J fx-CG20 ソフトウェア 取扱説明書 http://edu.casio.
• 本書の内容に関しては、将来予告なしに変更することがあります。 • 本書の内容については万全を期して作成いたしましたが、万一ご不審な点や誤りなど、お気 づきのことがありましたらご連絡ください。 • 本書の一部または全部を無断で複写することは禁止されています。また、個人としてご利用 になるほかは、著作権法上、当社に無断では使用できませんのでご注意ください。 • 本書中のグラフィック表示は、実物と異なることがあります。 • 本書および本機使用や故障により生じた損害、逸失利益または第三者からのいかなる請求に つきましても当社では一切その責任を負えませんので、あらかじめご了承ください。 • 故障、修理、電池交換等に起因するデータの消去による損害および逸失利益等につきまして は、当社では一切その責任を負えませんので、あらかじめご了承ください。 i
目次 はじめにお読みください 第 1 章 基本操作 ...............................................................................1-1 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. キーについて ................................................................................................................................. 1-1 画面上への各種表示項目について .............................................................................................. 1-2 計算式の入力と編集 .........................................................................................................
11. 円錐曲線の描画 .......................................................................................................................... 5-41 12. グラフ画面に点や線、文字などを書き込む (スケッチ)........................................................ 5-42 13. グラフ関数式の解析 .................................................................................................................. 5-43 第6章 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 統計計算を行う前に .......................................................................................................
第 11 章 メモリーマネージャー ...................................................... 11-1 1. メモリーマネージャーを使う ................................................................................................... 11-1 第 12 章 システムマネージャー ...................................................... 12-1 1. システムメニュー画面 .............................................................................................................. 12-1 2. システム設定 .........................................................................................
はじめにお読みください k この取扱説明書について • 自然入出力モードとライン入出力モードについて 本機は「自然入出力モード」と 「ライン入出力モード」の 2 つの異なる入出力モードを備えてい ます。「自然入出力モード」では、分数や '、微積分などの計算式を入力する際に、紙に書 くときと同じ教科書どおりの形で入力することができます。また計算結果も、多くの場合に 教科書どおりの形式で出力 (表示)されます。一方 「ライン入出力モード」では、入出力が常に 1 行で行われます。本機の初期設定は 「自然入出力モード」 です。 この取扱説明書では、特に断りがないかぎり「自然入出力モード」選択時のキー操作が示され ています。<ライン入出力モード>という表示があるキー操作は、 「ライン入出力モード」選 択時のキー操作です。 •「自然入出力モード」と 「ライン入出力モード」の切り替え方については、 「セットアップ画面 を使う」 (1-28 ページ)をご覧ください。 “Input/Output”モードという設定項目を使って 切り替えることができます。 •「自然入出力モード」に設定したときの入力方法、および結果表示について詳し
• OPTN、VARS、SET UP 各メニュー操作の見出し上での表記について • 本書の見出し上では、キー操作がキー名称とメニュー項目名の組み合わせで書かれていま す。例えば“ [OPTN] [LIST] ”は、K キーを押すと表示されるファンクションメニュー から “LIST” というメニュー項目を選ぶ、という意味です。 なお“!m (SET UP) ” は、見出し上では [SET UP]と表記されます。 •“K6 (g) 2(HYPERBL) ”というキー操作は、見出し上では“6 (g) ”の部分を省略し て “[OPTN] [HYPERBL] ” と表記されます。 • コマンドリスト 「プログラムコマンド一覧」 (8-46 ページ)は、ファンクションメニューの全階層を網羅した 一覧表です。どのキーにどんなファンクションメニュー項目やコマンドが含まれているか、 また、あるコマンドを入力するにはどのキーから入ってどのファンクションメニューをたど れば良いかを、この一覧表を使って探すことができます。例えば“ [VARS] [FACTOR] [Xfct] ”というファンクションメニュー操作によって“Xfct
第1章 基本操作 1.
k 各キーの機能表示と操作のしかた 本機のほとんどのキーには複数の機能が割り当てられており、1 つのキーに対して次のよう に最大3つの文字や記号が表示されています。 各キーに対応する文字や記号は、! キーを押した後で有効になる機能は ! キーと同じ色、 a キーを押した後で有効になる機能は a キーと同じ色で、それぞれ表示されています。 例えば上記の l キーに割り当てられている各機能を使うための操作は、次の通りです。 機能 1 log 2 x 10 3 B キー操作 l x (10 ) !l (B) al • アルファロック (!a ( -LOCK))について a キーを押し、続いていずれかのキーを押してアルファベットを入力すると、a を押し た直後の状態はすぐに解除されます。!a( -LOCK)を押すとキーボードはアルファ ロック状態 (アルファベット入力に固定された状態)となり、連続してアルファベットを入力 できるようになります。アルファロック状態を解除するには、a を押します。 2.
3. w を押す。 • 選択したアイコンに対応した機能モードに入り、その機能モードの初期画面が表示され ます。 u メインメニューで数字 / 文字のキーを押して機能モードに入るには 1. m を押してメインメニューを表示する。 2.
アイコン 機能モード名 主な用途 Financial (財務計算) 各種の財務計算や、キャッシュフローなどのグラフを 描くことができます。 E-Con2 (EA-200コントローラー) 別売品の EA-200 データアナライザーをコントロー ルするためのアプリケーションです。 Link (データ転送) プログラムなどのメモリー内容やバックアップデータ を、他の電卓やパソコンに転送することができます。 Memory メモリーに保存されているデータを管理することがで (メモリーマネージャー) きます。 System メモリーの初期化や画面の明るさ調整などのシステム (システムマネージャー) 設定を行うことができます。 Geometry (幾何) 幾何学的な図形の描画や分析を行うことができます。 Picture Plot 画像の上にプロット (座標を表す点)を描画し、そのプ (ピクチャー・プロット) ロットのデータ(座標値)に基づいたさまざまな解析を 行うことができます。 Conversion (単位換算) アドイン・アプリケーションの “Metric Conversion” がインストール
k ステータスバーについて ステータスバーは、本機の状態やメッセージを表示するエリアです。画面の最上部に、常に 表示されます。 • ステータスバーには、次の情報がアイコンで表示されます。 アイコン 意 味 電池残量表示です。左からレベル 3、レベル 2、レベル 1、残量なしを 表します。「ローバッテリー表示について」 (1-34 ページ)も参照してく ださい。 重要 レベル 1 アイコン( )が表示されたら、すみやかに電池を交換してくだ さい。電池交換について詳しくは、別冊の 「ハードウェア取扱説明書」を 参照してください。 演算中を表します。 ! キーを押した直後の、次のキー操作待ちの状態を表します。 a キーを押した直後の、次のキー操作待ちの状態を表します。 ア イコンは小文字入力待機時の表示です(eActivity モード、Program モード時のみ) 。 アルファロック状態を表します (1-2 ページ) 。 !8(CLIP) を押した直後の、範囲指定待機状態を表します(1-11 ページ) 。 セットアップ画面の“Input/Output” (入出力モード)の設定状態を表し ます。 セットア
k テキスト表示とグラフ表示について 本機の画面表示には、テキスト表示とグラフ表示の 2 種類があります。テキスト表示時は、 21 桁× 8 行の文字が表示可能です (ただし最下行はファンクションメニューとして使われま す)。グラフ表示時は、幅 384 ×高さ 216 ドットのエリアを使った描画が行われます。 テキスト表示 グラフ表示 k 計算結果の標準表示について 本機の初期設定では、計算結果の表示方法として標準表示「Norm 1 モード」が選択されてい ます。Norm 1 モードでは計算結果(x)は通常 10 桁で表示されますが、10 − 2(0.01)> ¦x¦ または ¦x¦ ≧ 1010 の範囲となる場合は指数形式で表示されます。 u 指数表示の見方 1.2E+12 は、1.2 × 1012 を意味します。指数が正であるので、1.2 の小数点を 12 桁右に移 動することになります。結果として、1,200,000,000,000 の値が得られます。 1.2E − 03 は、1.2 × 10 − 3 を意味します。指数が負であるので、1.
k 特殊な表示について 分数や 16 進数、60 進数の値は、本機特有の特殊な表示の仕方をします。 • 分数表示例 ....... 表示例:456 12 23 •16 進数表示例 ....... 表示例:0ABCDEF1(16)は 180150001(10) • 60 進数表示例 ....... 表示例:12° 34’ 56.78” • 上記だけでなく、特殊な表示や記号は他にも使われています。詳しくは、本書の各機能説明 の中で解説します。 3.
u 計算式の一部を訂正する 例 cos60 を sin60 に訂正する Acga ddd D s u 計算式の一部を削除する 例 369 ×× 2 を 369 × 2 に変更する Adgj**c dD 挿入モードでは、D を押すとカーソル直前の 1 文字 (1 機能) が削除されます。 u 計算式の途中に挿入する 例 2.362 を sin2.362 に変更する Ac.
• 閉じカッコを入力すると、対になる開カッコと同じ色が付きます。 • 開カッコと閉カッコの組が複数、同一階層で並列している場合、同一階層のカッコには同じ 色が付きます。 計算を実行すると色付けは解除され、すべて黒で表示されます。 k リプレイ機能 最後に実行した計算式は、リプレイメモリーに保存されます。リプレイメモリーに保存され た計算式を呼び出すには、d または e を押します。 e を押したときは、計算式の先頭にカーソルが表示されます。d を押したときは、計算式 の末尾にカーソルが表示されます。計算式は、編集して再実行することができます。 • リプレイメモリーは、ライン入出力モード (1-29 ページ)に設定されている場合に限り有効 です。自然入出力モードでは、リプレイメモリーの代わりにヒストリー機能が使われます。 詳しくは 「ヒストリー(計算履歴) 機能」 (1-19 ページ) をご覧ください。 例 1 次の計算を行う 4.12 × 6.4 = 26.368 4.12 × 7.1 = 29.252 Ae.bc*g.ew dddd !D (INS) h.
例2 Abcd+efgw cde-fghw A f (1 つ前の計算式に戻る) f (2 つ前の計算式に戻る) • リプレイメモリーに保存された計算式は、新たな計算を実行するまでは保存されています。 • A を押してもリプレイメモリーの内容はクリアーされません。A を押した後でも、d ま たは e を押せば、最後に実行した計算式を呼び出すことができます。 k エラー位置表示機能 例 14 ÷ 10 × 2.3 を間違えて、14 ÷ 0 × 2.3 と入力してしまった Abe/a*c.
u コピー範囲を指定する 1. カーソル () を、コピーしたい範囲の先頭または末尾に移動して !i (CLIP) を押す。 • このとき、ステータスバーに が表示されます。 2. カーソルキーを使ってカーソル位置を移動し、コピーしたい範囲を反転させる。 3. 1 (COPY) を押す。反転した範囲がクリップボードにコピーされる。 選択範囲の文字は、コピーして も変化しません。 コピーせずに範囲指定を解除するには、J を押します。 u 文字列を切り取るには 1. カーソル () を、切り取りたい範囲の先頭または末尾に移動して !i(CLIP) を押す。 • このとき、ステータスバーに が表示されます。 2. カーソルキーを使ってカーソル位置を移動し、切り取りたい範囲を反転させる。 3.
k カタログ機能 本機に搭載されたすべてのコマンドをアルファベット順に並べた一覧です。カタログ画面を 呼びだし、実行したいコマンドを選んで入力することができます。 u カタログ画面を使ってコマンドを入力する 1. !e (CATALOG) を押して、カタログ画面を表示する。 • このとき、カタログ画面を使って最後にコマンド入力した画面が表示されます。 2. 6 (CAT) を押して、カテゴリー一覧を表示する。 • この操作を省略して、手順 5 に進んでも構いません。 3. f または c を押して一覧表示したいコマンドのカテゴリーを反転させ、1(EXE)また は w を押す。 • 選択したカテゴリーに含まれるコマンドが一覧表示されます。 4. 入力したいコマンドの最初の文字を入力する。 • その文字で始まる最初のコマンドが表示されます。 5.
• 自然入出力モードでは、入力は常に挿入モードで行われます。ライン入出力モード時のよう に !D (INS)の操作(1-7 ページ)によって上書きモードに切り替えることはできません。 自然入出力モードでは、!D(INS)には別の機能が割り当てられています。詳しくは 「数 値を関数の引数として取り込む」 (1-16 ページ) をご覧ください。 • 特に断りのない限り、ここで説明するすべての操作は Run-Matrix モードで行います。 k 自然入出力モードでの入力操作 • 自然入出力モードでの関数と記号 自然入出力モードでは、次の関数と記号を 「自然表示形式」で入力することができます。 「バイ ト」欄は、自然入出力モードで使用されるメモリーのバイト数を表します。 関数 / 記号 キー操作 バイト 分数 (仮分数) v 帯分数 *1 (&) !v べき乗 M 2乗 x −1乗 (逆数) !((x ) 5 ' (') !x 6 3 乗根 ( ') !( 9 14 4 4 −1 3 べき乗根 x x ( ') !M 9 x e 10 9 x (e
• MATH メニューを使う Run-Matrix モードで 4 (MATH)を押すと、MATH メニューが表示されます。 このメニューを使って行列、微分、積分などを入力できます。 • {MAT/VCT} ... 行列またはベクトルの入力のためのサブメニューを表示 • {2×2} ... 2 × 2 行列を入力 • {3×3} ... 3 × 3 行列を入力 • {m×n} ... 行列またはベクトルの次元を指定して入力 (6×6まで) • {2×1} ... 2 × 1 ベクトルを入力 • {3×1} ... 3 × 1 ベクトルを入力 • {1×2} ... 1 × 2 ベクトルを入力 • {1×3} ... 1 × 3 ベクトルを入力 • {logab} ... 対数 logab の入力を始める • {Abs} ... 絶対値 ¦X¦ の入力を始める d f(x) x = a の入力を始める dx 2 d f(x)x = a の入力を始める • {d2/dx2} ... 2 次微分 dx2 • {d/dx} ... 1 次微分 • {∫dx} ...
を入力する 例2 A(b+ v cc f e )x w 1 例3 1 + 0 x + 1dx を入力する Ab+4 (MATH) 6 (g)1 (∫dx) v+b ea fb e w 1-15
例4 2× 1 2 2 2 1 2 を入力する Ac*4 (MATH) 1 (MAT/VCT) 1 (2×2) vbcc ee !x (') ce e!x (') ceevbcc w • 計算式が画面内に収まらない場合の表示について 画面の上下左右の端に矢印が現れます。これは、矢印の方 向に、さらに計算式が存在することを意味しています。 カーソルキーを押してカーソル位置を移動し、計算式をス クロールすることができます。 • 自然入出力モードを使った入力の制約について 入力する計算式によっては、計算式が画面の縦方向にも広がります。画面縦方向の約2倍の 範囲内で入力可能です。この範囲を越える入力はできません。 • 数値を関数の引数として取り込む 入力済みの数値または式を、関数の引数として取り込むことができます。 例 1.
2. !D (INS) を押す。カーソルの形が に変わる。 3.
• 計算式の末尾にカーソルがあるときに e を押すと、計算式の先頭にカーソルが移動しま す。また、計算式の先頭にカーソルがあるときに d を押すと、計算式の末尾にカーソルが 移動します。 (UNDO)とやり直し(REDO) k 取り消し 計算式の入力中 (w を押して計算を実行する前)は、直前のキー操作1回分を取り消したり、 取り消した操作をやり直したりすることができます。取り消しとやり直しの操作は、自然入 出力モードでのみ可能です。 • 直前のキー操作1回分を取り消すには、aD (UNDO) を押します。 • 取り消した操作をやり直すには、上記の操作を行った直後に、再度 aD (UNDO)を押し ます。 • A キーの操作も取り消しの対象となります。入力中に A を押して入力式をクリアーした 後で aD (UNDO) を押すと、A を押す前の状態に復帰します。 • カーソルキーの操作も取り消しの対象となります。例えば入力中に e を1回押した後で aD (UNDO) を押すと、カーソルが e を押す前の位置に戻ります。 • アルファロック中 (1-2 ページ)は、取り消しの操作は無効となります。 (アルフ
• 分数はセットアップ画面の“Frac Result”の設定に応じて、仮分数か帯分数のどちらかで表 示されます。詳しくは 「セットアップ画面を使う」 (1-28 ページ) をご覧ください。 • 行列の計算結果は、6 行 6 列までは自然表示形式で出力されます。ベクトルの計算結果は、 1 行 6 列または 6 行 1 列までは自然表示形式で出力されます。行、列のどちらかがこの範囲 を超えると、計算結果がライン入出力モードと同じ画面で表示されます。 • リストの計算結果は、20 要素までは自然表示形式で出力されます。20 要素を超えると、 計算結果がライン入出力モードと同じ画面で表示されます。 • 画面の上下左右の端に矢印が現れる場合は、矢印の方向にさらに計算式が存在することを意 味しています。 カーソルキーを使うと、計算式をスクロールすることができます。 • 2(DELETE) 1 (DEL-LINE)を押すと、計算結果と計算式がセットで削除されます。 • 仮分数または帯分数の直前の乗算記号は省略できません。次の例のように必ず乗算記号を入 力してください。 2 例: 2× c*cvf 5 • M、x または
例 “1+2” を “1+3” に変更して再計算する 前記の例に続けて、次の操作を行います。 ffffdDdw • 上記の例で画面上に表示されている“Ans” (アンサーメモリー、2-10 ページ)は、最新の計 算結果の値が格納される変数です。ヒストリー機能の履歴上では、直前(1つ前の行)の計算 結果が、アンサーメモリーに格納されています。 - 履歴の内容にアンサーメモリーを使った計算が含まれる場合、履歴上の計算式の変更が、 変更した計算式以降の計算に使われるアンサーメモリーの値に影響することがあります。 - 履歴先頭の計算式にアンサーメモリー(Ans)が含まれる形で再計算を実行すると、 「履歴 上の直前の計算」 が存在しなくなるため、Ans=0 として計算されます。 • 計算履歴として残っている計算式と結果の数は、画面右端のスクロールバーの長さでおおよ その見当をつけることができます。スクロールバーが短いほど、履歴が多いことを表します。 k 自然入出力モードでの計算操作 ここでは自然入出力モードを使った計算例を紹介します。 • 各種の計算操作について詳しくは、 「第 2 章 マニュアル計算」 をご覧
2 + 3 1 = 73 5 4 20 A2v5e+3!v(()1e4w 1.5 + 2.3i = 3 + 23 i 2 10 A1.5+2.3!a(i)wM d 3 2 dx ( x + 4x + x − 6 ) x = 3 = 52 A4(MATH)4(d/dx)vM3e+4 vx+v-6e3w ∫ A4(MATH)6(g)1(∫dx) 2vx+3v+4e1 e5w 5 2 x 2 + 3 x + 4 dx = 404 1 3 6 ∑ (k 2 ) − 3k + 5 = 55 k=2 A4(MATH)6(g)2(Σ)a,(K)x-3a,(K) +5ea,(K)e2e6w k 自然入出力モードでの行列計算 / ベクトル計算 u 行列 / ベクトルの次元(大きさ)を指定する 1. Run-Matrix モードで !m (SET UP) 1 (Math)J を押す。 2. 4 (MATH) を押して MATH メニューを表示する。 3. 1(MAT/VCT) を押して次のメニューを表示する。 • {2×2} ... 2 行× 2 列の行列の入力 • {3×3} ...
u 行列成分を入力する 例 次の計算を行う 1 1 33 2 13 5 4 ×8 6 以下の操作は、前ページの操作に引き続き行ってください。 bebvceedde bdveeefege *iw u 自然入出力モードで作成した行列を指定した行列メモリーに代入する 例 計算結果を Mat J に代入する !c (Mat)!(Ans) a !c (Mat)a) (J) w • 行列入力エリアの先頭(左上)位置にカーソルがある状態で D を押すと、その行列全体が消 去されます。 D ⇒ k 自然入出力モードで各種グラフモードや Equation モードを使う 次の各モードでは 「自然表示形式」 による数式の入力、計算結果の表示が可能です。 自然表示形式で数式を入力することができるモード: Run-Matrix、eActivity、Graph、Dyna Graph、Table、Recursion、 Equation (SOLVER) 自然表示形式で計算結果が出力されるモード: Run-Matrix、eActivity、Equation ここでは Graph、Dyna Graph、Table、Rec
• 各モードの詳しい説明は、それぞれのモードの章をご覧ください。 • Run-Matrix モードでの入力操作と計算結果の表示については、「自然入出力モードでの入 力操作」 (1-13 ページ)および 「自然入出力モードでの計算操作」 (1-20 ページ)をご覧くださ い。 • eActivity モ ー ド の 入 力 操 作 や 計 算 結 果 表 示 は、Run-Matrix モ ー ド と 同 じ で す。 eActivity モードの操作については 「第 10 章 eActivity」 をご覧ください。 • Graph モードでの自然入出力モードによる入力操作 Graph、Dyna Graph、Table、Recursion の各モードでは、グラフ式の入力を自然表 示形式で行うことができます。 例 1 Graph モードで関数式 y = x x2 − − 1 を入力し、グラフを描画する。ビューウイ ' ' 2 2 ンドウ (5-3 ページ) は初期設定とする。 mGraphvxv!x (') c ee-vv!x (') cee -bw 6 (DRAW) 例 2 Graph モードで関数式 y
例 Equation モードで2次方程式 x2 + 3x + 5 = 0 を解く mEquation!m (SET UP) cccc (Complex Mode) 2 (a+bi) J 2(POLY) 1 (2) bwdwfww 5.
6. 変数データ (VARS) メニュー (VARS) メニューが表示されます。 J を押すと、変数データ {V-WIN}/{FACTOR}/{STAT}/{GRAPH}/{DYNA}/{TABLE}/{RECURSION}/ {EQUATION}/{FINANCE}/{Str} • EQUATION と FINANCE の各項目は、Run-Matrix モードまたは Program モードから 変数データメニューを表示した場合に限り現れます。 • Run-Matrix モードで n 進演算モードに設定しているとき、J を押しても変数データメ ニューは表示されません。 • 変数データメニューに含まれるすべてのコマンドの一覧は、「プログラムコマンド一覧」 (8-46 ページ) の 「J キー」 の項目をご覧ください。 u V-WIN ̶ ビューウインドウ値の呼び出し • {X}/{Y}/{T, } ... {x 軸 }/{y 軸 }/{T, } • {R-X}/{R-Y}/{R-T, } ...
• {INPUT} ... 統計計算の各種入力値 • {n}/{x̄}/{sx}/{n1}/{n2}/{x̄1}/{x̄2}/{sx1}/{sx2}/{sp} ... { 標本サイズ }/{ 標本の平均 }/{ 標本 標準偏差 }/{ 標本サイズ 1}/{ 標本サイズ 2}/{ 標本の平均 1}/{ 標本の平均 2}/{ 標本 1 の標準偏差 }/{ 標本 2 の標準偏差 }/{ 標本 p の標準偏差 } • {RESULT} ... 統計計算の各種出力値 • {TEST} ... 検定計算の出力値 • { p }/{ z }/{ t } / {Chi}/{ F }/{ p̂ }/{ p̂ 1}/{ p̂ 2}/{ df }/{se}/{ r }/{ r 2}/{pa}/{Fa}/{Adf}/{SSa}/ {MSa}/{pb}/{Fb}/{Bdf}/{SSb}/{MSb}/{pab}/{Fab}/{ABdf}/{SSab}/ {MSab}/{Edf}/{SSe}/{MSe} ...
u RECURSION ̶ 漸化式の式 *1、数表の範囲、数表内容データの呼び出し • {FORMULA} ... 漸化式 • {an}/{an+1}/{an+2}/{bn}/{bn+1}/{bn+2}/{Cn}/{Cn+1}/{Cn+2} ... {an}/{an+1}/{an+2}/{bn}/{bn+1}/ {bn+2}/{cn}/{cn+1}/{cn+2} の式 • {RANGE} ... 数表範囲 • {Start}/{End} ... 数表範囲の { 初期値 }/{ 終了値 } • {a0}/{a1}/{a2}/{b0}/{b1}/{b2}/{C0}/{C1}/{C2} ... {a0}/{a1}/{a2}/{b0}/{b1}/{b2}/{c0}/{c1}/ {c2} の値 • {anStart}/{bnStart}/{CnStart} ... {an}/{bn}/{cn} の収束 / 発散グラフ(WEB グラフ)の 始点 • {Result*2} ...
• {JUMP} ................ ジャンプコマンドメニューを呼び出す • {?} .......................... 入力コマンドを入力する • {^} ......................... 出力コマンドを入力する • {CLEAR} .............. クリアーコマンドメニューを呼び出す • {DISPLAY} ......... 表示コマンドメニューを呼び出す • {RELATNL} ........ 関係演算子メニューを呼び出す • {I/O}....................... 入出力制御 / 転送コマンドメニューを呼び出す • {:} ............................(計算式あるいはコマンドの) 区切りコードを入力する • {STR} ....................
k セットアップ画面のファンクションメニュー ここでは、セットアップ画面上の設定項目ごとのファンクションメニューを示します。 は各設定項目の初期設定を表します。 • のように枠囲みで表記されている項目の設定状態は、ステータスバーにアイコン で表示されます。 Input/Output • Input/Output (入出力モード) • {Math}/{Line} ... { 自然入出力モード }/{ ライン入出力モード } • Mode(一般計算 /2 進、8 進、10 進、16 進モード) • {Comp} ... 一般計算モードに設定 • {Dec}/{Hex}/{Bin}/{Oct} ... {10 進 }/{16 進 }/{2 進 }/{8 進 } の各 n 進演算モードに設定 u Frac Result (分数結果の表示形式) • {d/c}/{ab/c} ... { 仮分数 }/{ 帯分数 } • Func Type(グラフ関数式タイプ) ファンクションメニュー項目を選択すると同時に、v キーの機能も切り替わります。 • {Y=}/{r=}/{Parm}/{X=} ...
• Axes(グラフ座標軸表示) • {On}/{Off}/{Scale} ... グラフ画面に { 座標軸を表示する }/{ 座標軸を表示しない }/{ 座標 軸と目盛りを表示する } • Label(グラフ座標軸名表示) • {On}/{Off} ... グラフ画面に座標軸名を表示 { させる }/{ させない } • Display (表示形式) • {Fix}/{Sci}/{Norm}/{Eng} ... { 小数点以下桁数設定 }/{ 有効桁数設定 }/{ 標準表示設定 }/ {Eng 記号表示設定 } • Eng 記 号 表 示 設 定 を オ ン に し た と き (2-12 ペ ー ジ )は、 ス テ ー タ ス バ ー ア イ コ ン は のように末尾に “/E” 付きで表示されます。 • Stat Wind(統計グラフ描画ビューウインドウ) • {Auto}/{Manual} ... 統計グラフ描画時のビューウインドウを { 自動 }/{ 手動 } で設定 • Resid List(残差の計算、保存) • {None}/{LIST} ...
• Dynamic Type(ダイナミックグラフ軌跡) • {Cont}/{Stop} ... ダイナミックグラフを { 連続して描く }/{10 回描いて自動終了する } • Locus(ダイナミックグラフ軌跡モード) • {On}/{Off} ... { 軌跡の描画 }/{ 軌跡の非描画 } • Y=Draw Speed(ダイナミックグラフの描画速度) • {Norm}/{High} ... { 標準 }/{ 高速 } • Variable(テーブルとグラフ作成条件) • {RANG}/{LIST} ... { 数表範囲 }/{ 指定したリスト } による数表作成およびグラフ描画 • Σ Display(漸化式の数表への Σ データ表示) • {On}/{Off} ... 漸化式の数表上に Σ (シグマ) の値を表示 { させる }/{ させない } • Slope(円錐曲線の微分係数表示) • {On}/{Off} ... 円錐曲線を描いているとき、ポインターの微分係数の値を表示 { させる }/ { させない } • Payment (支払期間) • {BEGIN}/{END} ...
• Auto Calc(表計算の自動計算) • {On}/{Off} ... 表計算のセルの自動計算を { する }/{ しない } • Show Cell(表計算のセルの表示モード) • {Form}/{Val} ... { 式 }*1/{ 値 } • Move(表計算のカーソルのセル移動)*2 • {Low}/{Right} ... { 下への移動 }/{ 右への移動 } *1 “Form” (式)を選択すると、セルには式として表示されます。 “Form”は式でないデータ には影響しません。 *2 セル入力で w を押したときや、シーケンス機能で数列を作って入力したときや、リス トデータを呼び出して入力したときに、カーソルがどの方向に動くかを指定します。 9. 画面キャプチャー機能を使う 本機の操作中に、表示中の画面をキャプチャーメモリーに保存することができます。 u 画面をキャプチャーするには 1. 本機を操作して、キャプチャーしたい画面を表示させる。 2. !h (CAPTURE) を押す。 • メモリーエリアを選択するためのダイアログが表示さ れます。 3.
3. 画像データの表示から手順 1 で表示していた画面に戻るには、J を押す。 • プログラム上で RclCapt コマンドを使い、キャプチャーメモリーから画像データを呼び出 すこともできます。 10. 故障とお思いになる前に 操作中に問題が発生し続ける場合は、本機の故障とお思いになる前に、次の操作を行ってく ださい。 k 本機の設定を初期状態に戻す 1. メインメニューから System モードに入る。 2. 5 (RESET) を押す。 3. 1 (SETUP) を押し、続いて 1 (Yes) を押す。 4.
• RESTART ボタンを押して電卓をリスタートすると、 “Battery Settings”画面が表示され ます。この画面で行う設定については、 「電池の種類を選択する」 (12-5 ページ)を参照して ください。 • リセット リセットは、本機のメモリーに記憶されているすべてのデータを消去したり、各種のモード 設定を購入時の状態に戻したりする場合に実行します。 リセットを実行する前に、重要なデータはノートに書くなどして、控えを残してください。 詳しくは、 「各種のリセットを実行する」 (12-3 ページ) をご覧ください。 k ローバッテリー表示について 次のようなメッセージが画面に表示された場合は本機の電源を切り、ただちに電池を交換し てください。 電池を交換しないでそのまま使用を続けると、メモリーを保護するために自動的に電源が切 れます。この状態になると、電源を入れることができなくなります。またこの状態のまま放 置すると、メモリーの内容が完全に消去されてしまう恐れがあります。 • ローバッテリー表示が現れた後で、データ転送機能を使うことはできません。 1-34
第2章 マニュアル計算 1. 基本計算 2 k 加減乗除計算 • 加減乗除算は、式を記述する場合と同様に、左から右に入力します。 • 負数を入力する場合は、数値の前に - を押します。 • 本機は仮数部 15 桁で内部演算を行います。計算結果は仮数部 10 桁に四捨五入して表示さ れます。 • 四則の混合計算は、加減算より乗除算優先で計算されます。 計算例 操 56 × (–12) ÷ (–2.5) = 268.8 56*-12/-2.5w (2 + 3) × 102 = 500 (2+3)*1E2w 2 + 3 × (4 + 5) = 29 2+3*(4+5w*1 6 = 3 (0.
例 2 200 ÷ 7 × 14 = 400 条 件 操 小数点以下 3 桁を指定 表示 10 桁で計算を続ける 作 表 示 200/7*14w 400 !m(SET UP) ff 1(Fix)dwJw 400.000 200/7w * 14w 28.571 Ans × I 400.000 200/7w 28.571 K6(g)4(NUMERIC)4(Rnd)w * 14w 28.571 Ans × I 399.994 200/7w 28.571 6(g)1(RndFix)!-(Ans),2) w * 14w RndFix(Ans,2) 28.570 Ans × I 399.
y x (x ) 、' 3 べき乗・べき乗根 ^ 4 分数 a b/c 5 π、メモリー名、変数名の直前の省略乗算 2π、5A、Xmin、F Start など (前置関数) 6 タイプ C 関数 引数となる数値などを入力する直前に入力するタイプの関数です。 3 ‒1 ‒1 ‒1 '、 '、log、ln、e x、10x、sin、cos、tan、sin 、cos 、tan 、sinh、cosh、 tanh、sinh‒1、cosh‒1、tanh‒1、(−)、d、h、b、o、Neg、Not、Det、Trn、Dim、 Identity、Ref、Rref、Sum、Prod、Cuml、Percent、ΔList、Abs、Int、Frac、 Intg、Arg、Conjg、ReP、ImP 7 タイプ A 関数の直前、タイプ C 関数の直前、またはカッコの直前の省略乗算 2' 3、A log2 など 8 順列、組み合わせ、複素数極座標指定 nPr、nCr、∠ 9 単位換算コマンド *2 0 ×、÷、Int ÷、Rmdr ! +、− @ 関係演算子 =、≠、>、<、I、H (論理演算子) 、and (ビット演算子) # And
例: ' 2+' 8 = 3' 2(自然入出力モード時) !x(')ce+!x(')iw • ' 形式で表示される計算結果の範囲 計算結果が ' 形式で表示されるのは、計算結果が ' の項を含む 2 項までとなる場合です。 ' 形式の計算結果は、次のいずれかの表示形式となります。 b、± d ± a' b、± ± a' a' b d' e c ± f • 計算結果を ' 形式で表示できるのは、各係数(a、b、c、d、e、f)が次の範囲内となる場合 です。 1 ≦ a < 100、1 < b < 1000、1 ≦ c < 100 0 ≦ d < 100、0 ≦ e < 1000、1 ≦ f < 100 • 次のような場合は、係数(a、c、d)が上記の対応範囲を超えていても、計算結果が'形式 で表示される場合があります。 (通分) になります。 ' 形式での計算結果は、分母が共通 b + d´' e a' b d' e a´' c´ c + f → ※ c´ は、c と f の最小公倍数 (a、c、d)の対応範囲を超えてい 計算結果は通分されているため、係数 (a´、c´、d´)が、係数 ても、'
• 計算の途中で項の数が 3 つ以上になった場合も、結果は小数で表示されます。 例:(1 + ' 2+' 3) (1 − ' 2−' 3)(= − 4 − 2' 6) = − 8.898979486 • 計算式の中に、' (根号)の項と、分数として表示することができない項がある場合、計算 結果は小数で表示されます。 例: log3 + ' 2 = 1.
割り算(÷)と乗算省略がある計算を実行する場合は、下記の例のように自動的にカッコが入 力されます。 • 開きカッコ “ (” の直前または、閉じカッコ “) ” の直後に乗算省略がある場合 例 1 6 ÷ 2(1 + 2) → 6 ÷ (2(1 + 2)) 6 ÷ A(1 + 2) → 6 ÷ (A(1 + 2)) 1 ÷ (2 + 3)sin30 → 1 ÷ ((2 + 3)sin30) • 変数や定数などの直前に乗算省略がある場合 例 2 6 ÷ 2π → 6 ÷ (2π) 2 ÷ 2' 2 → 4π ÷ 2π 2 ÷ (2' 2) → 4π ÷ (2π) 分数(帯分数も含む)の直前に乗算省略がある計算を実行する場合は、下記の例のように自動 的にカッコが入力されます。 1 ) 3 例 (2 × 例 (sin 2 × 4 ) 5 ( 13 ) 1 3 → 2 sin 2 4 5 → 2 sin 2 ( 45 ) k 桁オーバーとエラーについて 数値の入力可能範囲や演算範囲を超えたり、書式の誤った入力を行ったりすると、エラー メッセージが表示されます。エラ
2. 特別機能 k メモリー計算 例 操 作 表 示 193.2aav(A)w 193.2 193.2 ÷ 23 = 8.4 av(A)/23w 8.4 193.2 ÷ 28 = 6.9 av(A)/28w 6.
u 複数の変数メモリーに同じ数値を記憶させる [数値]a [最初の変数名]∼[最後の変数名] w または “ ” は使用できません。 • 変数名に“r” 例 変数 A∼F のすべてに 10 を記憶させる Abaaav(A) !e(CATALOG). ccc ...
u ファンクションメモリーに数式を登録する 例 数式 (A+B) (A − B) をファンクションメモリーf1 に登録する !m(SET UP)2(Line)J A(av(A)+al(B)) (av(A)-al(B)) K6(g)6(g)3(FUNCMEM) 1(STORE)bw JJJ • 数式の登録先として指定した番号のファンクションメモリーにすでに数式が記憶されている 場合、以前の数式は新たに登録した数式によって置き換えられます。 • a を使って数式をファンクションメモリーに登録する こともできます。この場合、登録したい数式をダブル クォーテーション () で囲んで記述します。 u ファンクションメモリーに登録されている数式を呼び出す 例 ファンクションメモリーf1 に登録されている数式を呼び出す AK6(g)6(g)3(FUNCMEM) 2(RECALL)bw • 呼び出された数式は現在のカーソル位置に表示されます。 u ファンクションメモリーに登録されている数式を変数として呼び出す Adaav(A)w baal(B)w K6(g)6(g)3(FUNCMEM)3(fn) b+cw u
u ファンクションメモリーに登録されている数式を削除する 例 ファンクションメモリーf1 に登録されている数式を削除する A K6(g)6(g)3(FUNCMEM) 1(STORE)bw • 何も入力されていない状態でファンクションメモリーへの登録操作を行うと、指定した番号 のファンクションメモリーの内容が削除されます。 k アンサーメモリー(Ans) アンサーメモリーには、w を押して計算を実行することで得られた最新の計算結果が、自動 的に記憶されます (w を押した結果がエラーとなった場合を除く) 。 • アンサーメモリーが記憶することができる最大値は、仮数部 15 桁、指数部 2 桁までです。 • アンサーメモリーの内容は、A を押しても電源をオフにしても消えません。 u アンサーメモリーの内容を計算に利用するには 例 123 + 456 = 579 789 − 579 = 210 Abcd+efgw hij-!-(Ans)w • 変数メモリーに数値を代入する操作 (例えば faal(B) w など)を行った場合、自然 入出力モードではアンサーメモリーの内容が更新されますが、ライン入出力モー
3. 角度単位と表示形式の設定 本機で計算を行う前に、セットアップ画面を使って角度単位と計算結果の表示形式を設定す る必要があります。 k 角度単位の設定 [SET UP]- [Angle] 1. セットアップ画面で “Angle” を反転させる。 2. 希望する角度単位に応じたファンクションキーを押し、J を押す。 • {Deg}/{Rad}/{Gra} ... { ディグリー(度数法) }/{ ラジアン (弧度法) }/{ グラード } • 度数法 (ディグリー) 、弧度法 (ラジアン) 、およびグラードの関係は、次の通りです。 360° = 2π ラジアン = 400 グラード 90° = π/2 ラジアン = 100 グラード k 計算結果の表示形式の設定 [SET UP]- [Display] 1. セットアップ画面で “Display” を反転させる。 2. 希望する項目に応じたファンクションキーを押し、J を押す。 • {Fix}/{Sci}/{Norm}/{Eng} ...
u Eng 記号を使った表示を設定する(Eng モード) (Eng)を押すたびに、計算結果を表示する際に Eng 記号を使う(Eng 表記オン)か、使わ 4 ない (Eng 表記オフ)かを切り替えることができます。Eng 表記オンのときは、セットアップ 画面の“Display” の行の右端に “/E” と表示されます。 Eng 表記オンのときに計算結果の表示に使われる Eng 記号は、次の通りです (例えば 2,000 3 = 2 × 10 なので、2k と表示されます) 。 E ( エクサ ) × 1018 m ( ミリ ) × 10 − 3 P ( ペタ ) × 1015 μ ( マイクロ ) × 10 − 6 T ( テラ ) × 1012 n ( ナノ ) × 10 − 9 G ( ギガ ) × 109 p ( ピコ ) × 10 − 12 M ( メガ ) × 106 f ( フェムト ) × 10 − 15 k ( キロ ) × 103 • Eng 表記オンの設定時、本機は仮数部が 1 以上 1000 未満になるような Eng 記号を自動的 に選択して、
• 確率 / 分布計算 (PROB) [OPTN]-[PROB] • {x!} ... 階乗を求める関数 • {nPr}/{nCr} ... { 順列 }/{ 組み合わせ } を求める関数 • {RAND} ... 乱数関数メニューを表示 • {Ran#}/{Int}/{Norm}/{Bin}/{List}/{Samp} ... {0 以上 1 未満の擬似乱数を発生 }/{ 整数 の乱数を発生 }/{ 正規乱数を発生 }/{ 二項乱数を発生 }/{0 以上 1 未満の擬似乱数を発生 し結果を ListAns に格納 }/{ リストデータからランダムに要素を取り出して ListAns に 格納 } • {P(}/{Q(}/{R(} ... 正規分布確率 {P(t)}/{Q(t)}/{R(t)} の値を求める関数 t x)の値を求める関数 • {t(} ... 標準化変量( • 数値計算 (NUMERIC) [OPTN]-[NUMERIC] • {Abs} ... 絶対値を求める関数 • {Int}/{Frac} ... 数値の { 整数部分 }/{ 小数部分 } を取り出す関数 • {Rnd} ..
• Eng 記号メニューを呼び出す関数 (ENG-SYM) [OPTN]-[ENG-SYM] • {m}/{ }/{n}/{p}/{f} ... { ミリ (10 − 3) }/{ マイクロ (10 − 6) }/{ ナノ (10 − 9) }/{ ピコ (10 − 12) }/ − 15 { フェムト (10 ) } • {k}/{M}/{G}/{T}/{P}/{E} ... { キロ (103) }/{ メガ (106) }/{ ギガ (109) }/{ テラ (1012) }/{ ペタ 15 18 (10 ) }/{ エクサ (10 ) } • {ENG}/{ENG} ... 表示されている数値を指数表示または指数部が 3 の倍数 { 負の数 }/{ 正の 数 } になるように変換 (Eng モード指定時は、表示されている数値の Eng 記号を 1 つ { 小さな記号 }/{ 大きな記号 } に変換) • {ENG} および {ENG} メニューの操作は、計算結果を表示しているときのみ有効となり ます。 k 角度単位 例 操 作 4.25 ラジアンを度数法に変換する 243.
k 対数関数と指数関数 例 操 作 log 1.23 (log101.23) = 0.08990511144 l1.23w log28 = 3 4(MATH)2(logab) 2e8w < ライン入出力モード > K4(CALC)6(g)4(logab) 2,8)w (–3)4 = (–3) × (–3) × (–3) × (–3) = 81 (-3)M4w 7 1 x !M( ') 7e123w 123 (= 123 7 ) = 1.988647795 < ライン入出力モード > x 7!M( ')123w • ライン入出力モードと自然入出力モードでは、2 つ以上のべき乗の入力が連続する場合 (例 えば 2M3M2) の計算結果が異なります。 ライン入出力モードの場合: 2^3^2 = 64 自然入出力モードの場合: 2 32 = 512 この理由は、自然入出力モードでは上記の入力を内部的には次のようにり扱うためです: 2^ (3^ (2) ) 。 k 双曲線関数と逆双曲線関数 例 操 作 K6(g)2(HYPERBL)1(sinh) 3.6w sinh 3.
k 乱数 (RAND) • 0 以上 1 未満の乱数 (Ran#、RanList#) Ran#、RanList# の各関数はいずれも、0 以上 1 未満の 10 桁の乱数をランダムに、または 系列的に発生します。Ran# が実行と同時に乱数を 1 つ返すのに対して、RanList# は実行と 同時に指定した個数の乱数をリスト形式で返します。Ran# と RanList# は次の書式で入力し ます。 Ran# [a] 1≦a≦9 1 ≦ n ≦ 999 RanList# (n [,a]) • n は試行回数を表し、n に入力した個数の乱数が生成されて ListAns 画面に表示されます。 n の入力を省略することはできません。 • a は系列を表します。a に何も入力しないとランダムな乱数が返され、a に 1 から 9 の整数を 入力すると、入力した値に対応した系列乱数が返されます。 • Ran# 0 を実行すると、Ran#、RanList# 両方の系列が初期化されます。また、Ran# ま たは RanList# を使って直前に実行した系列とは異なる系列の乱数を発生させたり、ランダ ムな乱数を発生させたりすると
RanList# の使用例 例 操 作 RanList# (4) (4 個のランダムな乱数を発生し、 ListAns 画面に表示) K6(g)3(PROB)4(RAND)5(List) 4)w RanList# (3, 1) (系列 1 の最初から 3 つ目までの乱数を発 生し、ListAns 画面に表示) K6(g)3(PROB)4(RAND)5(List) 3,1)w (続いて系列 1 の 4 つ目から 6 つ目までの 乱数を発生し、ListAns 画面に表示) w Ran# 0 (系列を初期化) 1(Ran#) 0w RanList# (3, 1) (再度、系列 1 の最初から 3 つ目までの乱 数を発生し、ListAns 画面に表示) 5(List) 3,1)w • 整数乱数 (RanInt#) 指定した 2 つの整数の間の整数乱数を発生します。 RanInt# (A, B [,n]) A
• 正規乱数 (RanNorm#) 指定した平均 と標準偏差 の値に基づき、正規分布に従って 10 桁の乱数を発生します。 RanNorm# ( , [,n]) >0 1 ≦ n ≦ 999 • n を省略すると発生した乱数をそのまま返し、n を指定すると指定した個数の乱数をリスト 形式で返します。 例 操 作 RanNorm# (8, 68) (1 歳未満の子供の平均身長が 68cm、標 準偏差が 8 の時、正規分布に従って身長が 取り得る値を乱数で出す) K6(g)3(PROB)4(RAND)3(Norm) 8,68)w RanNorm# (8, 68, 5) (上記と同じ例で、5 人分の身長を乱数で 出し、リストに表示する) K6(g)3(PROB)4(RAND)3(Norm) 8,68,5)w • 二項乱数 (RanBin#) 指定した試行回数 n と確率 p の値に基づく二項分布に従って、整数の乱数を発生します。 RanBin# (n, p [,m]) 1 ≦ n ≦ 100000 1 ≦ m ≦ 999 0≦p≦1 • m を省略すると発生した乱数をそのま
• リストデータの要素をランダムに取り出す (RanSamp#) リストデータからランダムに要素を取り出して、結果をリスト形式で返します。 RanSamp#(List X, n [,m]) List X ... 任意のリストデータ(List 1∼List 26、Ans、{リスト形式データ} 、サブ名) n ... 試行回数(m = 1 のときは、1 ≦ n ≦ List X の要素数。m = 0 のときは、1 ≦ n ≦ 999。 ) m ...
(nPr)、組み合わせ(nCr) k 順列 u 順列の総数 nPr = u 組み合わせの総数 n! (n – r)! nCr = n! r! (n – r)! 例 1 10 個の中から 4 個を取り出して並べるとき、その並べ方は何通りあるか? 式 P4 = 5040 操 作 10K6(g)3(PROB)2(nPr) 4w 10 例 2 10 個の中から 4 個を取り出すとき、その取り出し方は何通りあるか? 式 C4 = 210 操 作 10K6(g)3(PROB)3(nCr) 4w 10 k 最大公約数(GCD)、最小公倍数(LCM) 例 操 作 28 と 35 の最大公約数を求める (GCD (28, 35) = 7) K6(g)4(NUMERIC)6(g)2(GCD) 28 ,35)w 9 と 15 の最小公倍数を求める (LCM (9, 15) = 45) K6(g)4(NUMERIC)6(g)3(LCM) 9, 15)w k 除算の余り(MOD)、べき剰余 (MOD_Exp) 例 操 作 137 を 7 で割ったときの余りを求める (MOD (137,
k 分数計算 • 自然入出力モードでは分数の入力方法が下記とは異なります。自然入出力モードでの分数入 力操作例は、1-13 ページをご覧ください。 例 操 2 1 73 –– + 3 –– = ––– 5 4 20 作 $2c5e+!$(&) 3e1c4w < ライン入出力モード > 2$5+3$1$4w M = 3.65 ( 小数に変換 )*1 1 1 –4 ––––– + ––––– = 6.066202547 × 10 *2 2578 4572 $1c2578e+$1c4572w 1 –– × 0.5 = 0.25*3 2 $1c2e*.5w < ライン入出力モード > 1$2578+1$4572w < ライン入出力モード > 1$2*.
(AND、OR、NOT、XOR) k 論理演算 [OPTN]-[LOGIC] 論理演算メニューを使うと、計算式の中に論理演算子を入力することができます。 • {And}/{Or}/{Not}/{Xor} ...
k 整数÷整数の商を求める [OPTN]-[CALC]-[Int ÷ ] “Int ÷” 関数を使うと、整数を整数で割ったときの商を求めることができます。 例 107 ÷ 7 の商を求める AbahK4(CALC)6(g) 6(g)1(Int ÷ )h w k 整数÷整数の余りを求める [OPTN]-[CALC]-[Rmdr] “Rmdr” を使うと、整数を整数で割ったときの余りを求めることができます。 例 107 ÷ 7 の余りを求める AbahK4(CALC)6(g) 6(g)2(Rmdr)h w k 約分する [OPTN]-[CALC]-[Simp] “'Simp”を使うと、分数の約分を手動で実行することができます。約分されていない計算結 果の表示中に、次の操作で約分を実行します。 • {Simp} w ... 表示中の計算結果を、約分可能な最小の素数で自動的に約分します。約分に 使った素数と約分の結果が表示されます。 • {Simp} n w ...
