カシオハンディターミナル DT-900 LMWIN 操作ガイド Rev 1.00 カシオ計算機株式会社
目 次 1 IO-BOX....................................................... 1 1−1.サテライトI/O............................................................................................................................1 1−2.マスタI/O................................................................................................................................2 2 アップダウンロードシステムのインストール ..................... 3 3 操作方法..................................................... 4 3−1 システム環境ファイル(CONFIG.HTS) ...........................
1 IO-BOX LMWINのアップダウンロードシステムが必要になります。 動作環境は次の通りです。 ハードウェア CPU OS ユーザーズメモリ PC/AT互換機 i486以上 MS-Windows95 16MB以上(コンベンショナル 640KB) 表1−1 LMWINの動作環境 LMWINでは、連鎖接続された複数のハンディターミナルに対する通信が可能です。 1−1.サテライト I/O パソコンとRS-232C ケーブルで接続し、I/O ボックス間はRS-422 で接続します。 最大接続数は8台です。 通信を行うには、LMWIN の「環境設定」メニューで”RS-232C”を選択します。 PC HOST RS-232C サテライト I/O ボックス IrDA ハンディ サテライト I/O ボックス IrDA ハンディ サテライト I/O ボックス IrDA ハンディ サテライト I/O ボックス IrDA ハンディ IrDA ハンディ RS-422 RS-422 RS-422 RS-422 ・ ・ サテライト I/O ボックス 最大8台 最大8台
1−2.マスタ I/O パソコンと LAN ケーブルで接続し、I/O ボックス間はRS-422 で接続します。 最大接続数は8台です。 通信を行うには、LMWIN の「環境設定」メニューで”TCP/IP”を選択します。 PC HOST 10BASE-T マスタ I/O ボックス IrDA ハンディ マスタ I/O ボックス IrDA ハンディ マスタ I/O ボックス IrDA ハンディ マスタ I/O ボックス IrDA ハンディ IrDA ハンディ RS-422 RS-422 RS-422 RS-422 ・ ・ マスタ I/O ボックス 最大8台 最大8台
2 アップダウンロードシステムのインストール LMWINは以下の要素から構成されています。 ファイル名 LMWIN32.EXE driver32.dll hfc32.dll lman32.dll scsidrv.dll tcpip.dll LMWIN.INI DEVICE.INI その他 注意事項 ダウンロード/アップロードユーティリティ実行形式(GUI モード) RS232C ドライバ コマンド解析ドライバ 接続監視ドライバ SCSI 接続のための予備ファイル TCPIP 接続のための予備ファイル 実行初期設定ファイル コンフィギュレーションファイル アップダウンロードユーティリティに必要なファイル/ヘルプファイル 表2−1 LMWINの構成要素 すべての構成要素は1つのパッケージで供給されます。 全インストールに必要なファイルとライブラリはすべて、Setup.exe プログラムにより 生成されます。 セットアップを開始するにはCDのLMWIN フォルダにある Setup.
3 操作方法 3−1 システム環境ファイル(CONFIG.HTS) DT−900のシステム環境設定を登録したファイルで、テキスト形式で設定値を記述します。 ファイル名は「CONFIG.HTS」固定で、先頭に識別子“CONFIG.HTS”を持ちます。 このファイルをアプリケーションインストール時にA、もしくはBドライブにダウンロードすること により、設定が有効になります。 項目 位置 サイズ 設定範囲 既定値 ID 00 10 文字列'CONFIG.
