ジーニアス英和辞典 第3版 ジーニアス和英辞典 ユーザーズガイド ご注意 (1) 本マニュアルの著作権およびソフトウェアに関する権利は全てカシオ計算機株式会社に帰 属します。 (2) 本マニュアルの内容に関しましては、将来予告なしに変更することがあります。 (3) 本マニュアルの内容について万全を期して作成いたしましたが、万一ご不審な点や誤りな ど、お気づきのことがありましたらご連絡ください。 (4) 運用した結果の影響については、(3)項にかかわらず責任を負いかねますのでご了承くださ い。 (5) 本マニュアルは、本機(CASSIOPEIA l'agenda) の基本的な操作 (ボタン操作や画面上の操作 など) をマスターされていることを前提に制作しております。本機の基本操作については、 付属の取扱説明書を参照してください。 (6) 本書中に含まれている画面表示は、実際の画面とは若干異なる場合があります。あらかじ めご了承ください。 Microsoft、Windows、Windows NT は米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国におけ る登録商標です。 各会社名、製品
出典について 収録してあります辞典の内容は、小西友七・南出康世編集主幹『ジーニアス英和辞典 第3版』 および小西友七編集主幹 『ジーニアス和英辞典』 に基づき、大修館書店のご協力を得て編集した ものです。 『ジーニアス英和辞典 第3版』は小西友七氏・南出康世氏と大修館書店の著作物です。 『ジーニアス和英辞典』は小西友七氏と大修館書店の著作物です。 本書の一部または全部を無断で複写することは、著作権法で禁止されています。 また、個人としてご利用になるほかは、当社に無断では使用できませんのでご注意ください。 ※ 図版・一部の表などを除き、書籍版(大修館書店刊)のほぼ全内容を収録しています。ただ し、画面表示の都合および社会情勢の変化その他の事情により、大修館書店の監修に基づ いて、書籍版の内容を改変した部分があります。 2 <ジーニアス英和・和英辞典> ユーザーズガイド
目次 出典について ........................................................................................................................ 2 目次 ........................................................................................................................................ 3 ■ 概要と基本操作 .................................................................................................... 6 主な特長 ......................................................................................................................
E 派生語の発音 ..................................................................................................................... 18 F 接頭、接尾、連結 ............................................................................................................. 19 G《発音注意》・同音・類音 ................................................................................................ 19 III 本義(中核的意味)・原義(語源的意味).................................................................... 19 A 本義・原義 ........................................
専門分野略語表 .................................................................................................................. 36 ■ 和英辞典について .............................................................................................. 37 I この辞典のしくみ ............................................................................................................ 37 A 見出し語とその並べ方 .................................................................................................... 37 B 派生語見出し ...........................
■ 概要と基本操作 この辞典には、大修館書店の 「ジーニアス英和辞典 第3版」 (約95,000 語) と 「ジーニアス和英辞 典」 (約80,000 語) の2種類が含まれています。電子辞典ならではの、さまざまな検索方法や機 能をご利用いただくことができます。 主な特長 ・見やすいデータ表示 見出しのボールド表示やカラー表示で、見やすいデータ表示となっています。また、デー タ表示の文字サイズを拡大・標準・縮小の3サイズから選ぶことができます。 ・多彩な情報を収録 英和辞典では、訳語だけでなく [用例] や[解説] 、[成句・複合語]を表示することができま す。 ・ 多彩な検索方法に対応 調べたい語を入力して検索するだけでなく、検索する語があいまいな場合の 「ワイルドカー ド検索」 、最近調べた語を再度検索する 「ヒストリー検索」 、検索結果のデータ表示をドラッ グしての検索などが可能です。 ・ マーク機能 見出しにしおりを付けて、あとで簡単に呼び出すことができます。 6 <ジーニアス英和・和英辞典> ユーザーズガイド
辞典を起動するには 1. l'agendaの電源を切ってください。 2. l'agendaのカードスロットに、同梱のCFカードを挿入します。 ・ 自動的に電源が入ります。 3. トップメニューボタン を押します。 ・ 専用メニュー画面が表示されます。 4.