例1 15 を約分する 60 15 5 1 = = 60 20 4 A$bfcgaw K4(CALC)6(g)6(g)3(Simp)w 3(Simp)w “F=” の後に約数が表示されます。 例2 27 を約数 9 を指定して約分する 63 27 3 = 63 7 A$chcgdw K4(CALC)6(g)6(g)3(Simp)j w • 指定した約数で約分できないときは、エラーとなります。 • 約分が不可能な分数に対して 'Simp を実行すると、“F =”行は表示されず、計算結果とし て元の分数がそのまま表示されます。 (方程式の解) k ソルブ計算 [OPTN]-[CALC]-[Solve] ソルブ計算の機能を使うと、方程式の解の 1 つを近似的に求めることができます。ソルブ計 算は Equation モードを使う方法が簡単ですので、通常は Equation モードの利用をおすす めします。詳しくは 4-4 ページをご覧ください。 “Solve” を使ってソルブ計算を実行する場合は、次の書式で入力します。 ) 初期推定値] [, 下限 , 上限] ) Solve( f(x[, •
f x)の解を求める) k ソルブ N 計算(関数式( [OPTN]-[CALC]-[SolveN] f x)の複数の解を、一度に求めることができます。入力は次の書 “SolveN” を使うと、方程式 ( 式で行います。 SolveN(左辺 [= 右辺] [, 変数] [, 下限 , 上限] ) • 右辺、変数、下限、上限は省略できます。 • 左辺 [= 右辺]は求解対象の式です。変数として A∼Z、r、 を使用できます。右辺を省略し たときは右辺 =0 として扱います。 •「変数」は、式中の求解対象の変数 (A∼Z、r、 )を指定します。指定を省略した場合は X を 変数とみなします。 •「下限」 「上限」 は、求解範囲を指定します。数値または数式の入力が可能です。 • 各引数の中に次の関数は使用できません。 Solve、d2/dx2、FMin、FMax、Σ 演算結果は ListAns 形式で、最大 10 個の解を同時に表示することができます。 • 解が存在しない場合は、 “No Solution” と表示されます。 • 表示した解以外の解が存在する可能性があるときは、“More solutions
< ライン入出力モード > K4(CALC)2(d/dx) f(x),a) f(x) の x = a における 1 次微分係数を求めます。 d/dx ( f (x), a) ⇒ d f (a) dx 本機の 1 次微分計算は、1 次微分の定義 f (a + Ax) – f (a) f ' (a) = lim ––––––––––––– Ax→0 Ax ' a)に近似した値 を用いて、f( において 「無限小」 の代わりに 「十分小さな Ax」 f (a + Ax) – f (a) f ' (a) ⱌ ––––––––––––– Ax を求めるものです。 例 次の関数の x = 3 における 1 次微分係数を求める y = x3 + 4x2 + x − 6 f x)の入力 関数( AK4(CALC)2(d/dx)vMde+evx+v-ge x = a の値として 3 を入力 dw グラフ式の中での 1 次微分計算について x Y1)のような入 • 上記の入力書式中で、a の値の指定は省略可能なので、例えば Y2 = d/d( 力を行うことができます。この場合、変数 X の値が a の値として使わ
[OPTN]-[CALC]-[d2/dx2] k 2 次微分計算 2 次微分計算を実行するには、CALC メニューから d2/dx2 を選び、次の書式に従って値を入 力します。 < 自然入出力モード > 2 2 K4(CALC)3(d /dx ) f(x)e a または 2 2 4(MATH)5(d /dx ) f(x)e a < ライン入出力モード > K4(CALC)3(d2/dx2) f(x),a) f(x) の x = a における 2 次微分係数を求めます。 d 2 ( f (x), a) d2 ––– ⇒ –––2 f (a) 2 dx dx 本機の 2 次微分計算は、次のニュートンの補間多項式に基づく 2 階数値微分公式を使って、 近似値を求めるものです。 f ''(a) = 2 f(a + 3h) – 27 f(a + 2h) + 270 f(a + h) – 490 f(a) + 270 f(a – h) – 27 f(a –2h) + 2 f(a – 3h) 180h2 を用いて、f'' (a) に近似した値を求めます。 この式において 「十分小さな h」 例 次の関数
[OPTN]-[CALC]-[∫dx] k 積分計算 積分計算を実行するには、CALC メニューから ∫dx を選び、次の書式に従って値を入力しま す。 < 自然入出力モード > K4(CALC)4(∫dx) f(x)e a f b または 4(MATH)6(g)1(∫dx) f(x)e a f b < ライン入出力モード > K4(CALC)4(∫dx) f(x) , a , b , tol ) (a = 下限、b = 上限、tol = 許容誤差範囲) ∫( f(x), a, b, tol) ⇒ ∫a f(x)dx b 面積 ∫ b a f(x)dx を求めます。 f x)≧ 0 であり、か 本機の積分計算は、上の図に示すように区間 a ≦ x ≦ b において常に ( y f x a b つ連続的な関数 = ( )の から までの積分値、すなわち塗りつぶした部分の面積を求める ものです。 例 1 次の関数の積分計算を行う (ただし許容誤差範囲 tol = 1E − 4 とする) ∫ 5 1 (2x2 + 3x + 4) dx • 自然入出力モード K4(CALC)4(∫dx)cv
例 2 角度単位の設定がディグリー(Deg) のとき、ラジアンを使って三角関数の積分計算を 行う(角度単位=ディグリー) 計算結果の表示例 正確な積分値を求めるために、以下の点にご注意ください。 f x)の値が正・負になる場合は、1 周期ごと、または (1) 周期関数や、積分区間によって関数( 正の部分と負の部分に分けて積分値を求め、各々を加算します。 ∫ 正の部分(S) b f(x)dx = a 負の部分(S) ∫ c a f(x)dx + ∫ b c f(x)dx 正の部分 (S) 負の部分 (S) (2) 積分区間の微小移動により積分値が大きく変動する場合は、積分区間を分割して(変動の 大きい箇所をより細かく分割する) 積分値を求め、各々を加算します。 ∫ b a f(x)dx = ∫ x a 1 f(x)dx + ∫ x x 2 f(x)dx +.....
k Σ 計算 [OPTN]-[CALC]-[Σ(] Σ (シグマ)計算を実行するには、CALC メニューから Σ (を選び、次の書式に従って値を入力 します。 < 自然入出力モード > K4(CALC)6(g)3(Σ( ) ak e k e α e β または 4(MATH)6(g)2(Σ( ) ak e k e α e β < ライン入出力モード > K4(CALC)6(g)3(Σ( ) ak , k , α , β , n ) Σ (a k, k, α, β, n) = β Σ a =a k k=α α + aα +1 +........
k 最小値/最大値計算 [OPTN]-[CALC]-[FMin]/[FMax] CALC メニューから FMin または FMax を選び、次の書式に従って値を入力することにより、 区間 a ≦ x ≦ b における関数式の最小値 / 最大値を求めることができます。 • 最小値 K4(CALC)6(g)1(FMin) f (x) , a , b , n ) (n = 1∼9)) (a = 求める区間の始点、b = 求める区間の終点、n = 演算精度 • 最大値 K4(CALC)6(g)2(FMax) f (x), a , b , n ) (a = 求める区間の始点、b = 求める区間の終点、n = 演算精度 (n = 1∼9)) 例 関数式 y = x2 − 4x + 9 の始点 a = 0、終点 b = 3 の区間における最小値の座標を求 める(ただし演算精度は n = 6 とする) f x)の入力 関数 ( AK4(CALC)6(g)1(FMin)vx-ev+j, 区間 a = 0、b = 3 の入力 a,d, 演算精度 n = 6 の入力 g)w f x)には X の式しか使うことができません
6. 複素数計算 複素数を使った計算として、2-1∼2-15 ページで説明されている各種のマニュアル計算と同 様の加減乗除算、カッコ計算、関数計算、メモリー計算などが実行できます。 • 複素数の入出力範囲は仮数部 10 桁、指数部 2 桁です。 • 複素数計算では、次の関数が利用可能です。 y x x x 2 −1 3 '、x 、x 、^(x )、 '、 '、ln、log、logab、10 、e 、Int、Frac、Rnd、Intg、 RndFix(、Fix、Sci、ENG、ENG、° ’ ”、° ’ ”、a b/c、d /c セットアップ画面で“Complex Mode”の設定を変更することで、次のいずれかの複素数計算 モードを選択することができます。 • {Real} ... 実数の範囲で計算を行う *1 • {a+bi} ... 複素数計算を行い、計算結果を直交形式で表示 • {r ∠ } ...
k 加減乗除計算 [OPTN]-[COMPLEX]-[i] 加減乗除計算は、マニュアル計算と同様に行います。カッコやメモリーも使用できます。 例 (1 + 2i) + (2 + 3i) AK3(COMPLEX) (b+c1(i)) +(c+d1(i))w k 逆数、平方根、べき乗 例 (3 + i) AK3(COMPLEX) !x(')(d+1(i))w k 極形式による複素数計算 例 2 ∠ 30 × 3 ∠ 45 = 6 ∠ 75 !m(SET UP)cccccc 1(Deg)c3(r ∠ )J Ac!v( ∠ )da*d !v( ∠ )efw k 絶対値と偏角 [OPTN]-[COMPLEX]-[Abs]/[Arg] 本機は a + bi の形で表される複素数をガウス平面上の座標と見なし、絶対値 ¦Z¦ と偏角(arg) を計算します。 例 複素数 3+4i の絶対値 (r ) と偏角 ( ) を求める (角度単位 = ディグリー(度) ) 虚軸 実軸 AK3(COMPLEX)2(Abs) d+e1(i)w (絶対値を算出) 2-33
AK3(COMPLEX)3(Arg) (d+e1(i))w (偏角を算出) • 偏角の計算結果は、セットアップ画面で選択されている角度単位(ディグリー、ラジアン、 グラード) によって異なります。 k 共役複素数を求める [OPTN]-[COMPLEX]-[Conjg] 複素数 a + bi に対する共役複素数は a − bi となります。 例 複素数 2 + 4i の共役複素数を求める AK3(COMPLEX)4(Conjg) (c+e1(i))w k 実部、虚部の抽出 [OPTN]-[COMPLEX]-[ReP]/[lmP] 複素数 a + bi の実部 a、虚部 b を、次の操作によって抽出することができます。 例 複素数 2 + 5i の実部および虚部を抽出する AK3(COMPLEX)6(g)1(ReP) (c+f6(g)1(i))w (実部を抽出) AK3(COMPLEX)6(g)2(ImP) (c+f6(g)1(i))w (虚部を抽出) k 極形式 / 直交形式変換表示 [OPTN]-[COMPLEX]-['r ∠ ]/['a+bi] 直交形式で表示されている複素数を極形
7.
k 記数法の選択と入力値の基数指定 セットアップ画面を使って、計算時の数値入力と結果表示に使われる記数法 (2 進 法、8 進法、10 進法、または 16 進法)を指定することができます。また、指定し た記数法にかかわらず、入力数値の基数を個別に指定することが可能です。 u 2 進、8 進、10 進、16 進計算の開始 [SET UP]-[Mode]-[Dec]/[Hex]/[Bin]/[Oct] 1. メインメニューで Run-Matrix を選択する。 2. !m (SET UP)を 押 し、c/f を 使 っ て “Mode”を 反 転 さ せ、2 (Dec)=10 進、 (Hex)= 16 進、4 (Bin)= 2 進、5 (Oct)= 8 進のいずれかを押して記数法を選 3 ぶ。 3. J を押して計算入力画面に切り替える。次の項目を含むファンクションメニューが表示 される。 • {d∼o}/{LOGIC}/{DISPLAY} ...
• 負数計算 例 2 進数 110010 の負数を求める !m(SET UP) “Mode” を反転させ、4 (Bin) J を押す。 A2(LOGIC)1(Neg) bbaabaw • 本機は 16 ビットの 2 進数の 2 の補数を 2 進法、8 進法、16 進法の負数として使用します (8 進法、16 進法の負数は、16 ビットの 2 進数の 2 の補数を各記数法に変換した値となり ます)。10 進法の負数はマイナス記号付きで表示されます。 • ビット演算 例 16 進法で “120 and AD” を求める !m(SET UP) “Mode” を反転させ、3 (Hex) J を押す。 Abca2(LOGIC) 3(and)ADw k 記数法の変換表示 3(DISPLAY) を押すと、次のような記数法変換コマンドメニューが表示されます。 • {'Dec}/{'Hex}/{'Bin}/{'Oct} ...
8.
• {DELETE}/{DEL-ALL} ... { 行列メモリーを指定して消去 }/{ すべての行列メモリーの内容 を消去 } • {DIM} ... 行列メモリーの次元 (行数×列数) を指定 • {CSV} ... 行列を CSV ファイルに保存、行列メモリー(Mat A ∼ Mat Z、MatAns)への CSV ファイルの読み込み (2-43 ページ参照) • {M ⇔ V} ...
次の操作は、上記の操作例の続きです。 bwcwdw ewfwgw 現在入力可能なセルが反転表示されます (セルカーソ ル)。w を押すたびに、セルカーソルは 1 つ右のセル (右端からは次行左端セル) に移動します。 (行列成分の入力画面を閉じる) J • セル上に表示される値は、6 桁までの正の整数および 5 桁までの負の整数です(1 桁が負符 号に使用されます)。指数表示の場合は有効数字 2 桁までが表示されます。分数は表示され ません。 • 行列の消去 行列メモリー内の特定の行列、またはすべての行列を消去することができます。 u 特定の行列を消去する 1. MAT エディターの表示中に f と c を使って、消去したい行列を反転させる。 2. 1 (DELETE) を押す。 3. 指定した行列の内容を消去するには、1 (Yes)を押す。何も消去せずに操作を中止する には、6 (No) を押す。 u すべての行列を消去する 1. MAT エディターの表示中に 2 (DEL-ALL)を押す。 2.
• {COLUMN} • {DELETE}/{INSERT}/{ADD} ... 列を { 削除 }/{ 挿入 }/{ 追加 } するメニューを呼び 出す • {EDIT} ... 成分の値を編集する 以下のすべての例題では Mat A を使用します。 • 行成分を対象とした操作や計算 行列メモリーの成分入力画面で 1 (ROW-OP)を押すと、次のメニューが表示されます。 • {SWAP} ... 2 つの行の成分を入れ替える • { Row} ... 指定行の各成分をその行のスカラー倍で置き換える • { Row+} ... 指定行の各成分のスカラー倍を別の行の各成分に加算する • {Row+} ...
スカラー倍を求める対象となる行番号 (m = 2)を入力する。 cw 求めたスカラー倍の加算対象となる行番号 (n = 3)を入力 する。 dww * かける値 (k) として、複素数を入力することもできます。 u 指定行の各成分を別の指定行の各成分に加算する 例 Mat A の 2 行目の各成分を 3 行目の成分に加算する 1(ROW-OP)4(Row+) を入力する。 加算元となる行番号 (m = 2) cw を入力する。 加算先となる行番号 (n = 3) dww • 行の編集 • {DELETE} ... 行を削除する • {INSERT} ... 行を挿入する • {ADD} ...
u 行を追加する 例 3 行目の下に新たな行を追加する 2(ROW)cc 3(ADD) • 列の編集 • {DELETE} ... 列を削除する • {INSERT} ... 列を挿入する • {ADD} ... 列を追加する u 列を削除する 例 2 列目を削除する。 3(COLUMN)e 1(DELETE) k 行列と CSV ファイルの間でデータを転送する 本機で保存した CSV ファイルや、パソコンから本機に転送した CSV ファイルを、行列メモ リー(Mat A∼Mat Z または Mat Ans) に読み込むことができます。また行列メモリー(Mat A∼Mat Z または Mat Ans) の内容を、CSV ファイルとして保存することができます。 u CSV ファイルを行列メモリーに読み込むには 1. 行列メモリーに読み込みたい CSV ファイルを用意する。 • 「読み込み時の CSV ファイル条件」 (3-15 ページ) を参照してください。 2.
• CSV ファイルのデータの列数が 999 を超えるか、行数が 999 を超える場合。このような 場合は”Invalid Data Size” エラーとなります。 u 行列メモリーを CSV ファイルとして保存するには 1. MAT エディターの表示中に、f/c を使って CSV ファイルとして保存したい行列メモ リーを反転させる。 2. 4(CSV) 2(SAVE • AS) を押す。 • フォルダーの選択画面が表示されます。 3. CSV ファイルを保存したいフォルダーを選択する。 • ルートディレクトリーに保存したい場合は、 “ROOT”を選びます。 • その他のフォルダーに保存したい場合は、f/c を使って希望するフォルダーを反転 させ、1(OPEN) を押します。 4. 1(SAVE • AS) を押す。 5.
•“Mat”コマンドは行列コマンドメニューから入力する代わりに、!c(Mat)を押して入 力することもできます。 • 行列データの入力書式 [OPTN]-[MAT/VCT]-[Mat] “Mat”コマンドを使って行列のデータ入力を行う際は、次の書式に従います。 ... ... a12 ... a1n a22 ... a2n ... a11 a21 am1 am2 ... amn = [ [a11, a12, ..., a1n] [a21, a22, ..., a2n] .... [am1, am2, ...
結果表示は、Mat A が 2 行 3 列の行列であることを表します。 “Dim”コマンドの結果はリストタイプのデータなので、リストアンサーメモリー(ListAns) に記憶されます。 “Dim”コマンドを使って行列の次元を設定することもできます。 例 2 Mat B の次元を 2 行 3 列に設定する !*( 兵 )c,d!/( 其 )a K2(MAT/VCT)6(g)2(Dim) 6(g)1(Mat)al(B)w •“Dim”コマンドを使って、ベクトルの次元を確認したり、設定したりすることもできます。 • 行列コマンドを使った行列の操作 行列コマンドを使うと、次の操作ができます。 • 既存の行列に値を代入する • 既存の行列から値を呼び出す • 既存の行列のすべての成分に同じ値を書き込む • 2 つの行列を 1 つの行列に結合する • 既存の行列の指定した列の内容をリストに代入する u 既存の行列に値を代入する / 既存の行列から値を呼び出す [OPTN]-[MAT/VCT]-[Mat] 値の代入 / 呼び出しを行う対象のセルを、 “Mat” コマンドを使って次の書式で指定します。 Mat X [m,
例 2 Mat A の 2 行 2 列目の成分値を呼び出し、その値を 5 倍する K2(MAT/VCT)1(Mat) av(A)!+( 关 )c,c !-( 兴 )*fw •“Vct” コマンドを使って、既存のベクトルから値を呼び出すこともできます。 u 行列のすべての成分に同じ値を書き込む /2 つの行列を 1 つに結合する [OPTN]-[MAT/VCT]-[Fill(]/[Augment] “Fill”コマンドを使うと、行列のすべての成分に同じ値を書き込むことができます。また “Augment” コマンドを使って 2 つの行列を 1 つに結合することができます。 例 1 Mat A のすべて成分の値を 3 にする K2(MAT/VCT)6(g)3(Fill( ) d,6(g)1(Mat)av(A))w •“Fill”コマンドを使って、ベクトルのすべての成分に同じ値を書き込むこともできます。 例 2 次の 2 つの行列を 1 つの行列に結合する Mat A = 1 2 Mat B = 3 4 K2(MAT/VCT)5(Augment) 1(Mat)av(A), 1(Mat)al(B))w •
例 Mat A の 2 列目の成分をリスト 1 へ代入する Mat A = 1 2 3 4 5 6 K2(MAT/VCT)2(Mat→Lst) 1(Mat)av(A),c) aK1(LIST)1(List)bw 1(List)bw k 行列計算 [OPTN]-[MAT/VCT] 行列計算を行うには、行列コマンドメニューを使います。 u 行列コマンドを表示する 1. メインメニューで Run-Matrix を選択する。 2. K を押してオプションメニューを表示する。 3. 2 (MAT/VCT) を押して行列コマンドメニューを表示する。 ここでは、行列計算を実行するための次の行列コマンドについて説明します。 • {Mat} ... 行列を指定するコマンド “Mat”を入力 • {Det} ... 行列式を計算するコマンド “Det”を入力 • {Trn} ... 転置行列を計算するコマンド “Trn” を入力 • {Identity} ... 単位行列を入力するコマンド “Identity” を入力 • {Ref} ...
以下の例題は、行列メモリーにデータが入力されていることを前提として説明します。 • 行列の加減乗除計算 [OPTN]-[MAT/VCT]-[Mat]/[Identity] 例 1 次の 2 つの行列の和を求める (Mat A + Mat B) Mat A = 1 1 2 1 Mat B = 2 3 2 1 K2(MAT/VCT)1(Mat)av(A)+ 1(Mat)al(B)w 例 2 例1の 2 つの行列の積を求める (Mat A × Mat B) K2(MAT/VCT)1(Mat)av(A)* 1(Mat)al(B)w • 2 つの行列の加減算を実行するには、2 つの行列の次元が同じでなければなりません。2 つ の行列の次元が異なる場合はエラーとなります。 • 行列の乗算 (行列 1 × 行列 2)を実行する際は、行列 1 の列数と、行列 2 の行数が一致して いなければなりません。この条件が満たされない場合はエラーとなります。 • 行列式 例 [OPTN]-[MAT/VCT]-[Det] 次の行列の行列式を求める Mat A = 1 2 3 4 5 6 −1
• 転置行列 [OPTN]-[MAT/VCT]-[Trn] 行列の行と列を入れ替えた行列を転置行列と呼びます。 例 次の行列の転置行列を求める Mat A = 1 2 3 4 5 6 K2(MAT/VCT)4(Trn)1(Mat) av(A)w •“Trn”コマンドは、ベクトルにも使うことができます。1 行× n 列のベクトルを n 行× 1 列 のベクトルに変換します。また、m 行× 1 列のベクトルを 1 行× m 列のベクトルに変換しま す。 • 階段形の行列 [OPTN]-[MAT/VCT]-[Ref] “Ref”コマンドはガウスの消去法アルゴリズムを用いて、指定した行列の階段形の行列(Row Echelon Form) を求めます。 例 次の行列の階段形の行列を求める Mat A = 1 2 3 4 5 6 K2(MAT/VCT)6(g)4(Ref) 6(g)1(Mat)av(A)w • 被約階段形の行列 [OPTN]-[MAT/VCT]-[Rref] “Rref”コ マ ン ド を 用 い て、 指 定 し た 行 列 の 被 約 階 段 形 の
[x − 1 ] • 逆行列 例 次の行列の逆行列を求める Mat A = 1 2 3 4 K2(MAT/VCT)1(Mat) av(A)!)(x − 1)w • 正方行列 (行数と列数が同じ行列)に限り、逆行列を求めることが可能です。正方行列以外の 逆行列を求めようとすると、エラーとなります。 • 行列式が 0 となるような行列の逆行列を求めることはできません。行列式が 0 の行列に対す る逆行列を求めようとすると、エラーとなります。 • 行列式が 0 に近い行列を使って計算を行うと、精度が出ない場合があります。 • 行列 A と、その逆行列 A − 1 は、次の条件を満たす行列のことです。 1 0 0 1 A A–1 = A–1 A = E = 行列 A が 2 行 2 列の場合、行列 A から逆行列 A − 1 を求める式は、次のようになります。 A= a b c d A–1= 1 ad – bc d –b –c a ただし、ad − bc ≠ 0 [x2] • 行列の二乗 例 次の行列の二乗を求める Mat A = 1 2 3 4 K2(MAT/VCT)1(
• 行列のべき乗 例 [^] 次の行列の 3 乗を求める Mat A = 1 2 3 4 K2(MAT/VCT)1(Mat)av(A) Mdw • 行列のべき乗計算は、最大 32766 乗まで行うことができます。 • 行列の絶対値 / 整数部抽出 / 小数部抽出 / 最大整数計算 [OPTN]-[NUMERIC]-[Abs]/[Frac]/[Int]/[Intg] 例 次の行列の絶対値を求める Mat A = 1 −2 −3 4 K6(g)4(NUMERIC)1(Abs) K2(MAT/VCT)1(Mat)av(A)w •“Abs”コマンドを使って、ベクトルの要素の絶対値を求めることもできます。 • 行列による複素数計算を行う 例 複素数を要素に持つ次の行列の絶対値を求める Mat D = −1 + i 1+i 1 + i −2 + 2i K6(g)4(NUMERIC)1(Abs) K2(MAT/VCT)1(Mat)as(D)w • 行列およびベクトルに対して、次の複素数関連の関数が使用可能です。 i、Abs、Arg、Conjg、ReP、ImP 2-52
9.
• {M ⇔ V} ... MAT エディター画面に切り替え (2-38 ページ参照 ) ベクトルの入力と編集と、ベクトルのセル(成分)に対する操作は、行列計算と同じ操作を行 います。「行列の入力と編集」 (2-38 ページ)、 「行列のセル(成分)に対する操作」 (2-40 ペー ジ)を参照してください。ただし、行列計算と次の点が異なります。 • ベクトルメモリーの成分入力画面では、ファンクションメニューに 1(ROW-OP) は表示さ れません。 • ベクトルの編集では、次元はつねに m 行× 1 列または 1 行× n 列に限られます。 k ベクトル計算 [OPTN]-[MAT/VCT] ベクトル計算を行うには、ベクトルコマンドメニューを使います。 u ベクトルコマンドを表示する 1. メインメニューで Run-Matrix を選択する。 2. K を押してオプションメニューを表示する。 3. 2 (MAT/VCT) 6(g)6(g) を押してベクトルコマンドメニューを表示する。 • {Vct} ... ベクトルを指定するコマンド “Vct” を入力 • {DotP(} ...
• ベクトルデータの入力式 [OPTN]-[MAT/VCT]-[Vct] “Vct”コマンドを使ってベクトルのデータ入力を行う際は、次の書式に従います。 a11 a21 → Vct [A∼Z] [a11 a12 ...
例 3 次の行列とベクトルの積を求める (Mat A × Vct B) Mat A = 1 2 2 1 1 Vct B = 2 K2(MAT/VCT)1(Mat) av(A)*6(g)6(g) 1(Vct)al(B)w • 2 つのベクトルの加減算を実行するには、2 つのベクトルの次元が同じでなければなりませ ん。 と Vct B (m × 1) の乗算を実行する際は、n と m とが一致していなければなり • Vct A (1 × n) ません。 • 内積 例 [OPTN]-[MAT/VCT]-[DotP] 次の 2 つのベクトルの内積を求める Vct A = 1 2 3 Vct B = 4 K2(MAT/VCT)6(g)6(g) 2(DotP( )1(Vct)av(A), 1(Vct)al(B))w • 外積 例 [OPTN]-[MAT/VCT]-[CrossP] 次の 2 つのベクトルの外積を求める Vct A = 1 2 3 Vct B = 4 K2(MAT/VCT)6(g)6(g) 3(CrossP( )1(Vct)av(A), 1(Vct)al(B)
• 単位ベクトル 例 [OPTN]-[MAT/VCT]-[UnitV] 次のベクトルの単位ベクトルを求める Vct A = 5 5 K2(MAT/VCT)6(g)6(g) 5(UnitV( )1(Vct)av(A))w • ベクトルのノルム (大きさ) 例 [OPTN]-[MAT/VCT]-[Norm] 次のベクトルのノルム (大きさ) を求める Vct A = 1 3 K2(MAT/VCT)6(g)6(g)6(g) 1(Norm( )6(g)6(g)6(g) 1(Vct)av(A))w •“Norm” コマンドを使って、行列のノルムを計算することもできます。 10.
k 単位換算を実行する [OPTN]-[CONVERT] 次の書式で換算元の数値と換算コマンドを入力して、単位換算を実行します。 { 換算元の数値 }{ 換算コマンド 1}'{ 換算コマンド 2} • { 換算コマンド 1} として { 換算元の数値 } の単位を、{ 換算コマンド 2} として換算先の単位を 指定します。 • ' は換算元と換算先の2つのコマンドをつなぐコマンドで、単位換算メニューの表示中は必 ず1 (') で入力できます。 • 換算元の数値としては、実数または実数のみを要素に持つリストデータを使うことができま す。換算元の数値としてリストデータを入力 (またはリストメモリーを指定)した場合は、リ ストデータ内の各要素が単位換算され、計算結果はリスト形式で返されます(ListAns 画面 に表示されます) 。 • 換算元の数値として複素数を使うことはできません。また換算元の数値としてリストデータ を指定した場合、そのリストデータの中に複素数の要素が 1 つでも含まれていると、エラー となります。 例 1 50cm をインチに換算する AfaK6(g)1(CONVERT) 2(LENGTH
k 単位換算コマンド一覧 カテゴリー 表示名 単 位 カテゴリー 表示名 単 位 フェルミ cm3 立方センチメートル Å オングストローム mL ミリリットル μm マイクロメートル L mm ミリメートル m3 立方メートル cm センチメートル in3 立方インチ m メートル ft3 立方フィート km キロメートル AU 天文単位 l.y.
カテゴリー 表示名 単 位 カテゴリー 表示名 単 位 温度 摂氏 Pa パスカル K ケルビン kPa キロパスカル °F 華氏 mmH2O 水柱ミリメートル °R 蘭氏 mmHg 水銀柱ミリメートル atm 気圧(標準大気圧) 速度 m/s メートル / 秒 km/h キロメートル / 時 knot ノット ft/s フィート / 秒 mile/h u mg 圧力 °C inH2O 水柱インチ inHg 水銀柱インチ lbf/in2 マイル / 時 bar kgf/cm2 原子質量単位 ミリグラム eV バール 重量キログラム / 平方センチメートル 電子ボルト グラム kg キログラム calth 熱力学カロリー メトリックトン cal15 15 度カロリー oz 常用オンス calIT 国際蒸気表カロリー lb 常用ポンド kcalth キロカロリー (熱力学) kcal15 キロカロリー (15 度) kcalIT キロカロリー (国際蒸気表) l-atm リット
カテゴリー 表示名 W 仕事率/動力 calth/s hp 単 位 カテゴリー 表示名 ワット カロリー/ 秒 馬力 ft•lbf/s フィート重量ポンド / 秒 Btu/min 英熱量 / 分 * NIST Special Publication 811(2008)のデータに準拠。 2-61 単 位
第3章 リスト機能 リストは複数のデータをまとめて操作するのに便利な 「入れ物」 です。 本機には、1 ファイルあたり 26 個のリストを保存できます。ファイルは最大 6 つまで保存可能で す。リストは四則演算や統計計算、グラフの描画などに利用することができます。 要素番号 表示範囲 List 1 SUB 1 2 3 4 5 6 7 8 • • • • 56 37 21 69 40 48 93 30 • • • • セル List 2 List 3 1 2 4 8 16 32 64 128 107 75 122 87 298 48 338 49 • • • • • • • • 列 List 4 List 5 3.5 6 2.1 4.4 3 6.8 2 8.7 4 0 0 2 0 3 9 0 • • • • • • • • List 26 0 0 0 0 0 0 0 0 リスト名 サブ名 行 • • • • 1.
2. 2 行目に 4 を入力し、続いて 3 行目に 2 + 3 と入力す る (この場合、2 + 3 の計算結果として 5 が入力されま す)。 ewc+dw • 各セルには計算式の計算結果や、複素数も入力することができます。 • 1 つのリストには 999 行までの値を入力できます。 u 値をまとめて入力するには 1. カーソルキーを使って、リスト名にセルカーソルを移動 する。 2. !* ( { )を押し、続いて登録したい複数の値を , で区切って入力する。最後の値を入力したら、最後に (}) を押す。 !/ ({) (}) g,h,i!/ !* 3. w を押して、入力した値をリストに登録する。 w • カンマ(,)は複数の値の区切りとして入力するので、最後の値の後にカンマを入力しない ようご注意ください。 正 : {34, 53, 78} 誤 : {34, 53, 78,} 数式中にリスト名を指定して、他のセルへの値入力を行うこともできます。以下は、List 1 と List 2 の各行の値の和を List 3 に入力する場合の操作例です。 1.
k リストの値を編集する u セルの値を変更するには カーソルキーを使って、値を変更したいセルにセルカーソルを移動します。新たな値を入力 して w を押すと、入力されていた値が新しい値によって上書きされます。 u セルの内容を編集するには 1. カーソルキーを使って、値を編集したいセルにセルカーソルを移動する。. 2. 6 (g) (EDIT) を押す。 2 3. 入力されている値に対して、希望する編集を行う。 u セルを削除するには 1. カーソルキーを使って、削除したいセルにセルカーソルを移動する。 2. 6 (g) (DELETE) を押す。 3 • セルカーソル位置のセルが削除され、以降のすべての行が 1 行上に移動します。 • セル削除の操作は、他のリストのセルには影響しません。もしセル削除を行ったリストと他 のリストの各行に関連があった場合、セル削除の操作によってその関連が崩れることになり ますので、ご注意ください。 u 1 つのリスト内の全セルを削除するには 1. カーソルキーを使って、全セルを削除したいリスト内のセル (どのセルでも構いません)に セルカーソルを移動する。 2.
u リストに名前を付けるには 1. セットアップ画面で “Sub Name” を反転させ、1 (On) J を押す。 2. カーソルキーを使って、名前を付けたいリストの “SUB”行にセルカーソルを移動する。 3.
2. !f(FORMAT) を押して、カラー選択ダイアログを 表示する。 3. カーソルキーを使って希望する色にセルカーソルを移動 し、w を押す。 • 各選択肢の左側にある数字のキーを押して、指定する こともできます。 u あるリストに含まれる全データの表示色を一括して変更するには 1. カーソルキーを使って、データの表示色を一括して変更 したいリストのリスト名にセルカーソルを移動する。 • 必ずデータを入力済みのリストを選んでください。 データが未入力のリストを選んだ場合は、次の操作は できません。 2. !f (FORMAT) を押して、カラー選択ダイアログを表示する。 3.
値の降順に並べ替える場合: 「値の昇順に並べ替える場合」 の手順 1 で、1 (SORTASC)を押す代わりに 2 (SORTDES) を押します。その他の操作は、昇順に並べ替える場合と同様です。 u 複数のリストを並べ替えるには 複数のリストを、ある 1 つの基準リストの並べ替えに従って並べ替えることができます。基 準リストは昇順または降順で並べ替えが行われ、その他のリストは基準リストとの行の相関 が維持された状態で並べ替えられます。 値の昇順に並べ替える場合: 1. リストエディターの表示中に、6 (g) (TOOL) (SORTASC)を押す。 1 1 • 並べ替えるリスト数を確認するための “How Many Lists?:”というメッセージが表示さ れます。ここでは例として、1 つの基準リストとそれにリンクしたもう 1 つのリスト(合 計 2 つのリスト) の並べ替えを行います。 2. 2 つのリストを並べ替えるので、2 を入力する。 cw 3.
• {List}/{Lst→Mat}/{Dim}/{Fill}/{Seq}/{Min}/{Max}/{Mean}/{Med}/{Augment}/ {Sum}/{Prod}/{Cuml}/{% }/{ΔList} 以下のすべての操作例で、末尾の閉じカッコは省略可能です。 u リストの内容を行列用アンサーメモリー(MatAns)に代入するには [OPTN]-[LIST]-[Lst→Mat] (LIST)2 (Lst→Mat)1 (List)< リスト番号 1∼26> ,1 (List)< リスト番号 K1 1∼26> ...
u リスト内のすべての要素を同じ値で置き換えるには [OPTN]-[LIST]-[Fill(] (Fill ()< 値 > ,1 (List)< リスト番号 1∼26> )w K1(LIST) 4 例 List 1 のすべての要素を 3 に置き換える。 (LIST) (Fill () AK1 4 (List) d,1 b)w 要素置き換え後の List 1 の内容は次のようになります。 u リストに数列を作成するには [OPTN]-[LIST]-[Seq] (LIST)5 (Seq)< 式 > , < 変数名 > , < 開始値 > , < 終了値 > K1 , < 変化の度合い > )w • この操作の結果は、リスト用アンサーメモリー(ListAns)に保存されます。 例 f x)= X2 を使ってリストに入力する。開始値 1、 12、62、112 という数列を、関数式 ( 終了値 11、変化の度合い 5 とする。 (LIST) (Seq) AK1 5 vx, v,b,bb,f)w 終了値を 12、13、14、15 にしても、結果は上記の例と同じになります。変化の度合いが 5 なので、11
• この操作の結果は、リスト用アンサーメモリー(ListAns)に保存されます。 例 List 1 (75, 16, 98, 46, 56) と List 2 (35, 59, 58, 72, 67) の同じ位置の要素か ら、より大きい方を抽出する。 (LIST) (g) (Max) K1 6 2 (g) (List) b, 6 6(g) 1 (List)c)w 1 u リストに含まれる全要素の平均値を求めるには [OPTN]-[LIST]-[Mean] (g) (Mean) (g) (List)< リスト番号 1∼26> )w K1(LIST) 6 3 6 6(g) 1 例 List 1 (36, 16, 58, 46, 56) に含まれる全要素の平均値を求める。 (LIST) (g) (Mean) AK1 6 3 (g) (List) b)w 6 6(g) 1 u 度数指定付きのデータの中央値を求めるには [OPTN]-[LIST]-[Med] この操作では、2 つのリストを使います。1つはデータ値を含むリスト、もう1つはその データ値の度数(発生頻度)を含むリストです。最初のリストの各要
u リストに含まれる全要素の総和を求めるには [OPTN]-[LIST]-[Sum] (g) (g) (Sum) (List)< リスト番号 1∼26> w K1(LIST) 6 6 1 6(g)1 例 List 1 (36, 16, 58, 46, 56) に含まれる全要素の総和を求める。 (LIST) (g) (g)1 (Sum) AK1 6 6 (List) bw 6(g) 1 u リストに含まれる全要素の総積を求めるには [OPTN]-[LIST]-[Prod] (LIST)6 (g) (g) (Prod)6 (g) (List)< リスト番号 1∼26> w K1 6 2 1 例 List 1 (2, 3, 6, 5, 4) に含まれる全要素の総積を求める。 (LIST) (g) (g)2 (Prod) AK1 6 6 (List) bw 6(g) 1 u リスト内の各要素の累積度数を計算する [OPTN]-[LIST]-[Cuml] (LIST)6 (g) (g) (Cuml) (g) (List)< リスト番号 1∼26> w K1 6 3 6 1 • この操作の結果は、リス
u リスト内の各要素と隣り合う要素の差を計算する [OPTN]-[LIST]-[ΔList] (g) (g) (ΔList)< リスト番号 1∼26> w K1(LIST) 6 6 5 • この操作の結果は、リスト用アンサーメモリー(ListAns)に保存されます。 例 List 1 (1, 3, 8, 5, 4) の各要素と隣り合う要素の差を計算する。 (LIST) (g) (g)5 (ΔList) AK1 6 6 bw 13–1= 28–3= 35–8= 44–5= 1 2 3 4 • リスト計算の結果として ListAns に保存される要素を、特定のリストメモリーを指定して 代入することができます。例えば“ΔList 1 → List 2”と指定することで、ΔList 1 の結果 を List 2 に保存することができます。 • ΔList の計算結果として得られるリストは、元のリストよりも要素数が 1 つ減ります。 • 要素を持たないリストや要素が 1 つしかないリストを指定して ΔList を実行すると、エラー となります。 3.
u 登録済みのリストを番号で指定して入力するには 1. Run-Matrix モードで次のキー操作を行う。 (LIST) AK1 1(List) •“List” コマンドが入力されます。 2. 指定したいリスト番号 (1∼26) を入力する。 u 登録済みのリストをサブ名で指定して入力するには 1. Run-Matrix モードで次のキー操作を行う。 (LIST) AK1 1(List) •“List” コマンドが入力されます。 2.
u リスト内の特定のセルに値を入力する あるリストに含まれる特定のセルを指定して、値を入力することができます。この操作を行 うと、指定したセルの元の値は、新しく入力した値に置き換わります。 例 List 3 の 2 つめのセルに 25 を入力する。 (LIST) (List) ( [ )c!( ] )w cfaK1 d!+ 1 k リストの内容を呼び出す 例 List 1 の内容を呼び出す。 (LIST) (List) bw K1 1 • 上記の操作によって、指定したリストの内容が表示されると同時に、リスト用アンサーメモ リー(ListAns) に保存されます。次の計算に ListAns の内容を使うことができます。 u リスト用アンサーメモリー(ListAns)の内容を計算に使うには 例 ListAns × 36 を計算する。 (LIST) (List) *dgw K1 1 !-(Ans) • K1 (LIST)1 (List)!-(Ans)の操作で、ListAns の内容を呼び出すことができま す。 • ListAns を使った計算の結果がリスト形式となる場合、ListAns の内容は計算結
2. 数表を作成する。 3. e を使って Y1 列にセルカーソルを移動する。 4. K1 (LISTMEM) を押す。 5.
4. リストファイルを切り替える File 1∼File 6 の各ファイルに、それぞれ 26 のリスト (List 1∼List 26)を保存することが できます。使用するリストファイルは、次の操作で切り替えることができます。 u リストファイルを切り替えるには 1. メ イ ン メ ニ ュ ー か ら Statistics モ ー ド に 入 り、! m (SET UP)を 押 し て Statistics モードのセットアップ画面を表示する。 2. c を使って “List File” を反転させる。 3. 1(FILE) を押し、続いて使いたいリストファイルのファイル番号を入力し、w を押す。 例 File 3 を選択する。 (FILE)d 1 w 以降のリスト操作では、選択したリストファイル(上記の例では File 3)に含まれているリ ストが使われます。 5.
• CSV ファイルの各列1行目(または1列目の1行目)のデータがダブルクオーテーション マーク (")またはクオーテーションマーク(')で囲まれた文字列の場合、本機への読み込みを 実行すると、CSV ファイル上のすべての列の1行目のデータは無視され、2行目以降が読 み込まれます。 なおパソコンから本機へのファイル転送については、 「第 13 章 データ転送」を参照してくだ さい。 k リストと CSV ファイルの間でデータを転送する u CSV ファイルをリストエディターに読み込むには 1. 読み込みたい CSV ファイルを用意する。 •「読み込み時の CSV ファイル条件」 (3-15 ページ) を参照してください。 2. リストエディターの表示中に 6 (g)6 (g) 1(CSV)を押して、CSV ファンクションメ ニューを表示する。 3.
読み込み後のリストエディター List 1 List 2 List 3 List 4 List 5 1 20 20 20 1 2 30 30 30 2 3 40 40 40 3 4 4 重要 次のような CSV ファイルを読み込もうとするとエラーとなります。 • CSV ファイルに変換不可能なデータが含まれていた場合。このような場合はエラーメッ セージが表示されます。CSV ファイル上の変換できなかったデータの位置を、例えば “row 2” (2 行目) 、 “column 3” (3 列目) のように示します。 • CSV ファイルのデータの列数が 26 を超えるか、行数が 999 を超える場合。このような場 合は “Invalid Data Size” エラーとなります。 u リストエディター上のすべてのリストデータを 1 つの CSV ファイルとして保存 するには 1. リストエディターの表示中に 6 (g)6 (g) 1(CSV)を押して、CSV ファンクションメ ニューを表示する。 2.
k CSV ファイルの区切り記号と小数点を指定する パソコンから本機に転送した CSV ファイルを読み込む場合は、その CSV ファイルを作成し た際のアプリケーションの設定に合わせて、区切り記号と小数点を指定してください。区切 り記号はカンマ(,)またはセミコロン(;) 、小数点はピリオド (.)またはカンマ (,)が指定できま す。 u CSV ファイルの区切り記号と小数点を指定するには 1. リストエディターの表示中に 6 (g)6 (g) 1(CSV)を押して、CSV ファンクションメ ニューを表示する。 2. 3(SET) を押す。 • CSV フォーマットを設定する画面が表示されます。 3. f/c を使って “CSV Separator” の行を反転させ、1 (,) または 2( ; ) を押す。 4. f/c を使って “CSV Decimal Symbol” の行を反転させ、1 ( . ) または 2 ( , ) を押 す。 • 手順 3 で 1 (,) を指定した場合は、ここで 2(,) を指定することはできません。 5.
第4章 方程式 方程式計算を行うには、メインメニューから Equation モードに 入ります。 • {SIMUL} ... 2∼6 元連立一次方程式を解く • {POLY} ... 2∼6 次方程式を解く • {SOLVER} ... ソルブ計算を実行する 4 1. 連立一次方程式 2 元から 6 元までの連立一次方程式を解くことができます。 • 2 元連立一次方程式: a1x + b1y = c1 a2x + b2y = c2 • 3 元連立一次方程式: a1x + b1y + c1z = d1 a2x + b2y + c2z = d2 a3x + b3y + c3z = d3 1. メインメニューから Equation モードに入る。 2. SIMUL モードを選択し、元 (変数) の数を 2∼6 の間で指定する。 3.
1 m Equation 2 1(SIMUL) 2(3) 3 ewbw-cw-bw bwgwdwbw -fwewbw-hw 4 1(SOLVE) • 内部演算は仮数部 15 桁で行われますが、計算結果は仮数部 10 桁、指数部 2 桁で表示され ます。 • 本機は連立一次方程式の解を、方程式の係数値を含む行列の逆行列を計算することによって 求めます。例えば、3 元連立一次方程式は次の式で求めます。 x y z = a1 b1 c1 a2 b2 c2 a3 b3 c3 –1 d1 d2 d3 このため行列式の値が 0 に近づくと、精度が落ちる場合があります。また 3 元以上の連立 方程式は、計算に非常に時間がかかることがあります。 • 解がない場合は “No Solution” 、解が見つからなかった場合は “Ma ERROR”というメッ セージが表示されます。 • 解が無数にある場合は “Infinitely Many Solutions”とい うメッセージと数式が表示されます。 •1 (REPEAT) を押した後に、係数を変更して計算することができます。 2.
3. 順次、係数を入力する。 • 現在入力可能なセルが、反転表示されます(反転表示位置を 「セルカーソル」と呼びます)。 係数を入力するたびに、セルカーソルは次の順序で移動します。 a→b→c→… • 入力のしかたは 「連立一次方程式」 (4-1 ページ) の手順 3 と同様です。 4.
• 方程式が重解を持つ場合、解が不正確になることがあります。 • 1(REPEAT) を押した後に、係数を変更して計算することができます。 3. ソルブ計算 式の変形や整理など方程式を解く手間を省いて、その方程式に含まれる任意の変数の値を求 めることができます。 重要 • 変数 X を指定するときは、大文字の “X” (a+(X)) または小文字の “x” (v) のどちらを入 力しても構いません。本機では、 “X” と “x” は同一の変数です。 1. メインメニューから Equation モードに入る。 2. SOLVER モードを選択し、数式をそのままの形で入力する。 • 等号を入力しなかった場合は、入力された数式を左辺とし、右辺を 0 とする方程式とみ なされます。 • 等号を 2 つ以上入力すると、エラーとなります。 3. 式に含まれる変数の一覧が表示されるので、各変数の値を入力する。 •“Upper” と “Lower” の入力行を使って、求める解の上限値と下限値をそれぞれ指定する ことができます。 • 解が指定範囲を超えた場合は、エラーとなります。 4.
4 fff を押して V = 0 の行を反転させ、 6(SOLVE) を押す。 • 表示された解の収束が十分でない場合、 “Retry”というメッセージが表示されます。 • ソルブ計算では、解は 1 つだけが求められます。高次方程式 (ax2 + bx + c = 0 など ) の複 数の解を求めたい場合は、POLY モード (4-2 ページ)をご使用ください。 4-5
第5章 グラフ機能 描きたいグラフや作成したい数表のタイプに応じて、機能モードを次の中から選んでください。 • Graph … 一般の関数グラフの描画 • Run-Matrix … マニュアルグラフの描画 (5-20∼5-24 ページ) • Table … 数表の作成 (5-24∼5-29 ページ) • Dyna Graph … ダイナミックグラフの描画 (5-33∼5-36 ページ) • Recursion … 漸化式グラフの描画または数表作成 (5-36∼5-40 ページ) • Conic Graphs … 円錐曲線の描画 (5-41 ページ) 1.
• グラフの描画色や数表の文字色は変更することができます。詳しくは 「グラフの線種と色を 変更する」 (5-12 ページ) を参照してください。 k 基本的なグラフを描画する(1) 関数式を入力して、そのグラフを描画することができます。 1. メインメニューから Graph モードに入る。 • 関数式を登録するためのグラフ関数式リストが表示されます。 2. グラフを描くための関数式を入力する。 • ここで、ビューウインドウ (V-Window)その他のグラフ描画にかかわる設定を行うこと ができます。詳しくは 5-3 ページをご覧ください。 3.
1(Intsect) … すべての不等式の条件を満たす範囲 のみを塗りつぶす 2(Union) … それぞれの不等式の条件を満たす範囲 すべてを塗りつぶす (初期設定) • グラフ関数式リストやグラフ画面の表示中に !f(FORMAT) を押すと表示されるダ イアログを使って、グラフの線種や色などを変更することができます。 詳しくは 「グラフの線種と色を変更する」 (5-12 ページ) を参照してください。 例 1 次の関数式を入力し、グラフを描く。 Y1 = 2x2 − 3、r2 = 3sin2 1 m Graph 2 3(TYPE)1(Y=)cvx-dw 3(TYPE)2(r=)dscvw 3 6(DRAW) 例 2 角度単位の設定がディグリー(Deg) のとき、ラジアンを使って三角関数のグラフを描 く。(角度単位=ディグリー) Y1=sin xr 1 m Graph 2 svK6(g)5(ANGLE)2(r)w 3 6(DRAW) 2.
u ビューウインドウを設定するには 1. メインメニューから Graph モードに入る。 2. !3 (V-WIN) を押して、ビューウインドウ設定画面に切り替える。 直交座標グラフに対する設定項目 Xmin/Xmax … x 軸の最小値 / 最大値 Xscale … x 軸の目盛り間隔 Xdot … x 軸方向の 1 ドットあたりの値 Ymin/Ymax … y 軸の最小値 / 最大値 Yscale … y 軸の目盛りの間隔 極座標グラフに対する設定項目 Tθ min/Tθ max ... T, θ の最小値 / 最大値 Tθ ptch ... T, θ のピッチ 3.
