カシオ計算機株式会社
はじめに 本書は、ペンPC(弊社開発名:MPC-701)のソフトウェア仕様について記載しています。 本仕様書の記載内容にもとづき、製造、及び納入を行います。 CASIO COMPUTER CO.,LTD.
第1章 製品概要.................................................................................................................................................................1 第2章 システム概要........................................................................................................................................................2 2.1 2.2 第3章 3.1 3.2 3.3 第4章 4.1 4.2 4.3 第5章 5.1 5.2 5.3 5.4 5.5 第6章 6.1 6.2 第7章 7.1 7.2 第8章 リリースの範囲 ..................................................................
第9章 9.1 9.2 BIOS一般要件.............................................................................................................................................20 概要...................................................................................... 20 ブートデバイス ............................................................................ 20 第10章 LOGIN画面 .............................................................................................................................................
文書名 MPC-701 ソフト概要解説書 第1章 製品概要 製品名: MPC-701 搭載 CPU: Transmeta CrusoeTM TM5800 (800MHz) 搭載 Memory: Main 128MB + Option 256MB (MAX 384M) ※搭載メモリの内、CMS ワークエリアとして 16MB 使用します。 搭載 HDD: 20GB 搭載 OS: Windows 2000 Professional SP2 版 :Ver 1.
文書名 版 :Ver 1.0 頁 : 2/26 MPC-701 ソフト概要解説書 第2章 システム概要 2.1 リリースの範囲 MPC-701 は Windows 2000 Professional を基本ソフトとする、手書き文字入力を採用した企業向けモバイル・ コンピュータです。 2.2 ソフトウェア構成 以下に工場出荷状態のソフトウェアバージョンについて記述します。 [リカバリー時の収録媒体:W= Windows2000 Professional CD-ROM / R= Recovery CD-ROM] ■基本ソフトウェア ソフト名称 Windows 2000 Professional リカバ リー時 の収録 媒体 用途・説明 Service Pack 2 (5.00.2195) + Hotfix (Pre SP3) IE は Ver5.
文書名 版 :Ver 1.
文書名 MPC-701 ソフト概要解説書 版 :Ver 1.0 頁 : 4/26 第3章 Windows の設定 工場出荷時の Windows の設定について記述します。 3.1 画面のプロパティ 画面のプロパティでは以下のものを設定します。 (1) 壁紙 (2) スクリーンセーバー ※設定内容とマスターディスク・バージョンに関しては、Appendix「バージョン管理−Windows の設定− 画面のプロパティ」を参照してください。 3.2 システムのプロパティ システムのプロパティでは、以下のものを設定します。 (1) サポート情報 ※設定内容とマスターディスク・バージョンに関しては、Appendix「バージョン管理−Windows の設定−シス テムのプロパティ」を参照してください。 3.
文書名 版 :Ver 1.0 頁 : 5/26 MPC-701 ソフト概要解説書 第4章 モバイルコックピットⅢ(Mobile CockpitⅢ) モバイルコックピットⅢは、電源管理機能、バッテリ監視機能、状態レポート機能、ランチャー機能等を 搭載した常駐プログラムです。 4.1 概観 1.デスクトップ配置 工場出荷時、モバイルコックピットⅢはデスクトップ上部に配置されます。(下図参照) デスクトップ上部の他、下部、左部、右部、フローティングの配置が可能です。 2.モバイルコックピットバー ランチャーバーへの切り換え 環境設定 パワーモード 各種デバイス管理 ロングラン監視 右クリック:動作設定、診断ツール バッテリー監視 Save to RAM Save to Disk 3.ランチャーバー ショートカットアイコン MobileCockpit バーへの切り換え ショートカットアイコン登録エリア 右クリック:動作設定、診断ツール バッテリー監視 Save to RAM Save to Disk CASIO COMPUTER CO.,LTD.
文書名 版 :Ver 1.0 頁 : 6/26 MPC-701 ソフト概要解説書 4.
文書名 版 :Ver 1.
文書名 版 :Ver 1.0 頁 : 8/26 MPC-701 ソフト概要解説書 第5章 PEN ツール系ソフトウェア 5.1 構成概要 PEN ツール系ソフトウェアの構成概要を以下に記述します。 Calibration (Windows) InputStation MakeKeyboard Application MobileKeyboard MobileWriter PenAssist 手書き認識エンジン (PenPower社) 5.