辞典の画面遷移について 辞典には、主に次の3種類の画面があります。この辞典を使う際には常にこれらの画面の間を 行き来しならが操作を行いますので、はじめに覚えておきましょう。 【検索画面】:語の検索を開始するための画面です。 ・ 辞典を起動したときには、必ずこの画面が表示され ます。 ・ この画面で調べたい語を入力して、検索をはじめる ことができます。 【リスト画面】:検索結果を一覧表示する画面です。 ・【検索画面】 で調べたい語を入力し [訳] ボタンをタッ プしたときに、入力した語に対する該当語が複数あ る場合は、この画面が表示されます。 ・【リスト画面】 に表示されている語をダブルタップす ることで、その語の詳細を表示する 【データ画面】 を ・ 表示できます。 をタップすると【検索画面】に戻ります。 【データ画面】:1語の訳データを表示する画面です。 ・ 【検索画面】 で調べたい語を入力し [訳] ボタンをタッ プしたときに、入力した語に対する該当語がひとつ だけの場合は、直接この画面が表示されます。 ・ 英和辞典の場合は、この画面からさらに、語に対す る用例や解説などを表示することができます。
辞典を引くには ここでは、辞典を引くための基本的な操作方法を説明します。 基本的な検索操作 調べたい語を入力して、語の意味を表示する基本操作を説明します。 メモ 以下の操作の中で出てくる 【検索画面】 【リスト画面】 【データ画面】の概要については、「辞典の 画面遷移について」 (8ページ) を参照してください。 1. 調べたい語に応じて英和辞典または和英辞典を起動し、辞典の【検索画面】を表示しま す。 ※ 英和辞典の場合は「見出し語検索」と「成句検索」を選ぶことができます。ここでは 「見出し 語検索」の場合で説明します。 ※ 成句検索については、13ページを参照してください。 ・ 英和辞典の場合は英数入力キーボード、和英辞典の場合はひらがな入力キーボードが自動 的に表示されます。 2. キーボードを使って、調べたい語を入力します。 ・ 英和辞典から語を検索する場合はアルファベットで、和英辞典から語を検索する場合はひ らがな (またはカタカナ)で、入力を行ってください。 ・ 検索語は、39文字まで入力できます。 3.
【データ画面】に表示する文字サイズ/行間隔を変更するには 【データ画面】では、画面上に表示する文字サイズや行間隔を変更して、見やすい表示を選 ぶことができます。 文字サイズ .......「拡大」 「標準」 「縮小」の3種類 行間隔 .......
英和辞典の【データ画面】について 英和辞典の 【データ画面】 からは、さらに用例、解説、成句・複合語の詳細情報を表示すること ができます。 用例/解説を表示するには ・【データ画面】 で をタップすると、データ画面で表示中の語の用例を表示する 【用例 をタップすると、データ画面で表示中の語の詳 データ画面】に移動します。また、 細な解説を表示する 【解説データ画面】に移動します。 ・ 各画面を表示する前の【データ画面】に戻るには、 をタップします。 メモ 【用例データ画面】 、【解説データ画面】 で可能な操作は、【データ画面】と同じです。 成句・複合語を表示するには 【データ画面】 に表示中の語に対して成句・複合語がある場合は、 示されます。 ・ 成句・複合語を表示するには、 ボタンが画面に表 をタップします。まずはじめに、 【成句リスト画 面】が表示されます。 ・【データ画面】に戻るには、 をタップします。 ・【成句リスト画面】 に表示された成句または複合語の中の1つの詳細を表示したい場合は、 表示したい語句をダブルタップします。 【成句データ画面】 が表示されます。 【成句リスト画面】 で表
■ さまざまな検索のしかた ここでは、最近調べた語を再度検索する 「ヒストリー検索」 、 【データ画面】 に表示された文章を ドラッグしての検索、検索する語があいまいな場合の 「ワイルドカード検索」 など、さまざまな 検索のしかたについて説明します。 また、語にマークを付けて後から呼び出すことができる 「マーク機能」 についても説明します。 ヒストリー検索を利用するには 最近検索した50件の検索語が記憶されており、同じ語を再び検索することができます。 1. 英和辞典または和英辞典を起動します。 ・ 辞典の 【検索画面】が表示されます。 2. テキストボックス右側の▼ボタンをタップします。 ・ これまでに検索した検索文字がドロップダウンリストに表示されます。 3. ドロップダウンリストから、再検索したい文字列をタップします。 ・ タップした語がテキストボックスに入力されます。 4.