• ビューウインドウ設定を変更すると、描画されていたグラフがクリアーされ、新たに設 定された座標軸のみが表示されます。 • Xmin または Xmax の値を変更すると、Xdot の値が自動的に調整されます。Xdot の値 を変更すると、Xmax の値が自動的に調整されます。 • 極座標式 (r =) またはパラメーター関数式のグラフは、Tθ ptch 値が Tθ min と Tθ max の 各設定値の差に対して大きすぎると、グラフが粗くなります。また Tθ ptch 値が Tθ min と Tθ max の各設定値の差に対して小さすぎると、グラフの描画に非常に時間がかかりま す。 • 各ビューウインドウ設定項目の入力範囲は、次の通りです。 − 9.999999999E 97∼9.999999999E 97 k ビューウインドウメモリーを利用する 最大 6 セットのビューウインドウ設定を、ビューウインドウメモリーに保存することができ ます。 u ビューウインドウ設定を保存するには 1. メインメニューから Graph モードに入る。 2.
例 y = x2 + 3x − 2 のグラフを− 2 ≦ x ≦ 4 の範囲で描く。 ビューウインドウ設定は下記とする。 Xmin = − 3、 Xmax = 5、 Xscale = 1 Ymin = − 10、 Ymax = 30、 Yscale = 5 1 m Graph 2 !3(V-WIN)-dwfwbwc -bawdawfwJ 3 3(TYPE)1(Y=)vx+dv-c, !+( [ )-c,e!-( ] )w 4 6(DRAW) • 直交座標式、極座標式、パラメーター関数式、および不等式のグラフ描画時に、範囲指定を 実行することができます。 k ズーム 画面上のグラフを、次の操作で拡大・縮小することができます。 1. グラフを描画する。 2. ズームの種類を選択する。 !2(ZOOM)1(BOX) ... ボックスズーム ボックスで囲んだ範囲を表示画面いっぱいの大きさまで拡大し ます (操作は手順 3 以降を参照) 。 (倍率指定) 2(FACTOR) ...
6(g)5(PREVIOUS) ... 直前のズーム設定に戻す ビューウインドウ設定を、最後に実行したズーム操作を行う直 前の状態に戻し、グラフを再描画します。 ボックスズームを選択した場合は画面中央にポインター( の操作を行います。 )が表示されるので、引き続き次 3. カーソルキー使って拡大したい範囲の左上角 (または右下角)にポインターを移動し、w を押す。 4. カーソルキーを使って拡大したい範囲の右下角 (または左上角) にポインターを移動する。 • 手順 3 で指定した角と現在のポインター位置の範囲が、四角形で囲まれます。 5.
u グラフ画面をパンするには 1. グラフ画面の表示中に K2(PAN) を押す。 • パンモードに入り、画面中央にポインター が表示されます。 2. ドラッグの開始点にしたい画面上の位置にポインターを移動して、w を押す。 • ポインターの形が から に変わります。 3. 表示範囲を移動したい方向に合わせてカーソルキーを押し、移動が済んだら w を押す。 • w を押すとグラフの再描画が実行され、ポインターの形が から に戻ります。 • パンモードでは、w を押すたびに、ポインターの形が と の間で切り替わります。 の表示中は、カーソルキーを使ってポインターを別の位置に移動することができます。 の表示中は、カーソルキーを使って画面内の表示範囲を移動することができます。 4.
u ビューウインドウ設定を背景画像が保持している設定値で上書きするには 1. Graph モードで !3(V-WIN) を押し、ビューウインドウ画面を表示する。 2. 6(BGV-WIN) を押す。 • 押すと同時に、ビューウインドウの設定値が背景画像が保持している設定値で上書きさ れます (T min、T max、T ptch の値を除く) 。 3. ビューウインドウ画面を閉じるには、J を押す。 u 背景画像のビューウインドウの設定を現在のビューウインドウ設定で更新するに は 1. グラフ画面の表示中に K4(BGV-WIN) を押す。 2. 1(SAVE) を押す。 •“OK to refresh background V-Window?” (背景画像のビューウインドウ設定を更新 して良いですか?) という確認メッセージが表示されます。 3. 設定を更新して良い場合は 1(Yes) を、更新しない場合は 6(No) を押します。 u 背景画像を現在のビューウインドウ設定で更新して別名で保存するには 1. グラフ画面の表示中に K4(BGV-WIN) を押す。 2.
k グラフの背景画像の薄色化率(Fade I/O)を調整する セットアップ画面の “Background”でグラフ画面の背景に設定した画像の「薄色化率」を 0 % (画像をそのまま表示)∼100 %(画像を非表示)の間で調整することができます。薄色化率 を上げるほど画像は白色に近づき、100 % で完全な白色となります。 → 画像が暗すぎたり、色が濃すぎたりするような場合に、グラフが見やすいように調整するこ とができます。 • 薄色化率の調整は、背景画像が 16-bit データの場合に限り可能です。 • 調整後の薄色化率の情報は、背景画像に保持されます。 u 背景画像の薄色化率(Fade I/O)を調整するには 1. グラフ画面の表示中に K3(FadeI/O) (Dyna Graph モードでは K1(FadeI/O)) を押す。 • 薄色化率を調整するためのスライダーが表示されます。 2.
• {CONVERT} • {'Y=}/{'Y>}/{'Y<}/{'YI}/{'YH}/{'X=}/{'X>}/{'X<}/{'XI}/{'XH} ... 関数式タイプを {Y=}/{Y>}/{Y<}/{YI}/{YH}/{X=}/{X>}/{X<}/{XI}/{XH} に変 更 2.
以下は、Y3 と Y4 に合成関数の関数式を登録する操作です。 3(TYPE)1(Y=)J4(GRAPH) 1(Y)b(1(Y)c)w J4(GRAPH)1(Y)c (1(Y)b)w • 最大 5 つの関数式から成る合成関数を登録することができます。 u グラフ関数式内の変数に値を代入してグラフを描くには 例 グラフ関数式 Y = AX2 − 1 において、変数 A に− 1、0、1 を代入したときのグラフ を描画する。 3(TYPE)1(Y=) av(A)vx-bw J4(GRAPH)1(Y)b(av(A) !.(=)-b)w J4(GRAPH)1(Y)b(av(A) !.(=)a)w J4(GRAPH)1(Y)b(av(A) !.(=)b)w ffff1(SELECT) 6(DRAW) 上の画面のポインター( )は、トレース機能を用いて表示しています。詳しくは「グラフ関数 式の解析」 (5-43 ページ) をご覧ください。 k グラフの線種と色を変更する u グラフ関数式リストでグラフの線種と色を変更するには 1.
2. !f(FORMAT) を押す。 3. f/c を使って “Line Style” を反転させ、w を押す。 4. f/c を使って希望する線種を反転させ、w を押す。 • 各選択肢の左側にある数字のキーを押して、指定することもできます。 5. f/c を使って “Line Color” を反転させ w を押す。 6. カーソルキーを使って希望する色を反転させ、w を押す。 • 各選択肢の左側にある数字のキーを押して、指定することもできます。 7. 変更が済んだら J を押す。 u グラフ画面でグラフの線種と色を変更するには 1. グラフ画面で !f(FORMAT) を押す。 • グラフ画面に複数のグラフがある場合は、その中の1つが点滅をはじめます。点滅中の グラフは、線種と色の変更対象として選択されていることを表します。 • グラフ画面に描画されているグラフが複数の場合は手順 2 に進んでください。グラフが 1 つだけの場合は手順 3 に進んでください。 2. f/c を使って線種や色を変更したいグラフを点滅させ、w を押す。 3.
例 メモリーエリア “Y1” の関数式 y = 2x2 − 3 の線のスタイルを 「破線」 に変更する。 4(TOOL)1(STYLE)3( )( 破線を選択 ) k 関数式の編集と削除 u メモリー内の関数式を編集するには 例 メモリーエリア “Y1” の関数式 y = 2x2 − 5 を y = 2x2 − 3 に変更する。 グラフ関数式リスト上で f/c を使い、 “Y1” の行を反転させる e ( 関数式の先頭にカーソルが表示される ) eeeeeDd(5 を 3 に変更 ) w( 変更後の関数式を登録 ) u グラフ関数式のタイプを変更するには 1. グラフ関数式リスト上で f /c を使い、関数式のタイプを変更したい関数式の行を反転 させる。 2. 3(TYPE)5(CONVERT) を押す。 3.
2. 1(SELECT)を押す。 • 1(SELECT) を押すたびに、該当するメモリーエリアのグラフを描く指定と描かない指 定の間で切り替わります。 3.
• Axes: Scale (Label: Off, Grid: Off) この設定では x 軸、y 軸、および各座標軸の目盛りが表示 されます。 • Label: On (Axes: On, Grid: Off) (0)それぞれのラベルが表示 この設定では x 軸、y 軸、原点 されます。 •“Grid”の設定を “On”または“Line”にしても、ビューウインドウ設定によってグリッドどう しが近づきすぎてしまう場合は、グリッドは表示されません。 k グラフメモリー グラフメモリーを使うと、グラフ関数式リストに現在登録されているグラフ関数式と各種設 定情報を、最大 20 セットまで保存しておくことができます (G-Mem 1∼G-Mem 20)。保 存したデータは、必要なときにグラフ関数式リストに呼び出すことができます。 1 セットのグラフメモリーには、次のデータが保存されます。 • グラフ関数式 (最大 20 個) • 関数式のグラフの描画 / 非描画設定 • グラフタイプ設定 • ビューウインドウ設定 (1 セット) • 関数式の線のスタイルと色の設定 u グラフ関数式リストの全内容をグ
4. グラフ画面の表示内容の保存と呼び出し グラフ画面の表示内容を、本機専用のファイル形式 (.g3p)の画像として保存することができ ます。保存されるのは、次の情報です。 • 描画されているグラフのビットマップイメージ • グラフ背景(グラフの後ろに表示される座標軸、格子点 (線)、座標軸名、背景画像)のビット マップイメージ - 背景画像は薄色化率を含め、表示されているままの状態で保存されます。 - ファンクションメニューとステータスバーのイメージは、背景に含まれません。 • ビューウインドウ設定 (T min、T max、T ptch の値を除く ) 保存した画像は、グラフ画面に呼び出して別のグラフを重ねて描画したり、他のアプリケー ションから呼び出して利用したりできます。 k グラフ画面の表示内容を画像(g3p ファイル)として保存する g3p ファイルの保存のしかたには、次の 2 通りがあります。 • ピクチャーメモリーへの保存 1 から 20 までの番号だけを指定して保存する方法です。指定した番号に応じて、保存メモ リーの PICT フォルダーに Pict01.g3p∼Pict20.
2. 保存先フォルダーを指定する。 • ルートディレクトリーに保存する場合は“ROOT”を反 転させます。 • フォルダー内に保存する場合は、保存先として指定したいフォルダーを f /c を使っ て反転させ、1(OPEN) を押します。 → 3. 1(SAVE • AS) を押す。 4. ファイル名を入力するダイアログが表示されるので、8 文字以内の名前を入力し、w を押 す。 をグラフ画面に呼び出す u 画像(g3p ファイル) ピクチャーメモリーに保存されている画像(Pict01.g3p∼Pict20.g3p)、または保存メモ リー上の任意のフォルダー内の画像 (g3p ファイル)を、グラフ画面に呼び出すことができま す。 • 呼び出した画像は、グラフのすぐ背面 (背景画像の前面) に配置されます。 • 呼び出した画像をクリアーしたい場合は、グラフ画面で !4(SKETCH)1(Cls) を押し ます。 u ピクチャーメモリーに保存されている画像を呼び出すには 1. グラフ画面の表示中に K1(PICTURE)2(RECALL)1(1∼20) を押す。 2.
5. デュアルグラフ k グラフをサブ画面にコピーする デュアルグラフは画面を左右2つのパートに分割する機能です。各パートに異なる関数式の グラフを表示したり、片方に通常サイズのグラフを表示し、もう片方に同じグラフの一部を 拡大表示することが可能です。デュアルグラフは、関数式グラフの解析に便利です。 デュアルグラフでは、左側の画面を 「メイン画面」 、右側の画面を 「サブ画面」 と呼びます。 • メイン画面 実際の関数式からグラフを描画するための画面です。 • サブ画面 サブ画面のグラフは、メイン画面のグラフをコピーしたり、部分的に拡大したりして表示さ れます。メイン画面とは異なるビューウインドウ設定にすることが可能です。 u サブ画面にグラフをコピーするには 1. メインメニューから Graph モードに入る。 2. セットアップ画面の “Dual Screen” を “G+G” に設定する。 3. ビューウインドウ設定を行う。 • 6 (RIGHT) を押すと、サブ画面用の設定画面を表示することができます。6 (LEFT) を押すと、メイン画面用の設定画面に戻ります。 4.
例 y = x(x + 1)(x − 1) のグラフをメイン画面とサブ画面に描く。 ビューウインドウ設定は下記とする。 メイン画面: Xmin = −2、 Xmax = 2、 Xscale = 0.5 Ymin = −2、 Ymax = 2、 Yscale = 1 Xmin = −4、 Xmax = 4、 Xscale = 1 Ymin = −3、 Ymax = 3、 Yscale = 1 サブ画面: 1 m Graph (SET UP) 2 !m cccc1(G+G) J 3 !3(V-WIN)-cwcwa.fwc -cwcwbw (RIGHT)-ewewbwc 6 -dwdwbwJ (TYPE) (Y=) 4 3 1 v(v+b)( v-b)w (DRAW) 6 (COPY) 5 K1 • グラフの表示中に A を押すと、グラフ関数式リスト画面に戻ります。 6. マニュアルグラフ k 直交座標グラフを描く Run-Matrix モードでグラフコマンドを入力して、直交座標グラフを描くことができます。 1. メインメニューから Run-Matrix モードに入る。 2.
3 !3(V-WIN)-fwfwcwc -bawbawfwJ 4 !4(SKETCH)1(Cls)w 5(GRAPH)1(Y=) 5 cvx+dv-ew • 特定の関数は、組み込み関数として簡単にグラフ描画することができます。 • 組み込み関数としてグラフ描画に使うことができるのは、次の各関数です。 直交座標グラフ • sin x • cos–1 x • tanh x •' x • 10x • cos x • tan–1 x • sinh–1 x • x2 • ex d • dx (x) • d2 (x) dx2 極座標のグラフ • tan x • sinh x • cosh–1 x • log x • x–1 • sin–1 x • cosh x • tanh–1 x • lnx • 3' x • sin • cos–1 • tanh •' • 10 • cos • tan–1 • sinh–1 • 2 • e • tan • sinh • cosh–1 • log • –1 • sin–1 • cosh • tanh–1
(V-WIN)-fwfwbwc 3 !3 -bawbawcwJ (Y=) (A) 4 3(TYPE) 1 av vx-d, ([ ) (A) (=)d,b,-b !+ av !.
例 List 1 に {3, 1, − 1} を登録し、y = (List 1)x2 − 3 を描画する。 ビューウインドウ設定は下記とする。 Xmin = −5、 Ymin = −10、 Xmax = 5、 Ymax = 10、 Xscale = 1 Yscale = 2 1 m Statistics dwbw-bw 2 m Graph (Off) 3 !m(SET UP) cccc3 J (V-WIN)-fwfwbwc-ba 4 !3 wbawcwJ (TYPE)1 (Y=) (List) 5 3 bvx-dw !1 6 6(DRAW) • 上記の操作によって複数のグラフを同時に描画したときのグラフの線の色は、青、赤、緑、 マゼンタ、黒の 5 色が順番に使われます。最初に描画されるグラフの線の色が、式を登録し た行に指定されている色となります。ただし式を登録した行にシアンまたは黄が指定されて いる場合は、その行のデフォルトの色指定が適用されます。 • 上記の操作によって描画したグラフの色や線種は、変更できません。 •“Simul Graph” が “On” に設定されている場合は、すべてのグラフ
例 グラフ画面に y = 2x2 + 3x − 4 のグラフが表示されているときに、以前にクリップ ボードにコピーした関数 Y = X をペーストする。 ビューウインドウ設定は下記とする。 Xmin = −5、 Xmax = 5、 Xscale = 2 Ymin = −10、 Ymax = 10、 Yscale = 5 1 m Run-Matrix (Y) (=) a!.
u 変数設定を行うには 数式を作成するときの変数 x に値を指定する方法には、次の 2 通りがあります。 • テーブル設定画面を使う方法 変数 x に代入する値の範囲指定を専用の設定画面で行い、数表を作成します。 • リストを使う方法 指定したリストを変数 x に代入して、数表を作成します。 u テーブル設定画面を使って数表作成時の範囲指定を行うには 例 変数 x の初期値を− 3、最終値を 3、変化の度合いを 1 に設定する。 m Table 5(SET) -dwdwbw 上記の操作で、数表作成に使う関数式の変数 x に代入する値の条件が設定されます。ここで設 定した条件をもとに、計算が実行されます。 Start ............変数 x の初期値 End ..............変数 x の最終値 Step ............変数 x の値の変化の度合い (間隔値) テーブル設定への入力が終了したら、J を押してテーブル関数式リストに戻ります。 u 数表作成時の変数としてリストを使うには 1. テーブル関数式リストからセットアップ画面を表示する。 2.
u 数表を作成するには 例 テーブル関数式リストの “Y1” 、 “Y3”に登録された関数式から数表を作成する。 f/c を使って関数式が登録されている行を反転させ、 1 (SELECT)を押して数表の作成対象とするか、しない かを指定します。 “=”記号が反転表示になっているものは数表の作成対象の 関数式、反転していない行の関数式は作成対象でない関数 式です。1 (SELECT)を押すたびにこの指定が切り替わ ります。 6 (TABLE)を押すと、指定した関数式と変数の設定に 従って数表が作成され、表示されます。変数 x には、テー ブル設定画面で指定した値またはリストデータが代入され ます。 右の画面は、変数 x に− 3、− 2、− 1、0、...
k 数表を編集する 数表の作成後は、テーブルメニューを使って次の編集操作を行うことができます。 • 変数 x の値の変更 • 行の編集 (削除、挿入、追加) • 数表の削除 • コネクトタイプのグラフを描く • プロットタイプのグラフを描く • {FORMULA} ... テーブル関数式リストに戻る • {DELETE} ... 数表を削除する • {ROW} • {DELETE}/{INSERT}/{ADD} ... 行を { 削除する }/{ 挿入する }/{ 追加する } • {EDIT} ... 変数 x の値を編集する • {GPH-CON}/{GPH-PLT} ...
k 数表からグラフを描画する 1. メインメニューから Table モードに入る。 2. ビューウインドウ設定を行う。 3. 関数式を登録する。 4. テーブル設定画面を表示し、範囲指定を行う。 5. テーブルを作成する。 6. グラフタイプを指定し、グラフを描画する。 5(GPH-CON) ... コネクトタイプのグラフを描く 6(GPH-PLT) ...
7. グラフタイプを指定し、グラフを描画する。 5(GPH-CON) ... コネクトタイプのグラフを描く 6(GPH-PLT) ... プロットタイプのグラフを描く 例 関数式 y = 3x2 − 2 を登録し、その数表とコネクトタイプのグラフを同時に表示する。 数表の範囲指定は初期値− 3、最終値 3、変化の度合い 1 とする。 ビューウインドウ設定は下記とする。 Xmin = 0、 Xmax = 6、 Xscale = 1 Ymin = − 2、 Ymax = 10、 Yscale = 2 1 m Table (V-WIN)awgwbwc 2 !3 -cwbawcwJ (SET UP) (T+G) 3 !m ccc1 J (Y=) 4 3(TYPE) dvx-cw 1 5 5(SET) -dwdwbwJ 6 6(TABLE) (GPH-CON) 7 5 • セットアップ画面の“Dual Screen”の設定は、Table モードと Recursion モードで適用 されます。 • K1(CHANGE) または A を押すと、数表をアクティブにすることができます。 8.
次のグラフ画面は、モディファイ機能実行中の例です。 グラフ式 グラフ グラフ式に含まれる変数と現在の値 ステップ値 • モディファイ機能の実行中は、グラフ式に含まれる変数とその現在値、およびステップ値 が、画面左下に表示されます。現在変更が可能な変数 (またはステップ値)は、マゼンタ色で 表示されます。 • マゼンタ色で表示中の変数の値は、d/e を使って変更することができます。d または e を 1 回押すごとに変化する量は、ステップ値で設定します。 重要 • モディファイ機能は、1 つから 5 つの変数を含む単一のグラフ式に対してのみ実行できま す。この条件を満たしていないグラフ式でモディファイ機能を実行しようとすると、エラー となります。なお、Graph モードで複数のグラフ式が描画対象となっており、その中の 1 つのグラフ式だけが変数を含む場合は、モディファイ機能を実行することで、変数を含むグ ラフ式のグラフとともに、変数を含まないグラフ式のグラフも同時に描画することができま す。 • Graph モードで複数のグラフ式が描画対象となっている場合、それらの中に変数を含むグ ラフ式が 2 つ以上
8. d/e を使って変数の値をステップ値単位で変化させる。 • 変数値を直接入力することもできます。 9. モディファイ機能を終了するには J を押す。 例 グラフ式として y = x2 − Ax(A の初期値 = 0 とする) を登録し、ステップ値 0.5 で A の値を 0 から 2 まで変化させたときのグラフの変化を観察する。次に A の値として− 2 を入力し、グラフの変化を確認する。ビューウインドウ設定は初期値 (INITIAL) を使用 する。 1 m Graph 2 !m(SET UP)cccc3(Off)J 3 !3(V-WIN)1(INITIAL)J 4 3(TYPE)1(Y=)vx-av(A)vw 5 5(MODIFY) 6 ca.
4. 次の操作で A=2、H=0、K=0 を入力する。 cwawaw 5. 1(MODIFY) を押してモディファイ機能を実行する。 6. c を押す。 “H=0” の行がマゼンタ色になったのを 確認し、-bw を押す。 7. c を押す。 “K=0” の行がマゼンタ色になったのを 確認し、-bw を押す。 8. モディファイ機能を終了するには J を押す。 k モディファイ機能を実行中のグラフの式をグラフ関数式リストにコピーする モディファイ機能実行中のグラフの式を、現在代入されている係数値を含むかたちで、グラ フ関数式リストにコピーすることができます。 1. モディファイ機能を実行中のグラフ画面で、K1(COPY) を押す。 • グラフ関数式リストが表示されます。 2. f/c を使って、コピー先として指定したいエリアを反転させる。 3.
9. ダイナミックグラフ k ダイナミックグラフを利用する ダイナミックグラフ機能を使うと、関数式の係数値を変化させたとき、その変化がグラフに どのように影響するかを観察することができます。関数式の特定の係数や項が、グラフの形 や位置にどのように影響するかがわかります。 1. メインメニューから Dyna Graph モードに入る。 •「ダイナミックグラフ関数式リスト」 が表示されます。 2. ビューウインドウ設定を行う。 3. セットアップ画面の “Dynamic Type” から、次のいずれかを選ぶ。 1(Cont) ... 連続的に描く 2(Stop) ... 10 回の描画後、停止する 4. 組み込まれている関数式タイプの一覧 *1 を使って、関数式を入力する。 5. 必要に応じて !5(FORMAT) を押し、表示されるダイアログでグラフの色を指定する。 6. 係数値を入力し、どの係数を変化させるかを指定する。*2 7. 初期値、最終値、変化の度合いを順に指定する。 8. 描画速度を指定する。 (SPEED)1 ( 3 )... 1 回の描画ごとに一時停止 (Stop&Go)*3 ( )...
例 y = A( x − 1)2 − 1 の係数 A の値を 2 から 5 まで 1 ずつ変化させて、ダイナミックグ ラフを 10 回繰り返して描く。 1 m Dyna Graph 2 !3(V-WIN)1(INITIAL)J 3 !m(SET UP)c2(Stop)J 4 5(BUILT-IN)c1(SELECT) 5 !f(FORMAT)b(Black) 6 4(VAR)cwbw-bw 7 2(SET)cwfwbwJ 8 3(SPEED)3( )J 9 6(DYNA) 1 から 4 を繰り返す 1 2 → ← 4 3 ↓↑ → ← k ダイナミックグラフの軌跡を描く セットアップ画面で軌跡を描画する設定にすると、係数値を変えて描いたグラフを重ねて表 示させることができます。 1. メインメニューから Dyna Graph モードに入る。 2. ビューウインドウ設定を行う。 3. セットアップ画面の “Locus” を “On” にする。 4. 組み込まれている関数式タイプの一覧を使って、関数式を入力する。 5. 係数値を入力し、どの係数を変化させるかを指定する。 6.
例 y = A x の係数 A の値を 1 から 4 まで 1 ずつ変化させて、ダイナミックグラフを 10 回 繰り返して描く。 1 m Dyna Graph 2 !3(V-WIN)1(INITIAL)J 3 !m(SET UP)cc1(On)J 4 5(BUILT-IN)1(SELECT) 5 4(VAR)bwaw 6 2(SET)bwewbwJ 7 3(SPEED)3( )J 8 6(DYNA) ····→ ←···· k グラフ計算 DOT 切り替え機能 この機能を使ってダイナミックグラフの x 軸のドットをすべて描画するか、1 個おきに描画す るかを指定することができます。この設定は“Dynamic Func Y=”で描画するときにのみ有 効です。 1. !m(SET UP) を押してセットアップ画面を表示する。 2. ccc を押して “Y=Draw Speed”を選択する。 3. 描画タイプを選択する。 (初期設定) 1(Norm) … x 軸のすべてのドットを描画 ( “Norm”時よりも高速に描画) 2(High) … x 軸のドットを 1 個おきに描画 4.
u ダイナミックメモリーからデータを呼び出すには 1. ダイナミックグラフ関数式リストを呼び出す。 2. 6(RECALL) を押すとダイナミックメモリーの内容が呼び出され、グラフが描画される。 10. 漸化式グラフ k 漸化式を入力して数表を作成する 次の種類の漸化式を最大 3 つまで入力し、数表を作成することができます。 • an, n で構成されている数列 {an} の一般項 • an+1, an, n で構成される線形 2 項間漸化式 • an+2, an+1, an, n で構成される線形 3 項間漸化式 1. メインメニューから Recursion モードに入る。 2. 漸化式のタイプを選択する。 3(TYPE) 1(an) ... 数列 an の一般項 2(an+1) ... 線形 2 項間漸化式 3(an+2) ... 線形 3 項間漸化式 3. 漸化式を入力する。 4. テーブル設定を行う。n の始点と終点を入力する。必要な場合は、初項の値、グラフを描 く場合はポインターの始点の値も入力する。 5.
k 漸化式グラフを描画する 漸化式の数表から、コネクトタイプ / プロットタイプのグラフを描きます。 1. メインメニューから Recursion モードに入る。 2. ビューウインドウ設定を行う。 3. 漸化式のタイプを選択し、漸化式を入力する。 4. テーブル設定を行う。n の始点と終点を入力する。必要な場合は、初項の値も入力する。 5. グラフの線のスタイルを選択する。 6. 漸化式の数表を表示する。 7. グラフタイプを選択して、グラフを描画する。 5(GPH-CON) ... コネクトタイプのグラフを描画 6(GPH-PLT) ...
k 2つの数列から位相プロットグラフを描画する Recursion モードで入力した 2 つの式による数列のうち、片方を横軸、もう片方を縦軸と した位相プロットグラフを描画できます。an (an+1, an+2)、bn (bn+1, bn+2)、cn (cn+1, cn+2) のう ち、アルファベット順で先の数列が横軸、後の数列が縦軸となります。 1. メインメニューから Recursion モードに入る。 2. ビューウインドウ設定を行う。 3. 2 つの漸化式を入力し、両方をテーブル作成対象として選択する。 4. テーブル設定を行う。変数 n の始点と終点、および各漸化式の初項の値を入力する。 5. 漸化式の数表を表示する。 6. 位相プロットグラフを描画する。 例 2 つの 2 項間漸化式 an+1 = 0.9an、bn+1 = bn + 0.1n − 0.
• Recursion モード画面で 3 つの式を入力し、すべての式をテーブル作成対象として選択し ていた場合、3 つの式のうちどの 2 つを使って位相プロットグラフを描画するかを指定する 必要があります。この指定を行うには、テーブル画面で 3 (PHASE)を押すと表示される ファンクションメニューを使います。 1(a • b).......... an (an+1, an+2) と bn (bn+1, bn+2) をグラフ描 画に使う 2(b • c) .......... bn (bn+1, bn+2) と cn (cn+1, cn+2) をグラフ描画 に使う 3(a • c) ..........
4. テーブル設定を行う。n の始点と終点、初項の値、ポインターの始点の値を入力する。 5. 漸化式の数表を表示する。 6. グラフを描画する。 7. w を押す。設定したポインターの始点にポインターが点滅する。 w を数回押す。 • 収束する場合はグラフ上にクモの巣状にラインが描かれます。そうでない場合は発散し ているか、グラフが画面からはみだしている可能性があります。この場合はビューウイ ンドウ設定で表示領域を拡大し、再度グラフを描画して確認します。f /c を押すと、 グラフを選択することができます。 例 漸化式 an+1 = − 3(an)2 + 3an、bn+1 = 3bn + 0.2 の WEB グラフを描き、収束 / 発散 を調べる。テーブル設定は Start = 0、End = 6、a0 = 0.01、anStr = 0.01、b0 = 0.11、bnStr = 0.11 とする。 1 m Recursion 2 !3(V-WIN)awbwbwc awbwbwJ 3 3(TYPE)2(an+1)-d2(an)x+d2(an)w d3(bn)+a.
11. 円錐曲線の描画 k 円錐曲線の描画 Conic Graphs モードを使うと、放物線、円、楕円、双曲線のグラフを描くことができま す。直交座標式、極座標式、またはパラメーター関数式が入力可能です。 1. メインメニューから Conic Graphs モードに入る。 2. 関数式のタイプを選択する。 1(RECT).... 直交座標式 2(POL).... 極座標式 3(PARAM).... パラメーター関数式 3. 描画したいグラフに応じて、組み込みの関数式を選択する。 R w 4.
12. グラフ画面に点や線、文字などを書き込む (スケッチ) スケッチ機能を使うと、グラフ内に点や線を書き込むことができます。書き込みに使う線種 は 5 種類から、色は 7 種類から選ぶことが可能です。 u スケッチ機能を使ってグラフ画面上に点や線、文字などを書き込むには 1. メインメニューから Graph モードに入る。 2. ビューウインドウ設定を行う。 3. 必要に応じて、セットアップ画面で次の設定を行う。 • Sketch Line ... 線を書き込む際の、線種の初期値を設定します。 • Plot/LineCol ... 点、線、文字を書き込む際の、色の初期値を設定します。 4. グラフの関数式を入力する。 5. グラフを描画する。 6. スケッチ機能を選択する。*1 (SKETCH)1 (Cls)... 画面を消去する !4 (Tangent)... 接線を描く 2 (Norm)... 法線を描く 3 (Inverse)... 逆関数を描画する *2 4 (g) (PLOT) 6 1 {Plot}/{PlotOn}/{PlotOff}/{PlotChg} ...
*2 逆関数のグラフは、選択後ただちに描画されます。逆関数のグラフには、セットアップ画 面の “Sketch Line” と “Plot/LineCol”で選択されている線種と色が常に適用されます。 *3 機能によっては、2 点を指定しなければならないものもあります。その場合は、最初の 1 点を指定した後に w を押し、カーソルキーでポインターを 2 番目の点の位置に移動し、 w を押します。 例 グラフ y = x (x + 2)(x − 2) 上の点 (2,0) における接線を描く。 1 m Graph 2 !3(V-WIN)1(INITIAL)J 3 !m(SET UP)cccccccc1(COLOR)b(Black) c1( )J 4 3(TYPE)1(Y=)v(v+c)(v -c)w 5 6(DRAW) 6 !4(SKETCH)2(Tangent) 7 !f(FORMAT)b(Line Style)f(Thin) c(Line Color)d(Red)J 8 e∼ew*1 *1 ポインターを移動して w を押すことにより、続けて接線を描画することができます。 13.
4. d/e を押すとグラフに沿ってポインターが移動する ので、読み取りたい位置にポインターを合わせる。 • 複数のグラフが描かれている場合、d/e を押すと、 異なるグラフの同じ x 座標の位置にポインターが移動 します。 • このときポインターの座標値は、画面の下部とポイン ターの右 (または左)に表示されます。また、ポインターから x 軸、y 軸に向かって補助線 が表示されます。 • 補助線は ! c を押して一時的に隠すことができます。再表示するには ! f を押し ます。 5. v を押すと表示されるポップアップウインドウに x 値を入力すると、その座標にポイン ターが移動する。 • v を押さずに直接 x 値を入力しても、ポップアップウインドウが表示されます。 6.
k 微分係数を表示する トレース機能実行時に、ポインターの座標値に加えて、ポインター位置での微分係数を同時 に表示させることができます。 1. メインメニューから Graph モードに入る。 2. セットアップ画面で “Derivative”を “On” に設定する。 3. グラフを描画する。 4. !1(TRACE) を押す。グラフの中央にポインターが点 滅し、ポインターの座標値とともに微分係数も表示され る。 k グラフの座標値から数表を作成する(グラフ to テーブル) トレース機能などによって読み取ったグラフの座標値を数表に登録し、画面をグラフと数表 に分割表示することができます。グラフと解析結果を同時に見たいときに、便利です。 1. メインメニューから Graph モードに入る。 2. セットアップ画面で “Dual Screen” を “GtoT” に設定する。 3. ビューウインドウ設定を行う。 4. 関数式を登録し、左側の画面にグラフを描画する。 5. トレース機能を実行する。複数のグラフが描画されてい る場合は、f/c を押してグラフを選択する。 6.
k グラフを解析する(G-SOLVE メニュー) グラフ画面で !5(G-SOLVE) を押すと表示されるファンクションメニューを使って、描 画したグラフに対して次のような解析を実行することができます。 !5(G-SOLVE) 1(ROOT) ... グラフの根を求める 2(MAX) ... グラフの最大値を求める 3(MIN) ... グラフの最小値を求める 4(Y-ICEPT) ... グラフの y 軸切片を求める 5(INTSECT) ... 2 つのグラフの交点を求める 6(g)1(Y-CAL) ... グラフの x に対する y 座標値を求める 6(g)2(X-CAL) ... グラフの y に対する x 座標値を求める 6(g)3(∫dx)1(∫dx) ... グラフの指定範囲の積分値を求める (またはそれ以上)の根を求 6(g)3(∫dx)2(ROOT) ... グラフの 2 つ め、その間の積分値を求める (またはそれ以上) 6(g)3(∫dx)3(INTSECT) ... 2 つのグラフの 2 つ の交点を求め、その間の積分値を求め る 6(g)3(∫dx)4(MIXED) ...
u 2 つのグラフの交点を算出するには 1. グラフを描画する。 2. !5(G-SOLVE)5(INTSECT) を押す。グラフ画面に 3 つ以上のグラフがある場合は、 その中の1つが点滅する。 3. f/c を使って、交点を求めたいグラフの片方を点滅させ、w を押す。 4. f/c を使って、交点を求めたいグラフのもう片方を点滅させる。 5. 2 つのグラフの交点を算出するには、w を押す。 • 値が 2 つ以上ある場合は e を押すと、次の値が算出されます。また d を押すと、前に 表示していた値に戻ります。 例 Y1 = x + 1、Y2 = x2 の 2 つのグラフを描き、Y1 と Y2 のグラフの交点を求める。 • 交点の算出は、Y=f(x) タイプの直交座標式、Y > f(x)/Y < f(x)/Y ≥ f(x)/Y ≤ f(x) 各タイプの不 等式についてのみ実行できます。 u グラフ上の座標値を算出するには 任意の x に対する y 座標値、任意の y に対する x 座標値を求めることができます。 1. グラフを描画する。 2.
u グラフ上の指定範囲の積分値を算出するには 1. グラフを描画する。 2. !5(G-SOLVE)6(g)3(∫dx)1(∫dx) を押す。グラフ画面に複数のグラフがある場 合は、その中の1つが点滅する。 3. f/c を使って、選択したいグラフを点滅させ、w を押す。 4. d/e を押し、積分の下限値にポインターを移動し、w を押す。 5. e を押し、積分の上限値にポインターを移動する。 • 現在のポインターの位置で計算した積分値が表示されます。ポインターの移動に従って、 積分値が変化します。 6. w を押すと、積分範囲が塗りつぶされます。 例 Y1 = x(x + 2)(x − 2) のグラフを描き、 (− 2,0) の積分値を求める。 • 下限値、上限値は、数字キーを使って直接数値で指定することもできます。 • 積分範囲は、下限 < 上限となるように設定してください。 • 積分値の算出ができるのは、直交座標式グラフのみです。 u グラフの複数根の間で積分値と面積を求めるには 1. グラフを描画する。 2.
u 2 つのグラフの複数の交点間で積分値と面積を求めるには 1. 2 つのグラフを描画する。 2. !5(G-SOLVE)6(g)3(∫dx)3(INTSECT) を押す。 • グラフ画面に表示されている範囲で最も左にある 2 つのグラフの交点に、ポインターが 現れます。 • 交点が1つもない場合は “Not Found”と表示されるので、J を押してください。 3. d/e を使って、積分区間の最下端としたい交点にポインターを移動し、w を押す。 4. e を使って、積分区間の最上端としたい交点にポインターを移動する • 2 つ目の交点がない場合は “Not Found”と表示されるので、J を押してください。 5.
• 積分区間の最下端、最上端は、数字キーを使って任意の x 座標値を指定することもできま す。 k 円錐曲線のグラフ関数式を解析する 次の手順で円錐曲線を描画した後に、グラフ解析メニューを使ってさまざまな解析結果を求 めることができます。 1. メインメニューから Conic Graphs モードに入る。 2. 関数式のタイプを選択する。 1(RECT).... 直交座標式 2(POL).... 極座標式 3(PARAM).... パラメーター関数式 3. f/c を使って解析する円錐曲線を選択する。 4. 円錐曲線の各定数を入力する。 5. グラフを描画する。 円錐曲線を描いた後、!5(G-SOLVE) を押します。次のようなグラフ解析メニューが現 れます。 • 放物線グラフの解析 • {FOCUS}/{VERTEX}/{LENGTH}/{e} ... { 焦点 }/{ 頂点 }/{ 通径の長さ }/{ 離心率 } を求 める • {DIRECTX}/{SYMMETRY} ... { 準線 }/{ 対称軸 } を引く • {X-ICEPT}/{Y-ICEPT} ...
u 焦点 / 通径の長さを算出するには 例 2 放物線 X = (Y − 2) + 3 のグラフの焦点、頂点、通径の長さを求める。 ビューウインドウ設定は下記とする。 Xmin = − 1、 Xmax = 10、 Xscale = 1 Ymin = − 5、 Ymax = 5、 Yscale = 1 m Conic Graphs w bwcwdw6(DRAW) !5(G-SOLVE) 1(FOCUS) (焦点の算出) !5(G-SOLVE) 5(LENGTH) ( 通径の長さの算出 ) • 楕円または双曲線の焦点を算出しているときに e を押すと、次の焦点の値を算出します。 また、d を押すと、前に表示していた焦点の値に戻ります。 • 双曲線の頂点を算出しているときに e を押すと、次の頂点の値を算出します。また、d を押すと、前に表示していた頂点の値に戻ります。 • 楕円の頂点を算出しているときに e を押すと、次の頂点の値を算出します。d を押すと、 その前に表示していた頂点の値に戻ります。楕円には頂点が 4 つあります。 u 中心を算出するには 例 2 円のグラフ (X + 2)
第6章 統計グラフと統計計算 重要 • 本章で紹介されているグラフ画面は、それぞれの機能ごとの特徴が表れるようなデータや設定に 基づいた表示例です。実際に表示されるグラフは、描画元のデータや設定によって変わるので、 掲載されているグラフ画面と同じ画面にはならないことがあります。 1.
k グラフ描画設定を行う [GRAPH] [SET] - GRAPH1、GRAPH2、GRAPH3 の各グラフの描画設定のしかたについて説明します。設 定は「グラフ描画設定画面」 で行います。 • グラフタイプ (Graph Type) 初期設定では、どのグラフも散布図になっています。グラフごとに他のさまざまな統計グラ フタイプから1つを選択できます。 • リスト(XList、YList) グラフの描画元となる統計データとして、リスト (List 1∼List 26)を指定します。 “XList” は x 軸用のデータ、 “YList” は y 軸用のデータを表します。 初期設定では、1 変数統計計算の場合の x 軸データとして List 1 が、2 変数統計計算の場合 の x 軸データ、y 軸データとして List 1 と List 2 が、それぞれグラフの描画元データとして 指定されています。どのリストデータを x 軸データ、y 軸データとして使用するかを、変更す ることができます。 • 度数(Frequency) この設定項目を使って、度数データとして使うリストを指定します。 度数とは、1 つ(また
u グラフ描画設定画面を表示するには 1 (GRAPH) 6 (SET) を押します。 • StatGraph (統計グラフ項目の選択) • {GRAPH1}/{GRAPH2}/{GRAPH3} ... 統計グラフ項目 {1}/{2}/{3} を選択する • Graph Type (グラフの種類の選択) • {Scatter}/{xyLine}/{NPPlot}/{Pie} ... { 散布図 }/{xy 線図 }/{ 正規確率プロット }/{ 円グ ラフ } を選択する • {Hist}/{MedBox}/{Bar}/{N-Dist}/{Broken} ... { ヒストグラム }/{Med ボックスグラ フ }/{ 棒グラフ }/{ 正規分布曲線 }/{ 折れ線グラフ } を選択する • {X}/{Med}/{X2}/{X3}/{X4} ... {1 次回帰グラフ }/{Med-Med グラフ }/{2 次回帰グラフ }/ {3 次回帰グラフ }/{4 次回帰グラフ } を選択する • {Log}/{aebx}/{abx}/{Power}/{Sin}/{Logistic} ...
グラフタイプ 正規確率プロット (NPPlot) 、 円グラフ(Pie) 、 棒グラフ(Bar) 選択肢 選択したときの効果 On リストに対する色指定をグラフの描画に反映す る Off リストに対する色指定を無視する ヒストグラム (Hist) 、 X&Freq 折れ線グラフ (Broken) • XList と Frequency の同じ列の要素が同じ色 指定の場合は、その色でプロットマークと線を 描画 • XList と Frequency の同じ列の要素の色指定 が異なる場合については、次のとおり: ヒストグラム描画時:グラフ内部が千鳥格子で 塗りつぶされる 折れ線グラフ描画時:プロットマークは◎、線 は黒で描画 OnlyX XList のリストに対する色指定だけをグラフの描 画に反映する Off リストに対する色指定を無視する 散布図 (Scatter) で “Color Link” を “OnlyX” にした場合の描画例 ⇒ リストエディター上の表示 (XList:List 1, YList:List 2) 描画されるグラフ (散布図) • Graph Color
“Graph Color” を “Auto” にした場合の散布図の 描画例: • “Color Link”が “Off”以外のときは、 “Graph Color”の設定は自動的に“Link”となり、 変更できません。 グラフタイプとして “Pie” (円グラフ)が選択されている場合: • Data (描画元のデータを選択) • {LIST} ... List 1∼26 の列をグラフ描画元データとして割り当てる • Display(円グラフの値の表示設定) • { % }/{Data} ... データの各要素を { パーセンテージで表示 }/{ 値で表示 } • % Sto Mem (パーセンテージの数値のリストへの登録指定) • {None}/{LIST} ... パーセンテージの数値をリストに { 登録しない }/{List 1∼26 を指定 して登録する } • Pie Area (円グラフの内部の色を指定) • Area Color (塗りの色) • {Black}/{Blue}/{Red}/{Magenta}/{Green}/{Cyan}/{Yellow} ...
• Hist Border (ヒストグラムの縁線の色を指定) 設定は “Pie Border” と同じです。 •“Color Link”が “Off”以外のときは、 “Hist Border”の設定は自動的に “Link”となり、変 更できません。 グラフタイプとして “MedBox” (Med ボックスグラフ)が選択されている場合: • Outliers (外れ値表示の選択) • {On}/{Off} ... Med ボックスグラフに外れ値を { 表示する }/{ 表示しない } minX Q1 Med Q3 maxX Outliers 表示 • Box(Q1 から Q3 を囲む箱部分の縁線、および Med の線の色を指定) • {Black}/{Blue}/{Red}/{Magenta}/{Green}/{Cyan}/{Yellow} ...
k GRAPH1、GRAPH2、GRAPH3 のどのグラフを描くかを選択する [GRAPH] [SELECT] 統計グラフ項目 (GRAPH1、GRAPH2、GRAPH3)の設定に基づいた各グラフを描くか、 描かないかを選択することができます。 • グラフを描く/描かないを設定するには 1. 1 (GRAPH) 4 (SELECT)を押して、各グラフを描く か、描かないかを指定する画面を表示する。 • StatGraph1 設定はグラフメニューの GRAPH1、StatGraph2 設定は GRAPH2、 StatGraph3 設定は GRAPH3 をそれぞれ設定します。 2. カーソルキーを使って設定したい行を反転させ、ファンクションキーを押して設定を変更 する。 • {On}/{Off} ... グラフを { 描く }/{ 描かない } を設定 • {DRAW} ...「描く」 (DrawOn)指定となっているすべてのグラフを描く 3.
k 正規確率プロット(NPPlot) データの累積比率を正規分布の累積比率と対比させてプロットします。XList にデータを入 力したリストを指定し、マークタイプ(Mark Type)でプロットに使うマークを {ⵧ/ /䊏} か ら選択できます。 A、J または !J (QUIT)を押すと、リストエディターに戻ります。 k 円グラフ (Pie) 指定したリストに基づいて、円グラフを描画することができます。描画が可能なデータ数 (リ ストの行数)は、最大 20 です。描画したグラフ上では、描画元データのリストの 1 行目から 順に A、B、C ...
k Med ボックスグラフ(MedBox) 多くのデータが存在するとき、それらがどのような 範 囲 に 収 ま っ て い る か 調 べ ま す。 下 か ら 数 え て 25 % のデータ地点 Q1 (25 パーセンタイル、第 1 四分位数)と、下から数えて 75 % のデータ地点 Q3 (75 パーセンタイル、第 3 四分位数)がボックスで 囲まれます。下から数えて 50 % のデータ地点 Med に線が引かれます。ボックスの両端から、最小値 (minX) 、最大値(maxX)へ向かって線(ひげ)が描 かれます。 minX Q1 Med Q3 maxX ボックスから外れたデータをプロットするには、グラフ描 画設定を使って“Graph Type”として“MedBox”を指定し たうえで、 “Outliers”を “On”に設定し、グラフを描画しま す。 • セットアップ画面の“Q1Q3 Type”の設定を変更すると、同じリストデータに基づいて Med ボックスグラフを描画しても、Q1、Q3 の位置が変わることがあります。 k 棒グラフ (Bar) リストを最大 3 つまで指定して、棒グラフを
k 正規分布曲線 (N-Dist) 正規分布関数に従う曲線を描きます。グラフ描画設定の “XList”にデータを入力したリストを、“Freq”にデータの 度数を入力したリストを、それぞれ指定します (度数を使わ ない場合は“Freq” を “1” にします) 。 k 折れ線グラフ (Broken) ヒストグラムの棒の中心点を線でつないだグラフを描きます。グラフ描画設定の“XList”に データを入力したリストを、“Freq”にデータの度数を入力したリストを、それぞれ指定しま す (度数を使わない場合は “Freq” を “1” にします) 。 ⇒ (Draw) w グラフを描く前に、上のような画面が現れます。ここで、グラフの描き始めの値 (Start)と ピッチ値(Width) の変更が可能です。 k 1 変数統計の計算結果を数値で表示する 1 変数統計の結果は、グラフの他に数値で表すことができ ま す。1 変 数 統 計 グ ラ フ が 表 示 さ れ て い る と き に 1 (1-VAR) を押すと、計算結果が数値で表示されます。 • c/f を使って画面をスクロールし、計算結果を表示するこ
•6 (DRAW) を押すと、元の 1 変数統計のグラフに戻ります。 • Mod が複数個の解を持つときは、それらすべてが表示されます。 • セットアップ画面の“Q1Q3 Type”を使うと、Q1、Q3 の計算方法として “Std” (標準計算 方法)と“OnData” (フランス計算方法) のいずれかを選ぶことができます。 詳しくは下記の 「Q1Q3 タイプ設定に応じた計算方法について」 をご覧ください。 k Q1Q3 タイプ設定に応じた計算方法について セットアップ画面の “Q1Q3 Type” の設定に応じて、Q1 と Q3 は次のように計算されます。 u Std この設定では、計算対象の集団に含まれる要素数 n が奇数個の場合と偶数個の場合で、計算の 処理が異なります。 要素数 n が偶数個の場合: 集団の全要素を、集団全体の中央値を基準として下半分のグループ、上半分のグループに2 分します。Q1、Q3 はそれぞれ次の値となります。 Q1 ={集団全体の下から Q3 ={集団全体の上から n 2 n 2 のグループの中央値} のグループの中央値} 中央点 1 2 中央点 3 4 中
要素数 n が奇数個の場合: 集団の全要素から中央値の要素を除いて、中央値より下半分のグループ、中央値より上半分 のグループに2分します。Q1、Q3 はそれぞれ次の値となります。 n–1 Q1 ={集団全体の下から のグループの中央値} 2 n–1 Q3 ={集団全体の上から のグループの中央値} 2 • n = 1 のとき、Q1 = Q3 = 集団全体の中央値となります。 中央点 1 中央点 2 3 4 5 6 7 8 9 中央値 2+3 = Q1 2 7+8 = Q3 2 u OnData この設定では、計算対象の集団に含まれる要素を n 個とするとき、それぞれ次の値が Q1、 Q3 となります。 Q1 ={累積度数の割合が 1/4 以上で 1/4 に最も近い値を持つ要素のデータ値} Q3 ={累積度数の割合が 3/4 以上で 3/4 に最も近い値を持つ要素のデータ値} 以下に具体例を示します。 (要素数が 10 個の集団) データ値 度数 累積度数 累積度数の割合 1 1 1 1/10 = 0.1 2 1 2 2/10 = 0.