プロトコル関連:マルチドロップ 項目 受信タイムアウト リトライ回数 リンクタイムアウト 予約領域 予約領域 予約領域 位置 +62 +64 +66 +70 +72 +74 サイズ 2 2 4 2 2 2 設定範囲 00-99(秒) 00-99(回) 0000-9990(10m 秒) 本機では無効なパラメータです 既定値 03 03 0030 00 00 00 表3−2 プロトコル関連の構造 プロトコル関連:FLINK 項目 セッション確立タイムアウト 受信タイムアウト セッション終了タイムアウト 予約領域 位置 +62 +66 +70 +74 サイズ 4 4 4 2 設定範囲 0000-3600(秒) 0000-0600(秒) 0000-0600(秒) 00 表3−3プロトコル関連の構造 既定値 1800 0300 0010 00
3−2 LMWINの操作 LMWINを起動すると、次の画面が表示されます。 図3−1 LMWINのメインメニュー画面 3−2−1 LMWINのスクリプト作成 まず、スクリプトメニューから新しいスクリプトを作成します。 「新規作成サブメニューを」選択してください。 図3−2 LMWINのスクリプトメニュー画面
3−2−2 LMWINのスクリプト新規作成 ここで「新規作成」サブメニューオプションを選ぶと、下の画面になります。 (この画面は「追加」を押す前のコマンドとオプションが選択された画面です) この画面よりコマンドボックスから実行するコマンドを選びます。 コマンドを選択すると、コマンドと一致しているオプションを入力/選択しなければ なりません。例えば、もし選ばれたコマンドが send ならば、「ファイル」、「格納 ディレクトリ」のオプションを入力し、必要であれば「オプション」を選択します。 その後、[追加]ボタンを押す事によりスクリプトに追加されます。 なお、スクリプトファイルの格納は、後述「LMWINの環境設定」で示される「作業フォル ダ」にのみ行えます。それ以外のフォルダには格納出来ませんので、必要に応じて、事前に作 業フォルダを変更して下さい。 図3−3 LMWINのスクリプトファイル新規作成画面 この画面上のボタンの意味は次の通りです。 ●[追加] … コマンドを「スクリプト」に追加します。 ●[結合] … 前のスクリプトコマンドに結合します ●[戻る] … メイン画面に戻ります。スクリプトファイルの
3−2−3 LMWINのスクリプトを開く 新規作成の「開く」サブメニューオプションを選ぶとスクリプトファイル選択画面が 表示されます。 図3−4 スクリプトファイルを開く画面その1 スクリプト選択画面でスクリプトファイルを選択すると次の画面になります。 図3−5 スクリプトファイルを開く画面その2 「スクリプトファイル」に選択したスクリプトファイルの内容が記述されます。
3−2−4 LMWINの環境設定 次に環境設定メニューの「通信設定」サブメニューを選択します。 これは通信設定画面を表示するものです。 図3−6 LMWIN環境設定メニュー ここでは、例として次のように設定しています。 a.COMポート :COM1 b.ボーレート :57600BPS c.パリティ :なし e.ストップビット:1ビット f.データ長 :8ビット 図3−7 LMWIN通信設定画面 項目が選択されて、[OK]ボタンがクリックされたら、設定はデバイス設定 ファイル「DEVICE.
3−2−5 LMWINの実行 通信と環境の設定が完了したら、実行メニューを表示します。 「接続」→「開始」サブメニューを選択してください。 サーバモードを開始します。 ☆サーバモードは、ハンディターミナル側からの接続要求で通信が始まります。 その処理を行うためのプログラムが、ハンディターミナルに入っている必要があります。 図3−8 LMWIN実行メニュー サーバーモードを開始することにより通信を初期化して、HTから来る接続要求の 受け付け状態へアプウダウンロードユーティリティを移行させます。 図3−9 LMWINサーバーモード開始
3−2−6 LMWINコマンド コマンド画面では1種類のコマンドを実行する事が出来ます。 コマンド実行時はモード設定を行なう事が出来、1回モードが選択されると、 HTとの通信接続は切り離しません。 また、連続モードが選択されると、「中断」サブメニューが選択されるまで 繰り返し実行します。デフォルトは連続モードです。 図3−10 LMWINサーバーモードコマンド 3−2−7 スクリプト実行 スクリプト選択画面では1種類のスクリプトを選択できます。 選択したスクリプトを実行します。 図3−11 LMWINサーバーモード実行スクリプト選択画面 3−2−8 中断 中断サブメニューは選択すると通信を中断し、スクリプトファイルの作成/修正と 環境設定を行なうことが出来るようになります。 ★通信実行中は「環境設定」メニューは使用できません。 その為、通信中は通信設定を行うことができません。また、スクリプトメニューの「新規作成」 サブメニューも使用できません。さら通信中はスクリプトファイルの作成と編集はできません。 ご注意ください。
3−2−9 IO−BOXの設置 IO−BOXのインターフェースは、次のようになっています。 次に進む前に、ケーブルはきちんと接続されているかどうか、I/Oボッ クスには電源を入れてあるか、確認してください。 パソコン IO ボックス 1 IO ボックス 2 ・・・・・ 以降 RS-422 で接続 RS-232C or 10BASE-T RS-422 図3−12 パソコンとIOボックスの接続 IOボックス最大接続台数 8台 ハンディ本体最大認識数 8種類 表3−4 IOボックスの最大接続台数と最大認識数 3−2−10 インストール開始 DT−900をI/Oボックスに載せて、次の手順でDT−900本体側の インストール準備を行い、インストールを開始します。 a.「S」キーと「.」キーを押しながら電源をオンします(システムニュー起動)。 b.「4」キーを押します(「4:テンソウ」メニューが起動)。 c.「5:プロトコル」を設定します。 FLINKを選択します。 d.「6:ポート」を設定します。 RS−232Cケーブル直結か、I/Oボックス経由かにより設定するポートが 違います。 ・IR:I/Oボ
DT−900 LMWIN操作ガイド 平成16年1月 Rev 1.