ワイルドカード検索を利用するには(英和辞典のみ) 英和辞典では、あいまいな語の検索を行う際に 「ワイルドカード」 を利用することができます。 英和辞典の 【検索画面】 で語を入力する際に、下記の要領で 「?」 または 「*」 を語の間や末尾に差 し挟んで、検索を実行してください。 「?」を使う ........「?」 (半角クエスチョンマーク)は、任意の1文字を表します。 例えば「sta??」と入力した場合、「sta」で始まる5文字の語句(「stage」、 「staff」など)が検索されます。 「*」を使う ........
マーク機能を利用するには ちょうど紙の辞典に付箋を付けるように、後でもう一度参照したい語 (見出し語) にマークを付 けておくことができます。各辞典ごとに100件までマークを付けることができます。 メモ ・各辞典で100件を超えてマークを登録すると、古いものから順に消去されます。 ・同じ語を複数回マークしても、マークは1つだけ登録されます。 見出し語にマークを付けるには マーク付けは、【リスト画面】 または 【データ画面】 で行うことができます。見出し語にマー クを付けるには、 をタップしてください。 【リスト画面】 の場合 マーク付けしたい語をタップして選択し、 をタップします。 「選択した語句をマークしま した」というメッセージが短く表示され、マーク付けが行われます。 【データ画面】 の場合 をタップします。「表示中の語句をマークしました」というメッセージが短く表示され、 マーク付けが行われます。 マークを付けた見出し語を参照するには マーク付けした語を参照したい場合は、次の手順で操作します。 1. をタップします。 ・「マーク画面」 が表示されます。 2.
すべてのマークを一括して削除するには 片方の辞典(英和または和英) に登録したマークを、次の手順で一括して削除することがで きます。 1. をタップします。 ・「マーク画面」 が表示されます。 2. マークを一括削除したい側の辞典を、 [英和辞典]または [和英辞典] タブをタップして 選択します。 をタップします。 3. ・「マークをすべて削除しますか?」という確認ダイアログが表示されます。 4.
■英和辞典について I 見出し語 A 見出し語の並べ方 ① アルファベット順に並べてある。同じつづりで大文字・小文字の違いのあるものは,小 文字→大文字の順。 ② 同じつづりで語源の異なる語は別見出しとし,右肩に番号をつけた (ただし,説明の都合 で同語源でも別立てとしたものがある)。 john John / bill1 bill2 Bill ③ 略語の形(ピリオドの有無,大文字か小文字か) は必ずしも1つに決まっていないが,大 文字の略語はピリオドなしとすることが近年普通になってきているので,実情に応じて ピリオドなしの形を優先的に示した。 B 重要語の表示 重要度に応じて次のような記号をつけてランクを示した。 * * * † 無印 Aランク 中学学習語 Bランク 高校学習語 Cランク Dランク 大学生・社会人に必要な語 その他の語 約1100語 約3400語 約5100語 約69400語 C いろいろなつづりがある場合 ① 米国式と英国式のつづりがあるときは,米国式を優先し,英国式つづりは参照見出しと した。 * * col · or,《英》- · our ...
D 分節 ① 音節の切れ目は,次の2種類の記号で表示した。 ・ (小さい中点) 行末で切るときはここで切って良い。 ‐ (細い短いハイフン) 行末で切るときはここで切らない方が良い。 cer・e-mo・ny [この語は行末で切る場合 m の前では切らない方がよいことを示す] これは主として次のような基準によっている。 (1) 行末で切った場合でも発音がしやすく,また語の構成がわかる。 (2) 1文字だけ行末に残ったり行頭に来たりしない。 (3) 4文字以下の語は切らない。 (4) 人名(およびそれに準ずるもの)は原則として切らない。(ただし人名が一般の名 詞や形容詞などとしても用いられるときは,人名でないときの切り方を示し た。) ② 発音によって切り方が違うときは,最初に掲げた発音による切り方を示した。 1語化した複合語(非分離複合語)では,構成要素の間だけを ・ で表示し,他の分節の表示は 省略した。 E 2語見出し(分離複合語) 2語以上からなる見出し語(以下「分離複合語」という)は,最初の語の見出し語表示中に ボタンをタップして表示されるリストとして揚げた(アルファベット順)。例え ば,table
③ ∼は見出し語まるごとの代用である。 blóod・less/-l4s/形 ...... ∼・ly 副 ... ∼・ness 名 ...