基準点 (0.25) 0.1 0.2 1 2 基準点 (0.75) 0.4 3 3 4 4 0.7 0.8 0.9 1.0 4 5 6 7 Q1 Q3 3. 2 変数統計グラフの描画と計算 k 散布図と xy 線図を描画する操作例 次の手順で、散布図を描画した後その散布図上の点を結んだ xy 線図を描画することができま す。 1. メインメニューから Statistics モードに入る。 2. リストにデータを入力する。 3. グラフタイプとして “Scatter” (散布図)または“xyLine” (xy 線図)を指定し、描画を実行す る。 A、J または !J (QUIT) を押すと、リストエディターに戻ります。 例 次のデータを入力する。このデータよる散布図を描画し、続いてその点を結んだ xy 線 図を描画する。 0.5, 1.2, 2.4, 4.0, 5.2 (x リスト) −2.1, 0.3, 1.5, 2.0, 2.4 (y リスト) 1 m Statistics 2 a.fwb.cwc.ewewf.cwe -c.bwa.dwb.fwcwc.
k 散布図から回帰グラフを描画する操作例 2 変数データを入力して散布図を描画した後、回帰計算を実行して、回帰グラフを描画する ことができます。 1. メインメニューから Statistics モードに入る。 2. リストにデータを入力し、散布図を描画する。 3. 回帰のタイプを選択し、計算を実行して、回帰パラメーターを表示する。 4. 回帰グラフを描画する。 例 次のデータを入力して、散布図を描画する。次にこのデータを対数回帰したときの回 帰係数を表示し、回帰グラフを描画する。 0.5, 1.2, 2.4, 4.0, 5.2 (x リスト) −2.1, 0.3, 1.5, 2.0, 2.4 (y リスト) 1 m Statistics 2 a.fwb.cwc.ewewf.cwe -c.bwa.dwb.fwcwc.
ファンクションメニューに含まれるメニュー項目は、次の通りです。 • {ax+b}/{a+bx}/{Med}/{X2}/{X3}/{X4}/{Log}/{aebx}/{abx}/{Power}/{Sin}/{Logistic} ... {1 次 回 帰(ax+b) }/{1 次 回 帰(a+bx) }/{Med-Med}/{2 次 回 帰 }/{3 次 回 帰 }/{4 次 回 bx 帰 }/{ 対数回帰 }/{ 指数回帰(ae ) }/{ 指数回帰(abx) }/{ べき乗回帰 }/{sin 回帰 }/{ ロジス ティック回帰 } の計算・グラフ描画を実行する 各回帰タイプについて詳しくは、下記の 「回帰タイプと回帰グラフ」 をご覧ください。 • {2-VAR} ...
u Med-Med グラフ 外れ値がいくつか存在することが考えられる場合、最小二乗法の代わりに Med-Med グラフ が利用できます。これは1次回帰と似ていますが、外れ値の影響を受けにくくなっています。 1 (CALC) 3 (Med) 6 (DRAW) Med-Med のモデル式は、次の通りです。 y = ax + b a .............. Med-Med グラフの傾き b .............. Med-Med グラフの切片 u 2 次∼4 次回帰グラフ データを散布図に表示したとき、それらを結ぶ 2 次から 4 次の曲線を描きます。実際には点 が散らばっているので、できるだけ多くの点の近くを通るように最小二乗法で処理して曲線 を描きます。これを式の形で表したのが、2 次回帰から 4 次回帰です。 例:2 次回帰 1 (CALC) 4 (X2) 6 (DRAW) 2 次回帰 3 次回帰 モデル式 .......... y = ax2 + bx + c モデル式 .......... y = ax3 + bx2 + cx + d a ..............
u 対数回帰グラフ y を x の対数関数として表せる場合、対数回帰が利用できます。一般式は、y = a + b × ln x です。ここで X = ln x と定義すると、y = a + bX となり、1 次回帰の手法が応用できます。 1 (CALC) 6 (g) 2 (Log) 6 (DRAW) 対数回帰のモデル式は、次の通りです。 y = a + b·ln x a .............. 回帰式の定数項 b .............. 回帰式の回帰係数 u 指数回帰グラフ y が x の指数関数に比例する場合、指数回帰が利用できます。一般式は、y = a × ebx です。こ こで両辺の対数を取ると、ln y = ln a + bx となります。ここで Y = ln y、A = ln a と定義す ると、Y = A + bx となるため、1次回帰の手法が応用できます。 1(CALC) 6 (g) 3 (EXP) 1 (aebx) あるいは 2 (abx) 6(DRAW) 指数回帰のモデル式は、次の通りです。 y = a·ebx y = a·bx a ................
u sin 回帰グラフ 一定の範囲で周期的に繰り返されるようなデータには、sin 回帰が良く当てはまります。 sin 回帰のモデル式は、次の通りです。 y = a·sin(bx + c)+ d 1 (CALC) 6 (g) 5 (Sin) 6 (DRAW) sin 回帰グラフを描画するときは、角度単位の設定を Rad(ラジアン)にしてください。sin 回 帰計算はラジアンを使って行われるので、角度単位設定が違うとグラフは正しく描画されま せん。 • データによっては計算に時間がかかる場合がありますが、故障ではありません。 u ロジスティック回帰グラフ 飽和するまで増加が続く傾向にあるような時系列データに対しては、ロジスティック回帰が 良く当てはまります。ロジスティック回帰のモデル式は、次の通りです。 y= c 1 + ae–bx 1 (CALC) 6 (g) 6 (g) 1 (Logistic) 6(DRAW) • データによっては計算に時間がかかる場合がありますが、故障ではありません。 k 残差計算 回帰計算を行ったときの、実際のプロットポイント (y 座標)と回帰モデルとの距離 (残差)を
k 2 変数統計の計算結果を数値で表示する 2 変数統計の結果は、グラフの他に数値で表すことができます。2 変数統計グラフが表示され ているとき、1 (CALC) 1 (2-VAR)を押すと、2 変数統計の計算結果が数値で表示されま す。 • c/f を使って画面をスクロールし、計算結果を表示することができます。計算結果とし て表示される各係数の意味は、次の通りです。 x̄................. xList に登録されているデータの 平均 Σy2............. yList に登録されているデータの 二乗和 Σx .............. xList に登録されているデータの 総和 y ............... yList に登録されているデータの Σx2............. xList に登録されているデータの 二乗和 sy ............... yList に登録されているデータの 標本標準偏差 x ............... xList に登録されているデータの Σxy ............
4. 統計計算の実行 ここまでの統計計算は、いずれもグラフ作成と組み合わせて実行していました。ここでは、 統計計算だけを実行する方法を説明します。 u 計算するデータを指定するには 統計計算を実行する前に、あらかじめ計算対象のデータとして使うリストを指定することが 必要です。リストエディターを呼び出し、2 (CALC)6 (SET) を押します。 各項目の意味は次の通りです。 1Var XList ........1 変数統計計算の変数 ( x XList)として使うリストを指定する 1Var Freq ..........1 変数統計計算の度数 (Frequency)として使うリストまたは値 (1)を指定 する 2Var XList ........2 変数統計計算の変数 ( x XList)として使うリストを指定する 2Var YList ........2 変数統計計算の変数 ( y YList)として使うリストを指定する 2Var Freq ..........
k 2 変数統計計算 「2 変数統計の計算結果を数値で表示する」 (6-19 ページ) の説明では、グラフを描いた後で統計計算結果を数値表示 していました。この数値は、Statistics モードの初期画 面で 2 (CALC) 2 (2-VAR)を押せば、直接表示すること ができます。 c/f を使って画面をスクロールし、すべての計算結果を確認することができます。 表示される各係数の意味については、「2 変数統計の計算結果を数値で表示する」 (6-19 ペー ジ) をご覧ください。 k 回帰計算 「回帰タイプと回帰グラフ」 (6-15 ページ)の説明では、グラフを描いた後で回帰計算結果のパ ラメーターを表示していました。こうしたパラメーターは、Statistics モードの初期画面で 2 (CALC) 3 (REG)を押すと現れる次のファンクションメニューを使って、直接表示する ことができます。 • {ax+b}/{a+bx}/{Med}/{X2}/{X3}/{X4}/{Log}/{aebx}/{abx}/{Power}/{Sin}/{Logistic} }/{1 次 回 帰(a+bx) }/{Med-
なお各回帰タイプの MSe は、次の式で求められます。 • 1 次回帰(ax+b).............. MSe = (a+bx).............. MSe = • 2 次回帰 ........................... MSe = • 3 次回帰 ........................... MSe = • 4 次回帰 ........................... MSe = • 対数回帰 ........................... MSe = • 指数回帰(a・ebx)............... MSe = (a・b )................ MSe = x • べき乗回帰 ....................... MSe = • sin 回帰 ........................... MSe = • ロジスティック回帰 ........
2. x 値を入力し、w を押す。 • 入力した x 値に対応する回帰グラフ上の x、y 座標値が 画面下部に現れ、グラフ上のその座標にポインターが 現れます。 • 計算した座標値が画面の範囲にない場合は、ポイン ターは表示されません。 • セットアップ画面の “Coord” が “Off”の場合は、座標値は表示されません。 3. 別の値で計算するには、v または数字キーを押してポップアップウインドウを再表示 し、x 値を入力し、w を押す。 4.
xi = 20 のときの推定値 n が表示されます。 baaa (yi の値) 1 (x̂) w yi = 1000 のときの推定値 m が表示されます。 • Med-Med、2 次回帰、3 次回帰、4 次回帰、sin 回帰、ロジスティック回帰グラフの推定値 を求めることはできません。 k 確率分布計算 Run-Matrix モードで 1 変数統計計算に関する確率分布計算が実行できます。 K6(g) 3(PROB) 6 (g) を押すと、次のようなファンクションメニューが現れます。 • {P(}/{Q (}/{R (} ... 確率 {P (t) }/{Q (t) }/{R(t) } の値を求める • {(} t ... 標準化変量( t x)の値を求める • 確率 P (t) 、Q (t) 、R (t) および標準化変量( t x)は次の式により計算します。 標準正規分布 P (t) Q (t) 0 t R (t) 0 t 0 t σx 例 ある大学の学生 20 人の身長を計測した結果、表のようになった。この内、身長が 160.5cm∼175.
3. 1 変数統計計算を行う。 • 標準化変量を求めるためには、直前に 1 変数統計計算 を行う必要があります。 2 (CALC) 6 (SET) 1 (LIST)bw c2 (LIST) cw!J (QUIT) 2(CALC) 1 (1-VAR) 4. m を押し Run-Matrix モードを選択して K6 (g) 3 (PROB)6 (g)を押し、確率 計算(PROB) メニューを呼び出す。 3(PROB)6 (g) 4 (() t bga.f)w (身長 160.5cm の標準化変量 t は) (答え) − 1.633855948 (≒ 1.634) 4 (() t bhf.f)w (身長 175.5cm の標準化変量 t は) (答え) 0.4963343361 (≒ 0.496) 1 (P () a.ejg)1 (P () -b.gde)w (全体での % 数) (答え) 0.6389233692 (全体の 63.9 %) 3 (R() a.ejg)w (上位からの位置) (答え) 0.3099472055 (31.
k 分布関数を利用した計算 Statistics モ ー ド の 分 布 計 算 (6-44 ペ ー ジ )と 同 じ 計 算 を、 専 用 の 関 数 を 使 っ て RunMatrix モードや Program モードで実行することができます。 例 標準偏差 = 1.5、平均 = 2 のとき、データ値 {1, 2, 3} の正規確率分布を RunMatrix モードで計算する。 1. メインメニューから Run-Matrix モードに入る。 2. 次のキー操作を行う。 !m (SET UP) 2 (Line) J K5 (STAT) 3 (DIST) 1 (NORM) 1 (Npd) !* ({) b,c,d !/ (}) ,b.
4.
• 利用可能な検定コマンドの機能と入力書式については、「プログラム内で検定コマンドを 使った計算を実行する」 (8-40 ページ) をご覧ください。 5.
以下のページでは、これらの概念に基づいて、さまざまな統計計算をする方法を説明します。 統計の概念や用語に関する詳しい説明は、統計関係の文献をご覧ください。 Statistics モードの初期画面で 3(TEST)を押すと、検定機能のファンクションメニュー が表示されます。 • 3(TEST)1 (Z)... Z 検定 (6-29 ページ) 2 (t)... t 検定 (6-32 ページ) 3 (CHI)... 2 検定 (6-35 ページ) 4 (F)... 2 標本の F 検定 (6-37 ページ) 5 (ANOVA)... 分散分析 (ANOVA) (6-38 ページ) すべての設定を行った後で c を使って “Execute”の行に反転を移動し、次のファンクショ ンキーを押すと、計算やグラフの描画が実行されます。 •1 (CALC)... 計算を実行 •6 (DRAW)... グラフを描画 k 検定に共通する機能 • 検定の計算結果グラフを描画する前に、次の手順でグラフの線の色を指定することができま す。 (Two-Way ANOVA)の 1.
u 1 標本の Z 検定 母標準偏差がわかっている場合、母平均に関する仮説を検定します。1 標本の Z 検定は、正 規分布に適用します。 Statistics モードの初期画面から次のキー操作を行います。 3(TEST) 1(Z) 1(1-SAMPLE) パラメーター形式でデータを指定する場合、次の項目がリスト形式の場合と異なります。 計算結果の出力例 ≠ 11.4 ..............検定の方向 sx ...........................
パラメーター形式でデータを指定する場合、次の項目がリスト形式の場合と異なります。 計算結果の出力例 1≠ 2 ...................検定の方向 sx1 ..........................標本1の標準偏差(データがリスト形式の場合のみ表示) sx2 ..........................標本 2 の標準偏差(データがリスト形式の場合のみ表示) •“Save Res” で指定したリストには、2 行目の 1 条件は保存されません。 u 1 比率の Z 検定 基準を満たしているデータが一定の比率に達しているかどうかを検定します。1 比率の Z 検 定は、正規分布に適用します。 Statistics モードの初期画面から次のキー操作を行います。 3(TEST) 1(Z) 3(1-PROP) 計算結果の出力例 Prop≠0.5 ...........
u 2 比率の Z 検定 2 つの母集団に対して、基準を満たしているデータの比率を比較します。2 比率の Z 検定は、 正規分布に適用します。 Statistics モードの初期画面から次のキー操作を行います。 3 (TEST) 1 (Z) 4 (2-PROP) 計算結果の出力例 p1>p2 ....................検定の方向 •“Save Res” で指定したリストには、2 行目の p1 条件は保存されません。 k t 検定 u t 検定に共通する機能 t 検定のグラフを描画した後、次のグラフ解析機能を利用することができます。 •1 (T)... t 値の表示 1 (T)を押すと、最下行に t 値が表示され、該当する点にポインターが表示されます (該当点 が表示範囲外の場合は表示されません) 。 両側検定の場合は 2 点表示されます。d/e を押すとポインターが移動します。 •2 (P)...
u 1 標本の t 検定 母標準偏差がわかっていない場合に、母平均に関する仮説を検定します。1 標本の t 検定は、t 分布に適用します。 Statistics モードの初期画面から次のキー操作を行います。 3 (TEST) 2 (t) 1 (1-SAMPLE) パラメーター形式でデータを指定する場合、次の項目がリスト形式の場合と異なります。 計算結果の出力例 ≠11.3 ...............
パラメーター形式でデータを指定する場合、次の項目がリスト形式の場合と異なります。 計算結果の出力例 1≠ 2 ...................検定の方向 sp ...........................プール標本標準偏差 (Pooled:On の場合のみ表示) •“Save Res” で指定したリストには、2 行目の 1 条件は保存されません。 u 1 次回帰 t 検定 1 次回帰 t 検定は、2組のデータを 2 つの変数 (x, y)の組み合わせと考え、それらのデータに 最もよく当てはまる回帰式 y = a + bx の係数 a、b を最小二乗法で求めます。また相関係数や t 値などを求め、x と y がどれほど強い関係にあるかを計算します。 Statistics モードの初期画面から次のキー操作を行います。 3(TEST) 2 (t) 3 (REG) 計算結果の出力例 ≠0 & ρ ≠0 .......
計算結果の表示中に 6 (COPY)を押すと、回帰式をグラフ関数式リスト表示にコピーするこ とができます。 セットアップ画面の“Resid List”設定でリストが指定されている場合、回帰式に対する残差 データが計算された後、自動的に指定されたリストに保存されます。 • 1 次回帰 t 検定にはグラフ描画の機能はありません。 •“Save Res” で指定したリストには、2 行目の & ρ 条件は保存されません。 •“Save Res” で指定したリストと、セットアップ画面の “Resid List” で指定したリストが同 じ場合は、“Resid List” のデータだけが保存されます。 k カイ 2 乗 ( 2)検定 u カイ 2 乗( 2) 検定に共通する機能 カイ 2 乗 ( 2) 検定のグラフを描画した後、次のグラフ解析機能を利用することができます。 •1 (CHI)... 2 値の表示 1 (CHI)を押すと最下行に 2 値が表示され、該当する点にポインターが表示されます (該当 点が表示範囲外の場合は表示されません) 。 •2 (P)...
次に、データの入力してあるリストを指定します。各項目の意味は次の通りです。 Observed ............観測値のリスト名 (List 1∼26) (どのリスト要素も正の整数) Expected ............期待度数を保存するリスト名(List 1∼26) CNTRB .................計算結果として得られた、各度数の寄与(contribution)を保存する リスト名 (List 1∼26) 計算結果の出力例 CNTRB .................
•“Observed”または “Expected”が反転しているときに 2 ('MAT)を押すと MAT エディ ターに入り、行列の編集や閲覧ができます。 • 計算結果の表示中に 6 ('MAT)を押すと MAT エディターに入り、行列の編集や閲覧がで きます。 • MAT エディターから VCT エディターに切り替えることはできません。 k 2 標本の F 検定 2 標本の F 検定は、2 つの母集団の母分散の比に関する検定を行います。2 標本の F 検定は、 F 分布を適用します。 Statistics モードの初期画面から次のキー操作を行います。 3(TEST) 4(F) パラメーター形式でデータを指定する場合、次の項目がリスト形式の場合と異なります。 計算結果の出力例 1≠ 2 ...................検定の方向 x̄1 ...........................標本 1 のデータ平均(Data:List 形式の場合のみ表示) x̄2 ...........................
• 解析機能を実行すると、変数 F と P に F 値と p 値が自動的に保存されます。 •“Save Res” で指定したリストには、2 行目の 1 条件は保存されません。 k 分散分析 (ANOVA) 分散分析 (ANOVA)は、複数の標本があるとき、各標本の母平均が等しいという仮説を検定 します。 一元配置分散分析 (One-Way ANOVA)は、各標本の変化する因子が 1 つの場合の検定を行 います。 二元配置分散分析(Two-Way ANOVA)は、各標本の変化する因子が 2 つの場合について、 その 2 つの因子の交互作用をも含めた検定を行います。 Statistics モードの初期画面から次のキー操作を行います。 3 (TEST) 5 (ANOVA) リスト形式でデータを指定します。各項目の意味は次の通りです。 How Many ..........One-Way ANOVA か Two-Way ANOVA を選択する(1 または 2) Factor A ..............因子 A の水準が入っているリスト(List 1∼26) Dependnt ............
計算結果の出力例 一元配置分散分析 (One-Way ANOVA) 1 列目 (A).............. 因子 A の df 値、SS 値、MS 値、F 値、p 値 2 列目 (ERR).........誤差の df 値、SS 値、MS 値 二元配置分散分析 (Two-Way ANOVA) 1 列目 (A)..............因子 A の df 値、SS 値、MS 値、F 値、p 値 2 列目 (B)..............因子 B の df 値、SS 値、MS 値、F 値、p 値 3 列目 (AB) ............因子 A × 因子 B の df 値、SS 値、MS 値、F 値、p 値 * 繰り返しのない条件での演算では、この行は表示されません。 4 列目 (ERR).........誤差の df 値、SS 値、MS 値 F ............................F 値 p ..............................p 値 df ............................自由度 SS ....................
k 二元配置分散分析(Two-Way ANOVA) u 例題 次の表は、ある金属製品の耐久性を、熱処理の時間(A)と温度 (B)を 2 通りに変化させて測定 した結果です。実験は、それぞれの条件で 2 回ずつ行いました。 B (処理温度) B1 B2 A1 113, 116 139, 132 A2 133, 131 126, 122 A (時間) 以下の帰無仮説に関する相違の分析を、有意水準 5 % で行います。 Ho:時間による耐久性の不変性 Ho:処理温度による耐久性の不変性 Ho:時間と処理温度の変化の交互作用による耐久性の不変性 u 本機による検定 上記の仮説の検定には、二元配置分散分析 (Two-Way ANOVA)を用います。 表の測定データを、次のように入力します。 List1={1,1,1,1,2,2,2,2} List2={1,1,2,2,1,1,2,2} List3={113,116,139,132,133,131,126,122} List 3 (各グループデータ)を Dependent とします。List 1 と List 2 (List 3 の測定データ の因子
u 入力画面例 u 計算結果表示 6.
1 標本の Z 信頼区間は、母標準偏差がわかっている場合に、母平均の信頼区間を求めます。 2 標本の Z 信頼区間は、2 つの母集団の母標準偏差がわかっている場合に、母平均の差の信頼 区間を求めます。 1 比率の Z 信頼区間は、母集団の基準を満たしているデータの比率の信頼区間を求めます。 2 比率の Z 信頼区間は、2 つの母集団の、基準を満たすデータの比率の差の信頼区間を求めま す。 1 標本の t 信頼区間は、母標準偏差がわからない場合に、母平均の信頼区間を求めます。 2 標本の t 信頼区間は、母標準偏差がわからない場合に、2 つの母集団の母平均の差の信頼区 間を求めます。 Statistics モードの初期画面で 4 (INTR)を押すと、信頼区間のファンクションメニュー が表示されます。 • 4(INTR)1 (Z)... Z 信頼区間 (6-42 ページ) 2 (t)... t 信頼区間 (6-44 ページ) すべての設定を行った後で c を使って “Execute”の行に反転を移動し、次のファンクショ ンキーを押すと、計算が実行されます。 •1 (CALC)...
計算結果の出力例 u 2 標本の Z 信頼区間 2 つの母集団の母標準偏差がわかっている場合に、母平均の差の信頼区間を求めます。 Statistics モードの初期画面から次のキー操作を行います。 4 (INTR) 1 (Z) 2 (2-SAMPLE) u 1 比率の Z 信頼区間 母集団の中で基準を満たしているデータの比率の信頼区間を求めます。 Statistics モードの初期画面から次のキー操作を行います。 4 (INTR) 1 (Z) 3 (1-PROP) パラメーター形式でデータを指定します。 計算結果の出力例 u 2 比率の Z 信頼区間 2 つの母集団の、基準を満たすデータの比率の差の信頼区間を求めます。 Statistics モードの初期画面から次のキー操作を行います。 4 (INTR) 1 (Z) 4 (2-PROP) 6-43
k t 信頼区間 u 1 標本の t 信頼区間 母標準偏差がわからない場合に、母平均の信頼区間を求めます。 Statistics モードの初期画面から次のキー操作を行います。 4 (INTR) 2 (t) 1 (1-SAMPLE) パラメーター形式でデータを指定する場合、次の項目がリスト形式と異なります。 計算結果の出力例 u 2 標本の t 信頼区間 母標準偏差がわからない場合に、2 つの母集団の母平均の差の信頼区間を求めます。この t 信 頼区間は、t 分布に応用されます。 Statistics モードの初期画面から次のキー操作を行います。 4(INTR) 2(t) 2(2-SAMPLE) 7.
例えば、製品を作っているときの歩留まりの計算に利用することができます。ある値を基準 としたとき、何パーセントの製品がその基準を満たすかを推定するときには 「確率密度」を求 めます。逆に、成功率の目標 (例えば 80 %)を仮定し、その比率の製品がどれだけの値に達し ているかを推定するには 「分布確率」 を求めます。 正規確率密度演算は、指定された x 値から正規分布の確率密度を計算します。 正規累積分布演算は、2 つの値を指定して、正規分布のデータがその範囲に収まる確率を求 めます。 正規累積分布逆演算は、累積確率を指定して、正規分布の中でその位置を占める値を求めま す。 スチューデントの t 確率密度演算は、指定された x 値から t 確率密度を計算します。 スチューデントの t 累積分布演算は、2 つの値を指定して、t 分布のデータがその範囲に収ま る確率を計算します。 スチューデントの t 累積分布逆演算は、特定比率(パーセンテージ)の累積確率密度を指定し て、t 分布の中でのその下限値を求めます。 スチューデントの t 分布演算と同様に、カイ 2 乗( 2)分布、F 分布、2 項分布、ポアソン分 布、
3. カラー選択ダイアログが表示されるので、カーソルキーを使って希望する色を反転させ、 w を押す。 • グラフ描画時のビューウインドウ設定は、セットアップ画面の“Stat Wind”が “Auto”のと きは自動的に設定されます。一方、 “Stat Wind”が “Manual”のときは、現在のビューウイ ンドウ設定が使われます。 • グラフを描いた後、x 値に対する p 値を推定する機能 (P-CAL 機能)を利用することができま す。P-CAL 機能は正規確率密度演算、スチューデントの t 確率密度演算、カイ 2 乗( 2)確率 密度演算、F 確率密度演算のグラフを描いた後でのみ利用可能です。 P-CAL 機能を使う一般的な手順は、次の通りです。 1. 分布グラフを描いて !5 (G-SOLVE)1 (P-CAL)を押す。 2. 表示されるポップアップウインドウで x 値を入力し、w を押す。x 値と p 値が画面の最 下行に表示され、グラフ上の該当する点にポインターが移動する。 3. 別の値で計算するには、v または数字キーを押してポップアップウインドウを再表示 し、x 値を入力し、w を押す。 4.
5 (DIST) 1(NORM) 2 (Ncd) u 正規累積分布演算 2 つの値を指定して、正規分布のデータがその範囲に収ま る累積確率を求めます。 計算結果の出力例 Data:List 指定時の計算結果 Data:Variable 指定時のグラフ • グラフの描画は “Data” 設定に “Variable” を指定した場合のみ実行可能です。 5 (DIST) 1 (NORM)3 (InvN) u 正規累積分布逆演算 累積確率を指定して、正規分布の中でその位置を占める値 を求めます。 Area:累積確率 (0 ≦ Area ≦ 1) (累積確率) を指定して、式の積分区間を求めます。 “Area” にて次式の p の値 ∫ Upper −∞ f (x)dx = p “Tail” が “Left” の場合: 積分区間の上界 Upper を 求める ∫ +∞ f (x)dx = p Lower ∫ Upper f (x)dx = p Lower “Tail” が “Right” の場合: “Tail” が “Central”の場合: 積分区間の下界 Lower を
k スチューデントの t 分布演算 u スチューデントの t 確率密度演算 5 (DIST) 2 (t) 1 (tpd) x 値として単一の数値またはリストデータを指定して、ス チューデントの t 確率密度を計算します。リスト指定時は、 リストの各要素を x 値とした計算結果が、リスト形式で表 示されます。 計算結果の出力例 Data:List 指定時の計算結果 Data:Variable 指定時のグラフ • グラフの描画は “Data” 設定に “Variable” を指定した場合のみ実行可能です。 u スチューデントの t 累積分布演算 5 (DIST) 2 (t) 2 (tcd) 2 つの値を指定して、t 分布のデータがその範囲に収まる累 積確率を計算します。 計算結果の出力例 Data:List 指定時の計算結果 Data:Variable 指定時のグラフ • グラフの描画は “Data” 設定に “Variable” を指定した場合のみ実行可能です。 6-48
u スチューデントの t 累積分布逆演算 5 (DIST) 2(t) 3 (Invt) x と df(自由度)の値を指定して、スチューデントの t 累積分 布確率の下限値 (積分区間の下界) を求めます。 計算結果の出力例 Data:List 指定時の計算結果 Data:Variable 指定時の計算結果 • スチューデントの t 累積分布逆演算のグラフは描画できません。 k カイ 2 乗 ( 2)分布演算 u カイ 2 乗( 2) 確率密度演算 5 (DIST) 3(CHI) 1(Cpd) x 値として単一の数値またはリストデータを指定して、カ イ2乗 ( 2)分布から取り出したデータが指定の x 値未満に なる確率を求めます。リスト指定時は、リストの各要素を x 値とした計算結果が、リスト形式で表示されます。 計算結果の出力例 Data:List 指定時の計算結果 Data:Variable 指定時のグラフ • グラフの描画は “Data” 設定に “Variable” を指定した場合のみ実行可能です。 6-49
u カイ 2 乗( 2) 累積分布演算 5 (DIST) 3(CHI) 2(Ccd) 2 つの値を指定して、カイ 2 乗( 2)分布のデータがその範 囲に収まる累積確率を計算します。 計算結果の出力例 Data:List 指定時の計算結果 Data:Variable 指定時のグラフ • グラフの描画は “Data” 設定に “Variable” を指定した場合のみ実行可能です。 u カイ 2 乗( 2) 累積分布逆演算 5 (DIST) 3(CHI) 3 (InvC) x と df(自由度)の値を指定して、カイ 2 乗( 2)累積分布確 率の下限値 (積分区間の下界) を求めます。 計算結果の出力例 Data:List 指定時の計算結果 Data:Variable 指定時の計算結果 累積分布逆演算のグラフは描画できません。 • カイ 2 乗 ( 2) 6-50
k F 分布演算 u F 確率密度演算 5 (DIST) 4(F) 1(Fpd) x 値として単一の数値またはリストデータを指定して、F 分 布から取り出したデータが指定の x 値未満になる確率を求 めます。リスト指定時は、リストの各要素を x 値とした計 算結果が、リスト形式で表示されます。 計算結果の出力例 Data:List 指定時の計算結果 Data:Variable 指定時のグラフ • グラフの描画は “Data” 設定に “Variable” を指定した場合のみ実行可能です。 u F 累積分布演算 5 (DIST) 4(F) 2(Fcd) 2 つの値を指定して、F 分布のデータがその範囲に収まる 累積確率を求めます。 計算結果の出力例 Data:List 指定時の計算結果 Data:Variable 指定時のグラフ • グラフの描画は “Data” 設定に “Variable” を指定した場合のみ実行可能です。 6-51
u F 累積分布逆演算 5 (DIST) 4 (F)3 (InvF) x 値、n:df(分子側の自由度)、d:df(分母側の自由度)の値を (積分区間の下界)を求 指定して、F 累積分布確率の下限値 めます。 計算結果の出力例 Data:List 指定時の計算結果 Data:Variable 指定時の計算結果 • F 累積分布逆演算のグラフは描画できません。 k 2 項分布演算 5 (DIST) 5(BINOMIAL) 1 (Bpd) u 2 項確率演算 x 値として単一の数値またはリストデータを指定して、2 項 分布に従う確率変数が指定値 x をとる確率を求めます。例 えば、成功する確率が p の試行を n 回行った場合、x 回成功 する確率を求めます。リスト指定時は、リストの各要素を x 値とした計算結果が、リスト形式で表示されます。 計算結果の出力例 Data:List 指定時 Data:Variable 指定時 • 2 項確率演算では、グラフは描画できません。 6-52
5 (DIST) 5(BINOMIAL) 2 (Bcd) u 2 項累積分布演算 2 項分布に従う確率変数が、指定した下限値 (Lower)から 上限値(Upper)までの値をとる確率の総和(累積確率)を求 めます。例えば Lower = 1、Upper = 3 を指定した場合、 成功する確率が p の試行を n 回行って 1 回成功する確率、2 回成功する確率、3 回成功する確率の総和を求めます。 計算結果の出力例 Data:List 指定時 Data:Variable 指定時 • 2 項累積分布演算では、グラフは描画できません。 5 (DIST) 5(BINOMIAL) 3 (InvB) u 2 項累積分布逆演算 累積確率(Area) 、試行回数 (Numtrial) 、試行の成功確率 (p)を指定したときの、2 項分布に従う確率変数 x の上限値 X (xInv)を求めます。例えば、成功確率 p の試行を n 回行っ た場合、最低何回成功すると、累積確率 Area が指定値以 下となるかを求めます。 計算結果の出力例 Data:List 指定時 Data:Variable 指定時 •
重要 2 項累積分布逆演算を実行するとき、本機は指定された Area 値と、その Area 値から最小有 効桁で 1 を引いた数値 (`Area 値) の 2 つの値を計算に使います。 Area 値で計算した結果はシステム変数 xInv に格納され、`Area 値で計算した結果はシステ ム変数 `xInv に格納されます。本機は常に xInv のみを計算結果として表示します。ただし、 xInv と `xInv の値が異なる場合は、次のような警告メッセージが現れ、両方の値が表示され ます。 2 項累積分布逆演算の計算結果は整数となります。Area 値が 10 桁以上の場合、精度が落ち ます。計算精度のわずかな差が計算結果に影響する点にご注意ください。警告メッセージが 現れた場合は、表示された値をご確認ください。 k ポアソン分布演算 5 (DIST) 6 (g) 1 (POISSON)1(Ppd) u ポアソン確率演算 x 値として単一の数値またはリストデータを指定して、ポ アソン分布に従う確率変数が指定値 x をとる確率を求めま す。 計算結果の出力例 Data:List 指定時 Data:Va
5 (DIST) 6 (g) 1 (POISSON)2(Pcd) u ポアソン累積分布演算 ポアソン分布に従う確率変数が、指定した下限値 (Lower) から上限値 (Upper)までの値をとる確率の総和(累積確率) を求めます。 計算結果の出力例 Data:List 指定時 Data:Variable 指定時 • ポアソン累積分布演算では、グラフは描画できません。 5 (DIST) 6 (g) 1 (POISSON)3 (InvP) u ポアソン累積分布逆演算 累積確率 Area、平均 を指定したときの、ポアソン分布に 従う確率変数 x の上限値 X (xInv) を求めます。 計算結果の出力例 Data:List 指定時 Data:Variable 指定時 • ポアソン累積分布逆演算では、グラフは描画できません。 重要 ポアソン累積分布逆演算を実行するとき、本機は指定された Area 値と、その Area 値から最 小有効桁で 1 を引いた数値 (`Area 値) の 2 つの値を計算に使います。 Area 値で計算した結果はシステム変数 xInv に格納され、`Area 値で
k 幾何分布演算 5 (DIST) 6 (g) 2 (GEO) 1 (Gpd) u 幾何確率演算 x 値として単一の数値またはリストデータを指定して、幾 何分布に従う確率変数が指定値 x をとる確率を求めます。 計算結果の出力例 Data:List 指定時 Data:Variable 指定時 • 幾何確率演算では、グラフは描画できません。 5 (DIST) 6 (g) 2 (GEO) 2 (Gcd) u 幾何累積分布演算 幾何分布に従う確率変数が、指定した下限値 (Lower)から 上限値(Upper)までの値をとる確率の総和(累積確率)を求 めます。 計算結果の出力例 Data:List 指定時 Data:Variable 指定時 • 幾何累積分布演算では、グラフは描画できません。 6-56
5 (DIST) 6 (g) 2 (GEO) 3 (InvG) u 幾何累積分布逆演算 累積確率 Area、試行の成功確率 p を指定したときの、幾何 分布に従う確率変数 x の上限値 X (xInv) を求めます。 計算結果の出力例 Data:List 指定時 Data:Variable 指定時 • 幾何累積分布逆演算では、グラフは描画できません。 重要 幾何累積分布逆演算を実行するとき、本機は指定された Area 値と、その Area 値から最小有 効桁で 1 を引いた数値 (`Area 値) の 2 つの値を計算に使います。 Area 値で計算した結果はシステム変数 xInv に格納され、`Area 値で計算した結果はシステ ム変数 `xInv に格納されます。本機は常に xInv のみを計算結果として表示します。ただし、 xInv と `xInv の値が異なる場合は、警告メッセージが現れ、両方の値が表示されます。 幾何累積分布逆演算の計算結果は整数となります。Area 値が 10 桁以上の場合、精度が落ち ます。計算精度のわずかな差が計算結果に影響する点にご注意ください。警告メッセージが
計算結果の出力例 Data:List 指定時 Data:Variable 指定時 • 超幾何確率演算では、グラフは描画できません。 5 (DIST) 6(g) 3 (HYPRGEO) 2(Hcd) u 超幾何累積分布演算 超幾何分布に従う確率変数が、指定した下限値 (Lower)か ら上限値 (Upper)までの値をとる確率の総和(累積確率)を 求めます。 計算結果の出力例 Data:List 指定時 Data:Variable 指定時 • 超幾何累積分布演算では、グラフは描画できません。 u 超幾何累積分布逆演算 5 (DIST) 6 (g) 3 (HYPRGEO)3 (InvH) 累積確率 Area、母集団からの抽出要素数 n、属性 A をもつ 要素数 M、母集団要素数 N を指定したときの、超幾何分布 に従う確率変数 x の上限値 X (xInv) を求めます。 6-58
計算結果の出力例 Data:List 指定時 Data:Variable 指定時 • 超幾何累積分布逆演算では、グラフは描画できません。 重要 超幾何累積分布逆演算を実行するとき、本機は指定された Area 値と、その Area 値から最小 有効桁で 1 を引いた数値 (`Area 値) の 2 つの値を計算に使います。 Area 値で計算した結果はシステム変数 xInv に格納され、`Area 値で計算した結果はシステ ム変数 `xInv に格納されます。本機は常に xInv のみを計算結果として表示します。ただし、 xInv と `xInv の値が異なる場合は、警告メッセージが現れ、両方の値が表示されます。 超幾何累積分布逆演算の計算結果は整数となります。Area 値が 10 桁以上の場合、精度が落 ちます。計算精度のわずかな差が計算結果に影響する点にご注意ください。警告メッセージ が現れた場合は、表示された値をご確認ください。 8.
& ρ(1 次回帰の t 検定). 検定条件(“≠ 0”は両側検定、“<0”は下側の片側検定、“>0”は上 側の片側検定) 1(2 標本の F 検定).......... 母標準偏差の検定条件(“≠ 2”は両側検定、“< 2”は標本1が標本 2より小さい片側検定、“> 2”は標本1が標本2より大きい片側 検定) 0 ......................................... 仮定母平均 ........................................... 母標準偏差( > 0) 1 ......................................... 標本 1 の母標準偏差( 1 > 0) 2 ......................................... 標本 2 の母標準偏差( 2 > 0) List(リスト)..................... 内容をデータとして使用したいリスト (List 1∼26) List1 ...................................
Lower(分布)..................... 下界 Upper(分布)..................... 上界 L.List(分布)..................... 下限値データ用のリスト (List 1∼26) U.List(分布)..................... 上限値データ用のリスト (List 1∼26) df(分布)............................. 自由度(df > 0) n:df(分布).......................... 自由度の分子(正の整数) d:df(分布).......................... 自由度の分母(正の整数) Numtrial(分布)................ 試行回数 p(分布).............................. 成功確率(0 ≦ p ≦ 1) k 出力関連用語 z............................................ z 値 p ......................................
9.
k 信頼区間 信頼区間 Lower:信頼区間の下限 Upper:信頼区間の上限 1 標本の Z 信頼区間 Lower, Upper = o + Z (α /2) · σ/' n 2 標本の Z 信頼区間 Lower, Upper = (o1 – o2) + Z(α /2) σ12/n1 + σ22/n2 1 比率の Z 信頼区間 Lower, Upper = x/n + Z(α /2) 1/n · (x/n · (1 – x/n)) 2 比率の Z 信頼区間 1 標本の t 信頼区間 2 標本の t 信頼区間 (Pooled:On) Lower, Upper = (x1/n1 – x2/n2) + Z(α /2) (x1/n1 · (1 – x1/n1))/n1 + (x2/n2 · (1 – x2/n2))/n2 Lower, Upper = o + tn−1(α /2) · sx/' n Lower, Upper = (o1 – o2) + tn1+n2−2 (α /2) sp2(1/n1 + 1/n2) sp = ((n1 – 1)sx12 + (n2 – 1)sx22)/(n1 +
k 分布(連続系) 分布 確率密度 – p(x) = 1 e 2πσ 正規分布 (x – μμ)2 2σ (σ > 0) 2 – スチューデン トの t 分布 df 2 df ×x ndf + ddf 2 p(x) = ndf ddf Γ ×Γ 2 2 Γ F 分布 df+1 x2 df + 1 1+ Γ 2 df p(x) = × π × df df Γ 2 カイ 2 乗 ( 2) p(x) = 1 × 1 2 df 分布 Γ 2 累積分布 2 2 p= –1 – ×e x 2 ∫ Upper p(x)dx Lower (x 0) ndf ddf ndf ndf –1 2 – ndf + ddf 2 1 + ndf × x ddf 2 x (x 0) 分布 逆累積分布 p= 正規分布 ∫ Upper p= p(x)dx –∞ tail = Left カイ 2 乗 ( ) 分布 p(x)dx Lower tail = Right スチューデン トの t 分布 2 ∫ ∞ p= F 分布 6-64 ∫
k 分布(離散系) 分布 確率 2 項分布 p(x) = nC x p x(1–p)n – x ポアソン分布 p(x) = 幾何分布 p(x) = p(1– p)x – 1 p(x) = 超幾何分布 分布 2 項分布 ポアソン分布 e– λ × λ x x! MC x (x = 0, 1, ·······, n) n:試行回数 (x = 0, 1, 2, ···) :平均 ( >0) (x = 1, 2, 3, ···) × N – MC n – x NC n n: 母集団からの抽出数(0 ≦ x の整数) M: 属性 A を持つ要素数(0 ≦ M の整数) N: 母集団要素数(n ≦ N、M ≦ N の整数) 累積分布 逆累積分布 p = Σ p(x) Upper p H Σ p(x) Upper x=Lower X x=0 X 幾何分布 p = Σ p(x) p H Σ p(x) Upper 超幾何分布 p = Σ p(x) p H Σ p(x) x=Lower x=Lower 6-65 x=1 X x=0
第7章 財務計算 1.
k セットアップ項目 は初期設定を表します。 • Payment(支払期間) • {BEGIN}/{END} … 支払いの時期を { 期初 }/{ 期末 } に設定する • Date Mode(年間日数) • {365}/{360} … 計算に使う年日数を {365}/{360} に設定する u Periods/YR.
2. 単利計算 本機は、次の計算式を用いて単利計算を行います。 u 計算式 SI' = n × PV × i 365 n 360 日モード SI' = 360 × PV × i 365 日モード I% 100 I% i= 100 i= SI = –SI' SFV = –(PV + SI' ) SI n PV I% SFV :利息 :支払期間 (回数) :元金 :年利 (%) :元利合計 初期画面 1 で 1(SIMPLE) を押すと、次のような単利計算の入力画面が表示されます。 1(SIMPLE) n ............ 支払期間(回数) I% ......... 年利(%) PV .........
3. 複利計算 本機は、次の計算式を用いて複利計算を行います。 u PV、PMT、FV、n I% ≠ 0 PV = – (α × PMT + β × FV) PMT = – log FV = – PV + α × PMT β n= { PV + β × FV α (1+ iS) × PMT – FV × i (1+ iS) × PMT + PV × i } log (1+ i) I% = 0 PV = −(PMT × n + FV) FV = −(PMT × n + PV) 1–β –n , β = (1 + i) i α = (1+ i × S) × { PV + FV n PV + FV n=– PMT PMT = – 0 ........ Payment: End (セットアップ画面) S= i = 1 ........ Payment: Begin (セットアップ画面) { I% ............................... (P/Y = C/Y = 1) 100 C/Y P/Y I% (1+ ) –1 .....
初期画面1で、2(COMPND) を押すと、次のような複利計算の入力画面が表示されます。 2(COMPND) n ............ 支払期間(回数) I% ......... 年利(%) PV ......... 現在価値(分割払いでは借入金、預金では元金) PMT ..... 定期的な等額入出金額(分割払いでは支払額、預金では預入額) FV ......... 将来価値(最終回の入出金額、または元利合計) P/Y ........ 年間の支払(PMT)回数 C/Y ........
計算結果の表示中は、次のファンクションメニューで画面を切り替えることができます。 • {REPEAT} … パラメーター入力画面に戻る • {AMORTZN} … 年賦償還の入力画面 (7-9 ページ) に 移動する • {GRAPH} … グラフを描画する グラフの描画後に !1(TRACE) を押すとトレース機能が有効になり、計算結果を参照す ることができます。 J を押すと、パラメーター入力画面に戻ります。 4.
u IRR 0 = CF0 + CF2 CF3 CFn CF1 + + + … + (1+ i) (1+ i)2 (1+ i)3 (1+ i)n この式では、NPV = 0 であり、IRR は i × 100 に相当します。これ以降の計算は本機が自動 的に行いますが、わずかな誤差が累積されるので、NPV がちょうど 0 になることは実際には 決してありません。NPV が 0 に近づくと、IRR はさらに高い精度を示します。 u PBP PBP = { 0 .................................. (CF0 > 0) NPVn ...(上記以外) n– NPVn+1 – NPVn n NPVn = Σ k =0 CFk (1 + i)k n:NPVn ≦ 0、NPVn+1 ≧ 0 の条件を満たす正の最小整数、または 0 初期画面 1 で 3(CASH) を押すと、次のような投資評価の入力画面が表示されます。 3(CASH) I% ......... 利率(%) Csh ......
5. 年賦償還 毎月の返済金額の中に含まれている元金返済分と金利分、元金の残高、これまでに支払った 元金と金利を求めることができます。 u 計算式 a 1回分の返済金額 c b 1 ............ PM1................... PM2.......... 最後 返済回数 a : PM1 回目の支払いの金利分(INT) b : PM1 回目の支払いの元金分(PRN) c : PM2 回目の支払いが終わった段階での元金の残高(BAL) e 1回分の返済金額 d 1............. PM1................ PM2.............
u 表面金利と実効金利の変換 分割払いで、年間の支払回数(P/Y) と複利回数(C/Y) が異なる場合、表面金利(ユーザーが入力 は実効金利 ( I% ) に変換されます。 する I% 値) { [C/Y ] } [P/Y ] I% I%' = (1+ ) –1 × 100 100 × [C/Y ] 表面金利から実効金利への変換後、次式により i が算出され、その後の計算に用いられます。 i = I%'÷100 初期画面 1 で 4(AMORTZN) を押すと、次のような年賦償還の入力画面が表示されます。 4(AMORTZN) PM1 ...... PM1 回目の支払い回数 PM2 ...... PM2 回目の支払い回数 n ............ 支払期間(回数) I% ......... 利率 PV ......... 元金 PMT ..... 各回の支払額 FV ......... 最終支払い後の残高 P/Y ........ 年間の支払回数 C/Y ........
計算結果の表示中は、次のファンクションメニューで画面を切り替えることができます。 • {REPEAT} … パラメーター入力画面に戻る • {COMPND} … 複利計算の入力画面 (7-5 ページ) に 移動する • {GRAPH} … グラフを描画する グラフの描画後に !1 (TRACE)を押すとトレース機能が有効になり、計算結果を参照す ることができます。 !1(TRACE)を押すと n = 1 のときの支払いの金利分(INT)と支払いの元金分(PRN)が 表示されます。続けて e を押すと、n = 2、n = 3、その後各回の INT と PRN が順次表示さ れます。 J を押すと、パラメーター入力画面に戻ります。 6.
7. 原価 / 販売価格 / 粗利 原価、販売価格、粗利のうち、2 つの値から残りの値を求めることができます。 u 計算式 CST = SEL 1– MRG 100 CST MRG 1– 100 CST ×100 MRG(%) = 1– SEL SEL = CST :原価 SEL :販売価格 MRG:粗利 初期画面 2 で 1(COST) を押すと、次のような入力画面が表示されます。 6(g)1(COST) Cst ........ 原価 Sel ......... 販売価格 Mrg........ 粗利 各パラメーターを設定したら、次のファンクションメニューを使って計算を実行します。 • {COST} … 原価を計算する • {SELL} … 販売価格を計算する • {MARGIN} … 粗利を計算する 計算結果の表示中は、次のファンクションメニューで画面を切り替えることができます。 • {REPEAT} … パラメーター入力画面に戻る 8.
日付を入力するには、まず d1 (または d2)にカーソルを合 わせ、数字キーで月を入力します。最初の数字を入力する と、次のようなポップアップウインドウが表示されます。 月を入力して w を押し、続いて日、年を順次入力します。 各パラメーターを設定したら、次のファンクションメニューを使って計算を実行します。 • {PRD} … d1 から d2 までの日数 (d2 − d1) を計算する • {d1+D} … d1 + D を計算する • {d1 −D} … d1 − D を計算する 計算結果の表示中は、次のファンクションメニューで画面を切り替えることができます。 • {REPEAT} … パラメーター入力画面に戻る • セットアップ画面の “Date Mode”によって、財務計算時の年日数を 365 日または 360 日に設定できます。日数 / 日付計算時にもこの設定が適用されます。360 日の設定では、 {d1+D} および {d1 − D} の計算はエラーとなりますので、ご注意ください。 • セットアップ画面の“Date Mode”が 360 日に設定されている場合、d1 に 「ある月の 31 日」
9.
u 特殊定率法(DB) I% Y–1 × DB1 = PV × 100n 12 DBj :j 年度の償却額 RDVj:j 年度末の未償却額 I% :償却係数 RDV1 = PV – FV – DB1 DBj = (RDVj–1 + FV ) × I% 100n RDVj = RDVj–1 – DBj DBn +1 = RDVn ({Y–1}≠12) RDVn+1 = 0 ({Y–1}≠12) 初期画面 2 で 3(DEPREC) を押すと、次のような減価償却計算の入力画面が表示されます。 6(g)3(DEPREC) n ............. 償却年数 I% .......... 定率法(FP)では償却率、特殊定率法(DB)では償却係数 PV .......... 取得価格 FV .......... 残存簿価 j .............. 償却費を計算する年度 Y − 1 ..... 初年度の償却月数 各パラメーターを設定したら、次のファンクションメニューを使って計算を実行します。 • {SL} … j 年度の償却額を定額法で計算する • {FP} ...
