User manual - Windows Embedded CE ソフトウェアマニュアルver.1.01(2013年1月17日)
25
2.1.7 リセット処理
基本動作
Windows CE ( OAL )におけるブートローダの役割は、ハードウェアを初期化して Windows CE を起動す
ることですが、ハンディーターミナルでは下図のように、各種初期化処理や OS 更新の起動等特殊なキー
操作により実行できます。
BootSelector
Sysboot
OS Loader
(デフォルト:ソフトリセット)
ブートローダー
フルリセット
(電源キー + 取消 + RESET)
ユーザディスククリア
(機能 + 取消 + . + RESET)
ハードリセット
(機能+-+ 入力+RESET)
IT-9000 ではいくつかのリセット方法及び OS などの機能更新するための特殊機能があるのでそれについ
て、以下に説明します。
ソフトリセット処理
リセットボタンの押下した際の処理です。プログラムメモリを初期化します。
フルリセット処理
「電源キー」と「取消キー」を押しながらリセットボタンを 1 秒以上押していると RootDisk 初期化の確認画面
を表示します。確認は 2 回行い、それぞれ R サイドキーで実行、L サイドキーでキャンセルします。(レジス
トリは消去されます。)
フルリセットでは、RootDisk のフォーマットと RAM を初期化してから OS を再ロードし、自動復旧を設定し
ていれば、バックアップポイントまで復元できます。
ユーザディスククリア処理
「機能キー」と「取消キー」と「.(ピリオド)キー」を押しながらリセットボタンを 1 秒以上押しているとメモリ初
期化の確認画面を表示します。確認は 2 回行い、それぞれ R サイドキーで実行、L サイドキーでキャンセ
ルします。(レジストリは消去されます。)
DSKClean でも同様な処理を行うことができます。
ユーザディスククリアでは、RootDisk と FlashDisk のフォーマットと RAM を初期化してから OS を再ロード
し、工場出荷状態
*1
になります。
*1 E2PROM の代理店 ID については、クリアされません。