-ing /-i8/ -ed /-id,-d,-t/ -ist /-ist/ -ism /-ìzm/ -ly /-li/ -ment /-m4nt/ -ness /-n4s/ -less /-l4s/ F 接頭 接尾 連結 接頭 接尾 連結 の発音は代表的な発音だけを示した。実際の語のなかでは他の発音もあ りうる。 G《発音注意》 ・同音・類音 発音がわかりにくい語や日本人がよく誤って発音する語には《発音注意》 《アクセント注 意》 (これは 「強勢の位置に注意」 の意) と注記した。発音との関係などでつづりを誤りやす い語には《つづり注意》と注記した。 Cランク以上の語では,発音表記の後に (同音 ) として見出し語と同じ発音の語を掲 げた。見出し語または掲げた同音語に複数の発音があるときも,同じ発音があればこれに 含めている。なお、米・英の差があるときは次のようにした。 soar /sA2(r)/ (同音《英》saw)[見出し語の発音に米英差があることを示す] saw 2 /sA2/ (同音 soar《英》 [ ) 掲げた同音語に米英差があることを示す] 日本人の立場から見て発音が似ていてまぎらわ
B 由来 外来語 (完全に英語化しているものも含む) は,その由来する言語名を 〔フランス〕 〔スペイ ン〕などとして示した。 〔聖〕は聖書,〔Shak.
C 動詞の語形変化 ① 動詞の語形変化は (三人称単数現在形 ; 過去形, 過去分詞形 ; 現在分詞形) のように示した。 過去形と過去分詞形が同じ場合は1回だけ表示した。 2つ以上の形があるときは or で示した。 run (~s/-z/; ran/rDn/, run/rFn/; ~ · ning) [三人称単数現在形 runs; 過去形 ran; 過去分詞形 run; 現在分詞形 running であ ることを示す] keep (∼s/-s/;kept/képt/;∼・ing) [過去形・過去分詞形はともに kept であることを示す] spring...
VI 語義・文型表示・語法・用例 A 語義の区分・順序 語義は 1, 2, 3 ...の数字で区分し,さらに必要に応じて a, b, c ...やセミコロン(;)で区切っ て示した。多くの語義のある語では,Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ ...で大きな意味ブロックに分けた。 語義を掲げる順序は,現代の使用頻度順を原則としながら,意味の関連・展開がわかり やすい順序となるように工夫した。 B 文型インデックス 重要な動詞については,冒頭に文型インデックス( index の表示)を設け,文型から意味をすば やく検索出来るようにした。 C 語義の示し方 ① 語義は,説明的な訳は避け,なるべくそのまま訳語として使えるような形で示すように した。 訳語のうち省略可能な部分や補足的な部分は ( can2 ... 名 ... 2 かん詰め(のかん) ) に入れた。 [「かん詰め」または「かん詰めのかん」の意になる] 特に, 「内包的・補助的意味」 (訳語としては現れないことが多いが,通例そういう意味を こめて用いられるという部分)は積極的に ( ) で示すようにした。 cleanly ... 形 ...
civil ... ~´ wár (1)...
E 文型表示 ① 重要な動詞および一部の形容詞 (主としてA,Bランクの重要な語義のある項目) につい ては,S, V, O (または O1, O2), C, M を用いて文型を表示した。 S=主語 V=動詞 O=目的語 C=補語 M=副詞的修飾語句 (前置詞句,副詞など) 動詞の文型は次の7文型を基本とする。 SV SVM 主語+動詞 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 第Ⅰ文型A 主語+動詞+副詞的修飾語(句)・・・・・・・・・・・・・・・・ 第Ⅰ文型B SVC SVO 主語+動詞+補語 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 第Ⅱ文型 主語+動詞+目的語 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 第Ⅲ文型A SVOM SVO1O2 主語+動詞+目的語+副詞的修飾語(句)・・・・・・・・ 第Ⅲ文型B 主語+動詞+間接目的語+直接目的語 ・・・・・・・・・・ 第Ⅳ文型 SVOC 主語+動詞+目的語+補語 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 第Ⅴ文型 ② 不定詞,動名詞,that節, wh節などを伴う場合や,ある前置詞を決まって
