User manual - LMWIN マニュアルver.1.15(2014年7月25日)

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同時複数対応での設定詳細
環境設定ファイル(device.ini)にて以下の項目を記載します。
(1)同時複数動作の有効化
[BS/BB]の項に、
書式 MAX_DEVICE=最大同時通信可能端末台数(10 進表記)
同時複数動作を有効にする場合は、「4」(最大「8」まで可能)
同時複数動作を無効にする場合は、「1」(従来の単体/連鎖動作です。)
を指定して下さい。
デフォルトは「MAX_IO=1」で同時複数動作が無効の状態です。
上記以外(8/4/1 以外)の値に設定しないで下さい。
従来までの単体/連鎖動作を行なう場合は必ず無効(MAX_DEVICE=1)の状態にして下さい。
対応 OS 以外(Windows98SE/ME/NT4.0)では有効に指定しても、従来の単体/連鎖動作となり
ます。
WindowsCE 機以外の端末では本モードは使用できません。
(2)同時複数動作時の同デバイス接続待ち時間
[BS/BB]の項に、
書式 MultipleWaitTime=同デバイスの接続待ち時間(10 進表記-ミリ秒)
デバイスを複数同時で通信させた場合、通信終了後、切断しても最大で約 15 秒間は赤外線アイコン
が消えず、デバイス情報が残り、この間、実際にデバイスが接続要求していない状態(前回の IOBOX
上で FLCE を起動していない)でも、デバイス有りと判断し、接続するとプロトコル関数でロックします。
IrDA のプロトコルスタックの仕様です。)
上記現象に対応する為、確実に残存デバイス情報
が消えるまでの 15 秒間は、強制的に同一デバイ
との接続を行なわない仕様とします。
また、通信後の LMWIN 起動でも、同じ理由で現象が発生する為、LMWIN 停止時に上記で設定し
た時間分は停止完了を待つ仕様となります。
デフォルトは「MultipleWaitTime=15000」となっています。
基本的にデフォルト値以外の値に設定しないで下さい。