User manual - TOEIC®Test学習ソフト実力UP編/完全制覇編

ユーザーズガイド14
レベル1(初歩レベルの運用能力)
最小限の人付き合いに必要なニーズを満たし、熟知している話題についてならばごく簡単
な対話ができる。話し言葉の運用能力はあるが限定される。誤解は頻繁に起こるが、面と
向かった会話であれば助けを求めたり理解を確認したりすることができる。予め学習して
いなければ、連続的な会話をすることができない。ネイティブ・スピーカーがこのレベル
の人の陳述や質問を理解するためには、簡単なものでもかなりの努力を要し、社会常識を
駆使しなければならない。
レベル1+(初歩的レベルの運用能力上級)
面と向かった会話で予測可能な話題であれば、主導し持続することができ、限られた範囲
内の社交ニーズを満足できる。しかし、その社会特有の事情を反映した会話はほとんど理
解できない。簡単な話であっても、理解するためには大変な努力が必要であり、社会常識
を使わなければならない。このレベルの人は語学的下地が不足しているために、躊躇した
り話題を変えたりしなければならないこともある。言語の範囲や掌握力は限られている。
話は短く、細切れの表現をつなぎ合わせることが多い。
レベル2(限定業務レベルの運用能力)
日常の社交・限られた範囲の業務を満足できる。限られた範囲の日常業務についてのやり
とりをすることはできる。より複雑で高度な業務においては、概してネイティブ・スピー
カーに意味理解の上で混乱を与える。ごく通常の頻度の高い社交的会話の場合には、日常
の話題であれば、ちょっとした話なら幅広く、楽にではないが自信を持ってこなすことが
できる。業務・家族・自分のことについても話すことができる。このレベルの人の会話に
は、最低レベルではあるがまとまりが認められる。構文はだいたいあまり複雑ではなく、
完全に制御されているわけでもない。誤りが多発する。語彙の使用は、よく使われるもの
については適切だが、それ以外では、不適切だったり不正確だったりする。
レベル2+(限定業務レベルの運用能力上級)
常にというわけではないが、しばしば言語使用を伴う業務を適切かつ効果的に遂行するこ
とができる。特に関心のあることや専門分野に関する話題であれば、かなり効果的に意志
の疎通を図ることができる。相当流暢に、また楽に話せることが多いが、緊張したりプレッ
シャーを与えられたりすると、効果的に言語を使う能力は低下する。このレベルの人の会
話は厳密には不正確とは言えないとしても、思想の表現がぎこちなかったり不正確であっ
たり、場所・時間・人に関する記述が間違ったりすることに、ネイティブ・スピーカーは
たびたび気づく。