User manual - QV-R4
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撮影する(応用編)
決まったときに撮る(インターバルモード)
撮影枚数、繰返間隔、開始時間の設定を組み合わせることで、下
記のような撮影ができます。
• 現時点から一定の間隔を繰り返し撮影する(インターバル撮影)
• 設定した時間に1枚撮影する(タイマー撮影)
• 設定した時間から一定間隔で撮影する(インターバルタイマー撮
影)
1.
【モードダイヤル】を“ ”に合わせます。
2.
【 】【 】で“枚数”を設定して【 】を押します。
• 撮影する枚数を設定します。1枚に設定した場合は手順4
に進みます。
• メモリーの容量いっぱいに撮影したい場合は、“MAX枚”
を選びます。
3.
【 】【 】で“間隔”を設定して【 】を押します。
• 撮影を繰り返す間隔を設定します。1分∼60分まで1分単
位で設定できます。
4.
【 】【 】で“開始時間”を設定して【SET】を押します。
• 撮影を始める時間を設定します。開始時間は現在から1∼
240分後です。
• 今現在から撮影を開始したい場合は“今から”を選びます。
5.
必要に応じて撮影に関する設定を行います。
• ホワイトバランス等の設定ができます。
6.
被写体にフレームを合わせて【シャッター】を全押ししま
す。
• 設定時間になると撮影が開始されます。
• 操作5で行った撮影に関する設定条件で、毎回撮影が行わ
れます。
インターバルモードをキャンセルするには
インターバルモードでの撮影待機中に電源を入れると、「イン
ターバル撮影がキャンセルされました」と表示され、インターバ
ルモードの撮影はキャンセルされます。また、【モードダイヤル】
が“
”以外の位置になっても、インターバルモードの撮影はキャ
ンセルされます。
58
撮影する(応用編)
ホワイトバランスを変える
被写体は、太陽光や電球の光など光源の波長によって色味が異
なっています。ホワイトバランスとは、被写体を自然な色合いで
撮影できるように白を基準に色味を調整することです。
1.
撮影モードにして【MENU】を押します。
2.
“撮影設定”タブ→“ホワイト
バランス”と選び、【
】を押
します。
3.
【 】【 】で設定内容を選び、【SET】を押します。
オート : 自動的にホワイトバランスを調整します。
(太陽光): 屋外での撮影時
(日陰) : 日陰で青みがかるとき
(電球) : 電球下で赤みがかるとき
(蛍光灯): 蛍光灯下で緑がかるとき
マニュアル : 現在の光源に合わせて手動で設定します。詳
しくは「マニュアルホワイトバランスの設定」
(59ページ)を参照してください。
参考
•“マニュアル”を選ぶと、前回マニュアルホワイトバラン
スを設定した際の値に設定されます。
59
撮影する(応用編)
マニュアルホワイトバランスの設定
ホワイトバランスの“オート”では光源によって自動調整の処理に
時間がかかったり、調整できる範囲(色温度)に限界があります。
マニュアルホワイトバランスを使うと、さまざまな光源下で適正
な色に調整することができます。マニュアルホワイトバランスの
設定は、白い紙などを画面に一杯に写した状態で行ってくださ
い。
1.
「ホワイトバランスを変える」
(58ページ)の手順3で“マ
ニュアル”を選びます。
• 【液晶モニター】には、前回
調整したバランスで被写体
が表示されます。
2.
画面全体に白い紙などを写した状態で【シャッター】を押
します。
• ホワイトバランスを調整します。
3.
【SET】を押します。
• ホワイトバランスを決定し、撮影ができる画面に戻りま
す。
• 暗い所や色の濃いものでホワイトバランスを調整すると時
間がかかります。
測光方式を変える
測光方式の変更ができます。
1.
撮影モードで【MENU】を押します。
2.
“撮影設定”タブ→“測光方式”と選び、【 】を押します。
3.
設定内容を選び【SET】を押します。
マルチ(マルチパターン):
画面の全体を分割し、それぞれのエリアにつ
いて測光します。測光結果の明暗パターンに
よって撮影環境をカメラが自動的に判断し、
露出を決定します。様々なシーンで失敗の少
ない露出が得られます。
中央重点:
中央部を重点的に測光します。カメラ任せで
はなく、自分である程度露出をコントロール
したいときに使います。
スポット:
センターのごく狭い部分を測光します。周囲
の影響を受けずに、写したい被写体に露出を
合わせることができます。
重要!
•“マルチ”設定時に、EVシフト(48ページ)を行うと測光
方式が自動的に“中央重点”に切り替わります。EVシフ
トを“0.0”に戻すと、元の測光方式に戻ります。また、
マニュアル露出(55ページ)に切り替えたときも同様に
“マルチ”は“中央重点”に切り替わります。
60
撮影する(応用編)
ヒストグラムを活用する
【DISP】を押して【液晶モニター】上にヒストグラムを表示させる
ことにより、露出をチェックしながら撮影することができます
(18ページ)。再生モードでは撮影された画像のヒストグラムを
見ることができます。
ヒストグラム(輝度成分分布表)とは、画像の明るさのレベルをピ
クセル数によりグラフ化したものです。縦軸がピクセル数、横軸
が明るさを表します。ヒストグラムを見ると、補正するために充
分な画像のディテールが画像のシャドウ(左側)、中間調(中央部
分)、ハイライト(右側)に含まれているかどうかを確認すること
ができます。もしもヒストグラムが片寄っていた場合は、EVシ
フト(露出補正)を行うと、ヒストグラムを左右に移動させること
ができます。なるべくグラフが中央に寄るように補正をすること
によって、適正露出に近づけることができます。
ヒストグラム
• ヒストグラムが左の方に寄ってい
る場合は、暗いピクセルが多いこ
とを示しています。
全体的に暗い画像はこのようなヒ
ストグラムになります。また、あ
まり左に寄り過ぎていると、黒つ
ぶれを起こしている可能性もあり
ます。
• ヒストグラムが右の方に寄ってい
る場合は、明るいピクセルが多い
ことを示しています。
全体的に明るい画像はこのような
ヒストグラムになります。また、
あまり右に寄り過ぎていると、白
飛びを起こしている可能性もあり
ます。
• ヒストグラムが中央に寄っている
場合、明るいピクセルから暗いピ
クセルまで適度に分布しているこ
とを示しています。
全体的に適度な明るさの画像はこ
のようなヒストグラムになりま
す。