△年齢的・人種的・性的差異 《学生語》 《黒人語》 △地域的差異 《方言》 《小児語》 米国の黒人特有の言葉 ある地域でだけ用いる。 《英方言》 とあれば英国のある地域でのみ用い 《米》 る言葉ということになる。 米国でのみ用いる。 《英》 《カナダ》 英国でのみ用いる。 カナダでのみ用いる。 《豪》 オーストラリア・ニュージーランドでのみ用いる。ニュージーランド だけで用いる場合は特に《ニュージーランド》と表示した。 《南ア》 《イング》 南アフリカ共和国でのみ用いる。 イングランド方言 《北イング》 北部イングランド方言 《スコット》 スコットランド方言 《アイル》 アイルランド方言 その他,必要に応じていろいろな地域名を用いた。 △時代的差異 《やや古》 《古》 △その他 《愛称》 《掲示》 《Eメール》 《廃》 その他,場面を表す短い言葉 ( 《空港のアナウンス》 《店員の言葉》など) を 《 た。 》 で示し 以上を組合わせて《米古》 《米略式》 《豪俗》などという表示も用いた。 また 「主に」 「…ではしばしば」 「…では時に」 「もと」 などの言葉も用いて,特に
G《PC》 《侮蔑》 性差別・人種差別・障害者差別等につながりうる語句には,非差別的表現を, 《PC》 という 表示をつけて掲げた。(PC=politically correct) 例えば,人間全体を表す男性名詞(例:man, mankind),男女両性を含む男性職業名詞 (例:salesman, congressman) ,ことさら男女の違いを強調する語 (例:lady doctor, waitress) などに対して,男性に偏しない両性平等に使える語を示した。 assemblyman 議員 《 ( PC》assembly member) 特定の人種・民族や同性愛者などを見下ろした文脈で用いられ,侮辱と受けとられる語に は《侮蔑》という表示をつけて,特に使用上の注意を促した。 Chinaman《侮蔑》中国人 《 ( PC》Chinese(person)) H 専門語 専門的な語,決まった分野で用いられる語では,分野を〔 〕 で示し,多くは略号を用い た(「専門分野略語表」参照)。ただし,訳語から明らかなものは表示を略した場合があ る。 I 選択制限 動詞の主語・目的語・補語,形容詞の被修飾語,前置詞
K いろいろな注記・記号 ① 語義の後の ( ) 内に同義語または言い換え可能な英語を示した。 語義になんらかのスピーチレベルが示してあるときは,できるだけ中立的な語(句)を ( ) 内に示すようにした。 語義・訳語についての関連情報や語法説明・語のイメージなどは《◆ 》に入れて示し た。説明の長いものは ボタンを表示し、このボタンをタップして参照するように した。 ② 必要に応じて,次のような表示を用いた。 ◇[関連] ◇[文化] ◇[語法] ◇[事情] ◇[類] 類義語 ◇[比較] 日本語と英語の比較 ◇[表現] 主に英語で表現する場合に役立つ知識 × 文法的に誤った英語,語法上不適切な表現 ◇時として使われることがある言い方でも,標準的とはいえないもの,外国 人学習者としては用いない方が無難なものには × 印をつけた場合がある。 cf.
M 用例の言い換え 英文の理解の一助とするため,重要語については用例の言い換え (または言い換え不可に ついての情報)をスペースの許す限り示してある。 (coldの項で)It's ~ in this room. =This room is ~. =I feel ~ in this room. この部屋は寒い. (collapseの項で) Under the weight of the snow the roof of the house ~d. 雪の重みで家の 屋根がつぶれた (=The weight of the snow ~d the roof ...)[ 他 を用いた言い換え] ◇ 言い換えに用いた等号(=) はまったく等しいという意味ではなく,むしろ ≒ という ことで, 「ほとんど等しい」 とか,あるいは 「だいたいこのようにも言える」 といったか なり幅のある記号である。 (studentの項で) a ~ at [ ×of] Oxford University オックスフォード大学の学生.
O 強勢の意味・機能 強勢の違いが文法上の働きを示す例をあげる。 (1)「a wálking díctionary 生き字引,物知り (=a dictionary that walks)」 と「wálking stìck ステッキ,散歩用杖 (=a stick for walking)」の違いは,walking が前者では分詞, 後者では動名詞であることによるが,それが /−−/, ´´ /−−/ ´` の強勢型の違いで 表されている。 (2) in any event は成句としては 「in ány evènt とにかく,いずれにしても」 であるが, in ány evént では文字通り「どんなできごと[行事,種目]においても」となる。 (3)「She is a prétty, intélligent girl. 彼女はかわいくて頭のよい子だ」の pretty は形容 詞であるが,「She is a prètty intélligent girl.
