読みください)---------------------------------------------- 5 ボタンの働き ------------------------------------------------------------------------------------------- 6 サイクロコンピュータの使い方 1. メインユニットの準備 --------------------------------------------------------------------- 7 2. 自転車への取付け ------------------------------------------------------------------------ 8 3.
各部の名称と部品 メインユニット A ディスプレー 1. 心拍ディスプレー 2. 速度ディスプレー 3. サブディスプレー 4. 心拍信号マーク 5. 上限/下限アラームマーク 6. モードマーク 7. 速度単位 8. 速度信号マーク 9.
正しくご使用いただくために(必ずお読みください) 本器を安全に、末永くお使いいただくために次の点を守ってご使用ください。 注意: ・ ペースメーカーをご使用の方は絶対にご使用にならないでください。 ・ 飛行機内でのご使用はお避けください。 ・ 走行中はデータに気を取られないで、安全走行を心掛けましょう。 チェストベルト心拍センサー ・ 次のような強い電磁波を発するものの近くや場所では干渉を受け、正しく計測できません。 1. テレビ、 ラジオ、モーター等の近くや、自動車、鉄道車両内。 2. 踏切や線路沿い、テレビの送信所、 レーダー基地等。 ・ メインユニットから半径1.
ボタンの働き ●左ボタン(モードボタン) サブディスプレーの表示データを図2の順序で切り替えます。 さらに押し続ける (4秒以上) と、心拍ディスプ * 約2秒押し続けると、 表示に変わります。 レーの心拍数が平均心拍数APに変わります。 (心拍ディスプレーが平均心拍数APの時 は心拍数表示に戻ります) 図1 ●右ボタン(スタート/ストップボタン) ・ 走行距離 (D) 、走行時間 (T) 、平均速度 (A) 、平均心拍数 (AP) 、消費カロリー (CAL) の計 測をスタートまたはストップします。ボタンを押す毎に計測をスタート、 ストップし、計測中は 速度単位が点滅します。 マークが表示している時、 このボタンは機能しません。 (オートモード機能:9ページ参 * 照) ●左ボタン サブディスプレー 長押し 2秒 図2 心拍ディスプレー T --------D --------A --------O --------M -------CAL --------------HR -----AP ------ 6 4秒 走行時間 走行距離 平均速度 積算距離 最高速度 消費カロリー 時計 心拍数
サイクロコンピュータの使い方 1. メインユニットの準備 ○使用する前に次の準備が必要です。 図3 -1. まずタイヤ周長を求めてください 自転車のタイヤ周長を実測して求めます (図3) 。 タイヤ接地面にペンキ等で印を付けて転が し、路面についた印の間隔を測って求めてください。簡易的にタイヤ周長ガイド (19ページ参 照) で自転車のタイヤサイズから周長mm(L)を知ることもできます。 -2. 速度単位をセットします ACボタンを押すと画面は一旦全点灯し、 (図4) のように"km/h"が点灯します。右ボタンを押 すと"km/h"と"mile/h"が切り替わります。希望の速度単位を選び、SETボタンを押し設定しま す。 図4 図5 図6 -3.
マグネット センサーバンドB ゴムパッド スポーク センサーバンドA 図7 図8 前ホーク センサーバ ンド セン サ ー 指示線 マグネットの 中心 速度センサー 図11 図10 コード コ ード 止 め テープ 図13 8 図14 2. 自転車への取付 ・ マグネットを前輪右側のスポークを挟んで取付けます。 この 時スポークを(図7)のように通して取付けます。 ・ 右側前ホークに次の手順でセンサーバンドABを使い、速 度センサーを取付けます。センサーバンドAは速度セン サー取付位置のホークの直径 (24φまではS、 それ以上は 平行 L) により選択します。 1. (図8)のようにセンサーバンドAの穴にセンサーバンドB 図9 の先端を差し込み、 ゴムパッドをセンサーバンドAに添 わせます。ホークにはめたときに、 ネジ締め部がほぼ平 マグネット 行になるように長さを調整します。 (図9) 速度センサー *センサーバンドA、Bは強く引っ張ると抜くことができ ます。 2. ホークに長さ調整したセンサーバンドをはめ、速度セン サーと共にネジで仮止めします。 (図10) 3.
レバー スライド 前 図15 ●メインユニットの装着 メインユニットはブラケット前方より、 スライドしてはめ込みます。 カチッと音がするまで確実に 差し込みます。接点は自動的に接続します。外す時はブラケットのレバーを押しながら、前方 に引き抜きます。 (図15) ●テスト メインユニットをブラケットに装着します。前輪を浮かせてタイヤを回し、 マークが点滅す るか確認します。点滅しない時は、マグネットと速度センサーの位置をチェックし、調整をやり 直します。 以上で取付けは完了し使用できます。 3.
