CycloComputer User's Manual
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J
○リセット操作
上下のボタン(S/SとMODE)を同時に押すとリセット操作になります。この操作を行なうとき の 表 示 モード によって、リセ ットさ れる項 目
が違います。
走行距離/走行時間/平均速度/最高速度のリセット
高度計測以外の時、上下のボタンを同時に押すと走行距離(D)、走行時間(T)、平均速度(A)、最高速度(M)をゼロに戻します。
登坂高度のリセット
サブモードの登坂高度/累積高度を表示した状態で上下のボタンを同時に押すと、登坂高度(
)をゼロに 戻します。
海抜高度(標高)補正のリセット
メイン モードの海抜高度(
)を表示した状態で、上下のボタンを同時に押すと、海抜高度( )補正値をゼロに戻し、初期設定の
国際標準大気(ISO 2533)の値に戻します。
高度計測機能の使い方
1. 高度計測機能とは
本器は圧力センサーを内蔵し、大気圧を測定して高度を計測します。国際民間航空機構
(ICAO)が定める国際標準大気を元に作られた、ISO 2533 (Standard atmosphere)の高度
と気圧の関係を使って高度を推定します。通常圧力センサーは温度により大きな誤差を生じま
すが、本器では20秒ごとに温度補正を加え分解能1mの計測を実現しています。また、海抜高
度(標高)計測において走行中以外は気圧の変化を高度計測に反映しないモードを備え、大気
圧の変化で起こる同じ場所で海抜高度(標高)が変わるというようなことが起きにくい設計で
す。本器の高度計測は、海抜高度(標高)と登坂 高度(現地点までの登った高さ)/累積高度
( 今までに 登った高さのトータル )の3つを同時に計測できます。
室内から戸外へ出たときや節電機能解除時などに、一時的に高度表示が変化する場合
があります 。これは温度変化によるもので故障ではありません。しばらくすると正しい 値に戻ります 。
高度と気圧の関係
海抜高度が高くなるに従い、気圧は低くなります。海抜高度が500m以下の所では100mにつき約12hPaづつ変化します。(表1)
天候と高度に関するミニ知識
快晴で天気のよい状態から、雨・曇りなどの天気の悪い状態に変わったときの気圧の変化は、高度で言うと約100mの上昇に相当し
ます。雷 雨が 来た際などはもっと大きな変 化に相 当します。また、たとえ天候がずっと快晴で安定していても、日の出から日没にかけ
ての空気温度の変化により約30mの高度変化に相当する気圧の変化が起こります。
高度と気圧の関係
ISO 2533より抜粋(表1)
海抜高度 気圧 海抜高度 気圧
4500 m 577 hPa 600 m 943 hPa
4000 m 616 hPa 500 m 955 hPa
3500 m 658 hPa 400 m 966 hPa
3000 m 701 hPa 300 m 978 hPa
2500 m 749 hPa 200 m 989 hPa
2000 m 795 hPa 100 m 1001 hPa
1500 m 845 hPa 0 m 1013 hPa
1000 m 899 hPa ミ100 m 1025 hPa
900 m 910 hPa ミ200 m 1038 hPa
800 m 921 hPa ミ300 m 1050 hPa
700 m 932 hPa










