User manual - Windows Embedded CE ソフトウェアマニュアルver.1.01(2013年1月17日)
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※4 一括起動可能な最大枚数について、TypeA は 4 枚、FeliCa と ISO15693 は 2 枚となります。
カードポーリング時の省電力制御
電波の送信間隔を長めに調整した状態で、IC カードを検索することで、消費電力を抑えることができます。
ただし、送信間隔が長くなるため、IC カードの検出レスポンスが低下します。長時間連続して IC カードの
待ち受けを行う場合に使用してください。
データ通信機能
カードポーリング機能により、IC カードが起動すると、データ通信が可能となります。
IC カードに対して、送信したコマンドに対する応答情報の受信が完了する、または、タイムアウト時間が経
過すると通信を終了します。
通信が成功した場合、IC カードは起動した状態を保持するため、他のデータ通信を連続して行うことがで
きます。
表 2-5-1
機能 説明 動作終了条件 タイムアウト
カードポ
ーリング
機能
通信可能範囲内にある
IC カードを検索し、IC カ
ードを発見した場合は、
IC カードを起動して応答
情報を取得します
カードの起動に成功し、カード情報
の取得が完了する
タイムアウト時間が経過する
指定したコールバック関数が FALSE
を返す
ポーリング停止関数を実行する
100~60,000msec
または
タイムアウト無し
データ
通信機能
起動に成功した IC カー
ドとデータ通信を行うこと
ができます
IC カードからの応答受信を完了す
る
タイムアウト時間が経過する
60msec※1
※ 1 NFC モジュールがコマンドを送信してから、IC カードからの応答を受信するまでの待ち時間が上記
の時間を越えると、タイムアウトが発生します