User manual - MPC-701バックアップシステム機能解説書ver.1.00(2002年9月5日)
版 :第1版
ユーザーバックアップシステム 機能解説書 MPC-701
<本文>
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9. スパン容量
バックアップ時の、イメージファイル出力の過程において、ファイル容量が規定値を越える直前で、自動的に
ファイルを分割して出力します。出来上がった各々の分割ファイルは、規定値範囲内の容量を保ちます。その
規定値をスパン容量と呼びます。
●外部サーバーへのバックアップ
スパン容量はデフォルト(600G バイト)が設定されています
16
。将来ブータブル CD-ROM 化
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する必要が
生じた時の、そのメディア容量を考慮した値です。
下図はハードディスクのバックアップを示します。
NTFS
システム領域
(Windows2000 領域)
NTFS
データ領域
バックアップ領域
PC-DOS
第1パーティション
5Gバイト
第2パーティショ
10Gバイト
第3パーティション
MPC-701
数個の分割ファイルが生成
バックアップ
****001.gho
****003.ghs
****002.ghs
****004.ghs
サーバー
5Gバイト
●バックアップ領域へのバックアップ
システム領域をバックアップするための領域です。スパン設定は無しです。
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システム領域
(Windows2000領域)
データ領域
バックアップ領域
PC-DOS
第1パーティション
5Gバイト
第2パーティション
10Gバイト
第3パーティション
5Gバイト
NTFS
NTFS
****.gho
バックアップ
スパン容量は設定されておらず、ゴーストが自
動的に2Gバイトごとのスパン容量でバック
アップ領域内にファイル出力します。この領域
に納められたファイル容量がメディア(CDR
等)容量を超える場合は、メディアにライトす
ることはできません。
16
「規定値のカスタマイズ」を参照。
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「ブータブル CD-ROM 作成例」を参照。
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スパン容量を設定しない理由は、処理前にプログラムに、バックアップイメージファイルを出力できるかどうか、容量検査を行わせる為
です。もし設定すると、スパン容量値以下の容量を持つファイルを出力できるかどうかの検査を行うことになり、スパン分割後のファイル
が、容量オーバーにより、出力できない可能性が出てきます。