VII C と U A 名詞の C と U 名詞には,数えられるものに C (countable), 数えられないものに U (uncountable) の記 号をつけた。語義番号の前にある記号は全部の語義に共通である。番号の後の C U は,次の記号があるまで適用される。 B C と U の意味 ① C 名詞は,単数形では a, an (または the, my, any) などの決定詞が必要であり,複数形に することができる。 U 名詞は,冠詞(または他の決定詞) なしで用いることができ,複数形にならない。いわ ゆる物質名詞,抽象名詞,集合名詞などがこれに含まれる。特に a, an がつくときは[a ~], また[しばしば a ~] [しばしば ~s]は[or a ~],[or ~s]などと示した。 [集合的に]としたものには通例 U C をつけない。 固有名詞には U C 記号をつけない。 ② C と U の文法上の基準 C と判断する基準として, (1)数詞がつくかどうか (2)不定冠詞がつくかどうか (3)複数形にできるかどうか ということがあげられる。 C の基準 数詞がつく book + k
C 関連する用法の表示 [the ~] [a ~] [~s] [the ~s] [one's ~]などとあるものは常にこの形で用いられることを示 す。この場合 U C はつけない。 複数形の語の語義については,必要に応じ,[単数扱い] [複数扱い] [単数・複数扱い] という表示をした。 [単数扱い]の語が主語になった場合は単数の主語に呼応する動詞を 用い,また単数の代名詞で受ける(複数形で表示のないものは複数扱いである)。 VIII 成句・句動詞 A 成句の掲げ方 ① 成句は語義と別に、 にした。 ボタンを表示し、このボタンをタップして参照するよう ② 配列はアルファベット順 (単語ごとでなく,全体を通してのアルファベット順) である。 O, O's(時に S など)はアルファベット順に含めないが,one's, oneself, the, a などはアル ファベット順に含めた。また ( 替可能の意)は含めない。 ) 内の語 (省略可能の意) や,[ ]内の語 (直前の語と交 (成句と複合語のデータが両方存在する場合は、成句→複合語の順番に表示した) B 成句に用いた記号 ① O は動詞・前置詞
D 機能表示 ①「動詞+前置詞または副詞辞」 からなる句動詞には成句としての機能 (品詞に準ずるもの) を次のように表示した。 [自]自動詞+副詞辞: [他]他動詞+副詞辞: 目的語をとらない。 他動詞なので目的語をとる。原則として副詞辞は目的語 の前にも後にも置かれる(∼ O up / ∼ up O のいずれも 可)。ただし O が代名詞の場合は通例 ∼ O up のみ可。 ◇まれに副詞辞ではなく前置詞の場合,たとえば ∼ O1 into O2の形式もここに入れた。 [自+] [∼ on O] 自動詞+前置詞:目的語は前置詞の目的語である。他動詞に近づ き、しばしば受け身が可能。 ② 句動詞以外でも,形や訳語からわかりにくいものは[名] [副] [接]のように機能表示を した。 E 相互参照など 他の成句と同じ意味のときは=を用いて次のように示した。 (top の項で) from tóp to tóe =from HEAD to foot.
【子音】 /p/ /b/ pen, cup boy, job /dz/ /t7/ reads, adds chart, catch /t/ /d/ team, sit date, pad /d9/ /h/ July, bridge hot, who /k/ /g/ kick, cut gate, leg /m/ /n/ man, sum not, run /f/ /v/ fight, puff voice, save /8/ /l/ song, singer light, tell /6/ /5/ three, tooth this, bathe /r/ /j/ red, terrible yes, opinion /s/ /z/ sun, pass zoo, noise /w/ /(h)w/* well, one what, while /7/ /9/ she, cash vision, pleasure /x/ /ç/ Bach(外国語のみ) Köchel(外国語のみ) /ts/ cats, roots 。 無声化を示す:umph/mmm/ °
2. /i/と/i2/,/u/と/u2/ /i/と/i2/,/u/と/u2/の違いは,音の長さの違いではなく,音質の違いである。すなわち,/i//u/は 舌の位置が低い,緊張がない,唇の形が緩む,といった特徴があるのに対し,/i2//u2/は舌の 位置が高く,緊張があり,唇が張って[/u/では丸められて]いる(この点,「おじいさん」と「お じさん」を母音の長さで区別する日本語とは事情が異なる。実際のところ,beat/bí2t/とbid / bíd/の母音の長さはほとんど等しい)。 本辞典では従来からの記号を使って表記をしているが,上記の点を考慮して/i//u/の代りに/ I//U/で表記することも多くなってきている。 3.
