User manual - TOEIC®Test学習ソフト実力UP編/完全制覇編
ユーザーズガイド10
日常会話では、あらかじめ会話の方向はわかっているのが普通ですが、このテストでは会
話の場面すらわかりません。ちょうど電車の中で見知らぬ2人の会話を聞くようなもので、
なかなか骨が折れます。しかも会話時間が約10秒というのですから、集中して聞かなけれ
ばなりません。
解答する場合のコツは、会話を聞く前の1、2秒で、問題用紙の質問と4つの解答の英文を
さっと読んで、会話を聞く際、特に注意を払う点をつかんでおくことです。この準備なし
に会話を聞くと、ばく然と全体の意味はわかっても、解答ができないということが起こり
ます。
設問を素早く読むという意味では、速読の力も要求される問題です。
Part4 説明文問題
これは前の問題と違って、機内放送、ホテル内放送などのような説明文を聞いて、2∼4種
類の設問に答える問題です。説明文は15∼30秒ぐらい続きますから、かなり分量がありま
す。
1つの説明文に対して、2∼3問の複数の設問が用意されています。したがって、説明文自体
は8種類ぐらいしかありませんが、設問は合計20問あります。
この問題も会話問題同様、説明文を聞く前にサッと設問を読んでおくと解答に有利です。
ただし、問題によって設問数が異なりますし、何問質問されるかは説明文を読まれる直前
の指示で初めてわかるために、時間的な余裕はほとんどありません。
その2秒程度のわずかな間に、質問と2∼4セット分の4つの解答を読み終えることは不可能
です。サッとながめるくらいの時間しかありません。
それでも、見ておくのと、見ておかないのとでは大変な差があります。
特に、解答に数字が並んでいる場合には、テープを聞くときに数字に注意して聞くように
すれば、解答がしやすくなります。