取 CC-AT100 WITH ALTIMETER FUNCTION 扱 説 明 書
はじめに このたびはCATEYE CC-AT100をお買上げいただき、 ありがとうございます。本器は通常の サイクロコンピュータの機能に加え、圧力センサーで気圧の変化を検出し、高度や気温を計 測するサイクロコンピュータです。MTB等における山岳走行時の海抜高度 (標高) や、登坂高 度などを計測でき、最大分解能として1mの計測を実現します。 またナイトランで威力を発揮す るバックライトを搭載します。自転車から外して登山時などの高度計としてもお使い頂け、次 のような特長を持ちます。 高度計測の機能 ・ 温度補正機能により、1mの分解能で海抜高度 (標高) /登坂高度/累積高度を計測で きます。 ・ 気温を計測できます。 ・ 登坂高度だけのリセットが可能です。 ・ 2通りの高度計測モードにより、用途に合わせた使い方が選択できます。 ・ オプション部品で自転車以外の用途に対応します。 J サイクロコンピュータの機能 ・ 走行速度、最高速度、平均速度、積算距離、走行距離、走行時間、時刻の計測とオートス タート/ストップ機能 ・ 最高速度、平均速度、走行距離、走行時間だけのリセットが可能です。 メインユニットの
目次 各部の名称と部品 ------------------------------------------------------------------------------------ 76 正しくご使用いただくために (必ずお読みください)--------------------------------------------- 77 セットアップ 1. 電池の入れ方 ---------------------------------------------------------------------------------- 78 2. メインユニットのセット ------------------------------------------------------------------------ 78 ボタンの働き ------------------------------------------------------------------------------------------ 80 高度計測機能の使い方 1.
各部の名称と部品 メインユニット J A ディスプレー 1 メインディスプレー 2 サブディスプレー 3 自転車マーク 4 高度マーク 5 モードマーク 6 速度単位 7 気温単位 8 オートモードマーク B スタート/ストップ (S/S) ボタン C モード (MODE) ボタン D ライト (LIGHT) ボタン E セット (SET) ボタン F ACボタン G バッテリーカバー H 接点 I 高度センサーキャップ/フィルター 付属品 J K L M N O 4 ブラケット コード 速度センサー/センサーホルスター センサーバンドA (L)(S) センサーバンドB センサーネジ P Q R S T マグネット センサー用ゴムパッド ブラケット用ゴムパッド (2枚) コード止めテープ リチウム電池CR2032
正しくご使用いただくために(必ずお読みください) 本器を安全に、末永くお使いいただくために次の点を守ってご使用ください。 警 告 ・ 走行中はデータに気を取られないで、安全走行を心掛けましょう。 ・ 本器による高度計測値はあくまでも目安としてお使いいただくもので、専門的な計測器としては使用しないでください。 ・ メインユニットは分解しないでください。復元できません。 ・ メインユニットには繊細な部品が内蔵されています。通常の使用状態以外の過激な衝撃は故障につながります。 また故 意に水圧をかけることも禁物です。 注 意 ・ メインユニットは雨中走行に耐えるよう完全防水ですが、水中で使用するようには設計されていません。 ・ 炎天下の放置は避けてください。 ・ 温度センサーはメインユニット内にありますので、 直射日光でメインユニットが加熱された場合等正しい気温を表示しません。 ・ 天候は刻々と変化しますが、 これは気圧が常に一定でなく変化していることによるものです。高度計測の元となる気圧が 変動しますので、 いつも同じ場所で同じ海抜高度になるとは限りません。 ・ 海抜高度の補正は走行ごとに行なってください。
セットアップ はめる 外す バッテリーカバー CR2032 1. 電池の入れ方 1. メインユニット裏面のバッテリーカバーをコイン等で外します。 (図1) 2. リチウム電池 (CR2032)を1個使用します。図のように+側が見えるように入れ、バッテリー カバーをしっかり締めます。 3. ACボタンを押してから、 「2.メインユニットのセット」 に従い、速度単位/温度単位と時刻 の設定を行なってください。 ●電池の交換 電池の寿命がきたら下記の注意事項を守って交換してください。 取り出した電池は幼児の手の届かないところに置き、正しく処理してください。万一飲 み込んだ時はすぐに医者と相談してください。 図1 参考電池寿命: 約1年 (高度計測を1日当たり1時間行なった場合) ライトボタンを押すと表示が消えたり、頻繁に海抜高度が異常な値を示す場合は電池 の寿命です。早めに交換してください。 J 電池交換する前に、必ずメインユニットを5分以上放置して節電機能を働かせ、最新 のデータを記憶させてください。 (85ページ:節電機能参照) 2.