文書名 MPC-701 ソフト概要解説書 版 :Ver 1.0 頁 : 9/26 5.3 画面概要 PEN ツール系ソフトウェアの画面概要と操作例を以下に記述します。 1.MobileWriter MobileWriter には2つの入力方法があります。 フリーエリアからの文字入力 入力枠からの文字入力 2.MobileKeyboard ※上記ソフトウェア・キーボードのデザインは標準キーボードです。 CASIO COMPUTER CO.,LTD.
文書名 版 :Ver 1.0 頁 : 10/26 MPC-701 ソフト概要解説書 3.MakeKeyboard ソフトウェア・ボードのカスタマイズ画面。 キーボードレイアウト確認 4.PenAssist 基本操作の画面。 ※下記は、東京都の郵便番号で住所の入力が簡易に可能になる例を示しています。 メイン画面 候補画面 外部辞書設定画面 ユーザー辞書として CSV 形式で取り込みが可能。 5.4 メッセージAPI MobileWriter, MobileKeyboard のメッセージ API に関しては、Appendix「メッセージAPI」を参照してください。 5.
文書名 版 :Ver 1.0 頁 : 11/26 MPC-701 ソフト概要解説書 第6章 その他のユーティリティ 6.1 180 度回転ツール 180 度回転ツールは、Windows デスクトップを逆向き表示(180 度回転)を行うものです。 タッチパネルの向きも 180 度回転し、完全な逆向きでの操作が可能となります。 右クリックアイコン 180 度回転ツールアイコン タスクトレイ上の「180 度回転ツール」アイコンを右クリックし、表示される操作一覧から「回転(180 度)」 を選択します。画面を元に戻す場合は同じ操作をします。 ※180 度回転ツールは、800×600 High Color(16 ビット) 以外の設定では動作しません。 ※Silicon Motion 社提供のコントロールプログラムに同様の機能がありますが、こちらは使用しないで下さい。 画面の方向しか変更されないため、タッチパネルの動作が逆になり、非常に操作しずらくなります。 6.
文書名 版 :Ver 1.0 頁 : 12/26 MPC-701 ソフト概要解説書 第7章 ユーザーバックアップシステム 工場出荷時、MPC-701 には自己完結が可能なユーザーバックアップシステム機能が搭載されています。 購入後、或いは各種ソフトウェアの導入・設定後にバックアップしておけば、いつでもユーザー自身がリカバリ することが可能です。 ① ② MPC-701 server ① HDD に確保したリカバリエリア(5GB)を使用したバックアップ/リカバリ。(自己完結) ② Network (LAN) を使用したバックアップ/リカバリ。(サーバーが必要) ※リカバリエリアについては、後述の「HDD のパーティション構成」の章を参照してください。 7.
文書名 版 :Ver 1.0 頁 : 13/26 MPC-701 ソフト概要解説書 7.2 ユーザーバックアップシステム動作概要 ユーザーバックアップシステムを使用した、システムエリア(Windows 領域)のバックアップとリカバリの 操作・動作概要を以下に記述します。 1.バックアップ 起動時ロゴが表示されている時に[Alt]+[Ctrl]キーを押下。 CASIO [Alt]+[Ctrl]キーを押下しない場合、Windows2000 が起動します。 [Alt]+[Ctrl] キー押下 NO YES リカバリー基本メニュー 1.Windows2000 領域バックアップ 2.Windows2000 領域復元 3.リカバリー領域のファイル表示 4.拡張メニュー 5.DOS プロンプト リカバリーシステム起動 通常運用開始 [1]を選択 システム領域のバックアップ実行 リカバリエリアにイメージで保存。 バックアップ処理終了 CASIO COMPUTER CO.,LTD.
文書名 版 :Ver 1.0 頁 : 14/26 MPC-701 ソフト概要解説書 2.リカバリ 起動時ロゴが表示されている時に[Alt]+[Ctrl]キーを押下。 CASIO [Alt]+[Ctrl]キーを押下しない場合、Windows2000 が起動します。 [Alt]+[Ctrl] キー押下 NO YES リカバリー基本メニュー 1.Windows2000 領域バックアップ 2.Windows2000 領域復元 3.リカバリー領域のファイル表示 4.拡張メニュー 5.