心拍数計測機能の使い方 心拍数計測機能は胸部にチェストベルト心拍センサーを装着したときに計測でき ます。 ただ単に心拍数を計測するだけでなく、上限/下限心拍数を入力すること チェストベルト心拍センサー で、 ターゲットゾーンを設定したトレーニングを実践できます。 メインユニット 図18 1. チェストベルト心拍センサーとは チェストベルト心拍センサーは病院で使われる心電計の理論を応用し簡素化、小 型化したものです。心電計では数個の電極を身体に貼り付け、 その電位差により 心電計測を行ないますが、 チェストベルト心拍センサーはベルトに内蔵された2個 の電極を身体に当てることで電位差を感知し、 その信号をトランスミッターでメイ ンユニットへ送信し、表示することで、 より簡単に心拍数を計測できるようにした ものです。 (図18) * メインユニット受信可能距離: 約80 cm 装着ベルト 2.
図22 注意:冬場皮膚が乾燥しているときには、直接肌に装着した場合でも計測ミスを起こす 事があります。 このようなときも電極部分を濡らします。 3. トランスミッターが胸の中心 (アンダーバスト部) になるよう、ベルト全体をずらし調節し ます。 (図22) 4. メインユニットの節電機能が働いていないか確認します。 もし節電機能が働いていると きは左右どちらかのボタンを押します。 もしうま 5. メインユニットを身体の前にしたとき、 マークが点滅し、心拍数を表示します。 く計測できないときは、心拍センサーの装着位置を確認し、電極ベルトの電極部分を湿 らせてもう一度トライしてください。 * メインユニットでオートモードがオンのときは自転車に装着して走行しないと、平均心拍 数は計測できません。 トランスミッター 4.
O 積算距離 電池がなくなるまで積算し続けます。10000 km [mile]で桁が変わります。 リセットできません。 0.0∼99999 km(mile) M 最高速度 瞬間最高速度を表示します。 リセット操作でゼロに戻ります。 0.0(4.0)∼105.9 km/h [0.0(3.0)∼65.9 mile/h] A 平均速度 計測開始から現時点までの平均速度を表示します。 リセット操作でゼロに戻ります。27時間46 分39秒か999.99km [mile]をこえると(.E)を表示し、計測できません。 0.0∼105.9 km/h [0.0∼65.9 mile/h] D 走行距離 計測開始から現時点までの走行距離を表示します。 リセット操作でゼロに戻ります。 0.00∼999.
HR 心拍数 心拍センサーを装着したときに、走行中の心拍数をリアルタイムで表示します。 0(30)∼199 bpm 200 bpmを越えた場合は100の位が表示されません。 AP 平均心拍数 心拍センサーを装着したときに、計測開始から現時点までの平均心拍数を表示します。 リセッ ト操作でゼロに戻ります。 0∼199 bpm 心拍数管理によるトレーニング 図25 心拍数(拍/分) 80% 70% 最大心 拍数( 204− 0.69× 年令) 1.
2. 選手のためのトレーニング 出来るだけ実際のあなたの安静心拍数、最大心拍数を求めて所要の運動レベルに応じた目 標心拍数の範囲 (ターゲットゾーン) を決め、 トレーニングを行ないます。 A 長期持久力向上のためのトレーニング 数日間にわたってのレース等、持久力向上トレーニング 運動レベル 60∼70% 有酸素運動 B 2 時間程度の持久力の向上のためのトレーニング 運動レベル 70%∼80% 有酸素運動 C 40 秒程度持続出来るフルパワー向上のトレーニング 運動レベル 85%以上 無酸素運動 D 数秒間持続できる瞬発力の向上のためのトレーニング 運動レベル 95%以上 無酸素運動 ・運動レベル (%) = 目標心拍数−安静心拍数 最大心拍数−安静心拍数 ・目標心拍数= (最大心拍数−安静心拍数)x x100 運動レベル(%) +安静心拍数 100 ・安静心拍数の求め方 例えば朝目覚めたときの心拍数のように、安静状態にあるときのあなたの心拍数を求めます。 ・最大心拍数の求め方 求める方法は色々ありますが、標準値として 「220−年令」 または 「204−0.