図3 -2. 速度単位をセットします ACボタンを押すと画面は一旦全点灯し、 (図3) のように"km/h"が点灯します。S/Sボタンを押す と"km/h"と"mile/h"が切り替わります。希望の速度単位を選び、SETボタンを押し設定します。 "km/h"を選ぶと"m"、"mile/h"を選ぶと"feet"の高度単位になります。 -3. 気温単位をセットします 速度単位を設定すると (図4) のように“°C”が点灯します。S/Sボタンを押すと”°C”と”°F”が切り替 わります。希望の気温単位を選び、SETボタンを押し設定します。 図4 図5 -4. タイヤ周長をセットします あらかじめ"203 cm" (MTBタイヤ26 x 1.50の標準的周長) がセットされています (図5) 。203 cm の周長をそのままで用いるときは、SETボタンを押します。周長203 cmが設定されます。変更し たい時は、 タイヤ周長が点滅している状態でS/Sボタンを押すと数字が+します。MODEボタン を押すと−します。ボタンは押し続けると早送りします。-1.
ボタンの働き 下部ボタン(MODE ボタン) ・ メインモードを図9の順序で切り替えます。 メインモードの時、 メインディスプレーは走行速 度を表示します。 メインモードはそれぞれサブモードを持ちます。 ・ サブモードを表示するにはこのボタンを押し続けます。 (図9) サブモードからメインモード へ戻るときはこのボタンを普通に押します。サブモードからモードを変えるには一旦メイン モードに戻します。 上部ボタン(S/S ボタン) ・ 走行距離 (D) 、走行時間 (T) 、平均速度 (A) の計測をスタートまたはストップします。ボタン を押す毎に計測をスタート、 ストップし、計測中は速度単位または温度単位が点滅します。 ●MODEボタンによる表示の動き * マークが点灯していると、 このボタンは働きません。 (オートモード機能:84ページ参照) メインモード サブモード 図8 走行速度 海抜高度 ライトボタン(LIGHT 右側面) 登坂高度 ・ このボタンを押すとディスプレーが約3秒間発光します。 x1000 累積高度 セットボタン(SET 左側面) J 走行速度 T 走行時間 走行速度 走行
○リセット操作 上下のボタン (S/SとMODE) を同時に押すとリセット操作になります。 この操作を行なうときの表示モードによって、 リセットされる項目 が違います。 走行距離/走行時間/平均速度/最高速度のリセット 高度計測以外の時、上下のボタンを同時に押すと走行距離(D) 、走行時間 (T) 、平均速度 (A) 、最高速度 (M) をゼロに戻します。 登坂高度のリセット サブモードの登坂高度/累積高度を表示した状態で上下のボタンを同時に押すと、登坂高度 ( ) をゼロに戻します。 海抜高度(標高)補正のリセット メインモードの海抜高度 ( ) を表示した状態で、上下のボタンを同時に押すと、海抜高度 ( ) 補正値をゼロに戻し、初期設定の 国際標準大気(ISO 2533)の値に戻します。 高度計測機能の使い方 高度と気圧の関係 1.
2.
