abc MCR ライブラリマニュアル このマニュアルは、MCR ライブラリの仕様に ついて記載します。 Ver. 0.
ご注意 ● このソフトウェアおよびマニュアルの、一部または全部を無断で使用、複製することはできません。 ● このソフトウェアおよびマニュアルは、本製品の使用許諾契約書のもとでのみ使用することができます。 ● このソフトウェアおよびマニュアルを運用した結果の影響については、一切の責任を負いかねますのでご了 承ください。 ● このソフトウェアの仕様、およびマニュアルに記載されている事柄は、将来予告なしに変更することがありま す。 ● このマニュアルの著作権はカシオ計算機株式会社に帰属します。 ● 本書中に含まれている画面表示は、実際の画面とは若干異なる場合があります。予めご了承ください。 © 2011 カシオ計算機株式会社 Microsoft, MS, ActiveSync, Active Desktop, Outlook, Windows, Windows NT, および Windows ロゴは、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です。Microsoft 社の製品は、OEM 各社に、Microsoft Corporation の 100%出資子会
変更履歴 バージョン 0.90 変更日付 2011.
目次 1. 概要····························································································································································· 1 2. 動作環境 ···················································································································································· 1 3. 機能一覧 ···················································································································································· 2 3.
1. 概要 MCR ライブラリは、磁気カードリーダを使用するための機能を提供します。 2. 動作環境 MCR ライブラリの動作環境を以下に示します。 対象機種 • IT-9000 対象 OS • Microsoft WindowsMobile 6.5 開発環境 • Microsoft Visual Studio 2005 + SP1 • Microsoft Visual Studio 2008 + SP1 提供ファイル • MCReadLib.h • MCReadLib.lib • MCReadLib.dll • MCReadLibNet.dll (クラスライブラリ) 使用方法 • プログラムソース内に MCReadLib.h をインクルードし、MCReadLib.lib を使用するライブラリとして 指定してください • MCReadLib.dll は本体に内蔵されています。 • MCReadLibNet.
3. 機能一覧 3.
3.1.
3.1.
3.1.
DataJIS2 69 バイト分の RAM 領域をアプリケーションで確保し、その先頭アドレスを指定します。 JIS2 データの取得が不要な場合は、NULL を指定してください(RAM の確保不要)。 DataISO1 76 バイト分の RAM 領域をアプリケーションで確保し、その先頭アドレスを指定します。 ISO1 データの取得が不要な場合は、NULL を指定してください(RAM の確保不要)。 DataISO2 37 バイト分の RAM 領域をアプリケーションで確保し、その先頭アドレスを指定します。 ISO2 データの取得が不要な場合は、NULL を指定してください(RAM の確保不要)。 DataISO3 104 バイト分の RAM 領域をアプリケーションで確保し、その先頭アドレスを指定します。 ISO3 データの取得が不要な場合は、NULL を指定してください(RAM の確保不要)。 StatusJIS2 JIS2 トラックのステータスを取得するポインタを指定します。 JIS2 トラックのステータスが不要な場合は、NULL を指定してください。 StatusISO1 ISO1 トラックのステー
ステータス詳細 名称 説明 詳細 MCR_NO_DATA データ未取得 MCR がデータを取得していない状態 MCR_DATA_SUCCESS 有効データ取得済み MCR が有効データを取得した状態 MCR_BUFFER_FULL_ERR バッファフルエラー 規定量以上のデータ取得 MCR_DATASHORT_ERR Min.データエラー 必要最低限のデータが無い場合 MCR_DATA_ERR1 プリアンブルエラー “1”連続によりデータ取り込み中止 MCR_DATA_ERR2 データ異常 “1”連続によりデータ取り込み中止 MCR_PULSE_ERR1 Min.パルスエラー Min.値以下のパルス検出 MCR_PULSE_ERR2 Max.パルスエラー Max.
3.1.
DataJIS2 92 バイト分の RAM 領域をアプリケーションで確保し、その先頭アドレスを指定します。 JIS2 生データの取得が不要な場合は、NULL を指定してください(RAM の確保不要)。 DataISO1 92 バイト分の RAM 領域をアプリケーションで確保し、その先頭アドレスを指定します。 ISO1 生データの取得が不要な場合は、NULL を指定してください(RAM の確保不要)。 DataISO2 92 バイト分の RAM 領域をアプリケーションで確保し、その先頭アドレスを指定します。 ISO2 生データの取得が不要な場合は、NULL を指定してください(RAM の確保不要)。 DataISO3 92 バイト分の RAM 領域をアプリケーションで確保し、その先頭アドレスを指定します。 ISO3 生データの取得が不要な場合は、NULL を指定してください(RAM の確保不要)。 StatusJIS2 JIS2 トラックのステータスを取得するポインタを指定します。 JIS2 トラックのステータスが不要な場合は、NULL を指定してください。 StatusISO1 ISO1 トラックの
ステータス詳細 名称 MCR_NO_DATA MCR_DATA_SUCCESS MCR_BUFFER_FULL_ERR MCR_DATASHORT_ERR MCR_DATA_ERR1 MCR_DATA_ERR2 MCR_PULSE_ERR1 MCR_PULSE_ERR2 MCR_TIMEOUT_ERR MCR_CARDSPEED_ERR1 MCR_CARDSPEED_ERR2 説明 データ未取得 有効データ取得済み バッファフルエラー Min.データエラー プリアンブルエラー データ異常 Min.パルスエラー Max.パルスエラー タイムアウトエラー 加速エラー 減速エラー 10 詳細 MCR がデータを取得していない状態 MCR が有効データを取得した状態 規定量以上のデータ取得 必要最低限のデータが無い場合 “1”連続によりデータ取り込み中止 “1”連続によりデータ取り込み中止 Min.値以下のパルス検出 Max.
3.1.
3.1.
3.1.
3.1.8 MCRGetStatus MCR の状態を取得します。 [C++] DWORD MCRGetStatus ( ) [Visual Basic] Public Shared Function MCRGetStatus ( ) As Int32 [C#] public static Int32 MCRGetStatus ( ) 説明 本関数は MCR の状態を取得します。 DeviceEmulator では、MCRLib.
3.1.
3.1.
3.1.
3.1.12 MCRGetModelInfo MCR のモデル情報を取得します。 [C++] DWORD MCRGetModelInfo ( ) [Visual Basic] Public Shared Function MCRGetModelInfo ( ) As Int32 [C#] public static Int32 MCRGetModelInfo ( ) 説明 本関数は MCR のモデル情報を取得します。 読み取りデータを取得できない場合は、本関数を実行して、MCR のモデル情報を確認してくださ い。 DeviceEmulator では、MCRLib.ini ファイルの情報を読み込みます。ini ファイルが存在しない場 合は、MCR_MODEL_INVALID を返します。詳細はMCRLib.
3.1.
注意 読み取ったデータ長は MCR ドライバ/ライブラリが保持していますが、本関数が実行するとクリアし ます。 下記の条件では、データ長は 0 になります。 1. MCR モデルごとに使用しないトラック 2. MCRSelectTrack関数で指定していないトラック 3. エラーが発生したトラック 4.
4.
5. Device Emulator Device Emulator 上で本ライブラリを正しく動作させるためには、以下の設定ファイルが必要です。 MCRLib.ini 設定ファイルはあらかじめ以下のフォルダにインストールされています。 ¥Storage Card¥MCR 5.1 MCRLib.ini MCR のモデル情報およびスキャンデータを格納します。 MCRLib.
カシオ計算機お問い合わせ窓口 製品に関する最新情報 ●製品サポートサイト(カシオペア・ハンディターミナル) http://casio.