10.
(YLD) u 年利回り 年利回りは、ニュートン法で計算しています。 初期画面 2 で 4 (BOND) を押すと、次のような債券計算の入力画面が表示されます。 6(g)4(BOND) d1 .......... 購入日、M 月 (1∼12) ; D日 (1∼31); Y 年 (1902∼2097) d2 .......... 償還日、M 月 (1∼12) ; D日 (1∼31); Y 年 (1902∼2097) RDV ....... 額面価額 $100 あたりの償還価格 CPN ....... クーポンレート % PRC ....... 額面価額 $100 あたりの購入価格 YLD .......
• MEMO 画面で w を押すと、償還年から購入した年までの利払日 (CPD)が表示されます (セットアップ画面の “Date Mode” が “365”の場合のみ) 。 11. 関数を使った財務計算 Financial モ ー ド と 同 様 の 財 務 計 算 を、 専 用 の 関 数 を 使 っ て Run-Matrix モ ー ド や Program モードで実行することができます。 例 元金 $300 を年利 5% の単利で 2 年間(730 日)借りたときの支払利子と元利合計を求 める。セットアップ画面の “Date Mode”は“365”に設定されているものとする。 1. メインメニューから Run-Matrix モードに入る。 2.
第8章 プログラム機能 重要 Program モードでの入力は、常にライン入出力モードとなります。 1. プログラムの作成から実行までの流れ 1. メインメニューから Program モードに入る。 • 次のようなプログラムリスト (Program List)が表示されます。 選択されているプログラムエリア (c/f で移動します) • ファイル名はアルファベット順に表示されます。 • プログラムリストの右側の数字は、各プログラムの使用バイト数を表します。 2. ファンクションメニューから {NEW} を選択し、ファイル名を登録する。 3. プログラムを入力する。 4.
4 1(EXE) または w hw (A の値) S の計算結果 (A = 7) V の計算結果 (A = 7) w ww baw w S の計算結果 (A = 10) V の計算結果 (A = 10) ww bfw w*1 S の計算結果 (A = 15) V の計算結果 (A = 15) *1 最後の計算結果が表示された状態で w を押すと、プログラムリストに戻ります。 • Run-Matrix モードで 「Prog " ファイル名 "」と入力して w を押すと、該当ファイル名のプ ログラムを実行することができます。 • 上記の方法でプログラムを実行して、最後の計算結果が表示された状態で w を押すと、プ ログラムが再実行されます。 •「Prog " ファイル名 "」 で指定したプログラムが見つからないときは、エラーとなります。 2. プログラム機能ファンクションメニュー u プログラムリストのファンクションメニュー 登録されているプログラムが 1 つもない場合は、下記のうち {NEW} と {LOAD} だけが表示さ れます。 • {EXE}/{EDIT} ...
u 一般演算モードのプログラム入力中のファンクションメニュー 以下はファイル名登録時に {RUN} (一般演算モード、初期設定)を選択して作成したプログラ ムの入力中に表示されるファンクションメニューです。 • {TOP}/{BOTTOM} ... プログラムの { 先頭 }/{ 末尾 } にカーソルを移動する • {SEARCH} ... プログラム内の文字列を検索する • {MENU} ... 各種機能モードのファンクションメニューを呼び出す • {STAT}/{MAT}/{LIST}/{GRAPH}/{DYNA}/{TABLE}/{RECURSION} ... { 統計 }/ { 行列 }/{ リスト }/{ グラフ }/{ ダイナミックグラフ }/{ 数表 }/{ 漸化式 } メニュー • {A⇔a} ... 大文字と小文字の入力モードを切り替える • {CHAR} ... 数学記号や特殊記号、各国語文字の入力メニューを表示する • !J(PRGM) を押すと、プログラム (PRGM)メニューが表示されます。 • {COMMAND} ...
• {DISPLAY} ... {10 進 }/{16 進 }/{2 進 }/{8 進 } への変換コマンドメニューを呼び出す • {A⇔a}/{SYMBOL} • !J(PRGM) を押すと、プログラム (PRGM)メニューが表示されます。 • {Prog} ... プログラムを呼び出す • {JUMP}/{?}/{^} • {RELATNL} ... 関係演算子メニューを呼び出す • {:} ... (計算式あるいはコマンドの) 区切りコードを入力する • !m(SET UP) を押すと次の設定コマンドメニューが表示されます。 • {Dec}/{Hex}/{Bin}/{Oct} • !f(FORMAT) を押すと、Color コマンドメニューが表示されます。詳しくは、「プロ グラムの中で Color コマンドを使う」 (8-25 ページ) を参照してください。 3.
2 (BOTTOM)... カーソルをプログラムの末尾に移 動します。 k プログラム内の文字列を検索する 例 プログラムファイル名 “OCTA” 内の文字列 “A” を検索する。 1. プログラムを呼び出す。 2. 3 (SEARCH)を押す。表示される入力画面で、検索し たい文字列 “A” を入力する。 3 (SEARCH) av (A) 3. w を押す。 • 検索が開始され、プログラムの中の最初の“A”の位置 にカーソルが移動します。 *1 4.
4. ファイルの管理 k ファイルを削除する u ファイルを指定して削除するには 1. プログラムリストで、c/f を使って削除したいファイル名を反転させる。 2. 4(DELETE) を押す。 3. 1(Yes)を押して選択したファイルを削除するか、6 (No)を押して削除せずに操作を 中止する。 u すべてのファイルを削除するには 1. プログラムリストで 5 (DEL-ALL)を押す。 2. 1 (Yes)を押してすべてのファイルを削除するか、6 (No)を押して何も削除せずに操 作を中止する。 • メインメニューから Memory モードに入り、すべてのプログラムファイルを削除すること もできます。詳しくは 「第 11 章 メモリーマネージャー」 をご覧ください。 k ファイルを検索する u ファイル名先頭の文字列で検索する 例 ファイル名を最初の数文字で検索する方法を使って、 “OCTA”という名前のプログラ ムを検索する。 1.
k ファイル名を編集する 1. プ ロ グ ラ ム リ ス ト で c/f を 使 っ て 編 集 し た い フ ァ イ ル 名 を 反 転 さ せ、6(g)2 (RENAME) を押す。 2. 文字の削除や追加など、希望する編集を行う。 3.
• プログラムに入力可能なカシオ関数電卓専用のコマンドは、テキストファイルへの変換時に 所定の文字列に置き換えられます。逆に、テキストファイルからプログラムへの変換時に は、所定の文字列がコマンドに置き換えられます。プログラム上のコマンドとテキストファ イル上の文字列の対応については、 「カシオ関数電卓専用コマンド⇔テキスト変換表」 (8-54 ページ)を参照してください。 u プログラムをテキストファイルに変換するには 1. プログラムリストで、f/c を使ってテキストファイルに変換したいプログラムを反転 させる。 2.
3. プログラムリストで 6(g)4(LOAD) を押す。 • 保存メモリーのルートディレクトリー内のフォルダーとテキストファイルが一覧表示さ れます。 4. f/c を使って変換したいテキストファイルを反転させ、1(OPEN) を押す。 k パスワードを登録する プログラムファイルにパスワードを設定することにより、パスワードを知らない人による ファイルへのアクセスを制限することができます。 • プログラムの実行時は、パスワードを入力する必要はありません。 • パスワードの入力手順はファイル名の入力手順と同じです。 u プログラムの新規作成時にパスワードを登録するには 1. プログラムリストで 3 (NEW) を押し、ファイル名を入力する。 2. 5( ) を押して、パスワードを入力する。 3. w を押してファイル名とパスワードを登録し、プログラムの入力画面を表示する。 4. プログラムの入力後、!J (QUIT)を押してファイ ルを閉じ、プログラムリストに戻る。 • パスワードを設定したファイル名の右横には“`”が表 示されます。 u 既存のプログラムにパスワードを登録するには 1.
5. プログラムコマンドリファレンス k コマンド索引 Break ...................................................... 8-13 RclCapt .................................................. 8-24 CloseComport38k ............................. 8-21 Receive( ................................................ 8-21 ClrGraph ................................................ 8-17 Receive38k .......................................... 8-21 ClrList..................................................... 8-17 Return ......................................
数式.................... 定数、計算式、数値変数を表します (10、10 + 20、A など)。 文字....................
’ (コメント文指定) 機能:プログラム中にコメント文を挿入します。 解説:行の先頭に ’ を入力した行はコメント文として扱われ、実行時には無視されます。 k プログラムコマンド(COMMAND) If∼Then∼(Else∼) IfEnd 機能:分岐条件が真 (0 以外の値)のときだけ、Then 文を実行します。分岐条件が偽(0)のと きは、Else 文を実行します。Then 文または Else 文の実行後には、必ず IfEnd 文が実行され ます。 書式: If < 分岐条件 > 数式 _ : ^ _ : ^ _ : ^ Then < 文 > _ : ^ Else < 文 > <文> <文> _ : ^ IfEnd パラメーター:分岐条件、数式 解説: (1)If∼Then∼IfEnd • 分岐条件が真のときは Then 文が実行され、続いて IfEnd 文が実行されます。 • 分岐条件が偽のときは、IfEnd 文へ直接ジャンプします。 (2)If∼Then∼Else∼IfEnd • 分岐条件が真のときは Then 文が実行され、続いて IfEnd 文へジャンプします。 • 分岐
解説:「初期値<終了値」の場合、刻み幅には正の値を指定します。制御変数は 1 回の実行ご とに増加し、終了値を超えると繰り返しを終了します。「初期値>終了値」の場合、刻み幅に は負の値を指定します。制御変数は 1 回の実行ごとに減少し、終了値を下回ると繰り返しを 終了します。 Do∼LpWhile 機能:条件が真 (0 以外の値) の間、指定した文を繰り返し実行します。 書式: Do _ : ^ <文> _ : ^ LpWhile < 条件 > 数式 パラメーター:数式 解説: • 条件が真(0 以外の値)の間、Do∼LpWhile の間の文を繰り返し実行します。条件が偽(0) になると、LpWhile 文以降を実行します。 • 条件は LpWhile 文の後に来るため、ループ内の文が実行された後で、ループから抜けるか どうかの条件判定が行われます。 While∼WhileEnd 機能:条件が真 (0 以外の値) の間、指定した文を繰り返し実行します。 書式: While < 分岐条件 > 数式 _ : ^ <文> _ : ^ WhileEnd パラメーター:数式 解説: • 条件が真(
Prog 機能:サブルーチンとして独立させたプログラムの実行を指定します。Run-Matrix モード では、このコマンドは新しいプログラムを実行します。 書式:Prog "< ファイル名 >" 文例:Prog "ABC" 解説: • 入れ子になっているループ内でこのコマンドを実行しても、サブルーチンを開始します。 • 一連の計算を行うプログラム(メインルーチン)の中で、特定のタスクを実行するサブルーチ ンを呼び出すために、何度でも Prog コマンドを使用することができます。 • ある 1 つのサブルーチンを同じメインルーチンの複数の場所で使うことができます。またサ ブルーチンは複数のメインルーチンから呼び出すことができます。 メインルーチン サブルーチン D A Prog "D" C E Prog "E" Prog "I" Prog "C" I J Prog "J" レベル 1 レベル 2 レベル 3 レベル 4 • 呼び出されたサブルーチンは、先頭から実行されます。サブルーチンの実行が終了すると元 のメインルーチンに戻り、引き続き Prog コマンドの次の文から実行されます。 •
k ジャンプコマンド(JUMP) Dsz(カウントジャンプ) 機能:制御変数の値を 1 ずつ減算し、変数の現在値が 0 になるとジャンプするカウントジャ ンプです。 書式: 変数値≠ 0 Dsz < 変数名 > : < 文 > 変数値= 0 _ : ^ <文> パラメーター:変数名:A∼Z、r、 (例)Dsz B:変数 B に割り当てられた値を 1 ずつ減らす。 解説:このコマンドは制御変数の値を 1 ずつ減らし、続いて制御変数の現在値を判定します。 現在値が 0 でなければ、引き続き次の文を実行します。現在値が 0 であれば、区切りコード (:)、出力コマンド (^) 、またはキャリッジリターン (_) の後の文にジャンプします。 Goto∼Lbl 機能:指定された箇所に無条件にジャンプします。 書式:Goto < ラベル名 >∼Lbl < ラベル名 > パラメーター:ラベル名:数値 (0∼9) 、変数 (A∼Z、r、 ) 解説: • このコマンドは Goto n (n は上記のパラメーター)と Lbl n(n は Goto n が参照するパラメー ター)の 2 つの部分から構成されます。Goto
解説:このコマンドは制御変数の値を 1 ずつ増やし、続いて制御変数の現在値を判定します。 現在値が 0 でなければ、引き続き次の文を実行します。現在の値が 0 であれば、区切りコー ド (:)、出力コマンド (^) 、またはキャリッジリターン (_) の後の文にジャンプします。 S(条件ジャンプ) 機能:このコードは条件ジャンプの条件を設定するために使われます。条件が偽になった場 合にジャンプが実行されます。 書式: 真 < 左辺 > < 関係演算子 > < 右辺 > S < 文 > 偽 _ : ^ <文> パラメーター: 、数値定数、変数式 (A × 2 など) • 左辺、右辺:変数 (A∼Z、r、 ) • 関係演算子:=、≠、>、<、I、H(8-22 ページを参照) 解説: • 条件ジャンプは 2 つの変数または 2 つの式の結果を比較し、その結果に基づいてジャンプを 実行するかしないかを決定します。 • 比較の結果が真を返した場合、⇒コマンドに続く文から実行が継続されます。比較の結果が 偽を返した場合は、区切りコード(:) 、出力コマンド (^)、またはキャリッジリターン (_) に続く文にジャン
k クリアーコマンド(CLEAR) ClrGraph 機能:グラフ画面を消去し、ビューウインドウの設定を INITIAL 値に戻します。 書式:ClrGraph 解説:グラフ画面をクリアーします。 ClrList 機能:リストデータを削除します。 書式:ClrList < リスト番号 > ClrList パラメーター:リスト番号:1∼26、Ans 解説: 「リスト番号」によって指定されたリスト内のデータを削除します。「リスト番号」の指 定がない場合は、すべてのリストのデータが消去されます。 ClrMat 機能:行列データを削除します。 書式:ClrMat < 行列名 > ClrMat パラメーター:行列名:A∼Z、Ans 解説: 「行列名」によって指定された行列内のデータを削除します。「行列名」の指定がない場 合は、すべての行列のデータが消去されます。 ClrText 機能:テキスト画面を消去します。 書式:ClrText 解説:テキスト画面に表示されている内容を消去します。 ClrVct 機能:ベクトルデータを削除します。 書式:ClrVct < ベクトル名 > ClrVct パラメーター:ベクトル名:A∼
k 表示コマンド (DISPLAY) DispF-Tbl、DispR-Tbl パラメーターなし 機能:数表を作成します。 書式:8-30 ページの 「プログラム内でテーブル機能による数表を作成する」 を参照。 解説:DispF-Tbl は関数式の数表を、DispR-Tbl は漸化式の数表を作成します。 DrawDyna パラメーターなし 機能:ダイナミックグラフの描画を行います。 書式:8-30 ページの 「プログラム内でダイナミックグラフを描画する」 を参照。 DrawFTG-Con、DrawFTG-Plt パラメーターなし 機能:作成された数表の値を用いて関数式のグラフを描きます。 書式:8-30 ページの 「プログラム内でテーブル機能による数表を作成する」 を参照。 解説:DrawFTG-Con はコネクトタイプのグラフを、DrawFTG-Plt はプロットタイプのグ ラフを描きます。 DrawGraph パラメーターなし 機能:関数式グラフを描きます。 書式:8-28 ページの 「プログラム内で関数式のグラフを描画する」 を参照。 DrawR-Con、DrawR-Plt パラメーター
DrawWeb 機能:漸化式の収束/発散グラフ (WEB グラフ) を描きます。 書式:DrawWeb < 漸化式タイプ > [, < ラインの本数 >] 文例:DrawWeb an+1 (bn+1 または cn+1) ,5 解説:ラインの本数を指定しないと、自動的にラインの本数は初期設定値の 30 に設定されま す。 PlotPhase 機能:x 軸、y 軸それぞれに割り当てた数列に基づく位相プロットを描画します。 書式:PlotPhase , 解説: • 各引数には、漸化式テーブルを指定する次のコマンドのみが入力可能です。 an、bn、cn、an+1、bn+1、cn+1、an+2、bn+2、cn+2、Σan、Σbn、Σcn、Σan+1、Σbn+1、Σcn+1、 Σan+2、Σbn+2、Σcn+2 • 漸化式テーブルに値が格納されていない数列名を指定すると、エラー(Memory ERROR) となります。 例: PlotPhase Σbn+1, Σan+1 x 軸を Σbn+1、y 軸を Σan+1 とする位相プロットが描画されます。 k
解説: • 最後に押したキーに対応するコード (下図の数値) を返します。 • このコマンドを実行する前にどのキーも押していなかった場合は、0 が返されます。 • このコマンドはループの中でも使うことができます。 Locate 機能:テキスト画面上の特定の位置に数値または文字列を表示します。 書式:Locate < 列番号 >, < 行番号 >, < 数値 > Locate < 列番号 >, < 行番号 >, < 数式 > Locate < 列番号 >, < 行番号 >, "< 文字 (列) >" (例)Locate 1, 1, "AB" パラメーター: • 行番号:1∼7 の数字 • 列番号:1∼21 の数字 • 数値および数式 • 文字(列) 解説: • 数値(変数メモリー内の数値を含む)または文字 (列)をテキスト画面の指定した場所に表示し ます。数式を入力した場合は、その計算結果を表示します。 8-20
• 数値や文字列を表示したい位置(下図を参照)に応じて、行番号には 1∼7、列番号には 1∼ 21 の範囲で数値を入力します。 (1, 1) → ← (21, 1) (1, 7) → ← (21, 7) 例: Cls_ Blue Locate 7, 1, "CASIO FX" 画面の中央に青色の文字列 “CASIO FX” を表示します。 • 上記のプログラムを実行する前に、ClrText コマンドを実行した方が良い場合があります。 Receive ( / Send( 機能:外部のデバイスと本機の間でデータを送受信します。 書式:Receive (< データ >)/ Send (< データ >) 解説: • 外部のデバイスと本機の間でデータを送受信します。 • 送受信できるデータのタイプは次の通りです。 • 変数に割り当てられている値 • 行列データに割り当てられているすべての値 (個々の値指定は不可) • リストデータに割り当てられているすべての値 (個々の値指定は不可) OpenComport38k / CloseComport38k 機能:3 ピン COM ポート (シリアル) を開閉します。
k 関係演算子 (RELATNL) =、≠、>、<、I I、H 機能:条件ジャンプとの組み合わせで使用します。 書式:< 左辺 > < 関係演算子 > < 右辺 > パラメーター: • 左辺/右辺:変数 (A∼Z、r、 ) 、数値定数、変数式 (A × 2 など) • 関係演算子:=、≠、>、<、I、H k 文字列操作コマンド 文字列とは、クォーテーションマーク(")で囲まれた文字のことです。プログラム内では、文 字列は表示文字の指定に使われます。数字や式から成る文字列( “123”、 “x − 1”など)は、計 算の対象とはなりません。 • 画面上の特定の位置に文字列を表示させるときは、Locate コマンド(8-20 ページ)を使い ます。 • 文字列内にクォーテーションマーク(")またはバックスラッシュ(\)を含めたい場合は、それ らの文字の前にバックスラッシュ(\) を置きます。 例 1:「"Tokyo"」を文字列内に含める "Japan:\"Tokyo\"" 例 2:「\abc」 を文字列内に含める "main\\abc" バ ッ ク ス ラ ッ シ ュ は、Program モ ー ド の 6 (
StrCmp( 機能:指定した 2 つの文字列を比較します (文字コード比較) 。 書式:StrCmp ("< 文字列 1>", "< 文字列 2>" [) ] 解説:大小の比較を文字コード表の数値で行い、比較の結果として次の値を返します。 "< 文字列 1>" = "< 文字列 2>" のときは、0 を返す。 "< 文字列 1>" > "< 文字列 2>" のときは、1 を返す。 "< 文字列 1>" < "< 文字列 2>" のときは、−1 を返す。 StrInv( 機能:入力した文字列を逆順にして返します。 書式:StrInv("< 文字列 >" [) ] StrJoin ( 機能:指定した 2 つの文字列を結合します。 書式:StrJoin ("< 文字列 1>", "< 文字列 2>" [) ] • このコマンドと同様の文字列操作を、“+”コマンドを使って行うことも可能です(8-24 ペー ジ)。 StrLeft( 機能:入力した文字列の左から n 番目までの文字列をコピーします。 書式:StrLeft ("< 文字列 >", n[) ](0 ≦ n ≦ 9999、n は自然数) StrLen (
StrRotate ( 機能:入力した文字列を、左方向 (または右方向) に n 文字分ローテーションした文字列を返し ます。 書式:StrRotate("< 文字列 >",[,n) ](−9999 ≦ n ≦ 9999、n は整数) 解説:n が正の場合は左方向に、負の場合は右方向に、n 文字分のローテーションが行われま す。n を省略すると n = 1 が使われます。 例:StrRotate ("abcde", 2)........ 文字列“cdeab”を返します。 StrShift ( 機能:入力した文字列を、左方向 (または右方向) に n 文字分シフトした文字列を返します。 書式:StrShift("< 文字列 >",[,n) ](−9999 ≦ n ≦ 9999、n は整数) 解説:n が正の場合は左方向に、負の場合は右方向に、n 文字分のシフトが行われます。シフ トされた文字数分だけ、文字列は短くなります。n を省略すると n = 1 が使われます。 例:StrShift ("abcde", 2)............
6.
例: Blue List 1 Red List 1 [3] - 下記のコマンドも Color コマンドと併用できます。それぞれの参照ページをご覧くださ い。 "< テキスト >"(8-26 ページ 「テキストの表示」 ) Locate (8-20 ページ) SetG-Color (8-29 ページ) Plot/Line-Color(8-29 ページ) • プログラムの中で Graph モードや Statistics モードの機能を使ってグラフを描画する際 にも、Color コマンドを使うことができます。詳しくは「プログラム内で関数式のグラフを 描画する」 (8-28 ページ)および 「プログラム内で統計計算や統計グラフの描画を実行する」 (8-31 ページ) を参照してください。 k プログラムの中で Paint コマンドを使う Paint コマンドは、グラフの塗りの濃さを指定するためのコマンドです。次の2つがありま す。 ColorNormal、ColorLighter • Paint コマンドは、!5(FORMAT)2(Paint Command) を押すと表示される次のダ イアログを使って入力します。
• 次の例のように、文字列の前に Color コマンドを付加することで、指定した色で文字列を画 面に表示することができます。 Blue "CASIO" • テキストの後に計算式が続くときは、テキストと計算式の間を必ず“^”で区切ってくださ い。 • テキストを 21 文字以上入力すると、改行されます。 • 最大 255 バイト分のテキストをコメント文として指定できます。 k プログラム内で行列の行成分編集を実行する プログラム内で行列の行成分編集を実行することができます。 • Run-Matrix モードに入り、MAT エディターを使って行列を入力してから、Program モードでプログラムを入力します。 u 行成分を入れ替える(Swap) 例 1 次の行列 2 行目と 3 行目の成分を入れ替える。 行列 A = 1 2 3 4 5 6 プログラムには、次の書式で入力します。 Swap A, 2, 3_ 入れ替える 2 つの行 行列名 Mat A このプログラムを実行すると、次の結果画面が表示されます。 u 行成分のスカラ一倍を求める(`Row) 例 2 例 1 の行列 A の 2 行目
u 行成分のスカラ一倍を別の行成分に加算する(`Row+) 例 3 例 1 の行列 A の 2 行目の成分のスカラ一倍を、3 行目の成分に加算する。乗数は 4 とす る。 プログラムには、次の書式で入力します。 `Row+ 4, A, 2, 3_ 加算される行 スカラ一倍を計算する行 行列名 乗数 Mat A u 行成分を加算する (Row+) 例 4 例 1 の行列 A の 2 行目と 3 行目の成分を加算する。 プログラムには、次の書式で入力します。 Row+ A, 2, 3_ 加算される行 加算する行 行列名 Mat A k プログラム内で関数式のグラフを描画する Graph モードの機能をプログラムに組み込んで、複雑なグラフを描いたり、複数のグラフを 重ねて表示させたりすることができます。プログラム内でグラフを描画するには、次の例の ような書式を使います。 • ビューウインドウ設定 View Window −5, 5, 1, −5, 5, 1_ • グラフ関数式の登録 Y = Type_ ........................
• Graph Color SetG-Color , < グラフ式の番号 > ... 番号: 1∼20 SetG-Color , < 漸化式の式記号 > ... 式記号: an+1、bn+1 など • Zoom Factor , ZoomAuto..........................................................パラメーターなし • Pict StoPict < ピクチャーメモリーの番号 >.........番号:1∼20 StoPict " フォルダー名 \ ファイル名 " RclPict < ピクチャーメモリーの番号 > .........
k プログラム内で背景画像を指定する セットアップ画面の “Background” (グラフ画面の背景への画像表示)を、プログラムを使っ て指定することができます。 • 背景画像を表示するときの構文 BG-Pict <ピクチャーメモリーの番号> [,a] .... 番号:1∼20 BG-Pict " フォルダー名 \ ファイル名 "[,a] 末尾に“a”を付加すると、背景画像を表示すると同時に画像が保持しているビューウインド ウ値がロードされます。 • 背景画像を表示しないとき (または表示中の背景画像を消すとき) の構文 BG-None k プログラム内でダイナミックグラフを描画する Dyna Graph モードの機能をプログラムに組み込んで、ダイナミックグラフを描画すること ができます。ダイナミックグラフを描画するには、次の例のような書式を使います。 • ダイナミックグラフの係数値の範囲指定 • ダイナミックグラフ式の入力 Y = Type_ ...
k プログラム内で漸化式の数表作成やグラフ描画を実行する Recursion モードの機能をプログラムに組み込んで漸化式の数表を作成したり、グラフを 描いたりすることができます。これらを実行するには、次の例のような書式を使ってプログ ラムを記述します。 • 数表の作成 • 漸化式の入力 an+1 Type_ ... 漸化式タイプの選択 DispR-Tbl "3an+2" → an+1_ • グラフの描画 "4bn+6" → bn+1_ DrawR-Con、DrawRΣ-Con .................. コネクトタイプのグラフを描画 • 数表範囲の設定 1 → R Start_ DrawR-Plt、DrawRΣ-Plt 5 → R End_ ..................
• マークの種類 (Mark Type) • カラーリンク (Color Link) の設定 (X&Y、OnlyX、OnlyY、On、Off、X&Freq) • グラフの描画色設定 (7 色 * 中の 1 つまたは自動設定 (ColorAuto)) グラフタイプの指定が “Pie” (円グラフ) の場合: • データ表示設定 (パーセンテージで表示 (%) または値で表示 (Data)) • パーセンテージデータの保存リスト指定 ( “None”またはリスト名) グラフタイプの指定が “Pie” (円グラフ) または “Hist” (ヒストグラム) の場合: • 塗りの色設定 (7 色 * 中の 1 つまたは自動設定 (ColorAuto)) • 塗りの濃さ設定 (標準 (ColorNormal) または淡色 (ColorLighter)) • 縁線の色設定 (7 色 * 中の 1 つまたは縁線なし (ColorClr)) グラフタイプの指定が “MedBox” (Med ボックスグラフ) の場合: • 外れ値 (Outliers) の表示 / 非表示設定 • 箱部分の縁線色設定 (7 色 * 中の 1 つ)
• Med ボックスグラフ: S-Gph1 DrawOn, MedBox, List 1, 1, 1, Yellow, Green, Blue, Red 外れ値(Outliers) の表示 / 非表示設定 (1: 表示する、0: 表示しない) 外れ値 (Outliers) の色 箱部分の縁線色 箱の両端から外側に伸びる線 (Whisker) の色 箱内側の塗り色 • 回帰グラフ:S-Gph1 DrawOn, Linear, List 1, List 2, List 3, Blue これと同じフォーマットを使って、次の種類のグラフを指定することができます。上の “Linear” の部分を該当するグラフの種類で置き換えて入力します。 1 次回帰グラフ ..............Linear 対数回帰グラフ .............Log Med-Med グラフ ..........Med-Med 指数回帰グラフ .............ExpReg (a · e^bx) ExpReg (a · b^x) 2 次回帰グラフ ..............Quad 3 次回帰グラフ ...........
k プログラム内で分布グラフを描画する 分布グラフを描画するには、専用のコマンドを使います。 u 正規累積分布グラフを描く DrawDistNorm , [, , ] 平均 *1 標準偏差 *1 上界 下界 *1 入力を省略できます。省略すると、 = 1、 = 0 として計算が実行されます。 p= 1 2πσ ∫ Upper – e (x – μμ)2 2σ 2 dx ZLow = Lower Lower – μ σ ZUp = Upper – μ σ •“DrawDistNorm”を実行すると指定した条件に従って上 式の演算が行われ、グラフが描画されます。このとき、 グラフ上の ZLow ≦ x ≦ ZUp の区間が塗りつぶされます。 • 同 時 に、 演 算 結 果 の p、ZLow、ZUp の 値 が そ れ ぞ れ 変 数 p、ZLow、ZUp に 格 納され、 p は Ans にも格納されます。 u スチューデントの t 累積分布グラフを描く DrawDistT , , 自由度 上界 下界
u カイ 2 乗( 2) 累積分布グラフを描く DrawDistChi , , 自由度 上界 下界 p= ∫ Upper Lower df 1 df Γ 2 × 1 2 2 df × x 2 –1 × e – x 2 dx •“DrawDistChi”を実行すると指定した条件に従って上式の演算が行われ、グラフが描画さ れます。このとき、グラフ上の Lower ≦ x ≦ Upper の区間が塗りつぶされます。 • 同時に、演算結果が p および Ans に格納されます。 u F 累積分布グラフを描く DrawDistF , , , 分母側の自由度 分子側の自由度 上界 下界 p= ∫ Upper Lower ndf + ddf 2 ndf × ndf × ddf ddf Γ Γ 2 2 Γ ndf 2 ndf × x 2 –1 ndf × x × 1+ ddf – ndf + ddf 2 dx •“DrawDistF”を実行すると指定した条件に従って上
k プログラム内で統計計算を実行する • 1 変数統計計算を実行するプログラムの書式は、次の通りです。 1-Variable List1, List 2 度数データ (Frequency) x 軸データ(XList) • 2 変数統計計算を実行するプログラムの書式は、次の通りです。 2-Variable List1, List 2, List 3 度数データ (Frequency) y 軸データ(YList) x 軸データ(XList) • 回帰計算を実行するプログラムの書式は、次の通りです。 LinearReg(ax+b) List1, List 2, List 3 度数データ (Frequency) 計算タイプ* y 軸データ(YList) x 軸データ(XList) * 次の計算タイプを指定することができます。 (ax+b タイプ) LinearReg (ax+b).......1 次回帰計算 LinearReg (a+bx).......1 次回帰計算 (a+bx タイプ) Med-MedLine ..............Med-Med 計算 QuadReg ..............
k プログラム内で分布計算を実行する • 以下の書式中で、 [] 内に示されている引数を省略した場合は、次の値が適用されます。 =1、 =0、tail=L(Left) • 以下の各関数の計算式は、 「統計演算式」 (6-62 ページ) をご覧ください。 u 正規分布 NormPD (:指定したデータに対する正規確率密度を返します。 書式:NormPD ([ x , , )] • x には単一の数値またはリストを指定可能です。演算結果は、変数 p および Ans(x がリスト の場合は ListAns) に格納されます。 NormCD (:指定したデータに対する正規累積確率を返します。 ] 書式:NormCD(Lower, Upper [, , ) • Lower、Upper に は そ れ ぞ れ 単 一 の 数 値 ま た は リ ス ト を 指 定 可 能 で す。 演 算 結 果 p、 ZLow、ZUp の各値は、変数 p、ZLow、ZUp にそれぞれ格納されます。また演算結果は Ans (Lower、Upper がリストの場合は ListAns) にも格納されます。 (Lower 値か U
InvTCD (:指定した p に基づいて、スチューデントの t 累積分布逆演算した Lower 値を返し ます。 書式:InvTCD(p,df [) ] • p には単一の数値またはリストを指定可能です。演算結果の Lower 値は、変数 xInv および に格納されます。 Ans (p がリストの場合は ListAns) u カイ 2 乗( 2) 分布 ChiPD(:指定したデータに対する 2 確率密度を返します。 書式:ChiPD (x,df [) ] • x には単一の数値またはリストを指定可能です。演算結果は、変数 p および Ans(x がリスト の場合は ListAns) に格納されます。 ChiCD (:指定したデータに対する 2 累積確率を返します。 書式:ChiCD (Lower,Upper,df [) ] • Lower、Upper にはそれぞれ単一の数値またはリストを指定可能です。演算結果は、変数 p および Ans (Lower、Upper がリストの場合は ListAns) に格納されます。 InvChiCD (:指定した p に基づいて、 2 累積分布逆演算した Lower
BinomialCD(:指定したデータに対する 2 項累積確率を返します。 書式:BinomialCD ([[Lower,] Upper,]n,P [) ] • Lower と Upper には、それぞれ単一の数値またはリストを指定可能です。演算結果は、変 数 p および Ans (または ListAns) に格納されます。 InvBinomialCD(:指定した p に基づいて、2 項累積分布逆演算した値を返します。 書式:InvBinomialCD(p,n,P [) ] • p には単一の数値またはリストを指定可能です。演算結果の X 値は、変数 xInv および Ans (p がリストの場合は ListAns) に格納されます。 u ポアソン分布 PoissonPD(:指定したデータに対するポアソン確率を返します。 書式:PoissonPD (x, [) ] • x には単一の数値またはリストを指定可能です。演算結果は、変数 p および Ans(x がリスト の場合は ListAns) に格納されます。 PoissonCD(:指定したデータに対するポアソン累積確率を返します。 書式:Poisson
u 超幾何分布 HypergeoPD(:指定したデータに対する超幾何確率を返します。 書式:HypergeoPD (x, n, M, N [) ] • x には単一の数値またはリストを指定可能です。演算結果は、変数 p および Ans(x がリスト の場合は ListAns) に格納されます。 HypergeoCD(:指定したデータに対する超幾何累積確率を返します。 書式:HypergeoCD ([Lower,] Upper, n, M, N [) ] • Lower と Upper には、それぞれ単一の数値またはリストを指定可能です。演算結果は、変 数 p および Ans (または ListAns) に格納されます。 InvHypergeoCD(:指定した p に基づいて、超幾何累積分布逆演算した値を返します。 書式:InvHypergeoCD (p, n, M, N [) ] • p には単一の数値またはリストを指定可能です。演算結果の X 値は、変数 xInv および Ans (p がリストの場合は ListAns) に格納されます。 k プログラム内で検定コマンドを使った計算を実行する • 以下の書
出力値: z、p、o1、o2、sx1、sx2、n1、n2 をそれぞれ同名の変数に格納し、さ らに ListAns の要素 1 から 8 に格納します。 OnePropZTest: 1 比率 Z 検定演算を実行します。 書式: OnePropZTest "p condition", p0, x, n 出力値: z、p、p̂、n をそれぞれ同名の変数に格納し、さらに ListAns の要素 1 から 4 に格納します。 TwoPropZTest: 2 比率 Z 検定演算を実行します。 書式: TwoPropZTest "p1 condition", x1, n1, x2, n2 出力値: z、p、p̂1、p̂2、p̂、n1、n2 をそれぞれ同名の変数に格納し、さらに ListAns の要素 1 から 7 に格納します。 u t 検定 OneSampleTTest: 1 標本 t 検定演算を実行します。 書式: OneSampleTTest " condition", 0, o, sx, n OneSampleTTest " condition", 0, List[, Freq
u カイ 2 乗( 2) 検定 ChiGOFTest: カイ 2 乗 ( 2) 適合度検定演算を実行します。 書式: ChiGOFTest List1, List2, df, List3 List1 は観測値のリスト(Observed)、List2 は期待度数の出力先リ スト (Expected)、List3 は寄与値の出力先リスト (CNTRB) です。 出力値: 2、p、df をそれぞれ同名の変数に格納し、さらに ListAns の要素 1 から 3 に格納します。また、List3 に寄与値のリスト(CNTRB)を格 納します。 ChiTest: 書式: 出力値: 独立性検定演算を実行します。 カイ 2 乗 ( 2) ChiTest MatA, MatB MatA は観測値の行列(Observed)、MatB は期待度数の出力先行列 (Expected) です。 2、p、df をそれぞれ同名の変数に格納し、さらに ListAns の要素 1 から 3 に格納します。また、MatB に期待度数の行列を格納します。 u F 検定 TwoSampleFTest: 2 標本 F 検定演算を
TwoWayANOVA: 二元配置分散分析演算を実行します。 書式: TwoWayANOVA List1, List2, List3 List1 は因子 A の水準が入っているリスト (Factor A)、List2 は因 子 B の水準が入っているリスト(Factor B)、List3 は標本のデータ として使うリスト (Dependnt)です。 出力値: Adf、Ass、Ams、AF、Ap、Bdf、Bss、Bms、BF、Bp、ABdf、 ABss、ABms、ABF、ABp、ERRdf、ERRss、ERRms を、それぞれ 変 数 Adf、SSa、MSa、Fa、pa、Bdf、SSb、MSb、Fb、pb、ABdf、 SSab、MSab、Fab、pab、Edf、SSe、MSe に格納します。 また、MatAns に次のように各出力値を格納します。 MatAns = Adf Ass Ams AF Ap Bdf Bss Bms BF Bp ABdf ABss ABms ABF ABp ERRdf ERRss ERRms k プログラム内で財務計算を実行する u セットアップ関連
• 複利計算 • 複利計算のすべての関数で、P/Y、C/Y は省略可能です。省略した場合は P/Y = 12、 C/Y = 12 として計算が実行されます。 •“Cmpd_n(” 、 “Cmpd_I% (” 、 “Cmpd_PV(” 、“Cmpd_PMT (” 、 “Cmpd_FV(”の各複利計 算関数を使って計算を実行すると、入力した引数や計算結果はそれぞれ該当する変数 (n、 I%、PV など)に保存されます。その他の財務計算関数を使った計算時は、入力した引数や 計算結果は変数には保存されません。 Cmpd_n: 複利期間の数を返します。 書式: Cmpd_n (I%, PV, PMT, FV, P/Y, C/Y) Cmpd_I %: 年利の数値を返します。 書式: Cmpd_I% (n, PV, PMT, FV, P/Y, C/Y) Cmpd_PV: 現在の金額 (分割払いでは借入金、 預金では元金) を返します。 書式: Cmpd_PV (n, I%, PMT, FV, P/Y, C/Y) Cmpd_PMT: 定期的な等額入出金額 (分割払いでは支払額、 預金では預入額) を返
• 金利変換 Cnvt_EFF: 表面金利から実効金利に変換した金利の値を返します。 書式: Cnvt_EFF (n, I%) Cnvt_APR: 実効金利から表面金利に変換した金利の値を返します。 書式: Cnvt_APR (n, I%) • 原価、 販売価格、 粗利計算 Cost: 指定した販売価格と粗利に基づいて、原価の値を返します。 書式: Cost (Sell, Margin) Sell: 指定した原価と粗利に基づいて、販売価格の値を返します。 書式: Sell (Cost, Margin) Margin: 指定した原価と販売価格に基づいて、粗利の値を返します。 書式: Margin (Cost, Sell) • 日数計算 Days_Prd: 指定した d1 から d2 までの日数を返します。 書式: Days_Prd (MM1, DD1, YYYY1, MM2, DD2, YYYY2) • 債券計算 Bond_PRC: 指定した条件に基づいた購入価格、経過利息、経過利息を含んだ価格を、リ スト形式で返します。 書式: Bond_PRC(MM1, DD1
7.
Σa n+2 Σb n Σb n+1 Σb n+2 Σc n Σc n+1 Σc n+2 a0 a1 RANGE GRHCLR Σ a n+2 Σb n Σb n+1 Σb n+2 Σc n Σc n+1 Σc n+2 Sel_a 0 Sel_a 1 SetG-Color_ STAT FMax Σ( logab Int÷ Rmdr Simp x̂ ŷ DIST StdDev Var K キー レベル 1 LIST MAT/VCT COMPLEX CALC レベル 2 レベル 3 コマンド List Lst→Mat Dim Fill( Seq Min Max Mean Med Augment Sum Prod Cuml % ΔList Mat Mat→Lst Det Trn Augment Identity Dim Fill( Ref Rref Vct DotP( CrossP( Angle( UnitV( Norm( i Abs Arg Conjg ReP ImP 'r∠θ 'a+bi Solve List_ List→Mat( Dim_ Fill( Seq( Min( Max(
TMPR VELOCITY MASS FORCE PRESSURE ENERGY POWER HYPERBL sinh cosh h day week yr s-yr t-yr °C K °F °R m/s km/h knot ft/s mile/h u mg g kg mton oz lb slug ton(short) ton(long) N lbf tonf dyne kgf Pa kPa mmH 2O mmHg atm inH 2O inHg lbf/in² bar kgf/cm² eV J calth cal15 calIT kcalth kcal15 kcalIT I-atm kW• h ft• lbf Btu erg kgf• m W calth /s hp ft• lbf/s Btu/min [h] [day] [week] [yr] [s-yr] [t-yr] [°C] [K] [°F] [°R] [m/s] [km/h] [knot] [ft/s] [mile/h] [u] [mg] [g] [kg] [mton] [oz] [lb] [slug] [ton(short
CASH NPV IRR PBP NFV BAL INT PRN ΣINT ΣPRN EFF APR Cost Sell Margin PRD PRC YLD AMORTZN CONVERT COST DAYS BOND Cash_NPV( Cash_IRR( Cash_PBP( Cash_NFV( Amt_BAL( Amt_INT( Amt_PRN( Amt_ΣINT( Amt_ΣPRN( Cnvt_EFF( Cnvt_APR( Cost( Sell( Margin( Days_Prd( Bond_PRC( Bond_YLD( GRAPH PTS J キー レベル 1 V-WIN レベル 2 X Y T,θ R-X R-Y R-T, θ FACTOR STAT Xfct Yfct X Y レベル 3 min max scale dot min max scale min max pitch min max scale dot min max scale min max pitch n x Σx 2 Σx σx sx minX maxX y Σy 2 Σy Σxy σy
C1 C2 a nStart b nStart CnStart EQUATION FINANCE Result SimRes SimCoef PlyRes PlyCoef n I% PV PMT FV P/Y C/Y Str c1 c2 a n Start b n Start c n Start R_Result Sim_Result Sim_Coef Ply_Result Ply_Coef n I% PV PMT FV P/Y C/Y Str_ レベル 1 CONTROL JUMP レベル 2 レベル 3 If Then Else IfEnd For To Step Next While WEnd Do LpWhile Prog Return Break Stop Lbl Goto ⇒ Isz Dsz Menu ? ^ CLEAR DISPLAY Text Graph List Mat Vct Stat Graph Dyna FUNCTAB RECRTAB Table Gph-Con Gph-Plt Table Phase RELATNL I/O : STR !J(PR
S-L-Broken S-L-Dot S-L-Thin G-Connect G-Plot DerivOn DerivOff BG-None BG-Pict_ *8 (8-53 ページ参照 ) FuncOn FuncOff SimulOn SimulOff S-WindAuto S-WindMan File_ LocusOn LocusOff VarRange VarList_ Σ dispOn ΣdispOff Resid-None Resid-List_ Real a+bi r∠θ d/c ab/c Y=DrawSpeedNorm Y=DrawSpeedHigh DateMode365 DateMode360 PmtBgn PmtEnd PeriodsAnnual PeriodsSemi IneqTypeIntsect IneqTypeUnion SimplfyAuto SimplfyMan Q1Q3TypeStd Q1Q3TypeOnData Plot/Line-Color_ ····· ······ — DRAW DERIV BACK FUNC SIMUL SGV-WIN LIST LOCUS T
xor xnor 'Dec 'Hex 'Bin 'Oct xor xnor DISPLAY 'Dec 'Hex 'Bin 'Oct レベル 3 *1 Exp *2 MARK STICK %DATA !J(PRGM) キー レベル 1 Prog JUMP レベル 2 レベル 3 Lbl Goto ⇒ Isz Dsz Menu ? ^ RELATNL コマンド Prog_ Lbl_ Goto_ ⇒ Isz_ Dsz_ Menu_ ? ^ = ≠ > < ≥ ≤ : = ≠ > < ≥ ≤ : None COLOR LINK *3 X *4 EXP *5 NORM t CHI !m(SET UP) キー レベル 1 レベル 2 レベル 3 F コマンド Dec Hex Bin Oct Dec Hex Bin Oct BINOMIAL POISSON !f(FORMAT) キー レベル 1 1:Black 2:Blue 3:Red 4:Magenta 5:Green 6:Cyan 7:Yellow レベル 2 レベル 3 GEO コマンド Bl
*7 K6(g)1(CONVERT) に含まれる単位 換算コマンドは、アドイン・アプリケーショ ン “Metric Conversion”をインストールし ている場合に限り、使用可能です。 8 * “OPEN”を選択すると、画像ファイルを指 定するためのダイアログが表示されます。 このダイアログで画像ファイルを指定する と、その保存メモリー上の場所 (フォルダー 名とファイル名)が入力されます (例:"Pict\ Pict01.
8.
* 表中の“ ” は半角スペースを表します。 コマンド 文字列 コマンド 文字列 コマンド 文字列 f femto 7 7 m m p pico 8 8 n n n nano 9 9 o o μ micro : : p p m milli ; ; q q k kilo < < r r M Mega = = s s G Giga > > t t T Tera ? ? u u P Peta @ @ v v E Exa A A w w ^ Disps B B x x ↵ (CR) C C y y → -> D D z z E Exp E E { { ≤ <= F F | | ≠ <> G G } } ≥ >= H H ~ ˜ ⇒ => I I Pol( Pol( f1 f1 J J sin sin f2 f2 K K cos cos f3 f3 L
コマンド 文字列 e^ コマンド e^ 文字列 Int Not Not ∑xy Int コマンド Intg Intg Sigmaxy Plot Plot 文字列 Det Det Arg Arg Conjg Conjg ReP ReP ImP ImP ^ ^ × ½ Lbl Lbl or or Fix Fix d/dx( d/dx( ! ! Sci Sci d /dx ( d^2/dx^2( r rad Dsz Dsz Solve( Solve( minY minY Isz Isz Σ( Sigma( minX minX Factor Factor FMin( FMin( n Statn ViewWindow ViewWindow FMax( FMax( Line Line 2 2 sinh 1 sinh^−1 Goto Goto Seq( Seq( 1 cosh^−1 Prog Prog Min( Min( tanh 1 tanh^−1 cos
コマンド コマンド 文字列 文字列 コマンド 文字列 Not Xt GraphXt Xor PV Financial PV Not PMT Financial PMT Xor FV Financial FV List1 List1 Σbn+ 1 List2 List2 Σcn+ 1 List3 List3 Σan+2 List4 List4 Σbn+ 2 Sigmabn+2 List5 List5 Σcn+2 Sigmacn+2 List6 List6 Int÷ Q1 Q1 Rmdr Q3 Q3 Fa x1 x1 n1 y1 y1 n2 n2 [h] [h] x2 x2 x̄1 x-bar1 [day] [day] y2 y2 x̄2 x-bar2 [week] [week] x3 x3 sx1 sx1 [yr] [yr] y3 y3 sx2 sx2 [s-yr] [s-yr] sp Sxp [t-yr] [t-yr] [Centigrade]
コマンド 文字列 コマンド [m] [m] コマンド 文字列 [kcalIT] [kcalIT] Bar [km] [km] If If DotG [Mil] [Mil] Then Then 1-Variable [in] [in] Else Else [ft] [ft] IfEnd For IfEnd 文字列 Bar DotG 1-Variable 2-Variable 2-Variable LinearReg(ax+b) LinearReg(ax+b) Med-MedLine Med-MedLine [yd] [yd] [fath] [fath] To To QuadReg QuadReg [rd] [rd] Step Step CubicReg CubicReg QuartReg QuartReg For [mile] [mile] [n mile] [n_mile] While While LogReg LogReg [acre] [acre] WhileEnd WhileEn
コマンド 文字列 コマンド 文字列 コマンド 文字列 GridLine FuncOn FuncOn GridOn GridOn SimulOn SimulOn Exp(a·b^x) Exp(a^bx) AxesOn AxesOn D Var CoordOn CoordOn DrawDistT DrawDistT LabelOn DrawDistChi DrawDistChi DrawDistF DrawDistF GridLine D Var Xdot RightXdot DrawDistNorm Xdot R-Xdot DrawDistNorm Q1Q3TypeStd Q1Q3TypeStd LabelOn VarRange VarRange DerivOn DerivOn Q1Q3TypeOnData Q1Q3TypeOnData LocusOn LocusOn None None ΣdispOn SigmadispOn StickLength StickLength G SelOn StickHoriz S
コマンド FPD( 文字列 コマンド 文字列 FPD( OneSampleTTest OneSampleTTest FCD( FCD( TwoSampleTTest TwoSampleTTest InvFCD( InvFCD( LinRegTTest LinRegTTest BinomialPD( BinomialPD( ChiGOFTest ChiGOFTest BinomialCD( BinomialCD( ChiTest ChiTest InvBinomialCD( InvBinomialCD( TwoSampleFTest TwoSampleFTest PoissonPD( PoissonPD( OneWayANOVA OneWayANOVA PoissonCD( PoissonCD( TwoWayANOVA TwoWayANOVA InvPoissonCD( InvPoissonCD( x1InvN x1InvN GeoPD( GeoPD( x2InvN x2InvN GeoCD( GeoCD( xInv I
9. ライブラリー編 • プログラミングする前に、残りバイト数を確認してください。 プログラム名 素因数分解 解説 このプログラムは、与えられた自然数 A を、B = 2、3、5、7 ...