文書名 版 :Ver 1.0 頁 : 15/26 MPC-701 ソフト概要解説書 第8章 デバイス 8.1 オプションデバイス/動作確認デバイス オプションデバイス/動作確認デバイスに関しては、Appendix「オプションデバイス/動作確認デバイス」を参照 してください。 ※連動デバイスについては、動作は保証していますが性能については保証していません。 8.
文書名 版 :Ver 1.0 頁 : 16/26 MPC-701 ソフト概要解説書 8.4 USB MPC-701 には USB 1.1/2.0 が1ポートづつ搭載されています。 ※向かって左側=USB2.0 ポート/向かって右側=USB1.1 ポート(各ポート共に 500mA までサポート) 8.4.1 デバイスのサポート サポート範囲 項目 DOS Windows 1.1 する する 2.0 する する する する する する しない する USB ポート 接続デバイス USB FDD USB Keyboard USB FDD, USB Keyboard 以外 ※DOS 上で FDD/Keyboard を動作(emulation)させる場合、BIOS は USB1.1 と USB2.
文書名 版 :Ver 1.0 頁 : 17/26 MPC-701 ソフト概要解説書 8.5 バックライトスイッチ/テンキーロックスイッチ バックライトスイッチとテンキーロックスイッチをサポートします。 ※スイッチは本体右横に搭載されてます。 8.5.1 バックライトスイッチ LCDとテンキーの動作概要を以下に記述します。 電源状態 S0:動作中 スイッチ設定 テンキー部 輝度調整 照光 輝度調整 OFF OFF OFF ― ON ON ON 固定 ON 周囲が明るい=自動 OFF 周囲が暗い =自動 ON OFF ― アプリケーションの 設定に依存 アプリケーションの 設定に依存 ― 周囲が明るい=自動 OFF 周囲が暗い =自動 ON OFF OFF OFF ― OFF ― AUTO (センサー) OFF ― OFF ― AUTO (センサー) S3:スタンバイ中 S4:休止状態中 S5:Windows 終了 LCD バックライト 固定 ― 8.5.
文書名 版 :Ver 1.0 頁 : 18/26 MPC-701 ソフト概要解説書 8.
文書名 MPC-701 ソフト概要解説書 版 :Ver 1.0 頁 : 19/26 8.
文書名 MPC-701 ソフト概要解説書 版 :Ver 1.0 頁 : 20/26 第9章 BIOS一般要件 9.1 概要 MPC-701 BIOS でのサポート概要を以下に記述します。 (1) PCI 2.2 BIOS (2) Plug & Play 1.0a BIOS (3) Enhanced IDE サポート (4) SMBIOS 2.31 サポート (5) Minimum APM 1.2 サポート (Power Off function) (6) ACPI 1.0b above サポート (7) BIOS 書き換えが可能。(DOS 版のみ) 9.
文書名 版 :Ver 1.
文書名 版 :Ver 1.0 頁 : 22/26 MPC-701 ソフト概要解説書 第12章 システムの再構築 リカバリ CD-ROM および添付の Microsoft Windows2000 CD-ROM を使用してシステムの再構築が可能です。 目的別に2種類のシステム構築を行う場合の操作・動作概要を以下に記述します。 ① HDD を工場出荷構成にする場合 ② HDD に Windows2000 のみ導入する場合 12.
文書名 版 :Ver 1.
文書名 版 :Ver 1.0 頁 : 24/26 MPC-701 ソフト概要解説書 12.
文書名 MPC-701 ソフト概要解説書 第13章 版 :Ver 1.0 頁 : 25/26 使用上の注意 本製品の用途について 本製品は一般事務機器として開発されていますので、輸送機器(航空機、列車、自動車等)、防災防犯装置、各種 安全装置などの、機能、精度等において高い信頼性、安全性が必要とされる用途にご使用をお考えの際には、事前に 弊社までご連絡いただきますようお願い申し上げます。 また、航空宇宙機器、幹線通信機器、原子力制御機器、生命維持に関わる医療機器等の、極めて高い信頼性、安全性 が必要とされる用途にはご使用しないで下さい。 製造物責任に関する注意 本仕様書に記載されています本製品の使用条件や使用上の注意事項などを逸脱して使用される事等に起因する損害 に関しては、弊社は一切の責任を負いかねますのでご了承下さい。 CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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