User manual - IDS-1J
USER’S GUIDE IDS-1J
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●電波時計とは
正確な時刻情報[日本標準
時]をのせた長波標準電波
(JJY)を受信することに
より、正しい時刻を表示
する時計です。
日本標準時:日本の時刻のもとになるもので、テレビ
の時報などに利用されています。
この標準時は「セシウムビーム型原子周
波数標準器」等により制御されています。
電波時計は正確な日本標準時を受信していますが、時計
内部の時刻演算処理等により、時刻表示に1秒未満のズ
レが生じます。
●標準電波
標準電波は独立行政法人通信総合研究所(CRL)が運用
しており、福島県田村郡の「おおたかどや山標準電波送
信所」(40kHz)および佐賀県と福岡県の境の「はがね
山標準電波送信所」(60kHz)から送信されています。
この標準電波はほぼ24時間継続して送信されています
が、保守作業や雷対策等で一時送信中断されることもあ
ります。
●電波の受信範囲の目安
条件の良いときは、送信所からおよそ1000km離れた
場所でも受信することができます。
※ ただし、約 500km を越えると電波が弱くなるので、
受信しにくくなることがあります。
また、受信範囲内であっても、季節や天候、使用場所、
時間帯(昼 / 夜)あるいは地形や建物の影響などに
よって、受信できないことがあります。
1000km
〈送信所の位置〉
はがね山
(60kHz)
おおたかどや山
(40kHz)
500km
1000km
500km
<正しく受信するために>
○ 電波受信できる場所でお使いください(「●使用
場所について」参照)。
○ 本機を電波送信所方向に向けると、受信しやす
くなります(本機に内蔵されている受信アンテ
ナと電波送信所が垂直方向になるようにすると、
最も受信しやすくなります)。
最も受信しやすい設置のしかた
時刻表示部または裏面を電波送
信所に向かい合うようにする
T
I
M
E
S
H
I
F
T
○ 受信中(受信インジケーター表示中)にボタン
操作をしないでください。なお、受信中に
WAVE(ウエイブ)ボタンを押すと、受信を中
断します。
<ご注意>
○時刻セットボタンを使って現在時刻を修正する
と、以後 24 時間自動受信は行ないません。た
だし、この間に WAVE(ウエイブ)ボタンを押
して手動受信を行なうと、その時点で解除され
ます。
○ 電波受信を行なわない間は、月差± 30 秒以内
の精度で計時します。
○ 電波障害により、誤った信号を受信することが
あります。
電波時計について
●受信のしくみ
内蔵のアンテナで電波
を受信
時刻情報にもとづ
いて表示
標準電波
セシウム
原子時計
送信所
標準電波
解読
時刻表示
時刻情報
受信した標準電波
の時刻情報を解読
する
T
I
M
E
S
H
I
F
T
●電波受信について
本機は「おおたかどや山標準電波送信所」(40kHz)と
「はがね山標準電波送信所」(60kHz)の 2 局より受信
しやすい方の電波を自動的に選択し受信を行ないます
(自動選局機能)。通常は以下の時刻に電波受信を自動的
に行ないます(自動受信)。
午前 2:01 /午前 3:01 /午前 6:01 /午前 10:01 /
午後 2:01 /午後 6:01 /午後 10:01
※1回の受信は約2∼14分間(リセット直後は約4∼
14 分間)です。
※ 受信に成功すると、すぐに正しい時刻/月日(曜日)
に修正されます。また、 マークおよび マークが点
灯して受信成功をお知らせします。
マーク…前回の電波受信が成功していることを表
します。
※ 次回受信時に消灯します。
マーク… 1 日 1回以上、電波受信が成功している
ことを表します。
(正しい時刻が表示されているかどうか
の目安になります)
※ ただし、受信成功していても午前2時
と午前3時になると一度消灯します。
その後受信成功すると、再び点灯継続
します。
●使用場所について
本機は、テレビやラジオなどと同様に、電波を受信する
ものです。本機を使用するときは、「電波を受けやすい」
部屋の窓際などでお使いください。
以下のような場所では、電波受信しにくくなりますの
で、このような場所は避けて本機をお使いください。
金属板の上、山の裏側…など
乗り物の中
(自動車、電車、飛行機など)
マンションやビルなどの鉄筋、
鉄骨の建物の中およびその周辺
※ 但し、窓ぎわで使用すると受
信しやすくなります。
高圧線、架線の近く
電波障害の起きるところ
工事現場、空港のそば、
交通量の多いところなど
()
家庭電化製品、OA機器のそば
テレビ、スピーカー、FAX、
パソコン、携帯電話など
()
時刻情報
T
I
M
E
S
H
IF
T