(3) /tn/ cotton /kPtn/ /pn/ happen /hDpn/ /dn/ harden /hP2(r)dn/ /zn/ reason /rí2zn/ /sn/ lesson /lésn/ その他/fn//vn//kn/など。 また,/4l//4m//4n//4r/は,それぞれ音節主音的な/l//m//n//r/として発音されることがある ことを示している。 6. 強勢(ストレス)とアクセント アクセントと強勢 (ストレス) ということばはしばしば同じように用いられるが,正しくは, 強勢は音の強さ(大きさ)を表す用語であり,音の高さや長さとは関係がないのに対し,ア クセントは音の強さ (大きさ) に加えて,音の高さや長さなどの要素を総合したものを指す。 本辞典の《アクセント注意》は,内容としては「強勢の位置に注意せよ」という意味である。 なお,英語のアクセントは強勢を主とする 「強さアクセント」 (stress accent) であるのに対し, 日本語のアクセントは音の高低による「高さアクセント」 (pitch accent)という違いがある。 7.
専門分野略語表 〔アメフト〕 〔アングリカン〕 アメリカンフットボール アングリカンチャーチ 〔生〕 〔政〕 生物(学) 政治(学) 〔医〕 〔印〕 医学 印刷 〔生化〕 〔聖書〕 生化学 聖書(学) 〔映〕 〔英史〕 映画 英国史 〔精神医〕 〔地〕 精神医学 地学・地質学 〔音〕 〔音声〕 音楽 音声学 〔虫〕 〔鳥〕 昆虫 鳥類 〔化〕 〔絵〕 化学 絵画 〔哲〕 〔天〕 哲学 天文学 〔化工〕 〔カトリ〕 化学工業 カトリック 〔電気〕 〔電子工〕 電気(工学) 電子工学 〔機〕 〔ギ神〕 機械(工業) ギリシア神話 〔動〕 〔土木〕 動物(学) 土木(工学) 〔魚〕 〔漁〕 魚類 漁業 〔農〕 〔バスケ〕 農業・農学 バスケットボール 〔軍〕 〔経〕 軍事 経済(学) 〔美〕 〔美史〕 美術・美学 美術史 〔建〕 〔言〕 建築(学) 言語学 〔物〕 〔プロテ〕 物理(学) プロテスタント 〔工〕 〔鉱〕 工業・工学 鉱物学 〔米史〕 〔法〕 米国史 法律・法学 〔古生〕 〔史〕 古生物 歴史(学) 〔薬〕 〔
和英辞典について I この辞典のしくみ A 見出し語とその並べ方 ① かな見出し(ひらがな・カタカナ)で,国語辞典式の五十音順に並べた。 ② 清音・濁音・半濁音の順。「っ」(促音),「ゃ」 「ゅ」 「ょ」(拗音)は,それぞれ「つ」 「や」 「ゆ」 「よ」の次に置いた。 ③ かな表記・漢字表記とも同じ見出しが2つ以上あるとき (これは主として対応する英語の 品詞によって分けたもの)は,肩に数字をつけ,後ろに〈 〉で区別の手掛りを記した。カ タカナの同音語も同様である。 1 あいする[愛する] 〈動〉 2 〈形〉 あいする[愛する] 1 ライト〈明り〉 2 ライト〈野球〉 英語の品詞が見出し語から推測しにくいときにも,〈形〉などで英語の品詞を示した。 助詞・助動詞・接尾辞など独立では用いられない語は,ハイフン (―)をつけて見出しに した。 ―に ―すぎ ―たい ―など B 派生語見出し ① 派生語見出しは,主見出しの後に ◇∼する のように示した。 ただし,派生語の記述が長いときは,独立の見出しとした。 ② 記述が短いものなどは,後述の「複合語・慣用表現(¶印)」で扱った。 C 記述の構成要素 本辞典の記
E 類語 主要な見出し語については,日本語の類義語・関連語を,見出し語の直後 (意味の区分が あるときはその区分の直後) に [ ] に入れて掲げた。ここに掲げた語を参考にして他の日 本語による表現・言い換えを知ることにより,求める英語表現への多様なアプローチが 可能になる。 II 英語中見出し A 英語中見出し ① 見出し語にほぼ対応する英語があるときは, 「英語中見出し」 を置き,その発音 (わかりに くいもののみ)・文型・語義・用法・用例などが英和辞典と同じ方式で揚げた。 配列は,その見出し語を含む文・句を英語で表現する場合の有用性を考慮して並べた。 ② 成句も,見出し語にほぼ対応するものは「英語中見出し」として掲げた。 B 記述の方法 ① 記述の方法や記号類の用法などは,すべて 『ジーニアス英和辞典』と同じである。その概 要をⅤに掲げた。 ② 英語の品詞は,日本語との対応がわかりにくいものについて表示した。 英語中見出しの語義のうち,見出し語と同じものは,まぎらわしくない場合省略した(前 項の「あたま」の例では,「頭」という語義を省略)。 ③ 英語の句・成句などで,動詞・前置詞の目的語をOで示した
