User manual - TOEIC®Test学習ソフト実力UP編/完全制覇編
ユーザーズガイド 5
最後の会話問題と説明文問題は、前の写真描写問題と応答問題と比べると格段にむずかしく
なっていることがわかります。したがって、ここでまた各得点層ごとに点差がつくことがわか
ります。さらに会話問題と説明文問題とを比較すると、説明文問題のほうがわずかにむずかし
くなっています。
いずれにしても、Listeningテストは、最初の問題が一番やさしく、うしろへ行くに従って次第
にむずかしくなっていることがわかります。
Readingテストは、最初の文法・語彙問題がやさしく、読解問題、誤文訂正問題がむずかしく
なっています。
ただし、一番正答率の高い読解問題でも、Listeningテストの写真描写問題のようには高い正答
率になっていないことがわかります。
点数表示
TOEIC Testには受験に際して何級とか、評価方法に合格、不合格という方法はとっていませ
ん。
テストはListeningとReadingの2種類から成り、それぞれのセクションスコアは、点数で表示さ
れ、2つのセクション・スコアを合計したものがトータル・スコアです。
たとえば、Listeningスコアが230点で、Readingスコアが250点だとすれば、トータル・スコア
は480点となります。
セクション・スコアはそれぞれ最低点が5点、最高点が495点で、5点単位で点数が変化してい
きます。122点、353点という数字はありません。したがって、トータル・スコアは最低点が10
点、最高点が990点となります。
TOEICスコアは各個人が自分の英語能力を知る上でも大切なものです。しかし、それと同時
に、たとえば企業側、学校側から見れば、どの社員が海外勤務に必要な能力に達しているか、
またどの学生が十分な学習効果を上げているかを知ることが最大の関心事です。その点から見
ると、TOEIC Testの点数表示は目的に応じて無限の利用価値があるといえましょう。
点数表示は、それだけでは自分がどれだけの英語能力があるのかわかりません。
どのスコアがどのように社会的に評価されるのか、どのスコアを取れば満足していいのか、ど
のスコアの社員なら海外駐在をさせても無理がないのかを知る必要があります。