User manual - B-mode取扱説明書

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はじめに
「Midori Linux(Linux2.4系)をベースにカシオにて開発した環境下で稼働するこのB-mode
アプリ領域は、約 400MB ありこの内システムで約 200MB を使用します。
「Midori Linux」の「Midori」という名前の由来は日本語の「緑」です。これは[CRUSOE
CPU]の低消費力と、より環境への影響が少ないコンピュータシステムに重点を置く姿勢
を反映したものです。また「Midori」は、カーネルおよび基本コマンドを軽量化し起動性能
の向上を計っています。
重要
B-modeアプリは、オープンソース理念にもとづくフリーソフトウエアを基本にしてい
ます。
そのため、B-modeMidori Linuxを含むすべてのソフトウエアおよびお客様がインス
トールされた ソフトウエアは、弊社でのサポート対象外となります。
あらかじめ、ご承知おきください。
注意
FROM カードからの BOOT 等には対応しておりません。
B-modeのソース公開については、CASSIOPEIA FIVAホームページ(http://www.casio.co.jp/
mpc)にてご覧頂けます。
制約事項について
・スワップ域について
B-mode ではスワップ域を確保していないため、同時に複数のアプリケーションを実行しな
いでください。多くのアプリケーションを同時に実行したり、メモリを多く使用するアプリ
ケーションを実行すると、メモリの不足から「異常終了」の原因となります。
・ウインドウ配置について
ウインドウマネージャのウインドウ配置はスクリーンの中央に限定されていますので、複数
のウインドウが同じ位置に重なる場合が起こります。配置後の位置調整はマウス等で行えま
すが、メニューウインドウから同じアプリケーションを連続して起動する場合には、2重起
動に注意してください。
・フォントについて
各種のフォントを使用しているため、表示するフォントにより「¥」と「\」
変わります。
バッテリ警告について
バッテリ容量が低下すると、警告画面が15分置きに表示されます。この場合には、AC電源を
接続しご使用ください。
使用可能なインターフェース/デバイス
USB インターフェース: USB ホイールマウス
PCMCIA/CF カードスロット: ATA フラッシュカード
・内蔵 LAN インターフェース 10BASE-T/100BASE-TX
* 内蔵モデム等、他のデバイスの使用は出来ません。