User manual - Windows Embedded CE ソフトウェアマニュアルver.1.01(2013年1月17日)
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印字機能
大きく分けて、「文字フォントの印字」と「ビットイメージの印字」の 2 つの機能を実装しています。
印字開始条件
プリンタは、印字開始条件が成立した場合に印字します。印字開始条件は、下記のとおりです。
1. CR/LF/FF コードが出力された場合 (CR/LF が連続で入力された場合は LF を無視します)
2. 行バッファフルになった場合
3. ビットイメージ印字(ビットマップ、画面印刷等を含む)の場合
用紙幅指定
プリンタライブラリ関数の用紙幅指定で、使用する用紙の用紙幅を指定します。指定可能な用紙幅は下
記のとおりです。
1. 80 mm
2. 58 mm
※ 必ず使用する用紙に適した用紙幅を指定してください
※ 58 mm 用紙で印字した本体で 80 mm の印字を行うと、印字かすれが起こる可能性があります。このた
め、用紙幅 58 mm を設定し印字した後は、80 mm へ変更することはできません。
※ 用紙幅を変更した場合、左右マージンの設定は 0 にリセットされます。
※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。
プリンタライブラリ
PRNSetPaperWidth
使用する用紙の用紙幅の指定
PRNGetPaperWidth
用紙幅の設定状態の取得
用紙指定
最適な印字(制御)を行うため、ESC コマンド「用紙設定」で使用する用紙を指定する必要があります。
IT-9000 の推奨用紙を下記に示します。
表 2-14
用紙名 用紙種類
F-220VP
1P (標準紙)
HA220AA
1P (保存紙)
AFP-235
1P (高保存紙)
HW54S
ラベル
ODT60TC-RAK
1P (薄紙)
※ 印字が停止(ESC コマンドの「未印字吐き出し」を実行)してから、用紙指定を行って下さい。印字中に
用紙指定を変更すると、印字中のデータが指定された用紙のパラメータで印刷されるため、印字品位
に影響を与える場合があります。
印字濃度指定
ESC コマンド「印字濃度指定」で、印字濃度を指定することができます。印字濃度は、9 段階の指定が可
能です。
※ 印字が停止(ESC コマンドの「未印字吐き出し」を実行)してから、濃度指定を行って下さい。印字中に
濃度指定を変更すると、印字中のデータが指定された濃度で印刷されるため、印字品位に影響を与
える場合があります。