図13 海抜高度(標高)補正の仕方 MODEボタンを操作してメインモードの海抜高度 を表示します。速度が0の状態で、SETボタ ンを押すと海抜高度補正モードになります。 (図13) S/Sボタンを押すと+し、MODEボタンを押す と−します。ボタンを押し続けると早送りします。 その地点の海抜高度に数字を合わせます。補正 が終わったらSETボタンを押します。 サイクロコンピュータの使い方 センサーバンドB 1. 自転車への取付 ・ マグネットを前輪右側のスポークを挟んで取付けます。 この 時スポークを(図14)のように通して取付けます。 マグネット ・ 右側前ホークに次の手順でセンサーバンドAとBを使い、速 ゴムパッド スポーク 度センサーをセンサーホルスターと共に取付けます。セン 平行 サーバンドAは速度センサー取付位置のホークの直径 (24 センサーバンドA φまではS、 それ以上はL) により選択します。 図14 図16 図15 1.
ブラケット ブラケット コード ゴムパッド メインユニットの装着 メインユニットはブラケット前方より、スライドしてはめ込みます。 カ チッと音がするまで確実に差し込みます。接点は自動的に接続しま す。外す時はブラケットのレバーを押しながら、前方に引き抜きます。 (図22) コード止めテープ 速度センサー 図20 図21 スライド レバー J スポークとホークの間隔が狭いとき、 センサーホルス ターを外して取付ることもできます。 ・ コード止めテープで (図20) のようにコードを固定します。 アウター ケーブルに巻き付けて、ハンドルまで配線します。 コードの長さを この段階で調整します。ハンドルを回したときに、 コードが引っ張 られないよう注意します。 ・ ブラケットにゴムパッドをはめ、ハンドルステムの近くに取付けま す。 (図21) 前 テスト メインユニットをブラケットに装着します。前輪を浮かせてタイヤを回 し、速度が計測されるか確認します。計測しない時は、 マグネットと速 度センサーの位置をチェックし、調整をやり直します。 図22 2.
オートモードのセット、解除のしかた MODEボタンを操作してメインモードのT, DまたはA表示にします。S/Sボタンでストップ状態 にしSETボタンを押すと、 マークが点灯しオートモードになります。SETボタンをもう一度押 すと、 マークが消え解除します。 4. 節電機能 図24 約5分間、無信号状態が続くと電源がカットされ、(図24)のように表示だけのスリープ状態に なります。車輪が回転して速度信号が入るか、上下のボタンのどちらかを1秒以上押すと節電 機能は解除され通常表示に戻ります。 * マークが点灯しているときは走行を始めると自動的に解除されます。 節電機能が働いているとき、登坂高度のデータは更新しません。 節電機能が働くとき、 その時点の積算距離、累積高度、 タイヤ周長を記憶します。 計測と表示の機能 S 走行速度 メインディスプレーに表示し、1秒毎に更新します。 0.0(2.6)∼105.9 km/h [0.0(1.6)∼62.
A 平均速度(メインモード) 計測開始から現時点までの平均速度をサブディスプレーに表示します。 リセット操作でゼロに戻ります。走行時間で約34時間か走行距離で2684.3km [mile]をこえ ると(E)を表示し、計測できません。 0.0∼105.9 km/h [0.0∼62.9 mile/h] D 走行距離(メインモード) 計測開始から現時点までの走行距離をサブディスプレーに表示します。 リセット操作でゼロに戻ります。 0.0∼2684.
M 最高速度(サブモード) 瞬間最高速度をサブディスプレーに表示します。 リセット操作でゼロに戻ります。 0.0(2.6)∼105.9 km/h [0.0(1.6)∼62.9 mile/h] °C/°F 気温(サブモード) 現在の気温を20秒ごとに計測し、 メインディスプレーに表示します。 このときサブディスプレー は積算距離になります。 0∼50 。C [32∼122。F] O 積算距離(サブモード) サブディスプレーに表示し積算し続けます。10000 km [mile]で桁が変わります。 リセットできません。 このときメインディスプレーは気温になります。 0.
