User manual - ジーニアス英和辞典<第3版>/ジーニアス和英辞典

<ジーニアス英和・和英辞典> ユーザーズガイド 35
(3) /tn/ cotton /kPtn/
/pn/ happen /hDpn/
/dn/ harden /hP2(r)dn/
/zn/ reason /rí2zn/
/sn/ lesson /lésn/
その他/fn//vn//kn/など。
また,/
4
l//
4
m//
4
n//
4
r/は,それぞれ音節主音的な/l//m//n//r/として発音されることがある
ことを示している。
6. 強勢(ストレス)とアクセント
アクセントと強(ストレス)ということばはしばしば同じように用いられるが,正しくは,
強勢は音の強さ(大きさ)を表す用語であり,音の高さや長さとは関係がないのに対し,ア
クセントは音の強さ(大きさ)に加えて,音の高さや長さなどの要素を総合したものを指す
本辞典の《アクセント注意》は,内容としては「強勢の位置に注意せよ」という意味である。
なお,英語のアクセントは強勢を主とする「強さアクセントstress accentであるのに対し,
日本語のアクセントは音の高低による「高さアクセント」pitch accentという違いがある。
7. 強勢の位置の変化
強勢(ストレスは,(1) リズムの都合により,また (2) 2つのものを対照させる場合に,そ
の位置が変化することがある。
(1) 英語では,強弱のリズムを整えるために,第1強勢が連続することを避けようとする傾
向がある。例えば,後ろの方に第1強勢のある形容詞(または形容詞的用法の名詞)がす
ぐ次の名詞を修飾するとき,その形容詞の第1強勢が前に移動して,第2強勢のあった
位置に置かれることがある。これを「強勢移動stress shiftという。
強勢移動が起こるかどうかは,人により,場合により異なるが,本辞典では,一般に強
´
勢移動がよく起きる語については《◆限定用法では /−−−/》のように注記した。
例:Japanese 普通はJàpanése だが,例えば boy を限定的に修飾するときは通例 a
´
Jápanèse bóy となる。分離複合語~ ápricot など)でも同様。
New York 単独では Nèw Yórk だが,「ニューヨーク市」のときは Néw Yòrk Cíty
となる。
(2) happy or unhappy (幸福なのか不幸なのか)のように意味を対照させる場合は,
unháppy を本来の強勢位置で発音すると意味の区別にとって重要な un- が際だたないの
で,第1強勢を un- に移動して únhàppy とし,対照を明確にすることがある。これを
「対照強勢contrastive stressという。
8. その他,「II 発音」を参照。