User manual - IDS-1J

USER’S GUIDE IDS-1J
3
電波時計とは
正確な時刻情報[日本標準
時]をのせた長波標準電波
(JJY)を受信することに
より、正しい時刻を表示
する時計です。
日本標準時:日本の時刻のもとになるもので、テレビ
の時報などに利用されています。
この標準時は「セシウムビーム型原子周
波数標準器」等により制御されています。
電波時計は正確な日本標準時を受信していますが、時計
内部の時刻演算処理等により、時刻表示に1秒未満のズ
レが生じます。
標準電波
標準電波は独立行政法人通信総合研究所(CRL)が運用
しており、福島県田村郡の「おおたかどや山標準電波送
信所」40kHz)および佐賀県と福岡県の境の「はがね
山標準電波送信所」(60kHz)から送信されています。
この標準電波はほぼ24時間継続して送信されています
が、保守作業や雷対策等で一時送信中断されることもあ
ります。
電波の受信範囲の目安
条件の良いときは、送信所からおよそ1000km離れた
場所でも受信することができます。
ただし、 500km を越えると電波が弱くなるので、
受信しにくくなることがあります。
また、受信範囲内であっても、季節や天候、使用場所、
時間帯(昼 / 夜)あるいは地形や建物の影響などに
よって、受信できないことがあります。
1000km
〈送信所の位置〉
はがね山
(60kHz)
おおたかどや山
(40kHz)
500km
1000km
500km
<正しく受信するために>
電波受信できる場所でお使いください「●使用
場所について」参照)
本機を電波送信所方向に向けると、受信しやす
くなります(本機に内蔵されている受信アンテ
ナと電波送信所が垂直方向になるようにすると、
最も受信しやすくなります)
最も受信しやすい設置のしかた
時刻表示部または裏面を電波送
信所に向かい合うようにする
T
I
M
E
S
H
I
F
T
受信中(受信インジケーター表示中)にボタン
操作をしないでください。なお、受信中に
WAVE(ウエイブ)ボタンを押すと、受信を中
断します。
<ご注意>
○時刻セットボタンを使って現在時刻を修正する
と、以後 24 時間自動受信は行ないません。た
だし、この間に WAVE(ウエイブ)ボタンを押
して手動受信を行なうと、その時点で解除され
ます。
電波受信を行なわない間は、月差± 30 秒以内
の精度で計時します。
電波障害により、誤った信号を受信することが
あります。
電波時計について
受信のしくみ
内蔵のアンテナで電波
を受信
時刻情報にもとづ
いて表示
標準電波
セシウム
原子時計
送信所
標準電波
解読
時刻表示
時刻情報
受信した標準電波
の時刻情報を解読
する
T
I
M
E
S
H
I
F
T
電波受信について
本機は「おおたかどや山標準電波送信所」(40kHz)
「はがね山標準電波送信所」(60kHz) 2 局より受信
しやすい方の電波を自動的に選択し受信を行ないます
(自動選局機能)通常は以下の時刻に電波受信を自動的
に行ないます(自動受信)
午前 2:01 /午前 3:01 /午前 6:01 /午前 10:01
午後 2:01 /午後 6:01 /午後 10:01
※1回の受信は約214分間(リセット直後は約4
14 分間)です。
受信に成功すると、すぐに正しい時刻/月日(曜日)
に修正されます。また、 マークおよび マークが点
灯して受信成功をお知らせします。
マーク…前回の電波受信が成功していることを表
します。
次回受信時に消灯します。
マーク… 1 1回以上、電波受信が成功している
ことを表します。
正しい時刻が表示されているかどうか
の目安になります)
ただし、受信成功していても午前2
と午前3時になると一度消灯します。
その後受信成功すると、再び点灯継続
します。
使用場所について
本機は、テレビやラジオなどと同様に、電波を受信する
ものです。本機を使用するときは、「電波を受けやすい」
部屋の窓際などでお使いください。
以下のような場所では、電波受信しにくくなりますの
で、このような場所は避けて本機をお使いください。
金属板の上、山の裏側…など
乗り物の中
(自動車、電車、飛行機など)
マンションやビルなどの鉄筋、
鉄骨の建物の中およびその周辺
但し、窓ぎわで使用すると受
信しやすくなります。
高圧線、架線の近く
電波障害の起きるところ
工事現場、空港のそば、
交通量の多いところなど
()
家庭電化製品、OA機器のそば
テレビ、スピーカー、FAX、
パソコン、携帯電話など
()
時刻情報
T
I
M
E
S
H
IF
T