User manual - ジーニアス英和辞典<第3版>/ジーニアス和英辞典
<ジーニアス英和・和英辞典> ユーザーズガイド30
VII
C
と
U
A 名詞の C と U
名詞には,数えられるものに C (countable), 数えられないものに U (uncountable) の記
号をつけた。語義番号の前にある記号は全部の語義に共通である。番号の後の C U
は,次の記号があるまで適用される。
B C と U の意味
① C 名詞は,単数形では a, an (または the, my, any) などの決定詞が必要であり,複数形に
することができる。
U 名詞は,冠詞(または他の決定詞)なしで用いることができ,複数形にならない。いわ
ゆる物質名詞,抽象名詞,集合名詞などがこれに含まれる。特に a, an がつくときは [a
~], また [しばしば a ~] [しばしば ~s] は [or a ~],[or ~s] などと示した。
[集合的に] としたものには通例 U C をつけない。
固有名詞には U C 記号をつけない。
②
C と U の文法上の基準
C と判断する基準として,
(1)数詞がつくかどうか
(2)不定冠詞がつくかどうか
(3)複数形にできるかどうか
ということがあげられる。
C の基準 book kindness curd news
数詞がつく + − − −
不定冠詞がつく + + − −
複数形にできる + + + −
3つの基準をすべて満たすものが完全な C 名詞,それを満たさないものが U 名詞とな
る。しかし,すべては満たさないが,その一部(2つの基準)を満たす中間段階のものが
ある。これも一般に不完全ながら C 名詞扱いされている。kindness のグループがそれ
である。本辞典ではこのグループの語については,意味区分に応じて U と C とを示し
ているが,こうした中間段階の語で意味区分を明確に示しにくい語やランクの低い語に
ついては一括して C U または U C と表示した。 C U は C 性の方が, U C は U 性
の方が強いことを表している。
◇
U 名詞であっても,その種類を問題にするときに C 扱いになることがある。これ
を「chalk 名 U ([種類] C ) チョーク」のように注記した。この場合,チョークの種
類を問題にするときは C となり,chalks of different colors (異なった色のチョーク)
のように複数形が用いられる。