J 16 異常な表示がでる。 静電気により異常な表示がでることがあります。 ACボタンを押し、速度単位と時刻を再設定します。 走行速度表示がでない。 本体あるいはブラケットの接点に何か付いていませんか? 接点を拭きます。 速度センサーとマグネットの距離が離れすぎていませんか? 速度センサーとマグネットの指示線がずれていませんか? 速度センサーとマグネットの位置を調整します。 コードが断線していませんか? センサーコードセットを新しい物と交換します。 降雨時、走行中にスピードを表示しなくなる。 ブラケットの接点の水分とゴミを良くふき取り、撥水剤 (シリコングリス) を塗布して ください。 撥水剤はホームセンターなどで手に入るシリコングリスをご使用ください。一般の 機械用グリスはブラケットが破損する恐れがありますので使わないでください。 S/Sボタンを押しても計測をスタート、 ストップしない。 マークが点灯していませんか? オートモードの時はS/Sボタンは働きません。 自転車から外して使うときに高度が変化しない。 自転車マークが点灯していませんか? 自転車マークを消灯させ、常時計測モードでお使いください。 高
日常の手入れ 高度センサーキャップ 外す 高度センサーキャップが泥等で塞がると高度計測ができなくなります。悪路や雨中走行の後 は点検し、次の手順で手入れしてください。 (図26) 1. 高度センサーキャップを反時計回りにドライバーで回転させ外します。 2. 内部からフィルターを注意して取り出し、 センサーキャップと共に水で洗浄します。 3.
製品仕様 表示機能 走行速度 マーク S 積算距離 最高速度 O M 平均速度 A 走行距離 走行時間 D T 12時間時計 気温 0:00'∼11:59' °C/°F 海抜高度(標高) ○特殊なボタン操作 メインユニットテスト用とし てS/S/MODE/SETの3 個のボタンを同時に押す と、20秒以内に節電モード になり、蓄積した積算距離、 累積高度のデータをゼロに 戻します。誤って操作しない ようご注意ください。 ±0.003 % 0∼50 °C [32∼122 °F] –350∼5800 m [–1050∼17400 feet] 登坂高度 累積高度 制御方式 表示方式 速度信号検知方式 使用温度範囲 保存温度範囲 タイヤ周長セット範囲 電源/電池寿命 範囲 標準精度 0.0(2.6)∼105.9 km/h(27インチの時) ±0.5 km/h(50km/h以下) [0.0(1.6)∼62.9 mile/h] 0.0∼42949 km [mile] ±0.1 km [mile] 0.0(2.6)∼105.9 km/h(27インチの時) ±0.5 km/h [0.0(1.
タイヤ周長ガイド タイヤサイズ 16 x 1-3/8 20 x 1.75 24 x 1 24 x 3/4 Tubular 24 x 1-1/8 Tubular 24 x 1-1/4 24 x 1.75 24 x 2.00 24 x 2.125 26 x 1(559mm) 26 x 1(650c) L(cm) 128 150 175 178 179 191 189 192 196 191 195 タイヤサイズ 26 x 1.25 26 x 1-1/8 Tubular 26 x 1-3/8 26 x 1-1/2 26 x 1.40 26 x 1.50 26 x 1.75 26 x 1.95 26 x 2.00 26 x 2.1 26 x 2.125 L(cm) 195 197 207 210 200 199 203 205 206 207 207 *タイヤサイズは通常タイヤの側面に記載されています。 タイヤサイズ 26 x 2.
2-8-25, Kuwazu, Higashi Sumiyoshi-ku, Osaka 546-0041 Japan Phone: 81-6-6719-6863 Fax: 81-6-6719-6033 U.S. Pat. Nos. 4633216/4642606/5236759/5226340, Pat. Pending and Design Patented.