速度表示がでないとき、 まずメインユニット裏面の2つの接点を金属片で数回ショートさせま す。速度表示がでた場合は、 メインユニットは正常で他に原因があります。 心拍数の計測値がおかしいときは、周りに計測を妨害するものがないかまず確認してください。 トラブル/チェック項目/対策 表示の動きが鈍くなる。 低温 (0℃以下) になっていませんか? 温度が上がれば元に戻ります。データに影響はありません。 全く表示がでない。 電池が消耗していませんか? 新しい電池(CR2032)と交換します。 (交換後は必ずACボタンを押し再設定します) 異常な表示がでる。 ACボタンを押し、再設定をします。 走行速度表示がでない。 本体あるいはブラケットの接点に何か付いていませんか? 接点を拭きます。 速度センサーとマグネットの距離が離れすぎていませんか? 速度センサーとマグネットの指示線がずれていませんか? 速度センサーとマグネットの位置を調整します。 走行速度表示がでない。 コードが断線していませんか? センサーコードセットを新しい物と交換します。 降雨時、走行中にスピードを表示しなくなる。 ブラケットの接点の水分とゴミを良くふ
心拍センサーの装着がゆるすぎませんか? ベルトの電極部分が身体に密着するように装着します。 皮膚が乾燥していませんか? (特に冬場) 心拍センサー電極ベルトの電極部分を少し濡らします。 心拍センサーの電池が消耗していませんか? 新しい電池と交換します。 電極ベルトが長期間の使用で劣化損傷していませんか? 新しい電極ベルトと交換します。 心拍数表示が0になったり計測されたりする。 心拍センサーの装着位置は正しいですか? 装着の手順に従い、正しい位置に装着します。 メインユニットから体を遠ざけると0になり、近付けると計測しませんか? この場合は電池が消耗しています。新しい電池と交換します。 電池の交換 バッテリーカバー CR2032 購入時にはモニター用電池が装着済みです。電池の寿命がきたら次の手順で交換します。 注意:取り出した電池は幼児の手の届かないところに置き、正しく処理してください。万一飲み 込んだ時はすぐに医者と相談してください。 1.
1. トランスミッター裏面のネジ8本を外し、上ブタを開けます。 (図27) 2. 新しい電池 (CR2032)を+側が見えるように入れ、上ブタにパッキングをはめてから下ボ ディに被せ、 ネジでしっかり締め付けます。 注意:パッキングが正しくはまっていないと防水能力が極端に低下します。 電極ベルトの交換 電極ベルト 上ブタ パッキング 長期間の使用で電極ベルトは劣化します。計測ミスを起こすときは次の手順で電極ベルトを 交換してください。 1. トランスミッター裏面のネジ8本を外し、上ブタを開けます。 (図28) 2. トランスミッターの左右にはまっている電極ベルトを上方へ抜いて外します。 3. 新しい電極ベルトを、電極部分を下向きにしてトランスミッターにはめ込みます。 4.
製品仕様 表示機能 走行速度 マーク S 積算距離 最高速度 O M 平均速度 走行距離 走行時間 12時間時計 平均心拍数 心拍数 A D T AP HR 消費カロリー CAL 制御方式 表示方式 速度信号検知方式 心拍信号送受信方式 使用温度範囲 保存温度範囲 タイヤ周長セット範囲 センサーコード長さ 上限脈拍数セット範囲 下限脈拍数セット範囲 電源/電源寿命 寸法/重量 範囲 標準精度 0.0(4.0)∼105.9 km/h(27インチの時) ±0.5 km/h(50km/h以下) [0.0(3.0)∼65.9 mile/h] 0.0∼99999 km [mile] ±0.1 km [mile] 0.0(4.0)∼105.9 km/h(27インチの時) ±0.5 km/h [0.0(3.0)∼65.9 mile/h] 0.0∼105.9 km/h [65.9 mile/h] ±0.3 km/h [mile/h] 0.00∼999.99 km [mile] ±0.01 km [mile] 0:00'00"∼9:59'59" ±0.003 % 0:00'∼11:59' ±0.
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ *タイヤサイズは通常タイヤの側面に記載されています。 タイヤサイズ 16 x 1-3/8 20 x 1.75 24 x 1 24 x 3/4 Tubular 24 x 1-1/8 Tubular 24 x 1-1/4 24 x 1.75 24 x 2.00 24 x 2.
販売店: 製造/販売元: 〒546-0041 大阪市東住吉区桑津2 - 8 - 2 5 TEL: 06-6719-6863 FAX: 06-6719-6033 Copyright© JUL. 1994 CAT EYE Co., Ltd. CCMJHB1-981119 Printed in Japan U.S. Pat. Nos. 4633216/4636769/4642606/5236759/5226340 and Design Patented.