プログラム名 楕円 解説 このプログラムは、楕円の焦点、軌跡と焦点間の距離の和、X の刻み幅(増分)の入力値に基 づいて、次の値の数表を表示します。 Y1:楕円の上半分の座標値 Y2:楕円の下半分の座標値 Y3:右焦点と軌跡との距離 Y4:左焦点と軌跡との距離 Y5:Y 3 とY 4 の和 続いてこのプログラムは、焦点、Y 1、Y 2 の値をプロットします。 目的 楕円の軌跡と 2 つの焦点との間の距離の和が等しいことを示します。 dw baw bw w 8-62
第9章 表計算 (スプレッドシート) スプレッドシートは、強力で応用範囲の広い表計算機能です。 本章で説明するすべての操作は、Spreadsheet モードで行います。 1.
eActivity モードでの Spreadsheet ストリップ使用時の制約について Spreadsheet モードでは、最大で約 30KB のスプレッドシートファイルを作成できます。 一方 eActivity モードでは、使用できるメインメモリーの最大容量 (通常の約半分で 30KB 弱)のさらに約半分 (最大 15KB 弱)が、eActivity モード内の Spreadsheet ストリップ で取り扱うことが可能な、スプレッドシートの最大ファイルサイズとなります。このため、 eActivity に Spreadsheet ストリップを挿入してスプレッドシートを操作する場合、容量不 足による制約が発生することがあります。例えば次のような入力や設定を行った場合が該当 します。 (1) スプレッドシートのセル A1∼A999、B1∼B999、C1∼C520 に数値データを入力 この場合、eActivity の Spreadsheet ストリップでは、A1∼A999 と B1∼B80 だけ しか表示されません。 (2) スプレッドシートにデータを何も入力せずに、下記の条件付き書式を A1∼A999 と B1
セルへのデータ入力中のファンクションメニュー • {GRAB} ... セルの参照名を入力するための GRAB モードに入る • {$} ... セルの絶対参照コマンド ($) を入力する • {:} ... セルの範囲指定コマンド (:) を入力する • {If} ... CellIf (コマンドを入力する • {CELL} ... 次の各コマンドを入力するためのサブメニューを表示する •“CellMin (” 、 “CellMax (” 、 “CellMean(” 、 “CellMedian(” 、 “CellSum(” 、 “CellProd(” • {RELATNL} ... 次の関係演算子を入力するためのサブメニューを表示する •“ = ” 、 “≠”、 “>” 、 “<” 、 “I” 、“H” 2. スプレッドシートの基本操作 ここでは、スプレッドシートのファイル操作、セルカーソルの移動やセルの選択操作、およ びセルへの各種データの入力と編集の操作について説明します。 k スプレッドシートのファイル操作 u 新規ファイルを作成するには 1. 1 (FILE) 1 (NEW) を押す。 2.
u ファイルを削除するには 1. 1 (FILE) 2 (OPEN) を押す。 2. ファイルの一覧が表示されるので、f/c を使ってファイルを選択し、1 (DELETE)を 押す。 3. 削除して良いかを確認するポップアップウインドウが表示される。削除して良い場合は 1 (Yes) を、削除しない場合は 6 (No)を押す。 4. ファイル一覧からスプレッドシート画面に戻るには、J を押す。 • 現在開いているファイルを削除した場合は、“SHEET”という名前の新しいファイルが自 動的に作成され、そのスプレッドシート画面が表示されます。 k CSV ファイルとスプレッドシートの間でデータを転送する 本機で保存した CSV ファイルやパソコンから本機に転送した CSV ファイルを、スプレッド シートに読み込むことができます。また、スプレッドシートを CSV ファイルとして保存する ことができます。 u CSV ファイルをスプレッドシートに読み込むには 1. 読み込みたい CSV ファイルを用意する。 •「読み込み時の CSV ファイル条件」 (3-15 ページ) を参照してください。 2.
• スプレッドシート上の式データは、出力されません。代わりに計算結果の数値のみが出 力されます。 • スプレッドシート上の ERROR セルのデータは、空白データとして出力されます。 2. 1(FILE)5(CSV)2(SAVE・AS) を押す。 • フォルダーの選択画面が表示されます。 3. CSV ファイルを保存したいフォルダーを選択する。 • ルートディレクトリーに保存したい場合は、 “ROOT” を選びます。 • その他のフォルダーに保存したい場合は、f/c を使って希望するフォルダーを反転さ せ、1(OPEN) を押します。 4. 1(SAVE・AS) を押す。 5.
k セルを選択する(セルカーソルを使う) セルカーソルは、スプレッドシート上で現在選択されているセル位置を示す目印です。太い 枠線で囲まれているセルが、セルカーソルの現在位置です。 セルカーソル エディットボックス 単独のセルにセルカーソルがある場合は、そのセルの内容がエディットボックスに表示され ます。この状態で、そのセルの内容を編集することができます。複数のセルにセルカーソル がある場合は、セルの選択範囲がエディットボックスに表示されます。この状態では、選択 範囲のセルのコピーや削除など、一括編集が実行できます。 u セルを選択するには このセルを選択するには: この操作を行う: 単一のセル カーソルキーを使って選択したいセルにセルカーソル を移動するか、JUMP コマンドを使って希望するセ ルにセルカーソルを移動する。 特定範囲のセル 「特定範囲のセルを選択するには」 (9-7 ページ)を参 照。 行全体 全選択したい行の A 列にセルカーソルを移動し、d を押す。例えば A2 にセルカーソルを置いて d を押 すと、2 行目全体(A2 から Z2 まで)が選択され、エ ディットボック
u JUMP コマンドを使ってセルカーソルを移動するには このセルに移動するには: この操作を行う: 特定のセル 1. 2 (EDIT) 4 (JUMP) 1 (GO) を押す。 2. 表示されるポップアップウインドウに、移動先の セル位置 (A1∼Z999)を入力する。 3. w を押す。 現在の列の 1 行目 2 (EDIT) 4 (JUMP)2 (TOP ↑) を押す。 現在の行の A 列 2 (EDIT) 4 (JUMP)3 (TOP ←) を押す。 現在の列の末尾行 2 (EDIT) 4 (JUMP) 4 (BTM ↓) を押す。 現在の行の Z 列 2 (EDIT) 4 (JUMP)5 (BTM →) を押す。 u 特定範囲のセルを選択するには 1. 選択したい範囲のセルの始点にセルカーソルを移動する。 • 始点として行全体、または列全体を選ぶこともできます(選択の操作は、9-6 ページの 「セルを選択するには」 をご覧ください) 。 2. !i(CLIP) を押す。 • セルカーソルの表示が、太枠囲いから二重枠囲いに変わります。 3.
u セルに入力済みのデータを編集(部分修正)するには 1. データを編集したいセルにセルカーソルを移動する。 2. 2 (EDIT) 3 (CELL) を押す。 • エディットボックスの内容表示が右詰めから左詰めに 変わります。エディットボックスの先頭に文字カーソ ルが現れ、セルの内容を文字単位で編集することがで きる状態になります。 3. e/d を使って文字カーソルを移動し、セル内の文字を編集する。 • 入力途中で入力をキャンセルするには、次の操作を行う前に J を押します。セルの内 容が、手順 1 の状態に戻ります。 4.
項目名 入力する内容 Expr 数列を作成するための関数式を入力する。 入力例:a+ (X)x+bw (X2+1) Var Expr に入力した関数式中の変数名を入力する。 入力例:a+ (X) w (X) Start Var で指定した変数に代入する値の初期値 (X1) を入力する。 入力例:cw End Var で指定した変数に代入する値の上限値 (Xn) を入力する。 入力例:baw Incre X1 の次の値 (X2 = X1 + m) 、その次の値 (X3 = X2 + m) 、…を得るため の間隔値 m を入力する。数列は、X1 +(n − 1)m ≦ Xn の範囲で生成さ れます。 入力例:cw 1st Cell 数列の最初の値を入力したいセルの参照名 (A1、B2 など)を入力する。 手順 1 で指定したセルを変更したい場合のみ、入力してください。 入力例:al (B)bw (B1) • 各項目を入力して w を押すたびに、次の項目にセルカーソルが移動します。f/c を 使ってセルカーソルを上下に移動することもできます。 • 次の操作を行うと、指定したセルを始点とし
このように、他のセルの値を参照して計算を行うことを主目的とした文字列が、定義式です。 形式的には、先頭に等号 (=)の付いた式は、すべて定義式として扱われます。定義式を記述 する際は、数値や演算子、セルの参照名のほかに、本機の内蔵関数コマンド (2-12 ページ)や Spreadsheet モード専用コマンド (9-17 ページ)を使うことができます。 u 定義式の入力例 A 1 B PRICE C QUANTITY TOTAL 2 35 15 525 3 52 15 780 4 78 20 1560 操作手順 1. 1 行目のテキスト、および A2∼B4 の数値を、順次各セルに入力する。 2. セルカーソルを C2 に移動し、A2 × B2 の計算を実行する定義式を入力する。 !. (=) av (A) c*al (B) cw 3.
u GRAB コマンドを使ってセルの参照名を入力するには セル B1 にセルカーソルを移動し、次のキー操作を行います。 !.
u セルの書式を設定するには 1. 書式を設定したいセル範囲を選択する。 2. !5(FORMAT) を押して、書式ダイアログを表示す る。 3. ダイアログ上で、次の操作を行う。 これを指定するには: この操作を行う: 文字色を指定する 1(Char Color) を押し、希望する色を 1 から 8 の キーを押して指定する。 セルの色を指定する 2(Area Color) を押し、希望する色を 1 から 8 の キーを押して指定する。 セルの塗りの濃さを指定する 3(Paint Style) を押し、塗りの濃さを標準にするには 1(Normal) を、淡くするには 2(Lighter) を押す。 4. ダイアログ上で行った指定を反映するには、書式ダイア ログの表示中に J を押す。 k セルの内容をコピー&ペーストする コピー&ペーストの操作によって、単一またはある範囲のセルの内容を、別の位置に貼り付 けることができます。一度コピーの操作を行うと、異なるセル (またはセル範囲)に対して繰 り返し、貼り付け操作を実行できます。 u コピー&ペーストするには 1.
4. 1 (PASTE) を押す。 • 指定したセルにコピー元の内容が貼り付けられます。 • 引き続き他の位置への貼り付けを行うには、手順 3 と 4 の操作を繰り返します。 5.
4.
• Cell Range に表示されている範囲のセルがデータを含む場合、そのデータは次の操作を 行うことで上書きされます。 4. 6 (EXE) または w を押す。 • 指定範囲セルへの定義式の自動入力が実行されます。 k データを並べ替える 定数データのみを含む 1 行 N 列 (または N 行 1 列)の範囲を指定して、データを並べ替えるこ とができます。 u データを並べ替えるには 1. データの並べ替えを実行したい 1 行 N 列 (または N 行 1 列) の範囲を選択する。 •「特定範囲のセルを選択するには」 (9-7 ページ) をご覧ください。 • 指定範囲内に定数以外のデータが含まれているとエラー(Syntax ERROR)となります。 2.
u 行/列単位で空白のセルを挿入するには 1. 次の操作を行い、空白行と空白列を挿入したい位置と、行数および列数を指定する。 • 行を挿入するには: 挿入したい位置のすぐ下の行から、挿入したい行数分だけ選択します。 例えば 2 行目の上に 3 行分挿入したい場合は、A2:A4 や B2:C4 などのように選択する ことができます。 • 列を挿入するには: 挿入したい位置のすぐ右の行から、挿入したい列数分だけ選択します。 例えば B 列の左に 3 列分挿入したい場合は、B2:D4 や B10:D20 などのように選択する ことができます。 2. 4 (INSERT) を押す。 • 行または列挿入の待機状態となります。もし操作をキャンセルするなら、ここで J を 押します。 3.
3.
コマンド CellSum ( (総和を返す) 解 説 指定した範囲のセルに含まれる値の総和を返します。 入力キー操作:5 (CELL)5 (Sum) 書式:CellSum(始点のセル:終点のセル [) ] 使用例:=CellSum (A3:C5) A3:C5 の範囲のセルに含まれる全データの総和を返す。 CellProd( (総積を返す) 指定した範囲のセルに含まれる値の総積を返します。 入力キー操作:5 (CELL)6 (Prod) 書式:CellProd(始点のセル:終点のセル [) ] 使用例:=CellProd(B3:B5) B3:B5 の範囲のセルに含まれる全データの総積を返す。 k Spreadsheet モード専用コマンドの操作例 セル範囲 A1:B5 に含まれる全データの総和を求める定義式を、セル C1 に入力します。定義 式には、Spreadsheet コマンドの CellSum(を使います。A1:B5 には、データが入力済み とします。 1. セルカーソルを C1 に移動し、次のキー操作を行う。 !.
4.
•式 (Type: Expression) 単一または複数のセル参照を含む任意の式(例:“CelMin(A1:B10) H C1”)を、条件として 使用します。任意の式を条件として入力するので、例えば次のような、より自由な設定が可 能です。 • A1 × 30 > 100 のとき、A1 の文字色を青にする。 • CellSum(B1:B30) H A1 の と き A1 の 文 字 色 を 青 に、A1 < CellSum(B1:B30) の と き A1 の文字色を赤にする。 k 条件付き書式を設定する ここでは条件付き書式を設定するための基本的な操作の流れを示します。個別の設定内容等 の詳細は、手順中で示されている参照先でご確認ください。 u 条件付き書式を設定するには 1. 条件付き書式を登録したいセルまたはセル範囲を選択する。 2. 6(g)5(CONDIT) を 押 し て 条 件 設 定 画 面 を 表 示 す る。 3.
• 書式設定が済むと、 “Format” の行に書式のサンプルが表示されます。 → 7. 2 つ目の条件を設定したい場合は、その条件についても手順 3∼6 の操作を行う。 8. 設定が済んだら J を押す。 • 手順1の画面に戻ります。条件付き書式を設定したセルにセルカーソルがあるときは、 ステータスバーに アイコンが表示されます。 u 条件のタイプとして Value Of Cell を選んだときの条件設定 以下は「条件付き書式を設定するには」 (9-20 ページ)の手順 4 で“Value Of Cell”を選んだ場 合の条件設定です。 • Expre (Expression) ... 設定対象のセルに入力された値を “Cell” とする条件式を、ファンク ションメニューを使って選択します。ファンクションメニューに表示されている式が、その まま条件式を表します (メニュー上では“Cell” の代わりに“C” と表示されています) 。 • V1、V2 (Value 1、Value 2) ...
u 条件のタイプとして Expression を選んだときの条件設定 以下は「条件付き書式を設定するには」 (9-20 ページ)の手順 4 で“Expression”を選んだ場合 の条件設定です。 Expre (Expression) この行には、条件の真偽判定に使う条件式を、直接入力します。入力の要領は、基本的には スプレッドシート画面上で各セルに入力可能な “=”で始まる式を入力するときと、ほぼ同じで す。ただし、次の点が異なります。 • 式の先頭には、 “=” を入力しないでください。 • ファンクションメニューの内容は、2(TYPE) を除いて、セルの編集中に表示されるもの とまったく同じです。2 以外のメニュー項目の使い方については、次の各項目を参照して ください。 -「セルの参照名 (A1、B2 など) を入力する」 (9-10 ページ) -「セルの相対参照名と絶対参照名について」 (9-11 ページ) -「3. Spreadsheet モード専用コマンドの利用」 (9-17 ページ) • 2(TYPE) を押すと、次のサブメニューが表示されます。 - 1($) ...
u 条件付き書式を削除にするには 1. 条件付き書式を削除したいセルまたはセル範囲を選択する。 • 手順 2 の操作を行うと、条件付き書式だけでなく、セルに設定されている通常の書式設 定(文字色、セルの色、セルの塗り) も同時にクリアーされます。 2. 5(CLEAR)2(FORMAT) を押す。 k 条件付き書式の設定例 ここでは、セル B3:C4 の範囲に次のような条件付き書式を登録する場合の操作例を示しま す。各セルには、あらかじめ数値が入力されているものとします。 条 件 セルに入力された値 (=C)が この条件のとき: この書式を適用する: 文字色 セルの色 セルの塗り Condition 1 C<0 Red Yellow Normal Condition 2 0 H C H 100 Blue Magenta Lighter u 操作手順 1. B3:C4 の範囲を選択を選択する。 2. 6(g)5(CONDIT) を押して条件設定画面を表示する。 •“Condition1” が表示されているので、そのまま設定を行います。 3.
8. J を押す。 • 手順1の画面に戻ると同時に、設定した条件に応じた 書式が各セルに適用されます。 • 多数のセルを選択して条件付き書式の設定を行うと、計算結果の表示に時間がかかることが あります。 • 条件付き書式が設定されたセルが多数ある場合、セルの編集や再計算に時間がかかることが あります。 5.
3. 6 (g) 1 (GRAPH) を押してグラフメニューを表示し、1 (GRAPH1)を押す。 • 手順2で選択した範囲のデータに基づいて、グラフ (散布図) が描画されます。 • ここで描画されるグラフは、Spreadsheet モードの 統計グラフ描画の初期設定によるものです。グラフの 描画設定は、グラフメニューで 6 (SET)を押すと表 示される描画設定画面で行います。詳しくは 「統計グ ラフの描画設定画面の操作」 (下記) をご覧ください。 k 統計グラフの描画設定画面の操作 統計グラフの描画設定画面を使うと、グラフ描画に使うデータの範囲指定や、描画するグラ フのタイプを選ぶことができます。 u 統計グラフの描画設定を行うには 1. 統計計算に使うデータをスプレッドシートに入力し、グラフの描画に使うセル範囲を選択 する。 • この操作は必須ではありません。描画設定を行ってからデータを入力したり、グラフの 描画に使うセル範囲を後から指定しなおすこともできます。 2.
項目名 設定内容 XCellRange (XCellRange)に割り当てるデータ グラフ描画時に x 軸 を、セルの範囲で指定します。Graph Type で選択した グラフの種類によっては、XCellRange のみが表示され ます。 YCellRange (YCellRange)に割り当てるデータ グラフ描画時に y 軸 を、セルの範囲で指定します。 Frequency 描画元データとして度数分布表を使う場合の度数列に割 り当てるデータを、セルの範囲で指定します。度数を使 わない場合は、1 (1) を選択します。 Mark Type グラフ上で値をプロットする際に使う点の形 (ⵧ、 を指定します。 、䊏) 3.
• この画面上の各統計値の意味については、 「2 変数統計の計算結果を数値で表示する」 (6-19 ページ) をご覧ください。 3. スプレッドシート画面に戻るには、J を押す。 k 統計計算のデータ範囲指定画面の操作 統計計算に使うデータの範囲指定は、専用の設定画面 (統計グラフの描画設定画面とは別の画 面)で行います。 u 統計計算のデータ範囲指定を行うには 1. 統計計算に使うデータをスプレッドシートに入力し、その範囲のセルを選択する。 2.
k Statistics モードと Spreadsheet モードのファンクションメニュー対 応一覧 Statistics モード、Spreadsheet モードともに、統計グラフの機能には {GRAPH}、統 計計算/回帰計算の機能には {CALC}の各ファンクションメニューからアクセスします。これ らのメニュー内のサブメニュー構成は、Statistics モード、Spreadsheet モード共通で す。各メニュー項目について詳しくは、下表の参照先をご覧ください。 メニュー項目 参照先 {GRAPH} - {GRAPH1} 「統計グラフの描画設定について」 (6-1 ページ) {GRAPH} - {GRAPH2} {GRAPH} - {GRAPH3} {GRAPH} - {SELECT} 「グラフを描く/描かないを設定するには」 (6-7 ページ) {GRAPH} - {SET} 「統計グラフの描画設定について」 (6-1 ページ) 「グラフ描画設定を行う」 (6-2 ページ) 「グラフ描画設定画面を表示するには」 (6-3 ページ) 「統計グラフの描画設定画面の操作」 (9-25 ページ)
• グラフタイプが円グラフの場合、 “Color Link”が “Off”以外のときは、 “Pie Area”の設定は 自動的に“Link” となり、変更できません。 • グラフタイプが棒グラフの場合、“Color Link”が “Off”以外のときは、“Data1 Area”、 “Data1 Border” 、 “Data2 Area” 、 “Data2 Border”、 “Data3 Area”、および “Data3 Border” の設定は自動的に “Link” となり、変更できません。 u カラーリンクを使ったグラフ描画例 次のようなデータをスプレッドシートに入力し、カラーリンク設定を“Category”にして、 円グラフを描画する。 1. 上の画面のデータを入力し、A1:A5 の各セルの文字色を画面どおりに指定する。 • 文字色の指定のしかたは 「セルの書式を設定する」 (9-11 ページ) を参照してください。 2. A1:B5 のセル範囲を選択する。 • 選択のしかたは、 「特定範囲のセルを選択するには」 (9-7 ページ) を参照してください。 3.
8. !1(TRACE) を押す。 • A のラベルが反転表示され、グラフの A のエリアにポインターが表示されます。 9. f/c を使って D のエリアにポインターを移動し、!5(FORMAT) を押す。 10. カラー選択ダイアログが表示されるので、2(Blue) を押す。 • ダイアログが閉じ、D のエリアの色が青に変更され ます。 11. J を押してグラフ画面を閉じる。 • グラフ画面上で行った色変更が、 “Category”のセル 範囲の該当するセルの文字色に反映されます。 6.
対象メモリー 書き込み操作の概要 行列メモリー (Mat A∼Mat Z) 複数行、複数列の範囲のセルに格納されているデータを、行列 メモリーに書き込みます。セル範囲を選択した状態で 6 (g) 3 (STORE) 4 (MAT)を押し、表示される画面で行列名を指 定することで、書き込みを実行します。 ベクトルメモリー (Vct A∼Vct Z) 1 行または 1 列の範囲のセルに格納されているデータを、ベク トルメモリーに書き込みます。1 行または 1 列のセルを選択し た状態で 6 (g) 3 (STORE) 5 (VCT)を押し、表示される画 面でベクトル名を指定することで、書き込みを実行します。 • スプレッドシートのデータをリストメモリーまたはファイルメモリーに保存すると、各セル が保持していた文字色の情報が保存先にも引き継がれます。保存先が変数メモリー、行列メ モリー、またはベクトルメモリーの場合は、文字色の情報は引き継がれません。 重要 データが何も格納されていないセルや、テキストが格納されているセル、“ERROR”が表示 されているセル(またはセル範囲)を指定して各種メモリーへの書
k 各種メモリーのデータをスプレッドシート上に呼び出す 下表はデータの呼び出し元となるメモリー別の、呼び出し操作の概要です。詳しい操作手順 は、後述の操作例をご覧ください。 対象メモリー 呼び出し操作の概要 リストメモリー (List 1∼List 26) 指定したリストメモリーのデータを、1 行または 1 列のセルに呼 び出すことができます。呼び出し先の先頭セルを選択した状態で 6 (g) 4 (RECALL)1 (LIST)を押し、表示される画面でリス ト番号を指定することで、呼び出しを実行します。 なお、呼び出しが列方向と行方向のどちらに行われるかは、セッ トアップの “Move” (1-32 ページ) の設定状態に依存します。 ファイルメモリー (File 1∼File 6) 指定したファイルメモリーのデータを、指定したセルを起点 (左 上端)に呼び出すことができます。呼び出し先の起点セルを選択 した状態で 6 (g) 4 (RECALL)2 (FILE)を押し、表示される 画面でファイルメモリー番号を指定することで、呼び出しを実行 します。 行列メモリー (Mat A∼Mat Z) 指
第 10 章 eActivity (電子教材) eActivity を使うと、各種のデータを自由に入力してファイルに保存しておくことができま す。eActivity ファイルには文字や数式、画像のほかに、グラフや表など本機の各種機能モー ドのデータを 「ストリップ」 という形式で埋め込んでおくこともできます。 eActivity を使うと、例えば先生は数学の例題や、解法のヒントなどを作成して、生徒に配布 することができます。また生徒は、問題と解をメモしてファイルに保存するなどの使い方が できます。 1.
eActivity モードでファイルを開くと表示されるのが「作業画面」です。この画面を使ってテ キストや計算式などを入力、編集することができます。 スクロールバー テキスト行 ストリップ 本機の表示範囲 ピクチャー行 計算行 連続演算停止行 eActivity ファイルに入力することが可能なデータは、次の通りです。 テキスト行 .................. 文字や数字、式などをテキストとして入力することができます。 計算行 .......................... 計算行で計算を行います。計算式を入力し、次の行に計算結果を得る ことができます。自然入出力モード時の Run-Matrix モードと同様の 計算ができます。 連続演算停止行 .......... 指定した位置で連続演算を停止することができます。 ピクチャー行 .............. 画像を挿入することができます。 ストリップ ..................
• {DETAIL} … 一覧で選択した付箋の詳細画面を開く • {DELETE} … 一覧で選択した付箋を削除する • {DEL-ALL} … eActivity ファイル内のすべての付箋を削除する • eActivity モードを初めて使用するときは、最低 128K バイト以上の保存メモリーエリア が必要です。十分な空きメモリーがない場合は、 “Memory Full”エラーとなります。 k 作業画面のファンクションメニュー 作業画面でのファンクションメニューの表示内容は、現在どの行 (またはストリップ)が選択 されているかによって、一部が異なります。 • 作業画面共通のメニュー ピクチャー行が選択されているときは、アスタリスク (*)の付いたメニュー項目だけが表示さ れます。 • {FILE}* ... ファイル操作関連の次のサブメニューを表示する • {SAVE} ... 編集中ファイルを上書き保存する • {SAVE • AS} ... 編集中ファイルに名前を付けて保存する • {OPT} ... 11-11 ページ 「保存メモリーを最適化する」 を参照 • {CAPACITY} ...
• {CHAR} … 文字に色を付ける 「カラーモード」 に入る (10-9 ページ) • {MEMO}… 付箋 (MEMO) 関連の次のサブメニューを表示する • {INSERT} … 現在の行に付箋を付ける • {DELETE} … 現在の行の付箋を削除する • {Catalog} … ファイルに含まれている付箋の一覧を表示する • {VIEW} … 現在の行の付箋内容を表示する • 計算行 / 連続演算停止行選択時のメニュー 連続演算停止行が選択されているときは、アスタリスク (*)の付いたメニュー項目だけが表示 されます。 • {CALC}* ... 現在の行を、計算行からテキスト行に切り替える • {MATH}* ... MATH メニューを表示する (1-14 ページ) • {COLOR} …「テキスト行選択時のメニュー」 の {COLOR} と同様 • {MEMO} …「テキスト行選択時のメニュー」 の {MEMO} と同様 • ストリップ選択時のメニュー • {FILE} ...
u ファイルを開くには f/c を使って開きたいファイルを選択し、1 (OPEN) または w* を押します。 * エラーが起きた場合は、キャプチャーメモリーとクリップボードのデータを削除するか、パ ソコンへデータを移動してみてください。 u ファイルを削除するには 1. f/c を使って削除したいファイルを選択し、3 (DELETE) を押す。 •“Delete eActivity?” という確認画面が表示されます。 2. 削除して良い場合は 1(Yes) を、削除しない場合は 6 (No)を押す。 u ファイルを検索するには 1. ファイル一覧画面で 4 (SEARCH) を押す。 • ファイル検索画面が表示されます。 2. 検索したいファイルのファイル名の一部 (または全部) を入力する。 • フ ァ イ ル 名 の 文 字 は 左 か ら 右 に 検 索 さ れ ま す。IT と 入 力 す る と、ITXX、ITABC、 IT123 のような名前が検索されますが、XXIT、ABITC などは検索されません。 3.
4. データの入力と編集 ここで説明する操作は、すべて eActivity の作業画面で行います。 「eActivity ファイルの操 作」 (10-4 ページ)をご覧になり、新規ファイルを作成するか、既存のファイルを開いておい てください。 k カーソルの移動とスクロール操作 この操作を行うには: このキーを押す: カーソルを前後の行に移動する f、c 1 画面手前にスクロールする !f または 6 (g) 1 (JUMP) 3(PageUp) 1 画面先にスクロールする !c または 6 (g) 1 (JUMP) 4(PageDown) 作業画面の先頭にカーソルを移動する 6 (g) 1 (JUMP) 1(TOP) 作業画面の末尾にカーソルを移動する 6 (g) 1 (JUMP) 2(BOTTOM) k テキスト行への入力を行う 文字や数字、式などをテキストとして入力したいときは、テキスト行を使います。 u 文字や式をテキストとして入力するには 1.
u テキスト行での入力/編集操作について • テキスト行には、1行に 255 バイトまで入力可能です。テキスト行に入力したテキストは、 画面の右端で自動的に折り返して表示されます。ただし、テキスト行に入力した数式やコ マンドは折り返し表示されません。 *1 画面幅に収まらない入力を行うと、行の左右端にスク ロールマーク(]')が表示されます。この場合は、左右カーソルキーを使って左右にスク ロールすることができます。 •5 (A ⇔ a)を押すと、大文字と小文字の入力モードを切り替えることができます。この機 能は、アルファベットが入力可能な状態でのみ有効です。詳しくは 2-8 ページをご覧くださ い。 • 大文字入力モード時はステータスバーに と表示され、小文字入力モード時は と表示さ れます。 • w を押して、テキスト行に改行を入力できます。改行マークは表示されません。 • テキスト行で A を押すと、現在カーソルのある行だけがクリアーされます。一続きのテキ ストが自動折り返しによって複数行にわたっている場合でも、A を押したときにクリアー されるのは、現在カーソルのある 1 行だけです。 • テキスト行で
• ファンクションメニューで {INSERT} → {CALC} を選んで、現在カーソルのある行の手 前に新規計算行を挿入することもできます。 2. 計算式を入力する (例:s$!E(π) cg) 。 • 計算式行での入力/編集操作は、自然入出力モード時 の Run-Matrix モードでの操作と同じです。 3.
• eActivity モードのリストエディターのファンクションメニューは、Statistics モード のリストエディターのファンクションメニューの 2 画面目のみを備えています。 • eActivity モードでリストエディター表示から作業画面に戻るには、J を押します。 • eActivity モードでは、リストメモリーにはファイルごとに独立した値が保持されます。 eActivity 以外のモードから呼び出した場合のリストメモリーとは異なります。 k 連続演算停止行を挿入する 作業画面に複数の計算行があるとき、ある計算行の式を編集して w を押すと、それ以降のす べての計算行の式が再計算されます。計算行が多いときや、複雑な計算式を含む計算行があ る場合、再計算には時間がかかります。「連続演算停止行」は、挿入位置でこの再計算を停止 させる働きがあります。w を押したとき、連続演算停止行まで再計算が行われた後、演算が 停止します。 u 連続演算停止行を挿入するには ファンクションメニューで {INSERT} → {STOP} を選ぶと、現在選択されている行(またはス トリップ) の手前に連続演算停止行が
5. マーカーを確定するには、1(SET) を押す。 • マーカーを付けるのをキャンセルするには、J を押してください。 u 文字に付けたマーカーを消すには 「文字にマーカーを付けるには」と同じ操作で、マーカーを消すことができます。手順 3 で マーカーの色を選ぶ代わりに v(Clear) を押してください。 u 文字の色を変更するには 1. カーソルを、色を変更したい先頭 (または末尾) の文字に移動する。 2. 6(g)5(COLOR) 2(CHAR) を押す。 3. 表示されるダイアログで、選択したい文字色に対応する数字キーを押す。 • ダイアログが閉じ、カーソルが選択した色に変わります。 4. d/e を使って、文字色を変更したい方向にカーソルを移動する。 • 複数行にわたるテキスト行で文字色を変更する場合は、f/c を使って前後の行に カーソルを移動することもできます。 5.
u 行に付箋を付けるには 1. カーソルを、付箋を付けたい行 (テキスト行または計算行) に移動する。 2. カーソルがテキスト行にある場合は 6(g)6(g)3(MEMO)1(INSERT)、カーソルが 計算行にある場合は 6(g)6(g)1(MEMO)1(INSERT) を押す。 • 付箋の色を選択するダイアログが表示されます。 3. カーソルキーを使って選択したい色を反転させ、w を押す(または、選択したい色に対応 した数字のキーを押す) 。 • 画面中央に付箋ウインドウが現れ、文字が入力できる状態になります。 付箋ウインドウ 4. 文字 (後でジャンプ先を指定するときのための説明や目印など) を入力する。 • 255 バイトまでの文字を入力できます。 5. w を押す。 • 付箋ウインドウが閉じます。このとき、この行に付箋が付いていることを表す付箋アイ コンが、画面右上に表示されます。 u 付箋を付けた行にジャンプするには 1.
3. 文字を編集し、w を押す。 • 手順1の状態に戻ります。 u 付箋を削除するには 1. 付箋が付いている行にカーソルを移動する。 2. カーソルがテキスト行にある場合は 6(g)6(g)3(MEMO)2(DELETE)、カーソル が計算行にある場合は 6(g)6(g)1(MEMO)2(DELETE) を押す。 3.
u 画像を選択するには f/c を使って行間でカーソルを移動し、画像を選択することができます。選択中の画像 は、次のように表示されます。 枠線を付けていない画像を選択すると、赤枠囲いで表示されます。 → 枠線付きの画像を選択すると、枠線の色が反転表示されます。 → u 画像に枠線を付けるには 1. f/c を使って、枠線を付けたい画像を選択する。 2. !f(FORMAT) を押す。 • 線種と色を指定するダイアログが表示されます。 3. 枠線の線種と色を指定する。 • f/c を使って “Line Style” (線種)または “Line Color” (色)を反転させ w を押すと 選択肢の一覧が表示されるので、希望する選択肢を反転させて w を押します。 • 線種と色として、次の設定が可能です。 線種:1:標準、2:太線、5:細線 色 :1:黒、2:青、3:赤、4:マゼンタ、5:緑、6:シアン、7:黄、8:白 4. 指定が済んだら、J を押す。 u 画像に付けた枠線を消すには 1. f/c を使って、枠線を消したい画像を選択する。 2.
k ストリップを使う ストリップは、内蔵アプリケーション (機能モード)のデータを eActivity ファイルに埋め込む ためのツールです。1 つのストリップは必ず内蔵アプリケーションの 1 画面に対応し、その 画面で操作したデータ (グラフなど) を記憶することができます。 ストリップとして挿入可能なデータは、次の通りです。 「ストリップ名」は、2(STRIP)を押 すと表示されるポップアップウインドウ上の名称です。 ストリップのデータ種類一覧 データの種類 ストリップ名 Run-Matrix モードの演算画面データ (eActivity から呼び出した 場合の Run-Matrix モードは、自然入出力モードで起動します。 ) Run Graph モードのグラフ画面のデータ Graph Graph モードのグラフ関数式リスト画面のデータ Graph Editor Table モードのテーブル関数式リスト画面のデータ Table Editor Conic Graphs モードのグラフ画面のデータ Conics Graph Conic Graphs モードの関数式リスト画面のデータ
データの種類 E-CON2 モードのアドバンストセットアップデータ (このストリップを実行すると、ストリップを最初に実行したとき に記録された情報に基づいて、グラフが描画されます。 ) ストリップ名 Econ Graph Geometry モードの画面データ Geometry Picture Plot モードの画面データ Picture Plot u ストリップを挿入するには 1. ストリップを挿入したい位置にカーソルを移動する。 2. 2 (STRIP) を押す。 • 挿入可能なストリップの種類一覧がポップアップウイ ンドウに表示されます。このウインドウへの表示名と データ種類の対応は、「ストリップのデータ種類一覧」 (10-14 ページ) をご覧ください。 3. c、f を使って、ストリップとして挿入したいデータの種類を選択する。 • ここでは例として Graph (Graph モードのグラフ画面のデータ) を選びます。 4. w を押す。 • 指定した種類のストリップ(ここでは Graph ストリップ)が、手順 1 のカーソル位置の 1 つ前の行に挿入されます。 5.
7. J を押してグラフ関数式リスト画面に切り替える。 8. 関数式を入力する。 1 2 (例:Y = x − 1) 2 9. 6 (DRAW) を押す。 • 入力した関数式に従って、グラフが描画されます。 10. eActivity の作業画面に戻るには、!a (') を押す。 • 手順 8 で描画したグラフのデータが、この Graph ストリップに保存されます。 • ここで保存したグラフデータはこの Graph ストリップのみとリンクしており、メインメ ニューから選択して各モードを起動した場合のデータとは独立しています。 11.
u ストリップのタイトルを変更するには 1. c、f を使って、タイトルを変更したいストリップを選択する。 2.
u 行/ストリップを削除するには 1. 削除したい行またはストリップにカーソルを移動する。 • 計算行にカーソルを移動した場合は、計算式と計算結果の 1 セット分が削除対象となり ます。 2. 6 (g) 2 (DEL-LINE) を押す。 • 削除して良いかを確認する画面が表示されます。 3.
•旧機種 (fx-9860G、fx-9860GII、fx-9860G AU、fx-9860G AU PLUS、GRAPH 85/ 85 SD、GRAPH 95/75)で作成された拡張子 “g1e”または “g2e”のeActivityファイル をfx-CG20で開くと、eActivityストリップ内のすべてのG-MEM (グラフメモリー)および DYNA MEM (ダイナミックグラフメモリー) 部分は削除されます。 k eActivity メモリー使用画面を表示する 1 つ の eActivity フ ァ イ ル の 最 大 容 量 は、 約 29,000 バ イ ト * と い う 制 限 が あ り ま す。 eActivity ファイルのメモリー使用画面で、作業中のファイルの使用容量と残り容量を確認で きます。 * 実際の最大ファイルサイズ(容量)は、キャプチャーメモリーとクリップボードメモリーの使 用により 29,000 バイトより少ないことがあります。 u eActivity メモリー使用画面を表示するには 作業画面で 1(FILE) 4 (CAPACITY) を押します。 ファイルの使用容量
第 11 章 メモリーマネージャー 本機はデータの保管場所として、メインメモリー(Main Memory)と保存メモリー(Storage Memory)の2つのメモリーエリアを備えています。 メインメモリーは、データ入力、計算、プログラムの実行を行うための作業エリアです。メ インメモリー内のデータは、電池の消耗やフルリセットの実行によって削除されることがあ ります。 保存メモリーは、eActivity ファイルや画像データ (g3p ファイル)など、比較的サイズの大 きいデータの保管場所として使われます。保存メモリーには「フラッシュメモリー」が使用さ れており、電池が消耗したときでもデータは安全に保持されます。通常は、長期間安全に保 存したいデータは保存メモリーに保存し、必要に応じてメインメモリーにロードします。 1. メモリーマネージャーを使う メインメニューから Memory モードに入ります。 • {MAIN} ... メインメモリー内の情報を表示する • {STRGMEM} ... 保存メモリー内の情報を表示する • {BACKUP} ...
• f / c カーソルキーを使って反転表示の位置を移動し、各データタイプの使用容量 (バイ ト数)を確認します。 • ステータスバーには、現在表示中のメモリーエリア (メインメモリーまたは保存メモリー)の 空き容量が表示されます。 • パソコンなどから保存メモリーに転送した名前が 9 文字以上のファイルは、保存メモリー 情報画面上では 8 文字に短縮表示されます (例: “AAAABBBBCC.txt”→“AAAABB∼ 1.
メモリー情報画面に表示されるデータは、次の通りです。 メインメモリー 「上書き確認」の列については、「転送を実行するには」 (13-12 ページ)および 「データコ ピー中のエラーチェック」 (11-8 ページ) を参照してください。 アイコン / データ名 内 容 上書き確認 ALPHA MEM 変数メモリー × CONICS Conic Graphs モード設定データ × DYNA MEM ダイナミックグラフメモリー ○ E-CON2 E-Con2 グループ ̶ ECON2 E-Con2 モード SUnnn E-Con2 モード設定データ ○ EQUATION Equation モードデータ × F-MEM ファンクションメモリーグループ ̶ F-MEM n (n = 1∼20) ファンクションメモリー × G-MEM グラフメモリーグループ ̶ G-MEM n (n = 1∼20) グラフメモリー ○ @GEOM Geometry グループ ̶ @IMAGE Geometry モード カレント・データ ○ 各 Geom
アイコン / データ名 内 容 上書き確認 S-SHEET Spreadsheet グループ ̶ _SETTING Spreadsheet モード設定データ × 各 Spreadsheet データ Spreadsheet モードの各ファイルデータ ○ SETUP セットアップデータ × STAT 統計計算結果データ × STRING 文字列メモリーグループ ̶ STRING n (n = 1∼20) 文字列メモリー × SYSTEM OS およびアプリケーション共有データ (ク リップボード、リプレイ、履歴など) × TABLE Table モードデータ × FINANCE Financial モードデータ × V-WIN ビューウインドウメモリーグループ ̶ V-WIN n (n = 1∼6) ビューウインドウメモリー × Y=DATA グラフ式データ × 各アドイン・アプリケー ション名 アプリケーション固有データ ○ 保存メモリー*1 アイコン 拡張子 内 容 .g1m, .g2m, .g3m, .
k 保存メモリー上にフォルダーを作成する u 新規フォルダーを作成するには 1. 保存メモリーのメモリー情報画面で 4(FOLDER)1(MKEFLDR) を押し、フォルダー名 入力画面を表示する。 2. フォルダーに付けたい名前を最大 8 文字で入力する。 • A∼Z、{、}、 ’ 、∼、0∼9 の各文字だけが入力可能で す。 • 入力した名前が既存ファイルですでに使用されている 場合、 “Invalid Name” エラーとなります。 • フォルダーの作成を取り消すには、J を押します。 3.
k 保存メモリー上のファイルの詳細情報を表示する 保存メモリー情報画面で 5(DETAIL) または e を押すと、反転表示中のファイルの詳細情 報画面を表示することができます。また g3p/g3b ファイルの場合は、画像をプレビューす ることができます。 g3p/g3b ファイル以外の場合 5(DETAIL) または e → ← J または d g3p/g3b ファイルの場合: 5(DETAIL) または e → ← J または d e → ← d • d /e を使って、保存メモリー情報画面、ファイルの詳細情報画面、画像プレビュー画面 (g3p/g3b ファイル時のみ)の間を移動することができます。各画面間を移動するのに使う ことができるその他のキーは、上図のとおりです。 • ファイルの詳細情報画面 (または画像のプレビュー画面) で f /c を押すと、保存メモリー 情報画面上のファイルの並び順で前後のファイルの詳細情報画面(または画像のプレビュー 画面)が表示されます。 k データを選択する • 1 (SELECT) を押すと、現在反転表示中の項目が選択されます。選択された項目の横に選 択ポイン
• データグループまたはフォルダーの中にある複数の項目を選択すると、各項目の横に選択ポ インター(䉴)が表示され、データグループまたはフォルダー名の横には白抜きの選択ポイン ター(䉯) が表示されます。 J → • Memory モード初期画面に戻ると、すべての選択状態は解除されます。 k データをコピーする u メインメモリーから保存メモリーにデータをコピーするには 以下の手順では、コピー元として選択したデータは、1 つのファイルにまとめられます。コ ピーに際しては、このファイルに名前を付けて保存します。 1. メインメモリーの情報画面で、コピーしたいデータを選択する。 2. 2(COPY) を押す。 • フォルダーの選択画面が表示されます。 “ROOT”は保 存メモリーのルートディレクトリーを表します。 3. ファイルの保存先フォルダーを選択する。 • ルートディレクトリーに保存したい場合は、 “ROOT” を選びます。 • その他のフォルダーに保存したい場合は、f/c を使って希望するフォルダーを反転さ せ、1(OPEN) を押します。 4.
u 保存メモリーからメインメモリーにデータをコピーするには 1. 保存メモリーのメモリー情報画面で、コピーしたいファイルを選択する。 • メインメモリーにコピーすることが可能なファイルは、拡張子が g1m、g2m、g3m、 g1r、g2r のものだけです。これら以外の形式のファイルを選択して次の操作を行うと、 “Invalid Type” エラーとなります。 • 次の操作を行うと、保存メモリー上のファイルは、ファイルに含まれている個別のデー タ(11-4 ページに掲載されている “SETUP”、 “STAT”などのデータ) に展開され、メイ ンメモリーにコピーされます。 2.
k その他のファイル操作 u ファイルやフォルダーを削除するには 1. メインメモリー情報画面または保存メモリー情報画面を表示する。 2. 削除したいすべてのファイルとフォルダーを選択する。 • ファイルやフォルダーの選択操作については、「データを選択する」 (11-6 ページ)を参 照してください。 3. 6(DELETE) を押す。 4. 確認ダイアログが表示されるので、削除を実行するには 1 (Yes) を、削除するのをやめ るには 6(No) を押す。 u ファイルを検索するには 例 名前が“R”で始まるメインメモリー(または保存メモリー)内のすべてのファイルを検索 する。 1. メインメモリー(または保存メモリー) の情報画面を表示する。 2.
k メインメモリーデータをバックアップする u メインメモリーデータをバックアップするには 1. Memory モード初期画面で 4(BACKUP) を押す。 2. 1(SAVE) を押す。 • フォルダー選択画面が表示されます。 3. f/c を使って、データの保存先となるフォルダーを選択する。 4. w を押してバックアップを開始する。 • 保存メモリーにバックアップを完了するのに十分な空き容量がない場合は、“Memory Full”エラーとなります。 • すでに保存メモリーにバックアップデータが存在して いる場合、次のメッセージが表示されます。 1 (Yes) を押すとバックアップが実行され、既存のバックアップデータが上書きされま す。6 (No) を押すと、操作がキャンセルされます。 • バックアップデータは、BACKUP.g3m という名前のファイルに保存されます。 5. J を押して、手順 1 で表示された画面に戻る。 u バックアップデータをメインメモリーに復元するには 1.
3. f/c を使ってフォルダーを選択する。 4. w を押す。*1 • バックアップデータを復元するかどうかの確認メッ セージが表示されます。 5. 現在メインメモリーにあるすべてのデータを削除してバックアップデータを復元するには (Yes) を、バックアップをキャンセルするには 6 (No)を押す。 1 • 復元が完了すると “Complete!” と表示されます。 • J を押すと、手順 1 で表示された画面に戻ります。 *1 選択したフォルダー内にバックアップデータが保存されていない場合は、 “No Data”メッ セージが表示されます。J を押すと、手順 1 の画面に戻ります。 k 保存メモリーを最適化する 保存メモリーは、保存や読み込みを何度も繰り返すと断片化し、空き容量分のデータ保存が できなくなります。このため、これらのメモリーを定期的に最適化してデータを整理し、メ モリーを無駄なく利用できるようにする必要があります。 • 保存メモリーに対するデータ保存の操作が行われたとき、保存メモリーの空き容量が少ない 場合は、最適化が自動的に実行されます。 u 保存メモリーを最適化するには 1.
第 12 章 システムマネージャー システムマネージャーはシステム情報の表示やシステム設定の変更に使います。 1. システムメニュー画面 メインメニューから System モードに入ると、システムメニュー画面が表示されます。 • 1(DISPLAY) ... 表示画面の明るさを調整する • 2(PWRProp) ... オートパワーオフやバックライトを 設定する • 3(LANGUAGE) ... 言語設定を行う • 4(VERSION) ... バージョン情報を表示する • 5(RESET) ... 各種のリセットを実行する • 6(g)1(BattSet) ... 使用する電池の種類を選択する • 6(g)2(UserName) ... ユーザー名を登録する • 6(g)5(OS Update) ... OS アップデートを実行する 2.
k オートパワーオフやバックライトを設定する u オートパワーオフ時間を設定するには システムメニュー画面で 2(PWRProp) を押して、パワープロパティ画面を表示します。 • 1(10Min) ... 10 分 (初期設定) • 2(60Min) ... 60 分 (QUIT) を押すと、システムメニュー画面に戻ります。 J または !J u バックライト点灯時間を設定するには 1. システムメニュー画面で 2(PWRProp) を押し、パワープロパティ画面を表示する。 2. f/c を使って “Backlight Duration”を選択する。 • 1(30Sec) ... 最後のキー操作から 30 秒でバックライトを消灯する • 2(1Min) ... 最後のキー操作から 1 分でバックライトを消灯する • 3(3Min) ... 最後のキー操作から 3 分でバックライトを消灯する 3. J または !J(QUIT)を押して、システムメニュー画面に戻る。 k 言語設定を行う メッセージやメニューの表示言語を選択することができます。 u メッセージ言語を選択するには 1.
u メニュー言語を選択するには 1. システムメニュー画面で 3(LANGUAGE) を押し、メッセージ言語選択画面を表示する。 2. 6(MENU) を押す。 3. f/c を使ってメニュー言語を選択し、1 (SELECT) を押す。 4. 選択した言語でポップアップウインドウが表示されるので、内容を確認して J を押す。 • 6(MESSAGE) を押すと、メッセージ言語選択画面に戻ります。 5. J または !J(QUIT) を押して、システムメニュー画面に戻る。 k バージョン情報を表示する バージョン情報画面を表示すると、OS(オペレーティングシステム)のバージョンなどを確認 することができます。 u バージョン情報を表示するには 1. システムメニュー画面で 4 (VERSION)を押し、バージョン情報画面を表示する。 2. f/c を押して、画面をスクロールし、情報を表示する。 - OS のバージョン - アドイン・アプリケーションの名前とバージョン(インストールされているアドインだけ が表示されます) - メッセージ言語とバージョン - メニュー言語とバージョン 3.