C 由来 [フランス] [スペイン] [日本]など外来語の由来する言語を示す。 D 品詞表示 ① 品詞は次のように示した。 名 代 名詞 代名詞 動 自 動詞 自動詞 前 接 前置詞 接続詞 形 副 形容詞 副詞 他 助 他動詞 助動詞 間 間投詞 接頭 連結 接頭辞 連結形 接尾 接尾辞 略 略語 C U 表示のある語は名詞,自 他 表示のある語は動詞である。 ② 成句のうち,go on, get over のように「動詞+前置詞または副詞辞」からなる「句動詞」に は,成句としての機能(品詞に準ずるもの)を次のように表示した。 [自] 自動詞+副詞辞 目的語なし [他] 他動詞+副詞辞 他動詞なので目的語をとる。副詞辞は原則として目的語 (O)の前にも後にも置かれる(get over O/get O over のいずれも可)。ただし O が代名詞の場合は通例 get O over のみ可。 [自+] 自動詞+前置詞(+目的語) 目的語は前置詞の目的語である。 その他,句動詞以外の成句でも,形や語義からわかりにくいものは [副] [接] のように機 能表示をした。 E 語形変
〈動詞〉 [be ~ed] 受身形 〈その他〉 [be ~ing]進行形 [命令形で] [a ~ of...][比喩的に] [けなして] [おどけて]など GCとU C は数えられる名詞(countable),U は数えられない名詞 (uncountable)を示す。 他の注記によって用法が示されているときは C U をつけない。 U 名詞であっても,その種類を問題にするとき ( 「何種類かの…」 「何色かの…」 など) にC 扱いになるものは 「chalk U (種類 C )」と注記した。 HSとD 動詞・形容詞には,必要により,S D の別を示した。 S (stative) 人が自分の意志でコントロールできない状態・出来事を表す。 D (dynamic) 人が自分の意志でコントロールできる状態・出来事を表す。 S と D で,原則として,次のような用法の区別がある。 1) 人を主語にした S 動詞・形容詞:通例進行形・命令形を用いない。 2) 人を主語にした D 動詞・形容詞:通例進行形・命令形で用いることができる (形容 詞では “...is being...” のような進行形, “Be...
J 選択制限 動詞の主語・目的語・補語,形容詞の被修飾語,前置詞の目的語などにどういう内容の 語がくるか(選択制限)を,語義の中に〈 〉で示した。文型表示をした場合は,その中の S, O などと対応している。 hit... 他 ... 〈人・物が〉 〈人・物〉にぶつかる 他動詞の[SVO],自動詞の[SV]は文型表示を省略した。 主語については「 〈人・物が〉」 のように示す(語義から明らかな場合は省 略)。 目的語(O) については, 「〈 〉を」 「〈 〉に」 のように示す(選択制限を示さ ない場合は「…を」など)。 hand... 他[SVO1O2/SVO2 to O1]O〈人〉 にO〈物〉 を手渡す 1 2 derive... 他[SVO1 from O2]O〈源となる物・事〉 からO〈利益・楽しみ・安心など〉 2 1 を引き出す O1, O2 があるときは,その対応を明示した。 desire...
VI いろいろな注記・記号 ( [ 《 《◆ ) ] 省略可能な部分,補足的部分 直前の語と入れ替え可能 (英語とその訳の日本語の両方に[ 》 対応している)。 語義・訳語の直接の定義・説明 ] があるときは,両者が 》 関連情報,注記など …を見よ,参照せよ ← → 反意語・対になる語 文法的に誤った英語,語法上不適切な表現 (時として使われる言い方でも,標準的と × はいえないもの,外国人学習者としては用いない方が無難なものに×印をつけた場合 もある) = 別の言い方,言い換え [聖] [Shak.
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