各ファンクションキーの機能は、次の通りです。ファンクションキーを使って、特定のデー タを削除することができます。 ファンクションキー機能一覧 セットアップ 情報の初期化 1(SETUP) ○ 2(MAIN) ○ メインメモリー データの消去 アドインソフト ウェアの消去 保存メモリーデータ アドイン言語 (アドインソフトウェア の消去 と言語データは除く)の 消去 ○ 3(ADD-IN) ○ 4(STRGMEM) ○ 5(A&S) ○ 6(g)1(M&S) ○ ○ 6(g)2(ALL) ○ ○ ○ ○ ○ 6(g) 3 (LANGUAGE) *1 ○ ○ *1 アドイン言語が言語設定(12-2 ページ)で選択されている場合は、そのアドイン言語 ファイル (g3l) は削除されません。 2. リセットしたい項目に応じたファンクションキーを押す。 • リセットを実行して良いかを確認するメッセージが表示されます (下画面は 2 (MAIN) を押した場合の表示例) 。 3.
重要 • 6 (g )2 (ALL) を選択してすべてのメモリーデータの消去を実行した場合は、本機の電源 をはじめて入れた直後と同様に、いくつかの初期設定操作を行う必要があります。次の順番 で設定画面が自動的に表示されるので、順次設定を行ってください。 - メッセージ言語の選択 (12-2 ページ) - 表示画面の明るさ調整 (12-1 ページ) - オートパワーオフとバックライト時間の設定 (12-2 ページ) - 使用電池の種類の選択 (12-5 ページ) • アドイン言語のデータを削除すると、言語設定は自動的に英語に切り替わります。削除した 言語では表示できなくなりますので、ご注意ください。 k 電池の種類を選択する 重要 電池を交換したら必ず次の操作を行い、交換後の電池に合わせて、電池設定 (Battery Settings) 画面上の電池の種類を選択してください。 u 電池の種類を切り替えるには 1. システムメニュー画面で 6 (g )1 (BattSet) を押し、 電池設定画面を表示する。 2.
u ユーザー名と所属名を登録(または変更)するには 1. システムメニュー画面で 6 (g )2 (UserName) を押 し、ユーザー名画面を表示する。 2. 1(EDIT) を押す。 • 登録済みの内容が何もない場合は、 “User Name”欄にカーソルが表示されます。 • すでに登録済みの内容がある場合は、 “Password”欄にカーソルが表示されます。この 場合は、登録済みのパスワードを入力し、w を押してください。パスワードが一致して いれば、 “User Name”欄にカーソルが移動します。パスワードが一致していない場合 は、再度 “Password” 欄にカーソルが表示されます。 3. 次の順序で入力を行う。 (1) ユーザー名を 19 文字以内で入力し、c または w を押す。 (2) 所属名を 19 文字以内で入力し、c または w を押す。 (3) パスワードを 8 文字以内で入力し、w を押す。 • パスワードを入力して w を押すと、入力内容を登録して良いか確認するダイアログが 表示されます。 4.
★お願い パスワードを忘れてしまうと、ユーザー名の変更 / 削除ができなくなってしまいます。パス ワードを忘れてしまった場合に備えて、クイックスタートガイドにあるパスワード記入欄や メモなどに設定したパスワードを控え、大切に保管してください。 k OS Update 本機をパソコンと接続して、OS アップデートを実行します。詳細は、更新版 OS の公開時に 合わせてリリースされる文書を参照してください。 12-7
第 13 章 データ転送 この章では、電卓とパソコン、または 2 台の電卓どうしで相互にデータを転送する操作につ いて説明します。データ転送の操作は Link モードで行います。 メインメニューから Link モードに入ると、次のようなデータ転送メインメニューが表示され ます。 • {TRANSMIT} ... データ送信画面を表示する • {RECV} ... データ受信画面を表示する • {CABLE} ... ケーブルタイプ選択画面を表示する • {WAKEUP} ... ウェイクアップ設定画面を表示する • {CAPTURE} ...
2. 1(On) を押す。 • ウェイクアップがオンに切り替わり、データ転送メインメニューに戻ります。 3. 受信側の電源をオフにする。 4. 受信側を送信側に接続する。 5. 送信側で送信操作を開始する。 • 受信側の電源が自動的にオンになり、データ転送が行われます。 k キャプチャー設定モード(Capture Set Mode)について !7(CAPTURE) を押したときに保存されるスクリーン画像のフォーマットを、g3p 形式 と bmp 形式の間で切り替えることができます。 データ転送メインメニューで次の操作を行います。 6(CAPTURE)1(Memory) ... g3p 形式でスクリーン画像を保存する 6(CAPTURE)2(BMP) ...
1. 電卓とパソコンの間でのデータ転送 電卓とパソコンを USB 接続すると、電卓の保存メモリーがマスストレージドライブとしてパ ソコンに認識されます。接続と同時に電卓のメインメモリーの内容が自動的に保存メモリー に読み込まれるので、パソコンからメインメモリーのデータにもアクセスできます。接続後 はパソコン上の操作だけで、電卓とパソコンの間でデータを相互に転送することができます。 k パソコンの動作環境 電卓との間でデータ転送を行うパソコンは、少なくとも下記を満たしていることが必要です。 • USB ポートを備えていること • 次のいずれかの OS が動作していること Windows® XP Home Edition (SP1 以降 ) Windows® XP Professional (32-bit、SP1 以降 ) Windows Vista® (32-bit、SP1 以降 ) Windows® 7 (32-bit、64-bit) Mac OS X (10.5.6 以降、10.6.
3. 1(USB Flash) を押す。 • 電卓の画面に “Preparing USB” と表示されるので、何 も操作せずにしばらくお待ちください。電卓とパソコ ンの接続が確立すると、次の画面が表示されます。 4. パソコン上で“calculator” ドライブを開く。 • “calculator” ドライブは、電卓の保存メモリーです。 • “calculator” ドライブは Windows XP の場合は “My Computer”内、Windows Vista または Windows 7 の場合は“Computer”内に現れます。Windows エクスプローラー を使って “calculator” ドライブを開いてください。 • Mac OS X の場合は、Mac デスクトップ上に“calculator”ドライブアイコンが現れる ので、アイコンをダブルクリックして開いてください。 5.
k 電卓とパソコンの間でデータを転送する ここでは電卓とパソコンを接続した後で、パソコンから参照可能な “calculator”ドライブの 内容詳細や、具体的なデータ転送の操作について説明します。 • USB 接続時のメインメモリーデータについて “calculator”ドライブ内に表示される @MainMem フォルダーは、電卓のメインメモリーに 相当します。このフォルダーの内容は、電卓とパソコンの USB 接続時にそのつど、メインメ モリーから保存メモリーにコピーされます。 ただし、このコピーを実行するのに十分な保存メモリーの空き容量がない場合、 “Storage Memory Full” メッセージが表示され、コピーは実行されません。この場合は、保存メモリー 上の不要なファイルを削除して空き容量を増やしてから、再度 USB 接続を行ってください。 メインメモリー上の各グループは、@MainMem フォルダー内にフォルダーとして表示され ます。またメインメモリー上の各データは、@MainMem フォルダー内にファイルとして表 示されます。メインメモリー上のグループ名 / データ名は、@MainMem フ
メインメモリー グループ名 ROOT @MainMem フォルダー内での フォルダー名 ROOT メインメモリー データ名 @MainMem フォルダー内での ファイル名 ALPHA MEM ALPHAMEM.g3m RECURSION RECUR.g3m SETUP SETUP.g3m STRING STRING.g3m CONICS CONICS.g3m DYNA MEM DYNA MEM.g3m EQUATION EQUATION.g3m FINANCIAL FINANCE.g3m STAT STAT.g3m SYSTEM SYSTEM.g3m TABLE TABLE.g3m Y=DATA Y=DATA.
表(11-3 ページ)の 「上書き確認」の列をご覧ください。この列が“○”のデータは、上書き確 認が行われます。 “×” のデータは、確認が行われずに、そのままコピーされます。 • 電卓で扱うことができないファイルやフォルダーを @MainMem フォルダー内に追加した 場合、それらのフォルダーやファイルはメインメモリーには反映されず、保存メモリー上の “SAVE-F” という名前のフォルダーに移動されます。 • USB 切断時に @MainMem フォルダーにあるデータがメインメモリーの容量より大きい場 合、“Memory ERROR” メッセージが表示され、データの更新は行われません。 • @MainMem フォルダー内にアドインファイル (.g3a/.g3l)を置いた場合、そのファイルは 保存メモリーのルートディレクトリーに移動されます。ただし、保存メモリーのルートディ レクトリーに同名のアドインファイルがすでにあった場合、電卓は確認メッセージを表示せ ずに、アドインファイルは上書きされます。 • @MainMem\PROGRAM フォルダー内にテキストファイル(.
u 電卓で作成したプログラムをパソコン上で編集するには 1. Program モードでプログラムを作成する ( 「第 8 章 プログラム機能」 を参照) 。 2. 電卓とパソコンを USB 接続し、パソコン上で “calculator”ドライブを開く。 3. @MainMem\PROGRAM フォルダー内を表示し、手順 1 で作成したプログラムと同名の テキストファイルをテキストエディタで開く。 • ご使用の OS が Windows の場合は 「メモ帳」 など、Mac OS の場合は 「テキストエディッ ト」 などをご利用ください。 4. 必要な編集を行う。 • 電卓上のコマンドと、テキスト上の文字列との関係については、 「カシオ関数電卓専用 コマンド⇔テキスト変換表」 (8-54 ページ) を参照してください。 5.
k 電卓とパソコンを USB 接続した際の注意点 • 電卓との接続を解除する場合は、パソコン上で次の操作を実行してください。 - Windows の場合:画面右下のタスクトレイの「ハードウェアの安全な取外し」アイコンを クリックし、表示されるメニューで「USB 大容量記憶装置」を選択します。 「このデバイス はコンピューターから安全に取り外すことができます」というメッセージが表示されるの を確認してください。 - Mac OS の場合:“calculator”ドライブを Dock の取り出しアイコン(ごみ箱アイコン)に ドラッグ&ドロップします。“calculator”ドライブがデスクトップから消えるのを確認し てください。 •“calculator” ドライブをパソコンからの操作でフォーマットしないでください。 パソコンからの操作で “calculator”ドライブをフォーマットしてしまった場合、電卓とパ ソコンの USB 接続を切断した後で、電卓の画面に“File System ERROR”が表示されま す。 このエラーが表示されてしまうと、リセットの操作によって電卓のすべてのデータを削除し ないと、電卓
2. 電卓どうしでのデータ転送 k 2 台の電卓を接続するには 1. 2 台の電卓の電源をオフにする。 2. 2 台の電卓をデータ転送ケーブルで接続する。 3. 2 台の電卓各々で次の操作を行い、ケーブルタイプとして “3PIN” を指定する。 (1)メインメニューから Link モードに入る。 (2)4(CABL) を押して、ケーブルタイプ選択画面を表示する。 (3)2(3PIN) を押す。 付属のデータ転送ケーブル • 本機と次の機種の間で、この接続が可能です。 fx-CG10、fx-CG20、fx-CG20 CN、fx-9860GII SD、fx-9860GII、fx-9860G AU PLUS、fx-9750GII、fx-7400GII、fx-9860G Slim(OS 1.11)、fx-9860G SD(OS 2.0)、fx-9860G (OS 2.0) 、fx-9860G AU(OS 2.
k データ転送のしかた 2 台の電卓を接続したら、次の操作を行います。 受信側の設定 データ受信側に設定するには、データ転送メインメニューで 2(RECV) を押します。 受信待機状態に入ります。実際の受信は、送信側の送信開始と同時に始まります。 送信側の設定 データ送信側に設定するには、データ転送メインメニューで 1(TRANSMIT) を押します。 送信データの選択方法を指定するための画面が表示されます。 • {SELECT} ... 新規データを選択 • {CURRENT} ... 以前に選択したデータを自動的に選択 *1 *1 以前に選択したデータのメモリーは、他のモードに移動するとクリアーされます。 u 選択したデータを転送するには(例:ユーザーデータ転送) 1(SELECT) または 2(CURRENT) を押して、データ選択画面を表示します。 • {SELECT} ... カーソル位置のデータを選択 • {ALL} ... すべてのデータを選択 • {TRANSMIT} ...
u 転送を実行するには 1. 転送するデータの選択後に 6 (TRANSMIT) を押す。 • 1(Yes) ... データ転送を開始する • 6(No) ... データ選択画面に戻る 2. 転送を開始するには、確認メッセージで 1 (Yes)を押 す。 • 転送を中断するには、A を押します。 • データ転送が終了すると、送信側と受信側の両方の画面に、次のようなメッセージが表 示されます。 3.
k データ転送時のご注意 • 受信側の電卓が受信待機状態になっていないときに、送信側の電卓からデータ送信を開始す ると、送信側の電卓にエラーメッセージが表示されます。この場合は受信側を受信待機状態 にしてから、送信側で J を押してエラーメッセージを閉じ、送信をやり直してください。 • 受信側の電卓が受信待機状態のまま約 6 分間データの送信を受けなかった場合は、エラーと なります。J を押してエラーメッセージを閉じてください。 • データ転送中にデータ転送ケーブルが外れた場合、2 台の電卓のパラメーターが一致してい なかった場合、その他何らかの通信異常が発生した場合は、エラーとなります。この場合は J を押してエラーメッセージを閉じ、問題を解決してからデータ転送をやり直してくださ い。J キー操作またはエラーによってデータ転送が中断された場合、すでに転送済みの データは受信側のメモリーに保存されます。 • データ転送中に受信側のメモリーが一杯になると、エラーとなります。この場合は J を 押してエラーメッセージを閉じ、受信側の電卓から不要なデータを削除して空きメモリーを 確保し、データ転送をやり直してくださ
本機から従来機種にデータを転送する場合の、データの種類と相手機種に応じた転送の可否 や、転送時に実施されるデータ変換等の処理は、下表のとおりです。 *1 fx-9750GII fx-7400GII CFX-9850G ◎ *2 × ◎ ◎ ◎ × *2 *3 ◎ *2 × ◎ ◎ ◎ × *2 *3 ◎ × × × ◎ ◎ × *2 *3 ◎ *2 × × ◎ ◎ × *2 *3 LIST n *2 *2 *2 *2 LIST FILE n *2 *2 *2 *2 MAT n ◎ ◎ ◎ ◎ VCT n × × × × × *4 *2 *5 *2 *6 *2 × *4 *2 *5 × *2 × *4 *2 *5 × *2 × *4 *2 *5 × *2 STRING n ◎ ◎ ◎ × SYSTEM TABLE FINANCE VMEM Y=DATA × ◎ *2 *7 *2 *3 *7 × ◎ *2 *7 *2 *3 *7 × ◎ *2 *7 *2 *3 *7 × ◎ *2 *7 *2 *3 *7 データ名 ALPHAMEM
• 従来機種から本機へのデータ転送 従来機種のほとんどのデータが、本機に転送可能です。 • 一部のデータが本機の仕様に合わせて変換されることがあります。例えば Graph モード のグラフ式データ (Y=DATA)を fx-9860GII から本機に転送すると、ビューウインドウの “dot” の値は両機種の画面ドット数の違いに合わせて補正されます。 • 従来機種から本機にデータを転送すると、自動的にカラー設定などの情報が付加されるこ とがあります。こうした設定情報には、初期値が適用されます。例えば fx-9860GII から Graph モードの Y=DATA を本機に転送すると、グラフのカラーとして自動的にデフォル ト色(青) が適用されます。 • ウェイクアップの設定 (13-1 ページ)がオンになっていても、ウェイクアップは動作しませ ん。 従来機種から本機にデータを転送する場合の、データの種類に応じた転送の可否や、転送時 に実施されるデータ変換等の処理は、下表のとおりです。 データ名 処 理 ALPHAMEM、CONICS、 DYNA、EQUATION、FMEM、 Geometry、LIST n
3. プロジェクターとの接続 本機をカシオ製のデータプロジェクターと接続して、本機の画面をスクリーンに投映するこ とができます。 k 接続できるプロジェクター 接続できるプロジェクターについては、次のサイトをご覧ください。 http://edu.casio.com/support/projector/ • マルチプレゼンテーションツール YP-100 と電卓を接続すると、上記以外のプロジェク ターからも画面を投映することができます。 u 電卓の画面をプロジェクターで投映するには 1. USB ケーブルを使って、電卓とプロジェクター(または YP-100)を接続する。 • 電卓に USB ケーブルを接続すると、接続モード選択画面が表示されます。 2.
第 14 章 幾何機能 1.
k メニュー一覧 Geometry モードの各メニューに割り当てられているメニュー項目は、次の通りです。 u 1(File) この操作を行うには: これを選ぶ: 新規ファイル作成する 1:New ファイルを開く 2:Open ファイルを別名で保存する 3:Save as キーに対する機能割り当て一覧を表示する 4:Key Help u 1e(View) この操作を行うには: これを選ぶ: ボックスズームの操作を開始する (14-31 ページ) 1:Zoom Box パンモードに入る (14-30 ページ) 2:Pan スクロールモードに入る (14-30 ページ) 3:Scroll 描画内容を 2 倍に拡大して表示する 4:Zoom In 描画内容を 1/2 に縮小して表示する 5:Zoom Out 描画内容全体が画面内に収まるように表示する 6:Zoom to Fit u 2(Edit) この操作を行うには: これを選ぶ: 最後に行った操作を取り消す / 取り消した操作を再実行する 1:Undo/Redo すべての図形を選択する 2:Select
u 3(Draw) この操作を行うには: これを選ぶ: 点を描画する 1:Point 線分を描画する 2:Line Segment 直線を描画する 3:Infinite Line 半直線を描画する 4:Ray ベクトルを描画する 5:Vector 円を描画する 6:Circle 円弧を描画する 7:Arc 半円を描画する 8:SemiCirc (Diam) u 3e(Draw Spec) この操作を行うには: これを選ぶ: 三角形を描画する 1:Triangle 二等辺三角形を描画する 2:Isosc Triangle 長方形を描画する 3:Rectangle 正方形を描画する 4:Square 多角形を描画する 5:Polygon 正 n 角形を描画する 6:Regular n-gon 関数式グラフを描画する 7:Function f(x) u 4(Construct) この操作を行うには: これを選ぶ: 垂直二等分線を作図する 1:Perp Bisector 垂線を作図する 2:Perpendicular 中点を作図する 3
u 5(Transform) この操作を行うには: これを選ぶ: 線対称写像を作成する 1:Reflection 移動量を数値で指定して、平行移動写像を作成する 2:Translation 描画済みのベクトルを使って、平行移動写像を作成する 3:Trans(Sel Vec) 回転移動写像を作成する 4:Rotation 拡大 / 縮小写像を作成する 5:Dilation 点対称写像を作成する 6:Symmetry u 6(Animate) この操作を行うには: これを選ぶ: 2 つの図形を選択して、アニメーション設定に追加する 1:Add Animation 2 つの図形を選択して、現在設定されているアニメーショ ン設定と置き換える 2:Replace Anima 現在選択されている点を、アニメーションの実行時に軌跡 を描画する点として設定する 3:Trace アニメーション設定の編集画面を表示する 4:Edit Animation アニメーションを 1 回実行する 5:Go (once) アニメーションを繰り返し実行する 6:Go (repeat) (
u K(Option)e(Properties) この操作を行うには: これを選ぶ: 選択されている図形を最前面に移動する 1:to the front 選択されている図形を最背面に移動する 2:to the back すべてのテキストを最前面に移動する 3:All TEXT 背景画像の薄色化率を調整する 4:Fade I/O 画面の表示内容を画像 (g3p ファイル) として保存する 5:Store Picture k ポインターを使う 画面上に表示されるポインター( )を使った次の操作で、図形の描画や編集などを行うこと ができます。 u ポインターを移動するには カーソルキー(fcde)を使ってポインターを上下左右に移動することができます。 カーソルキーを押したままにすると、ポインターは連続的に移動します。 u ポインターを画面上の特定位置にジャンプするには b∼j の数字キーを押すと、ポインターが画面上の次の位置にジャンプします。 h i j e f g b c d k キーヘルプを使う 1(File) ‒ 4:Key Help を選択するか a を押すと、
k Geometry モードのファイル操作 ここでは、Geometry モードのデータをファイルとして保存したり、ファイルを管理する操 作について説明します。 u 新規ファイルを作成するには 1. 1(File) ‒ 1:New を選ぶ。 • 画面上に描画済みの内容がある場合は、次のダイアロ グが表示されます。 2. 描画済みの内容をクリアーして新規ファイルを作成するには、1(Yes) を押す。 • 新規ファイルが作成され、空白の描画画面が表示されます。 u 既存のファイルを開くには 1. 1(File) ‒ 2:Open を選ぶ。 • 既存のファイルの一覧が表示されます。 • ここで 6(STRGMEM) を押して保存メモリーのファイル一覧を表示し、g3p ファイ ルを開くこともできます。詳しくは「Geometry モード画面の背景に画像を表示する」 (14-7 ページ) を参照してください。 2. c または f を押して開きたいファイルを反転させ、w を押す。 • 画面上に描画済みの内容がある場合は、次のダイア ログが表示されます。 3.
u ファイルを削除するには 1. 1(File) ‒ 2:Open を選ぶ。 • 既存のファイルの一覧が表示されます。 2. c または f を押して削除したいファイルを反転させ、1(DELETE) を押す。 • 削除して良いかを確認するダイアログが表示されます。 3. 削除するには 1(Yes) を、削除しない場合は 6(No) を押す。 4. ファイル一覧画面を閉じるには J を押す。 u ファイルに名前を付けて保存するには 1. 名前を付けて保存したいファイルが開いている状態で、1(File) ‒ 3:Save as を選ぶ。 • ファイル名の入力画面が表示され、キーが自動的にア ルファベットの入力状態(アルファロック)となりま す。 2.
u Geometry モードで g3p ファイルを開くには 1. 1(File) ‒ 2:Open を選ぶ。 2. 6(STRGMEM) を押す。 • 保存メモリーのファイル一覧画面が表示されます。 3. f/c を使って背景画像に使いたいファイルを反転させ、w を押す。 • 描画済みの図形などがある場合は、“Clear current image?”という確認ダイアログが 表示されます。 4.
k キー操作一覧 Geometry モードの描画画面では、次のキー操作が有効です。 測定ボックスを表示 (14-37ページ) メニューを表示 (14-1ページ) ポインターを移動 操作をキャンセル / 1つ前のメニューや 画面に戻る 選択 / 選択解除 / 実行 図形を移動するために、 つかんだ状態にする (14-25ページ) 選択 / 選択解除 / 実行 選択中の図形を消去 (14-26ページ) 多角形全体を選択 (多角形に対してのみ 有効) (14-16ページ) すべての選択を解除 / 操作をキャンセル / すべて消去(2回押し時) !b アニメーション テーブルを追加 (14-55ページ) 取消 / 再実行 (14-24ページ) ズームイン / ズームアウト (14-31ページ) ポインターを特定の 位置にジャンプ (14-5ページ) キーヘルプを表示 (14-5ページ) 選択 / 選択解除 / 実行 スクロールモードに 画面に収まるように 入る (14-30ページ) ズームを調節 (14-31ページ) 14-9
2. 図形の描画と編集 ここでは、図形の描画に関連した次の各種操作について説明します。 • 点、線分、多角形などの描画 ([F3](Draw) メニュー、[F3](g)(Draw Spec) メニュー) • 図形の選択と選択解除 ([F2](Edit) メニュー) • 描いた図形に対する垂線や垂直二等分線などの作図 ([F4](Construct) メニュー) • 描いた図形に対する各種写像の作成 ([F5](Transform) メニュー) • 操作の取消、図形の移動、削除、その他の編集操作 ([F2](Edit) メニュー) k Draw メニューを使う(さまざまな図形の描画) Draw メニューを表示するには、3(Draw) を押します。Draw メニューを使うと、点、線分、 三角形、多角形など各種の図形を描画することができます。 u 点を描くには 1. 3(Draw) ‒ 1:Point を選ぶ。 2.
3. w を押す。 • 線上のポインターの位置に点が描かれます。 u 線分を描くには 1. 3(Draw) ‒ 2:Line Segment を選ぶ。 2. 線分の始点として指定したい画面上の位置にポインターを移動し、w を押す。 3. 線分の終点として指定したい画面上の位置にポインターを移動し、w を押す。 • 指定した 2 点間の線分が描かれます。 • 手順2∼3 では、画面上の既存の点にポインターを移動して w を押すことも可能です。こ の操作を行うと、既存の点が線分の終端となります。 u 直線を描くには 1. 3(Draw) ‒ 3:Infinite Line を選ぶ。 2. 画面上の任意の位置にポインターを移動し、w を押す。 3. 別の任意の位置にポインターを移動し、w を押す。 • 2 点を通る直線が描かれます。 u 半直線を描くには 1. 3(Draw) ‒ 4:Ray を選ぶ。 2. 画面上の任意の位置にポインターを移動し、w を押す。 3.
u ベクトルを描くには 1. 3(Draw) ‒ 5:Vector を選ぶ。 2. ベクトルの始点としたい位置にポインターを移動し、w を押す。 3. ベクトルの終点としたい位置にポインターを移動し、w を押す。 • ベクトルが描かれます。 u 円を描くには 1. 3(Draw) ‒ 6:Circle を選ぶ。 2. 円の中心としたい任意の位置にポインターを移動し、w を押す。 3. 円の外周上の1点として指定したい位置にポインターを移動し、w を押す。 • 円が描かれます。指定した2点間の距離が、描画される円の半径となります。 • 手順2∼3 では、画面上の既存の点にポインターを移動して w を押すことも可能です。こ の操作を行うと、既存の点が円の中心 (または円の外周が通る点) となります。 u 円弧を描くには 1. 3(Draw) ‒ 7:Arc を選ぶ。 2. 円弧の中心としたい位置にポインターを移動し、w を押す。 3. 円弧の始点としたい位置にポインターを移動し、w を押す。 4. 円弧の終点を指定するため、ポインターを移動する。 ..... 5.
u 半円を描くには 1. 3(Draw) ‒ 8:SemiCirc (Diam) を選ぶ。 2. 半円の直径の片方の端として指定したい位置にポインターを移動し、w を押す。 3. 半円の直径のもう片方の端として指定したい位置にポイ ンターを移動する。 • ポインターの移動に従って、最初に指定した点と現在のポインター位置を結ぶ線分を直 径とする円が表示されます。次の手順で w を押すと、この線分を直径とし、最初に指 定した点から現在のポインター位置へ向かって反時計回りの側を弧とする半円が描かれ ます。 4. 半円を描くには、w を押す。 u 三角形を描くには 1. 3e(Draw Spec) ‒ 1:Triangle を選ぶ。 2. 画面上の任意の位置にポインターを移動して w を押す。 3. 別の任意の位置にポインターを移動する。 • 三角形の描画サイズを表す枠が表示されます。 4.
u 二等辺三角形を描くには 1. 3e(Draw Spec) ‒ 2:Isosc Triangle を選ぶ。 2.「三角形を描くには」 (14-13 ページ) の手順 2 から 4 までと同じ操作を行う。 • 二等辺三角形が描画されます。 u 長方形または正方形を描くには 1. 3e(Draw Spec) ‒ 3:Rectangle または 4:Square を選ぶ。 2. 画面上の任意の位置にポインターを移動して w を押す。 3. 別の任意の位置にポインターを移動する。 • 長方形 (または正方形) の描画サイズを表す枠が表示されます。 4. w を押す。 • 長方形または正方形が描画されます。 • w を押したときのポインターの位置が、手順 2 で指定した位置に極端に近いか同じ位置 の場合は、画面いっぱいに収まるサイズの長方形または正方形が描画されます。 • 正方形の場合、各辺の長さは手順 3 で表示される枠の短い方の辺の長さとなります。 u 多角形を描くには 1. 3e(Draw Spec) ‒ 5:Polygon を選ぶ。 2.
u 正 n 角形を描くには 1. 3e(Draw Spec) ‒ 6:Regular n-gon を選ぶ。 • 何角形を描くかを指定するダイアログが表示されます。 2. 3 から 12 までの間の数値を入力し、w を押す。 3.「三角形を描くには」 (14-13 ページ) の手順 2 から 4 までと同じ操作を行う。 • 手順 2 で指定した正 n 角形が描画されます。 u 関数式グラフを描くには 1. 3e(Draw Spec) ‒ 7:Function f(x) を選ぶ。 • 関数式を入力するダイアログが表示されます。 2. 関数式を入力する。 3.
3. w を押す。 • マークが k に変わると同時に図形の輪郭線が太く表示されます。これは、その図形が 選択されたことを表します。 → • さらに他の対象を追加選択したい場合は、手順 2 と手順 3 を繰り返します。 u 多角形全体を選択するには 1. 画面の右肩にツールアイコンが表示されている場合は、J または o を押してツールの 選択を解除する。 2. ポインターを、選択したい多角形の近くに移動する。 • 多角形の一部 (頂点や辺など) に マークが現れます。 3. x を押すか、2(Edit) ‒ 4:Select Figure を選ぶ。 • 多角形全体が選択されます。 u 特定の図形の選択を解除するには 1. 画面の右肩にツールアイコンが表示されている場合は、J または o を押してツールの 選択を解除する。 2.
3. w を押す。 • 選択が解除され、k マークが消えます。 u 画面上のすべての図形を選択するには 2(Edit) ‒ 2:Select All を選びます。 u 画面上のすべての図形の選択を解除するには 2(Edit) ‒ 3:Deselect All を選ぶか、o を押します。 k 画面上の図形の色や線種を指定する 画面上に描画した図形の輪郭線の色や線種、図形で囲まれた内部の色、図形以外の図形 (文字 やラベルなど) の色を指定することができます。 u 画面上のすべての図形の色や線種を一括して指定するには 1. 2(Edit) ‒ 2:Select All を選ぶ。 2. !f(FORMAT) を押して次のダイアログを表示する。 • 選択された図形の組み合わせによって、ダイアログ上には指定可能な項目のみが表示さ れます。 3.
この指定を行うには: このように操作する: 図形で囲まれた内部の色を 指定する 4(Area Color) を 押 し、 希 望 す る 色 を 1 か ら 8 の キーを押して指定する。内部の色を塗りつぶさない場合 は v(Clear) を押す。 図形で囲まれた内部の塗り の濃さを指定する 5(Paint Style) を押し、塗りの濃さを標準にするには 1(Normal) を、淡くするには 2(Lighter) を押す。 4. ダイアログ上で行った指定を反映するには、手順 2 のダイアログが表示された状態で J を押す。 → u 画面上の特定の図形の色や線種を指定するには 1.「図形の選択と選択解除」 (14-15 ページ) に従い、色や線種を指定したい図形を選択する。 2. !f(FORMAT) を押す。 • 選択した図形に応じて、指定可能な項目のみを含むダイアログが表示されます。 3.
u 垂線を作図するには 1. 線分と点を描画し、両方とも選択する。 2. 4(Construct) ‒ 2:Perpendicular を選ぶ。 • 選択した点を通り、選択した線分に垂直な線が作図されます。 → • 垂線の作図は、画面上で 1 つの線分と 1 つの点、1 つの直線と 1 つの点、1 つの半直線と 1 つの点、1つのベクトルと1つの点、または多角形の 1 辺と 1 つの点が選択されているとき に実行することができます。 u 中点を作図するには 1. 線分を描画し、選択する。 2. 4(Construct) ‒ 3:Midpoint を選ぶ。 • 選択した線分の中点が作図されます。 → • 中点の作図は、画面上で 1 つの線分、多角形の 1 辺、または 2 つの点が選択されているとき に実行することができます。 u 2本の線の交点を作図するには 1. 2 本の交差する線分を描画し、両方とも選択する。 2.
u 角の二等分線を作図するには 1. 三角形を描画し、2 つの辺を選択する。 2. 4(Construct) ‒ 5:Angle Bisector を選ぶ。 • 選択した 2 つの辺の作る角の二等分線が作図されます。 → • 角の二等分線の作図は、画面上で次のいずれか 2 つ (同種 2 つ、または異種 2 つ) が選択され ているときに実行することができます:線分、直線、半直線、ベクトル、または多角形の 1 辺。 • 2 つの選択対象が交差している場合、2 本の角の二等分線が作図されます。 u 平行線を作図するには 1. 線分と点を描画し、両方とも選択する。 2.
4. w を押す。 • ポインターで選択した円周上の点を通る、円の接線が作図されます。 → • 接線の作図は、円、半円、円弧、または関数式グラフを選択して実行することができます。 u 図形に角度の値を付記する 1. 三角形を描画し、2 つの辺を選択する。 2. 4(Construct) ‒ 8:Attached Angle を選ぶ。 • 選択した 2 つの辺の内角に、角度の値が付記されます。 → •“Select Display Position”というメッセージが表示されている間は、選択した2つの 辺が作るどの角度の値を表示するかを、カーソルキーを使って選ぶことができます。 → → → 3. 値の表示を確定するには、w を押す。 k Transform メニューを使う(さまざまな写像の作成) Transform メニューを表示するには、5(Transform) を押します。Transform メニューを 使うと、例えばある図形に対して線対称な図形や、指定した角度だけ回転させた図形など、 描画済みの図形のさまざまな写像を作成することができます。 u 線対称写像を作成するには 1.
5. w を押す。 • 選択した線分を対称軸とした、元の図形の線対称写像が作成されます。 → → • 線分、直線、半直線、多角形の 1 辺、x 軸または y 軸を線対称の軸として指定可能です。 u 移動量を数値で指定して平行移動写像を作成するには 1. 平行移動写像の元となる図形を描く。 • ここでは例として三角形を使います。 2. 5(Transform) ‒ 2:Translation を選ぶ。 • Translation 画面が表示されます。 3. 平行移動する移動量を、ベクトル形式の数値で入力する。 • 1 行目が x 軸方向の移動量を、2 行目が y 軸方向の移動量を表します。 4. 入力が済んだら w を押す。 • 手順 3 で数値指定した量だけ、元の図形を平行移動した写像が作成されます。 → → • 手順 2 の操作を行う前に図形の一部だけを選択した場合、選択されていた図形の平行移動写 像だけが作成されます。 u 描画済みのベクトルを使って平行移動写像を作成するには 1.
4. w を押す。 • 選択したベクトルの向きと大きさに従って、元の図形を平行移動した写像が作成されま す。 → → • 手順 2 の操作を行う前に図形の一部だけを選択した場合、選択されていた図形の平行移動写 像だけが作成されます。 u 回転写像を作成するには 1. 回転写像の元となる図形を描く。 • ここでは例として三角形を使います。 2. 5(Transform) ‒ 4:Rotation を選ぶ。 •“Sel Rotation Center” というメッセージが表示されます。 3. 回転の中心として指定したい位置にポインターを移動する。 4. w を押す。 • 回転角度を指定するためのダイアログが表示されます。 5. 回転角度 (反時計回り方向の角度) を 「度」 の単位で入力し、w を押す。 • 元の図形を回転した写像が作成されます。 → → • 手順 2 の操作を行う前に図形の一部だけを選択した場合、選択されていた図形の回転写像だ けが作成されます。 u 拡大 / 縮小写像を作成するには 1. 拡大 / 縮小写像の元となる図形を描く。 • ここでは例として三角形を使います。 2.
5. 倍率を 0.1 ≦ ¦x¦ ≦ 10 の範囲の数値で入力し、w を押す。 • 元の図形を拡大 (または縮小) した写像が作成されます。 → → • 手順 2 の操作を行う前に図形の一部だけを選択した場合、選択されていた図形の拡大 / 縮小 写像だけが作成されます。 • 上記の手順中で使われている用語 (中心点、倍率) の意味は、下図の通りです。 中心点 倍率 : − 1 倍率 : 2 元の図形 倍率 : 0.5 u 点対称写像を作成するには 1. 点対称写像の元となる図形を描き、その図形を選択する。 • ここでは例として三角形を使います。 2. 5(Transform) ‒ 6:Symmetry を選ぶ。 •“Select Center Point” というメッセージが表示されます。 3.
重要 次の操作は取り消すことはできません。 • 図形の全消去 (2(Edit) ‒ 6:Clear All) の操作 (14-26 ページ) • ビューウインドウ設定 (14-29 ページ) • ズーム操作(14-31 ページ) • スクロール操作 (14-30 ページ) • パン操作(14-30 ページ) • セットアップの変更操作 (14-28 ページ) u 取り消した操作を再実行するには 操作を取り消した直後に再度 * を押すか、2(Edit) ‒ 1:Undo/Redo を選びます。 k 図形を移動 / 消去する 図形を移動 / 消去するには、はじめに対象となる図形を選択することが必要です。詳しくは 「図形の選択と選択解除」 (14-15 ページ) を参照してください。 u 図形を移動するには 図形を移動しようとしたときに、図形が思ったように動かない場合があります。このような 場合は、移動したくない部分をロックする (14-40 ページ参照)か、一度すべての制約を解除 (Clr Constraint、14-41 ページ参照) してください。 1.
3. 図形を移動したい方向のカーソルキーを押す。 • 手順 2 で表示された長方形が、押したキーに応じた方向に画面上を移動します。 頂点 1 つを選択した場合 1 辺を選択した場合 3 辺を選択した場合 4. 現在の長方形の表示位置に図形を移動するには、w を押す。 頂点 1 つを選択した場合 1 辺を選択した場合 3 辺を選択した場合 • 画面上の何も選択されていない状態で v を押すと、ポインターの形が 全体をパン (上下左右に移動) することができます → に変わり、画面 → u 図形を消去するには 1. 消去したい図形を選択する。 • 例えば三角形の頂点 1 つだけを消去したい場合は、その頂点だけを選択します。三角形 の 1 辺だけを消去したい場合は、その 1 辺だけを選択します。 2. D を押すか、2(Edit) ‒ 5:Delete を選ぶ。 • 選択した図形が消去されます。 u 画面上のすべての図形を消去するには 1.
k 図形を隠す / 隠した図形を再表示する 描画されている図形の一部を隠したり、隠れている図形をすべて表示するには、次の操作を 行います。 u 図形を隠すには 1. 隠したい図形を選択する。 2.
k 座標軸や格子点 / 格子線を表示する Geometry モード画面に座標軸 (Axes)と格子点または格子線 (Grid)を表示することができ ます。また格子点 / 格子線を表示したときの、表示間隔を指定することができます。 → Axes: On、Grid: On Axes: Scale、Grid: Line u 座標軸や座標格子点の表示を設定するには 1. !m(SET UP) を押してセットアップ画面を表示する。 2. f/c を使って “Grid” を反転させ、次のキーを押して希望する設定を選ぶ。 この設定を選ぶには: このキーを押す: 画面上に格子点を表示する 1(On) 画面上に格子点 / 格子線を表示しない 2(Off) 画面上に格子線を表示する 3(Line) • ここで “Off” ” を選んだ場合は、手順 3、4 は省略して構いません。 3. f/c を使って “Grid Space” を反転させ、1(Space) を押す。 4. 表示されるダイアログを使って格子点(または格子線)の表示間隔を数値で入力し、w を 押す。 • 0.
k 角度や長さの表示単位を設定する 画面上に表示される角度 (Angle)や長さ(Length)の値に、単位を付加表示するかどうかを、 選ぶことができます。角度や長さの単位としては、次のいずれかを指定できます。 角度 : Deg、Rad 長さ : mm、cm、m、km、inch、feet、yard、mile → Angle: Rad、Angle Unit: On Length Unit: On (mm) u 角度や長さの表示単位を設定するには 1. !m(SET UP) を押してセットアップ画面を表示する。 2.
u ビューウインドウを設定するには 1. !3(V-WIN) を押してビューウインドウ画面を表示 する。 2. Xmin、Xmax、Ymid の数値をそれぞれ入力する。 • 初期設定に戻すには 1(INITIAL) を押します。 3. 数値の入力が済んだら J を押す。 k スクロールやパンを使って画面の表示範囲を移動する 画面内に表示する範囲を上下左右に移動するには、2 つの方法があります。画面のスクロー ル操作に加え、画面上の 1 点をつかんで移動を行う 「パン」 の操作が可能です。 u パンを使って画面の表示範囲を移動するには 1. 1e(View) ‒ 2:Pan を選ぶ。 • パンモードに入り、画面右肩に アイコンが表示されます。 2. ポインターを画面上のつかみたい位置に移動し、w を押す。 • ポインターの形が から に変わります。 3. 画面の表示範囲を移動したい方向のカーソルキーを押す。 4.
k ズームを使う Geometry モードには、画面全体や図形の一部を拡大 / 縮小して表示することができる、各 種のズーム機能が用意されています。 u ボックスズームを使うには(画面上の選択範囲を拡大表示するには) 1. 1e(View) ‒ 1:Zoom Box を選ぶ。 • 画面右肩に アイコンが表示されます。 2. 画面上の拡大表示したい範囲の一端にポインターを移動して、w を押す。 3. 拡大表示したい範囲の別の一端に向かってポインターを移動する。 • ポインターの移動に従って、拡大表示される範囲を示す長方形が表示されます。 4.
4. テキストやラベルを使う ここで説明する操作によって、画面上にテキストを挿入することができます。また、図形を 描画すると自動的に付加されるラベルを変更したり、図形にラベルを追加することができま す。 k 画面上にテキストを挿入する 画面上にテキストを挿入したり、挿入したテキストを後から編集することができます。 u 画面上にテキストを挿入するには 1. 画面上でテキストを挿入したい位置にポインターを移動する。 2. K(Option) ‒ 1:Text を選択する。 • テキストの入力ダイアログが表示され、キーが自動的にアルファベットの入力状態(アル ファロック) となります。 3. テキストを 31 文字以内で入力し、w を押す。 • 入力したテキストがポインター位置に挿入されます。 → 4. 必要に応じて、テキストの位置を移動する。 • 詳しくは 「図形を移動するには」 (14-25 ページ)を参照してください。 → u 画面上のテキストを編集するには 1. 編集したいテキストを選択する。 2. J を押す。 • 画面下部に測定ボックスが表示されます。 3.
4. テキストを編集し、w を押す。 • 編集後のテキストが画面上に表示されます。 → 5. 測定ボックスを閉じるには、J を 2 回押します。 k ラベルを追加 / 変更する ここでは描画済みの三角形を例に、ラベルの操作を説明します。1 つ目の例では三角形の頂 点のラベルを変更する操作、2 つ目の例では三角形の 1 辺にラベルを追加する操作を行いま す。 u 既存のラベルを変更するには 1. 三角形で、ラベルを変更したい頂点を選択する。 • この例では、点 A を選びます。 2. J を押す。 • 画面下部に測定ボックスが表示されます。 3. d を押して測定ボックス左隣の▲ボタンを反転させ、w を押す。 • アイコンパレットが表示されます。 4.
5. e を押して再び測定ボックスを反転させ、w を押す。 • ラベルの編集ダイアログが表示され、キーが自動的 にアルファベットの入力状態 (アルファロック) とな ります。 6. ラベル名を 14 文字以内で入力し、w を押す。 • ラベルが変更されます。 → 7. 測定ボックスを閉じるには、J を 2 回押す。 u ラベルを新たに付けるには 1. ラベルを追加したい三角形の 1 辺を選択する。 2. J を押して、測定ボックスを表示する。 3. d を押して測定ボックス左隣の▲ボタンを反転させ、w を押す。 • アイコンパレットが表示されます。 4. カーソルキーを使ってアイコンパレットの アイコンを反転させ、w を押す。 5. e を押して再び測定ボックスを反転させ、w を押す。 • ラベルの編集ダイアログが表示されます。 6. 新たなラベル名を 14 文字以内で入力し、w を押す。 • ラベルが付加されます。 → 7.
5.
次の表は、アイコンパレット上の各アイコンを選択したときに測定ボックスに表示される内 容、および各アイコンが何を選択したときに表示されるかをまとめたものです。 アイコン このアイコンが表示さ れるのは: このアイコン選択時に 測定ボックスに表示さ れる内容: 座標 1 つの点の選択時 点の座標値 可 距離 / 長さ 1 つの図形上または 2 つ の図形上の点 2 つ、また は 1 つの線分またはベク トルの選択時 2 点間の距離、線分また はベクトルの長さ 可 傾き 1 つの直線、半直線、線 分、 ま た は ベ ク ト ル の 選択時 直線、半直線、線分、ま たはベクトルの傾き 可 方程式 1 つの直線、半直線、線 分、円、半円、円弧、ま たは関数式グラフの選択 時 対象図形の方程式 (直交 座標系による) 不可 数式 1つ の 数 式 ( “EXPR=” ラベルが付いた文字列) 計算式 の選択時 ベクトル 1 つのベクトルの選択時 ベクトルの成分 可 半径 1 つの円、半円、または 円弧の選択時 円、 半 円、 ま た は 円 弧 の半径 可 円周
アイコン このアイコンが表示さ れるのは: このアイコン選択時に 測定ボックスに表示さ れる内容: ロック 一致状態 2 つの線分の選択時 2つの線分の長さが一 致しているかどうかの 状態 可 線上の点 1 つの点と 1 つの線、円 弧、円またはベクトルの 選択時 点が線 / 曲線上にあるか どうかの状態 可 回転角度 5 ‒ 4:Rotation コマ ンドによって作成され た点と作成元の点の2 つの選択時 回転角度 不可 拡大縮小率 5 ‒ 5:Dilation コマン ドによって作成された 点と作成元の点の2つ の選択時 拡大縮小率 不可 ラベル / テキスト ラ ベ ル 付 き の 点、 ラ ベ ルをつけることができ る 図 形、 ま た は テ キ ス トの選択時 ラベルまたはテキスト 不可 アイコン名 (属性) 測定ボックスは、対象図形の特定の大きさや状態を決めるのに使うことができます。以下の 1 つ目の例では、1 つの線分について、各種の大きさの表示のしかたを説明します。2 つ目の 例では、画面上の 3 つの点を選択して、それらによって形作られる
4. アイコンパレットからアイコンを選択し、その他の大きさなどを表示する。 • ここでは例として線分を選択しているので、長さ、傾き、および方程式を表示すること ができます。 傾き 方程式 5. 測定ボックスを閉じるには、J を 2 回押す。 u 三角形の面積を表示するには 測定ボックスを使って、画面上で選択した 3 つの点の形作る三角形の面積を表示することが できます。 例: 長方形 ABCD の頂点 ADB、および頂点 ADC の形作る三角形の面積をそれぞれ求め る。 1. 長方形を描画する。 2. 頂点 A、D、および B を選択する。 3. J を押す。 • 三角形 ADB の面積が測定ボックスに表示されます。 4. 操作対象を測定ボックスから描画画面に戻すため、J を押す。 • 測定ボックスの反転状態が解除され、画面上にポイン ターが表示されます。 5.
6. 測定ボックスを閉じるには、J を押す。 • 交差する線を持つ図形の面積の表示では、数値の前に“``”が表示されます。これは、正し い面積が表示できていない可能性があることを示唆するためのものです。 k 特定の対象の大きさを指定する ここでは例として、三角形のある頂点の角度と、三角形のある辺の長さを指定する操作を行 います。 u 三角形のある頂点の角度を指定するには 1. 三角形を描画する。 2. 辺 AC を選択し、続いて辺 BC を選択する。 3. J を押して測定ボックスを表示する。 • 測定ボックスに、∠ ACB の角の大きさが度 (° )単位で 表示されます。 4. ∠ ACB の角の大きさとして指定したい数値を度 (° )単位で測定ボックスに入力し、w を 押す。 • ここでは 90 を入力し、∠ ACB の角の大きさを 90° にします。 → 5.
u 三角形のある辺の長さを指定するには • 現在編集中のファイル上で初めて (または 2(Edit) ‒ 6:Clear All の操作を行った後初め て)、次のいずれか 1 つの大きさを指定すると、指定対象の図形全体の拡大 / 縮小が行われ ます。 - 三角形の1辺の長さ - 線分またはベクトルの長さ - 長方形、正方形、多角形、正 n 角形のある 1 辺の長さ - 円周または円弧の長さ このとき、図形の見た目のサイズがほとんど変わらないように、自動的にビューウインドウ の設定が変更されます。 次の画面例は、ビューウインドウの初期設定 (画面幅 10.
•「特定の対象の大きさを指定する」 (14-39 ページ)の操作を行って、対象の大きさを指定す る。この操作を行うと、対象の大きさが指定した値で自動的にロックされます。 → • 測定ボックスの右隣のアイコンが のときに、このアイコンを反転させ、w を押す。 → • アイコンの右隣の▲ボタンを反転させ w を押す。表示されるメニューで [Lock] を選び、 w を押す。 → • 測定ボックスに表示される内容によっては、ロックすることができない場合があります。 ロックの可否については、 「図形の各種の大きさを表示する」 (14-35 ページ)の一覧表の中 の“ロック” 欄を参照してください。 u 特定の対象のロックを解除するには 特定の対象のロックを解除するには、次のいずれかの操作を行います。 • 測定ボックスの右隣のアイコンが • のときに、このアイコンを反転させ、w を押す。 アイコンの右隣の▲ボタンを反転させ w を押す。表示されるメニューで [Unlock] を選 び、w を押す。 u 画面上のすべての対象の図形制約やロックを解除するには K(Option) ‒ 4:Clr Co
• 直線の描画時に指定した2つの点(点 A, 点 B)が、その直線上にあるというロック状態 (直線 と点 A、点 B の 「線上の点」 属性のロック) • 線分を選択して 4(Construct) ‒ 1:Perp Bisector を実行し、線分の垂直二等分線を作成 したときの、線分および垂直二等分線として作成した直線の間の固定的な相関関係。 • ある図形を選択して 5(Transform) ‒ 5:Dilation を実行し、拡大 / 縮小写像を作成したと きの、元の図形と写像の間の固定的な相似関係。 k 測定ボックスに表示した測定値を画面上に貼り付ける ここで説明する操作によって、特定の対象の測定値として測定ボックスに表示した数値を、 画面上に貼り付けることができます。元の図形を操作して対象の測定値が変わると、画面上 に貼り付けた数値も同時に変化します。画面上に貼り付けることが可能な測定値は次の通り です:座標、距離 / 長さ、傾き、方程式、ベクトルの成分、半径、円周、外周、面積、角度、 補角。 u 測定ボックスに表示した測定値を画面上に貼り付けるには 例: 三角形の内角の 1 つの測定値を、画面
4. f を使って [Paste] を反転させ、w を押す。 • 測定ボックスに表示されていた測定値が画面上に貼り付けられます。このとき、貼り付 けられた測定値が選択された状態となります。 → 5.
2. w を押す。 • 属性ラベルの編集ダイアログが表示されます。 3. 14 文字以内で属性ラベルとして使う文字を入力する。 • 属性ラベルを削除したいときは、o を押します。 4. w を押す。 • 属性ラベルが変更され、画面上で反転表示されます。 5. 測定ボックスを閉じるには、J を 2 回押す。 k 画面上に貼り付けた測定値に基づく計算の結果を表示する 画面上に現在貼り付けられている角度や長さなどの測定値を使って計算を実行し、その計算 結果を画面上に表示することができます。 u 画面上に貼り付けた測定値に基づく計算の結果を表示するには 例: 次の画面のように、線分 AB と線分 CD(点 C は線分 AB 上にあるものとする)が画面上 に描画されているとき、∠ ACD と∠ DCB の和を求め、計算結果を画面上に表示する。 (54.72 + 125.28 = 180.
1. K(Option) ‒ 2:Expression を選択する。 • ポインターの位置に “EXPR=” という文字列が現れ、測定ボックスが表示されます。 • このとき同時に、画面上に現在貼り付けられている各々の測定値にラベルが表示されま す。 ラベル 2. 各測定値に表示されたラベルを使って、測定ボックスに計算式を入力する。 • ある測定値を測定ボックスに入力するには、はじめに “@”記号を入力し、続いて各測定 値のラベルに表示されている数字を入力します ( “@1”、 “@2”など) 。ここでは∠ DCB (@1) と∠ ACD (@2) の和を計算したいので、 “@1+@2”と入力します。 •“@” 記号を入力するには、1 を押します。 3.
k 画面上の図形の面積を使って計算する 図形の面積を使って計算を行い、数式とともに計算結果を画面上に配置することができます。 例えば三角形 ABC と三角形 A’B’ C’それぞれの面積とその和を、下の画面のように表示する ことができます。 計算対象として指定できるのは、内部が塗りつぶされた図形( “Area Color”が “Clear”以外に 設定されている図形)です。 “Area Color”の設定については、 「画面上の図形の色や線種を指 定する」 (14-17 ページ) を参照してください。 u 画面上の図形の面積を使って計算するには 例: 画面上の 2 つの三角形の面積の和を計算し、式と計算結果を画面上に配置する。 1. 三角形 2 つを描き、それぞれの “Area Color”を青、赤に 設定する。 2. K(Option) ‒ 7:Area Calc を選ぶ。 • 測定ボックスが現れ、片方の三角形が反転表示されます。反転表示は、その図形が面積 計算の対象として選択されていることを表します。d/e を使って、選択図形を切り替 えることができます。 3.
5. 編集対象を測定ボックスから描画画面に戻すために f を押し、続いてもう片方の三角形 (右側)を選択するために ew を押す。 • 右側の三角形の上に“@2 △ A’ B’ C’”と表示され、測 定ボックスには△ A’ B’ C’の略号として “@2”が入力 されます。 6. w を押す。 • △ ABC +△ A’ B’ C’の計算結果が画面上に配置されま す。 7.
4. w を押す。 → 6. アニメーションを利用する 「アニメーション」は、1 セットまたは複数セットの点と線(線分、円、半円、円弧、または関 数式グラフ)のペアで構成されます。1 セットのアニメーションは、1 つの点と 1 つの線をペ アで選択し、そのペアをアニメーション設定に追加することで作成します。 k アニメーションの作成と実行 u アニメーションを追加して実行するには 例: 円周上を動く点のアニメーションを作成する。 1. 円および点を描画し、それらを選択する。 2. 6(Animate) ‒ 1:Add Animation を選択する。 • 選択した点が、選択した円の円周上を動くアニメー ションとして追加されます。 3. 6(Animate) ‒ 5:Go (once) または 6(Animate) ‒ 6:Go (repeat) を選択する。 • 点が円周上を移動します。 → 4. アニメーションを停止するには、J(または o) を押す。 14-48 ...
• 上記の操作を繰り返し行うことで、同時に動く複数の点を作成することができます。上記の 操作を行った後で、次の操作をお試しください: - 新たに線分と点を描画する。 - 線分と点を選択する。 - 上記の手順 2 と 3 の操作を行う。 両方のアニメーションが同時に実行されるのがわかります。 • 新しいアニメーションを作成したい場合は、次の 「現在のアニメーションを破棄して新しい アニメーションに置き換えるには」 の操作を行ってください。 u 現在のアニメーションを破棄して新しいアニメーションに置き換えるには 1. 新しく作成するアニメーションのための点と線のペアを選択する。 2. 6(Animate) ‒ 2:Replace Anima を選択する。 • 現在設定されているアニメーションがすべて破棄され、新しい点と線のペアによるアニ メーションが作成されます。 3. 新しいアニメーションを実行するには、6(Animate) ‒ 5:Go (once) または 6(Animate) ‒ 6:Go (repeat) を選択する。 4.
6. jaw を押して、測定ボックスに 90 を入力する。 • 線分 AB と DE の角度が 90 度にロックされます。 7. Jo を押して、すべての選択状態を解除する。 8. 線分 DE と DC を選択し、J を押す。 9. dw を押してアイコンパレットを表示し、 アイコンを反転させ、w を押す。 w → 10. e を使って • アイコンが アイコンを反転させ、w を押す。 に変わります。 • 線分 DE と DC が同じ長さに固定されます。 11. JJo を押してから、点 E と線分 AB を選択する。 12. 6(Animate) ‒ 1:Add Animation を選択する。 13. o を押してから、点 D を選択する。 14.
15. 6(Animate) ‒ 5:Go (once) を選択する。 • 点 D の軌跡として、画面上に放物線が描画されます。 このとき描画される放物線の、線分 AB が準線、点 C が焦点となっている点にご留意ください。 • 複数の点を選択した状態で 6(Animate) ‒ 3:Trace を実行すると、選択されていたすべて の点がトレース点として設定されます。このとき、以前に設定されていたトレース点は、す べて解除されます。 • アニメーションの実行中でも、オートパワーオフ機能は有効です。アニメーションの実行中 に電源が切れた場合(オートパワーオフが働いた場合、または手動で電源を切った場合) 、再 度電源を入れたとき、アニメーションは停止した状態となります。 u アニメーションを編集するには 例 : 「点の軌跡を画面上に残すには」 (14-49 ページ)で作成したアニメーションが画面に表 示されているときに、Edit Animations 画面を使ってアニメーション設定の編集を行 う。 1.
この編集を行うには: この操作を行う: 点 E が 線 分 AB 上 を 何 ス テップで移動するかを指定 する 1. c/f を使って Edit Animations 画面の “Steps”を反転 させ、1(STEPS) を押す。 → 2. 表示されるダイアログボックスで、希望するステップ数を 2 から 100 までの間の整数で入力し、w を押す。 点 E が線分 AB 上のどの位 置から移動を開始し、どの 位置まで移動するかを指定 する 1. c/f を使って Edit Animations 画面の“Animations” の下の “E” のすぐ下の “t0”を反転させる。 2. −10 から 10 までの間の数値を入力する。 • t0 の数値は、線分 AB 上で点 E が移動を開始する位置 を表します。0 を入力すると点 A が開始位置となり、1 を入力すると点 B が開始位置となります。0.5 では線分 AB の中間点となります。0.5 より小さい数値は線分 AB 上の点 A 寄りの位置、0.5 より大きい数値は線分 AB 上 の点 B 寄りの位置となります。 3.
この編集を行うには: この操作を行う: 点 E に対するアニメーショ ンの設定を削除する 1. c/f を使って Edit Animations 画面の“Animations” の下の “E” を反転させる。 2. 1(DELETE) を押す。 • 点 E に対するアニメーションの設定が削除され、画面か ら “E”の行 (および“E”の下の “t0”と “t1”の行)が消えま す。 メモ 手順1で “Animations”を 反 転 さ せ て 1(DELETE) を 押 す と、すべて点に対するアニメーション設定が削除されます。 点Dに対するトレース点 設定を削除する 1. c/f を使って Edit Animations 画面の“Traces”の下 の “D” を反転させる。 2. 1(DELETE) を押す。 • 点 D に対するトレース点設定が削除され、画面から“D” の行が消えます。 メモ 手順 1 で “Traces”を反転させて 1(DELETE) を押すと、す べて点に対するトレース点設定が削除されます。 3.
u アニメーションテーブルに列を追加するには 例: 水平な線分 AB に対して底辺が平行で、頂点の 1 つ(点 D)が線分 AB 上にある三角形 CDE を描画する。そして線分 AB 上を点 D が動いたときの、線分 CD の長さと三角形 CDE の面積のアニメーションテーブルを作成する。 1. 線分 AB と、三角形 CDE を描画する。 2. 線分 AB と点 D を選択し、6(Animate) ‒ 1:Add Animation を選択する。 • 点 D が線分 AB 上を動くアニメーションとして追加されます。 3. ここでは 「線分 CD の長さのアニメーションテーブル」を作成するので、まず線分 CD を選 択する。 4. J を押して測定ボックスを表示する。 • このとき画面の左端に アイコンが表示されなかった場合は、測定ボックス左隣の▲ボ アイコンを選択 タンを反転させて w を押します。表示されるアイコンパレットから してください。 5. e を使って右端の▲ボタンを反転させ、w を押す。 • メニューが表示されます。 6.
10. J を押して測定ボックスを表示する。 アイコンが表示されなかった場合は、測定ボックス左隣の▲ • このとき画面の左端に ボタンを反転させて w を押します。表示されるアイコンパレットから アイコンを 選択してください。 11. 上記の手順 5 と 6 の操作を行う。 • アニメーションテーブル画面が表示されると、手順 6 で作成した“Length”列の右側に“Area”というラ ベルの列が追加されます。“Area”列には、アニメー ション実行時のステップごとの三角形 CDE の面積が 一覧表示されます。 • この例では、三角形の頂点 D が底辺 CE と平行な線分 AB の上を移動しても、三角形 CDE の面積は変化しないことが確認できます。 12. アニメーションテーブル画面を閉じるには、J を押す。 13.
u アニメーションテーブル全体をスプレッドシートデータとして保存するには 1. アニメーションテーブルを表示する。 2. 1(STORE)2(S-SHT) を押す。 • 保存先のスプレッドシートのファイル名を入力するダイアログが表示されます。 3. ファイル名を 8 文字以内で入力し、w を押す。 • スプレッドシートデータについて詳しくは、 「第 9 章 表計算 (スプレッドシート) 」を参照 してください。 u アニメーションテーブルの特定の列を削除するには 1. アニメーションテーブルを表示する。 2. d または e を使って、削除したい列を反転させる。 3. 2(DELETE)1(DELETE) を押す。 u アニメーションテーブルのすべての列を削除するには 1. アニメーションテーブルを表示する。 2. 2(DELETE)2(DEL-ALL) を押す。 • 削除して良いかを確認するダイアログが表示されます。 3.
第 15 章 Picture Plot (ピクチャー・プロット) Picture Plot は、写真やイラストなどの画像の上にプロット(座標を表す点)を描画し、その プロットのデータ (座標値)に基づいたさまざまな解析を行うためのアプリケーションです。 例えばここに次のような、ノズルから斜め上方向に細い水流が射出されている噴水の写真が あります。 写真の一番手前に写っているノズルから噴射された水流のつくる面を、XY 直交座標平面 とみなします。すると、水の軌跡上のどの 1 点でも、座標値 (X, Y) で表すことができます。 Picture Plot のプロット機能を使うと、写真などの画像上にプロットを置くだけで、座標値 を簡単に取り出すことができます。 プロットの描画例 座標値表示 (プロットリスト画面) プロットを使って、次のような操作が実行できます。 • Y=f(x) 形式の式を登録してグラフを描き、写真とプロットの上に重ねて表示することがで きます。さらに、グラフのモディファイ機能 (5-29 ページ)を利用して式の係数値を調節 し、プロットによりよく重なる式を探すことも可能です。 • プ
また、全画面表示中の X-Y 座標グラフに対して、Graph モードと同様に、SKETCH 機能や G-SOLVE 機能を使ったグラフの解析が可能です。 k Picture Plot 専用のセットアップ項目 次の各項目は、Picture Plot モードで !m(SET UP) を押したときに限り表示される、 Picture Plot 専用のセットアップ項目です。 は各設定項目の初期設定を表します。 • Axtrans Wind(AXTRANS 画面左右のビューウインドウ設定リンク) • {Auto}/{Manual} ... AXTRANS 画面の右側(T-Y または T-X 座標系)の Y 軸または X 軸 のビューウインドウ設定値を { 左側(X-Y 座標系)の設定値とリンクして自動設定す る }/{ 左側 (X-Y 座標系) の設定値とリンクさせない } • Plot Color(プロットの色) • {Black}/{Blue}/{Red}/{Magenta}/{Green}/{Cyan}/{Yellow} ...
k Picture Plot 画面のファンクションメニュー • {FILE} ... 次のサブメニューを表示する • {OPEN} ... ファイルリストを開く • {SAVE} ... 現在開いているファイルを上書き保存する • {SAVE・AS} ... 現在開いているファイルに名前を付けて保存する • {Plot} ... プロットモード (画面上にプロットを描くモード) に入る • {List} ... プロットの座標値リスト (プロットリスト画面) を表示する • プロットリスト画面のメニュー項目は、下記の 「プロットリスト画面のファンクションメ ニュー」を参照してください。 • {DefG} ... グラフ式の登録画面を表示する • {MODIFY} ... モディファイ機能を実行する (5-29 ページ) • {AXTRNS} ... 次のサブメニューを表示する • {T-Y}/{T-X} ... 画面を左右に2分割し、右側に { 横軸を T、縦軸を Y とする画面を表示す る }/{ 横軸を T、縦軸を X とする画面を表示する } • {REG} ...
• {STORE} ... プロットリストの指定列 (X または Y) をリストメモリーに保存する • {RECALL} ... リストメモリーのデータをプロットリストの X 列または Y 列に呼び出す k プロットモード時のファンクションメニュー • {PICTURE} ... Picture Plot 画面の {PICTURE} と同様 • {UNDO} ... 最後に描いたプロットを消去する (UNDO 再実行時は、消去したプロットを元 に戻す) • {EDIT} ... Picture Plot 画面の {EDIT} と同様 k AXTRANS 画面のファンクションメニュー • {Switch} ... AXTRANS 画面の左側 (X-Y 座標系) の表示モードを切り替える • {Cutout} ... AXTRANS 画面の左側 (X-Y 座標系) のトリミング範囲を指定する • {List} ... プロットリスト画面に戻る • {REG} ...
u ファイルを開くには 1. メインメニューから Picture Plot モードに入る。 • ファイルリスト画面が表示されます。 • 前回 Picture Plot モードで開いていたファイルが表示された場合 (または、すでに Picture Plot 画面を表示中の場合)は、K1(FILE)1(OPEN) を押してファイルリス ト画面を表示します。 2.
• ビューウインドウ設定については、Picture Plot モードで画像ファイルが開かれた時点 で、そのファイルが保持していた設定が呼び出されます。このため、他のモードでビューウ インドウを変更しても、Picture Plot モードに戻ると、Picture Plot モードで現在開い ているファイルのビューウインドウ設定が復帰します。逆に、Picture Plot モードから他 のモードに移動したときは、Picture Plot モードのビューウインドウ設定のままになりま す(他のモードから Picture Plot モードに移る前の時点での、他のモード側のビューウイ ンドウ設定には復帰しません) 。 u ファイルを保存するには Picture Plot 画面の表示中に、K1(FILE)2(SAVE) を押します。編集中のファイルが上 書き保存されます。 u ファイルを別名で保存するには 1. Picture Plot 画面の表示中に、K1(FILE)3(SAVE • AS) を押す。 • 保存先フォルダーを指定する画面が表示されます。 2.
3. カーソルキー(または数字キー)を使ってプロットを描きたい位置にポインターを移動し、 w を押す。 • ポインター位置にプロット 1 つが描かれます。 • 現在開いているファイルが g3b ファイルの場合、プロット1つを描くたびに、ファイル が持っている次の画像に表示が切り替わります。詳しくは、下記の「g3b ファイルへの プロット描画について」 を参照してください。 • プロットを描いた直後に描画を取り消すには、K2(UNDO) を押します。 • 数字キーを使ったポインターの移動については、下記の「ポインターを画面上の特定位置 にジャンプするには」 を参照してください。 4. 手順 3 の操作を繰り返し、必要なだけプロットを描く。 • ここで K3(EDIT) を押して、描画済みのプロットを選んで位置を移動することがで きます。 「プロットを編集 (位置を移動) するには」 (15-8 ページ) を参照してください。 • 描画できるプロット数は、g3p ファイルの場合で最大 50 です。g3b ファイルの場合は、 ファイルが持っている画像枚数が最大プロット数となります。 5.
• g3b ファイルに含まれる各画像データを確認するには、K6(g)5(PLAY) を押して、 次のいずれかの操作を行います。 - 1(Auto) を押す。ファイルに含まれる全画像が、順送りで自動的に 3 回繰り返し表示さ れます。 - 2(Manual) を押す。d/e を使って、ファイルに含まれる画像を 1 枚ずつ切り替えて 表示することができます。 J を押すと、K6(g)5(PLAY) を押す前の状態に戻ります。 • Picture Plot 以外のモードでは、g3b ファイルを開くことはできません。 u プロットを編集 (位置を移動) するには 1. Picture Plot 画面で K6(g)3(EDIT) を押す。 • K2(Plot)K3(EDIT) と押しても構いません。 • プロットの編集モードに入り、ポインターが 1 つ目のプロット(最初に描画したプロッ ト)の位置に移動します。 ポインター位置の プロット番号 ポインター位置の プロットの T 値 (15-12 ページ参 照) 総プロット数 2.
u すべてのプロットを一括して削除するには K6(g)4(DELETE) を押し、表示される確認ダイアログで 1(Yes) を押します。削除 をキャンセルする場合は、確認ダイアログで 6(No) を押します。 • プロットリスト画面を使うと、全プロットを一括して削除する操作のほかに、最後に描画し たプロットから順に1つずつ、プロットを削除していくこともできます。 「末尾行のプロッ トデータを削除するには」 (15-12 ページ) を参照してください。 k Y=f(x) 形式の式を入力してグラフを描画する Y=f(x) 形式の式に基づくグラフを、Picture Plot 画面上に描画することができます。描画 するには、Picture Plot 画面で K4(DefG) を押すと表示されるグラフ関数式リストで、 Graph モードと同様の操作を行います。 • グラフ関数式リスト上のデータは Graph モードと共通です。ただし、Picture Plot モー ドで利用できるのは Y= タイプのグラフだけです。このため、Picture Plot モードから グラフ関数式リストを呼び出すと、ファンクションメニューの
4.
k 画像の薄色化率(Fade I/O) を調整する 画像の薄色化率を 0 %(画像をそのまま表示)∼100 %(画像を非表示) の間で調整することが できます。薄色化率を上げるほど画像は白色に近づき、100 % で完全な白色となります。 → 画像が暗すぎたり色が濃すぎたりする場合に、プロットやグラフが見やすいように調整する ことができます。 • 薄色化率の調整は、背景画像が 16-bit データの場合に限り可能です。 • 調整後の薄色化率の情報は、K1(FILE)2(SAVE) または 3(SAVE • AS) の操作を行う と、画像ファイルに保存されます。 u 画像の薄色化率を調整するには 1. Picture Plot 画面で K6(g)6(g)3(FadeI/O) を押す。 • 薄色化率を調整するためのスライダーが表示されます。 2. d/e を使って薄色化率の値を変更する。 • 直接数値を入力することもできます。例えば薄色化率を 20 % に設定したい場合は、 caw と押します。 3. 調整が済んだら w を押す。 4.
u プロットの座標値を編集するには 1. Picture Plot 画面で K3(List) を押して、プロット リスト画面を表示する。 • プロットリスト画面の各行の X 値と Y 値は、各プロットの座標を表します。T 値は時間 を表します (下記の「T-Y 座標、T-X 座標にプロットを表示する」を参照)。編集が可能な のは X 値と Y 値です。 2. カーソルキーを使って、編集したい X 列または Y 列のセルを反転させ、2(EDIT) を押す。 3.
• 時間値は、初期設定では最初のプロットから順に 0、1、2…という値 (スタート値 0、ス テップ値 1 の等差数列)が割り当てられています。各プロットに割り当てる T 値は、スター ト値とステップ値を設定することで変更できます。 • T-Y 座標プロット(または T-X 座標プロット)は、AXTRANS 画面という専用の画面に表示 されます。 AXTRANS 画面には、常に X-Y 座標プロットと T-Y 座標プロット(または T-X 座標プロット) が次の画面例ように同時に表示されます。 X-Y 座標プロット T-X 座標プロット u 時間値 (T) を設定するには 1. プロットリスト画面で 5(SET) を押す。 2. 表示される画面でスタート値とステップ値を設定する。 • 例えばスタート値を 1、ステップ値を 1.5 にしたい場合は、bwb.fw と押し ます。 • スタート値とステップ値は次の範囲で設定できます。 − 1.0E+10 < ( スタート値 ) < 1.0E+10 0 < ( ステップ値 ) < 1.0E+10 3.
2.
•② (縮小なし)の表示モードを選択したときは、切り出し範囲を指定することができま す。指定するには 2(Cutout) を押し、表示される画面で d/e を使って切り出し範 囲を示す枠線を左右に移動し、w を押して確定します。 → 3. 切り替えが済んだら J を押して、ファンクションメニューを隠す。 u AXTRANS 画面の左右で対応するプロットを同時に点滅させるには 1. AXTRANS 画面の表示中に K5(P-LINK) を押す。 • プロットリスト画面上の 1 行目のデータ (最初に描画 したプロット)に対応する左側 (X-Y 座標)と右側 (T-X 座標)のプロットが、同時に点滅を開始します。 • d/e を使って、前後のデータに対応するプロットに点滅を移動することができます。 左右のどのプロットが対応しているかを、確認することができます。 2.
5. Graph モードと共通の機能について Picture Plot 画面で !1∼5 を押したときの動作は、Graph モードのグラフ画面でこ れらのキーを押したときと同じです。詳しくは、それぞれ下記を参照してください。 • !1(TRACE) ...「グラフ上の座標を読みとる」 (5-43 ページ) • !2(ZOOM) ...「ズーム」 (5-6 ページ) • !3(V-WIN) ...「ビューウインドウ (V-Window)を設定する」 (5-3 ページ) • !4(SKETCH) ...「グラフ画面に点や線、文字などを書き込む (スケッチ) ( 」5-42 ページ) • !5(G-SOLVE) ...「グラフを解析する (G-SOLVE メニュー) (5-46 ページ) 」 トレース機能実行中のプロット色変更について !1(TRACE) を押してトレースを実行している間は、現在トレースポインターが置かれ ているプロットの色を変更することができます。変更するには、次の操作を行います。 1.
巻末資料 1. エラーメッセージ一覧表 u 一般的な計算時のエラー メッセージ エラー内容 対 Syntax ERROR • 書式に誤りがある。 Ma ERROR • 計算結果が演算範囲を超えた。 • 誤ったコマンドを入力しようとし た。 • 数学的に誤った計算が行われた (0 による除算など) 。 策 J を押してエラー箇所を表示し、 誤りを訂正する。 入力した数値を確認し、演算でき る範囲内に修正する。 Stack ERROR 使用可能な数値用スタックまたは 命令用スタックを超えた計算式が 実行された。 ス タ ッ ク は 数 値 用 10 段、 命 令 用 26 段以内に収める。 計算式を 2 つ以上に分けて、各々 使用可能なスタック内に収める。 Input value must be integer. 整数を入力すべき箇所に整数でな い値を入力した。 整数を入力する。 Input value must be a matrix.
メッセージ エラー内容 対 策 Can’t Simplify 'Simp 関数(2-23 ページ)を使っ て分数の約分を実行しようとした が、 指 定 し た 約 数 で 約 分 で き な かった。(例:4/8 の約分時に 3 を 約数として指定した。 ) 約分可能な約数を指定するか、約 数を指定せずに 'Simp 関数による 計算を実行する。 Can’t Solve! Adjust initial value or bounds.
メッセージ エラー内容 対 策 Complex Number in Matrix 複素数の認められない演算や操作 に対して、要素に複素数を含む行 列を用いた。 行列内のデータをすべて実数に修 正する。 Complex Number In Matrix or Vector 複素数の認められない演算や操作 に対して、要素に複素数を含む行 列またはベクトルを用いた。 行列またはベクトル内のデータを すべて実数に修正する。 Improper Number of Elements 上限を超えるような要素数を指定 して、リスト、行列、またはベク トルを作成しようとした。 リストの要素数は 999 以内、行列 の 要 素 数 は 999 行 × 999 列 以 内 で指定する。ベクトルの要素数は 1 行 × 999 列 ま た は 999 行 × 1 列 以内で指定する。 u Equation モードのエラー メッセージ エラー内容 対 Infinitely Many Solutions 連立方程式の解が無数に存在する。 No Solution 連立方程式の解が存在しない。 No V
メッセージ Requires one variable expression.
u プログラム関連のエラー メッセージ Go ERROR Nesting ERROR エラー内容 対 策 ① Goto n に対する Lbl n がない。 ① Goto n に対する Lbl n を正しく 入れるか、Goto n を削除する。 ②「Prog " ファイル名 "」 の該当プロ グラムが指定場所に存在しない。 ② 指定場所に該当プログラムを保 存するか、 「Prog " ファイル名 "」 を削除する。 「Prog " フ ァ イ ル 名 "」に よ る サ ブ ルーチンのネスティングが 10 段を 超えている。 • サブルーチンからメインルーチン に戻すときに 「Prog " ファイル名 "」 を使っている部分があれば、削除 する。 • サブルーチンのジャンプ先をたど り、中途でのメインルーチンへの ジャンプが見つかったら、正しく 戻るように直す。 Too many path levels プログラム内で、3 階層を超えるパ ス指定を行った。 3 階層以内でパスの指定を行う。 u Spreadsheet モードのエラー メッセージ エラー内容 対 策 Range
メッセージ Image wrong size for insertion. エラー内容 対 挿入することができないサイズの 画像ファイルを挿入しようとした。 策 挿入可能なサイズの画像ファイル を使う (10-12 ページ)。 u Memory モードのエラー メッセージ Memory ERROR エラー内容 対 策 残りメモリー容量を超えた演算や、 • 記憶させるデータの内容を簡略化 メモリーへの記憶などを実行した。 し、残り容量以内に収める。 • メモリー内の不要なデータを削除 する。 パソコンからの操作 *1 で、保存メ モリー上の各フォルダー内のファ イル数が 300 を超えないように、 複数のフォルダーにファイルを振 り分ける。 Folder has over 300 files.
メッセージ File System ERROR エラー内容 対 策 電卓のメモリーのファイルシステ 下記の「重要」をよくご理解のうえ、 ムが破壊されているか、電卓では System モードで“Initialize All” 読 み 取 る こ と が で き な い フ ォ ー (5(RESET)6(g)2(ALL))を マットになっている。 実行する(12-3 ページ)。 重要 “Initialize All”を行うと、言語デー タを含む電卓のメモリー上のすべて のデータが削除されます。電卓のメ モリー上のデータを残したい場合 は、 “Initialize All”を行う前に、電 卓とパソコンを USB ケーブルで接 続し、必要なデータをパソコンにコ ピーしておいてください *1。 u データ通信関連のエラー メッセージ エラー内容 対 策 Complex Number in Data 通信時に複素数を含むデータを送 信したが、受信側の該当機能は複 素数をサポートしていない。 例:CFX-9850G へ、 要 素 に 複 素 数を含む連立方程式の係数データ を送信しようとした。 複素
メッセージ エラー内容 対 策 Invalid Data Number 通信時、受信側がサポートしてい ないデータ番号の変数を送信しよ うとした。 受信側がサポートしているデータ 番号を指定して送信する。 Please Reconnect OS アップデート中に何らかの理由 で通信が切断された。 接続し直して、操作をやり直す。 u Geometry モードのエラー メッセージ エラー内容 対 策 First select a segment. 最 初 に 1 つ の 線 分 を 選 択 せ ず に、 作図に必要な図形を正しく選択し 垂直二等分線を作図しようとした。 てから、やり直す。 First select a line and point. 最初に 1 つの線分と 1 つの点を選 択せずに、垂線または平行線を作 図しようとした。 First select 2 points or a segment. 最初に 2 つの点または 1 つの線分 を選択せずに、中点を作図しよう とした。 First select the applicable figure.
メッセージ エラー内容 対 策 First select point(s). 最初にトレース点として設定した い点を選択せずに、Trace コマン ドを実行した。 トレース点として設定する点を選 択してから、Trace コマンドを再 度実行する。 Too Many Trace Points 10 個を超えるトレース点を同時に 設定しようとした。 10 個以内の点を選択する。 Too Many Rows 26 列を超えるアニメーションテー ブルを追加しようとした。 アニメーションテーブルを表示し て不要な列を削除してから追加す る。 First configure animation settings.
u 設定に関するエラー メッセージ エラー内容 対 策 Out of Domain 入力可能範囲外の値を入力した。 範囲内の値を入力する。 Invalid setting • ビューウインドウ設定として不適 切な値を入力した。 • 設定可能な範囲内の値を入力す る。 • 範囲指定の画面で不適切な値を入 力し、実行しようとした。 • 適切な範囲の値を入力する。 • Step 値として 0 を指定して、数 表を作成しようとした。 • 0 以外の Step 値を指定する。 • ビューウインドウ設定として不可 能な組み合わせの値を入力した (Xmin=10、Xmax=10 など) 。 • 設定可能な組み合わせの値を入力 する。 • Recursion モ ー ド で、Start 値 ≧ End 値 と な る よ う な 指 定 を 行 い、 テ ー ブ ル を 作 成 し よ う と し た。 • Start 値< End 値となるような値 に変更する。 • Geometry モードの Edit Animations 画面に、t0=t1 とな るような値を指定した。 • t0
2. 関数の入力範囲と精度 関 数 sinx cosx tanx 実数解のための入力範囲 (DEG) |x| < 9 × (109)° (RAD) |x| < 5 × 107π rad (GRA) |x| < 1 × 1010 grad sin–1x cos–1x |x| < 1 tan–1x |x| < 1 × 10100 sinhx coshx |x| < 230.9516564 tanhx |x| < 1 ×10100 sinh–1x |x| < 1 × 10100 cosh–1x 1 < x < 1 × 10100 tanh–1x |x| < 1 logx lnx 1 × 10–99 < x < 1 × 10100 10x –1 × 10100 < x < 100 ex –1 × 10100 < x < 230.
関 数 実数解のための入力範囲 °’” |a|, b, c < 1 × 10100 0 < b, c ←⎯ °’” |x| < 1 × 10100 60 進表示は: |x| < 1 × 107 内部演算 桁数 精 度 15 桁 原則として 10 桁目± 1* " " 備 考 x > 0: ^(xy) –1 × 10100 < ylogx < 100 x=0:y>0 m x < 0 : y = n, –––– 2n+1 (m と n は整数) ただし、 –1 × 10100 < y log |x| < 100 引数として複素数を使用可 y>0:x≠0 ' y x 1 –1 × 10100 < x logy < 100 y=0:x>0 2n+1 y < 0 : x = 2n+1, –––– m " " (m ≠ 0、m と n は整数) ただし、 1 –1 × 10100 < x log |y| < 100 a b/c 整数、分子、分母の合計が 10 桁以内(ただし区切りシ ンボルを含む) 。 引数として複素数を使用可 " " * 一回の計算誤差は 1
E-Con2モード (EA-200 コントローラー) ここで説明するすべての内容は、電卓本体と EA-200 の使用上の注意や 用語、各種の操作について、ユーザーの方がすでによく理解しているこ とを前提としています。
1. E-Con2 モードの概要 • E-Con2 モードに入るには、メインメニューから E-Con2 を選択します。 E-Con2 メインメニュー • E-Con2 モードには、EA-200 を使ったデータ測定を簡単に、効率よく行うための、次 の各種機能が用意されています。 • 1(SET) ................... EA-200 のセットアップを行う。 • 2(MEMORY) ........ EA-200 のセットアップデータに名前を付けて保存する。 • 3(PROGRAM) ..... プログラム変換を行う。 • この機能を使うと、E-Con2 を使って作成された EA-200 の セットアップデータを、fx-9860G シリーズ /fx-CG20 で動 作可能な EA-200 制御プログラム (または EA-100 制御プロ グラム) に変換することができます。 • CFX-9850G シリーズ /fx-7400G シリーズで動作可能なプ ログラムに変換することもできます。 • 4(START) .............
2.
5.
9. 確認画面の内容に問題がなければ、1 を押します。 設定の変更が必要な場合は、6 または J を押してください。手順4の画面 (総測定 時間の設定画面) に戻り、設定をし直すことができます。 • 1 を押すと、次のようなセットアップウィザードの完了画面が表示されます。 10. 作成したセットアップをどうするかに応じて、次のいずれかの数字キーを押します。 b(Start Setup) .............. 作成したセットアップを使って測定を開始する(ε-31 ページ) c(Save Setup-MEM) ... 作成したセットアップを保存する(ε-25 ページ) d(Convert Program) ....
k セットアップウィザードでフォトゲートの設定を行う Vernier 社製のフォトゲート(PhotoGate)を接続するためには、その他のセンサーを接続 した場合とは少し異なったパラメーターの設定が必要となります。 u フォトゲートを単独で使うための設定を行うには 1.「セットアップウィザードを使って EA-200 のセットアップを作成するには」 (ε-2 ペー ジ)の手順 1∼2 の操作を行います。 2.“Select Sensor” 画面で [VERNIER] - [Photogate] - [Gate] を選択します。 • フォトゲートが接続されているチャンネルが CH1 と SONIC のどちらかを指定するた めの画面が表示されます。 3.
k 関数式の波形をスピーカーから出力する セットアップウィザードは、EA-200 に接続されているセンサーのセットアップを補助 す る 機 能 で す。 た だ し セ ッ ト ア ッ プ ウ ィ ザ ー ド の“Select Sensor”画 面 で [CASIO] [Speaker] - [y=f(x)] を選択した場合は、電卓に入力した関数式が表す波形の音声を EA200 から出力し、その関数式のグラフを電卓本体の画面に描画するためのセットアップを 行います。 u スピーカーから音声を出力するための設定を行うには 1. 電卓の通信ポートと EA-200 の MASTER ポートをデータ通信ケーブル (SB-62) で接続 します。 2.「セットアップウィザードを使って EA-200 のセットアップを作成するには」 (ε-2 ペー ジ)の手順 1∼2 の操作を行います。 3.“Select Sensor” 画面で [CASIO] - [Speaker] - [y=f(x)] を選択します。 • 次のような画面が表示されます。 4.
8. d/e キーを使って、出力する範囲の始点に垂直カーソルを移動し、w キーを押し て登録します。 9. d/e キーを使って、出力する範囲の終点に垂直カーソルを移動し、w キーを押し て登録します。 • 始点、終点の両方を指定すると、次のような出力周波数(Output Frequency)ダイ アログが表示されます。 / 10. 出力周波数を % 値で設定します。 • 元の音をそのまま出力したい場合は、100 (%)を指定します。1 オクターブ高い音 を出力したい場合は、200 (%)と入力します。1 オクターブ低い音を出力したい場 合は、50 (%) と入力します。 11. % 値を入力したら、w を押します。 • EA-200 のスピーカーから、選択範囲の波形の音が出力されます。 • 指定した結果が音として出力できない場合は“Range Error”となります。この場合 は、J を押すことで、順次元の画面にさかのぼって指定し直すことができます。 12. 音の出力を停止するには、EA-200 の [START/STOP] キーを押します。 13.
3. アドバンストセットアップ(Advanced Setup) を使う 「アドバンストセットアップ」を使うと、各種の測定パラメーターを個別に制御して、特定の 用途に合わせた EA-200 の詳細なセットアップを行うことができます。 k アドバンストセットアップの基本操作 u アドバンストセットアップを使って EA-200 のセットアップを作成するには 以下はアドバンストセットアップの一般的な操作手順を示したものです。個別の詳細情報に ついては、操作手順中の参照ページをご覧ください。 。 1. E-Con2 メインメニューを表示します (ε-1 ページ) 2. 1(SET) を押します。 “Setup EA-200”サブメニューが表示されます。 3. 2(ADVANCE) を押します。アドバンストセットアップメニューが表示されます。 アドバンストセットアップメニュー 4.
• d(Trigger) .............測定開始条件を設定する画面が表示されます。詳しくは 「トリ ガー設定 (Trigger) (ε-14 ページ) 」 を参照してください。 • e(Graph) ...............グラフの描画設定を行う画面が表示されます。詳しくは 「グラ フ設定 (Graph)」 (ε-18 ページ) を参照してください。 • 上記の各画面 (b∼e)に含まれる設定は、下記の 「設定パラメーターを初期値に戻す には」 の操作によって初期値に戻すことができます。 6. セットアップの作成が済んだら、次のファンクションキー操作によって測定を開始した り、その他の操作を行います。 • 1(START) .............作成したセットアップによる測定を開始する (ε-31 ページ) • 2(MULTI) ..............作成したセットアップによる MULTIMETER モード測定を開 始する (ε-24 ページ) • 3(MEMORY) ........作成したセットアップを保存する (ε-25 ページ) • 4(PROGRAM) .....
2. f/c を使って、設定を変更したいチャンネルにハイライトを移動します。 3. 次に行う操作は、選択したチャンネルに応じて異なります。 • CH1、CH2、CH3 の場合 選択したチャンネルに割り当て可能なセンサー一覧を表示するために、次のファンク ションキーを押します。 1(CASIO) ............. カシオ製センサーの一覧を表示する。 2(VERNIR) .......... Vernier 社製センサーの一覧を表示する。 3(CUSTOM) ....... カスタムプローブの一覧を表示する。 4(None) ............... 選択したチャンネルにセンサーを何も割り当てない。 • SONIC の場合 選択したチャンネルに割り当て可能なセンサー一覧を表示するために、次のファンク ションキーを押します。 1(CASIO) ............. カシオ製センサーの一覧を表示する。 “Motion” だけが選択可能です。 2(VERNIR) ..........
5. すべての設定が済んだら、w を押します。 • アドバンストセットアップメニューに戻ります。 メモ チャンネル設定画面でチャンネルを選択すると、選択したチャンネルの測定範囲が画面の最 下行に表示されます。 上の画面例では、CH2 に割り当てられている温度センサーの測定範囲が表示されています。 測定範囲の値が画面幅に収まらない場合は、表示可能な範囲の値だけが表示されます。 k サンプリング設定(Sample) サンプリング設定画面を使うと、サンプリング(測定)を制御するさまざまな設定を行うこと ができます。 u サンプリング設定を行うには 1.
2.
4. 測定数の設定を変更するには、 “Number”にハイライトを移動します。次に、1 を押し て測定数を設定するためのダイアログを表示します。 • 測定数として、10 から 30,000 の間の数値を指定することができます。 • ダイアログの最下行に表示される総測定時間は、手順 3 で指定した測定周期の値と、 ここで指定した測定数の値を掛け合わせて計算された数値です。 重要 次のすべての条件に当てはまる場合は、 “Number” の代わりに “Distance” が表示されま す。“Distance”の設定について詳しくは、下記の 「距離 (Distance)設定を行うには」を 参照してください。 :2(VERNIR) - [Photogate] - [Pulley] • チャンネル設定 (ε-9 ページ) • 測定モード (ε-12 ページ) :Clock 5.
k トリガー設定(Trigger) トリガー設定画面では、例えば w キーを押すと測定が開始されるといった、 「測定が何に よって開始されるかの条件」を指定します。この測定の開始条件のことを「トリガーソース」 (Trigger Source) と呼び、トリガー設定画面上では “Source”と表示されます。 下表は選択可能な 6 つのトリガーソースそれぞれを解説したものです。 このイベントによって測定を開始するには: このトリガーソースを選ぶ: w キーが押された [EXE] key 指定した秒数のカウントダウンが完了した Count Down CH1 への入力値が指定した値に達した CH1 SONIC チャンネルへの入力値が指定した値に達した SONIC EA-200 の内蔵マイクが音を感知した Mic EA-200 の [START/STOP] キーが押された [START] key u トリガー設定を行うには 1.
3.
u トリガーのしきい値とトリガーエッジを指定するには 測定モード (ε-11 ページ)として “Fast”、Normal” 、または“Clock”が選択されている場合 は、次の操作を行います。 1.“Threshold” にハイライトを移動します。 2. 1(EDIT) を押して、トリガーのしきい値(この値に達すると測定が開始されるデータ 値) を指定するためのダイアログを表示します。 チャンネル設定(ε-9 ページ)で CH1 または SONIC チャンネルに割り当てられたセンサー 割り当てられているセンサーの測定単位 3. 希望する値を入力し、w を押します。 4.“Edge” にハイライトを移動します。 5. 次のいずれかのファンクションキーを押します。 このトリガーエッジを選択するには: このキーを押す: 下降時トリガー 1(Fall) 上昇時トリガー 2(Rise) 6.
u フォトゲートの開始トリガー/ 終了トリガーを設定するには フォトゲートのトリガーソースとして CH1 が選択されている場合は、次の操作を行います。 1.“Start to” にハイライトを移動します。 2. 次のいずれかのファンクションキーを押します。 この状態を開始トリガーとして設定するには: このキーを押す: フォトゲートが閉じた状態 1(Close) フォトゲートが開いた状態 2(Open) 3.“End Gate” にハイライトを移動します。 4. 次のいずれかのファンクションキーを押します。 この状態を終了トリガーとして設定するには: このキーを押す: フォトゲートが閉じた状態 1(Close) フォトゲートが開いた状態 2(Open) 5. w を押してトリガー設定を終了し、アドバンストセットアップメニューに戻ります。 u トリガーのしきい値とモーションセンサーのレベルを設定するには トリガーソースとして “SONIC” が選択されている場合は、次の操作を行います。 1.“Threshold” にハイライトを移動します。 2.
k グラフ設定(Graph) グラフ設定画面では、測定が完了した後で表示されるグラフに関する各種設定を行います。 グラフを描画するか、しないかの設定は、サンプリング設定 (ε-11 ページ) で行います。 u グラフ設定を行うには 1. アドバンストセットアップメニュー(ε-8 ページ)が表示されているときに、e(Graph) を押します。 • グラフ設定画面が表示されます。 現在選択されている項目 グラフ設定画面 2.
5. リアルタイムスクロールの設定を変更するには、f/c を使って、“Real Scroll”にハ イライトを移動します。続いて、次のいずれかのファンクションキーを押します。 この設定にするには: このキーを押す: リアルタイムスクロールを行う 1(On) リアルタイムスクロールを行わない 2(Off) 6.
4. カスタムプローブを使う ここで説明する操作手順によって、EA-200 で使用するカスタムプローブを設定すること ができます。 「カスタムプローブ」とは、E-Con2 モード標準として指定されている CASIO 製または Vernier 社製センサー以外のセンサーを指します。 k カスタムプローブ設定を行う カスタムプローブ設定を行うには、補間式 (ax + b) の定数を入力することが必要です。傾き a (slope)、y 軸切片 b (intercept) のそれぞれの定数を入力します。補間式 (ax + b) 中の x は、測定した電圧の値 (測定範囲は 0∼5 ボルト) です。 u カスタムプローブ設定を行うには 1. E-Con2 メインメニュー(ε-1 ページ)で 1(SET)c(ADVANCE) を押して、アドバン ストセットアップメニューを表示します。 2.
(4) Warm-up 1(EDIT) を押して、ウォームアップ時間を入力します。 7. w を押し、続いてメモリー番号 (1∼99)を入力します。 • カスタムプローブ設定が保存され、新規に登録したカスタムプローブ設定を含んだカ スタムプローブの一覧に戻ります。 u Vernier 社製センサーの設定を呼び出してカスタムプローブ設定を行うには 1.「カスタムプローブ設定を行うには」 (ε-20 ページ) の手順 1 と 2 の操作を行います。 2. 5(VERNIR) を押します。 • Vernier 社製センサーの一覧が表示されます。 3.
3. 2(CALIB) を押します。 • EA-200 の CH1 に接続されたセンサーによる 1 回目の測定が開始され、次のような 画面が表示されます。 1 回目の測定中を表す 測定値がリアルタイムで表示される 4. 測定値が安定したら、w を数秒間押し続けます。 • 1 回目の測定値が登録され、画面上に表示されます。このとき画面の最下行にカーソ ルが表示され、参照値の入力が可能な状態となります。 5. 1 回目の測定値に対する参照値を入力し、w を押します。 • 2 回目の測定が自動的に開始され、手順 3 で表示されたものと同様の画面表示に切り 替わります。 2 回目の測定中を表す 6. 測定値が安定したら、w を数秒間押し続けます。 • 2 回目の測定値が登録され、画面上に表示されます。このとき画面の最下行にカーソ ルが表示され、参照値の入力が可能な状態となります。 7.
k カスタムプローブのゼロ補正を行う カスタムプローブのゼロ補正を行うと、実測値に基づいてカスタムプローブの y 軸切片の値 を設定することができます。 u カスタムプローブのゼロ補正を行うには 1. 電卓と EA-200 を接続し、ゼロ補正を行いたいカスタムプローブを EA-200 の CH1 に 接続します。 2. 次に行う操作は、新規のカスタムプローブのゼロ補正を行うか、登録済みのカスタムプ ローブ設定を編集するかによって異なります。 新規のカスタムプローブ設定を行う場合: の手順 1∼6 の操作を行います。 • 「カスタムプローブ設定を行うには」 (ε-20 ページ) • y 軸切片 (Intercept)の値は自動補正によって自動的に設定されるので、上記の手順 6 では y 軸切片の値を設定する必要はありません。 登録済みのカスタムプローブ設定を編集する場合: (1) カスタムプローブ一覧画面で、f/c を使って編集したいカスタムプローブ名にハ イライトを移動し、3(EDIT) を押します。 (2)「カスタムプローブ設定を行うには」 (ε-20 ページ) の手順 6 以降の操作を行います。 3.
5. MULTIMETER モードを使う EA-200 の MULTIMETER モードを使うための設定は、チャンネル設定(ε-9 ページ)に よって行います。 u MULTIMETER モードを使うには 1. 電卓と EA-200 を接続し、測定に使いたいセンサーを EA-200 の各チャンネルに接続し ます。 2. アドバンストセットアップメニュー(ε-1 ページ)からの操作でチャンネル設定画面(ε-9 ページ) を表示し、使いたい各チャンネルのセンサー設定を行います。 3. 各チャンネルのセンサー設定が済んだら w を押してアドバンストセットアップメ ニューに戻り、2(MULTI) を押します。 • EA-200 の MULTIMETER モードによる測定が開始され、各チャンネルの測定値が画 面に表示されます。 • 表示される測定値は 0.5 秒ごとに更新されます。 • 手順 2 で設定を行ったチャンネル以外には、センサーを接続しないでください。 • MULTIMETER モードの測定データは、メモリーには保存されません。 4.
6. セットアップメモリーを使う セットアップウィザードやアドバンストセットアップによって作成した EA-200 のセット アップデータは、作成した時点では「カレント・セットアップメモリー・エリア」という領域 に保存されます。このエリアの内容は、別のセットアップデータを作成するごとに上書きさ れます。 セットアップメモリーを使うと、カレント・セットアップメモリー・エリアに記憶されてい るセットアップデータを、電卓のメモリー上に保存しておくことができます。 k セットアップデータを保存する セットアップデータは、次のいずれかのときにセットアップメモリーに保存することができ ます。 • セットアップウィザードを使って新規のセットアップを作成した後 (ε-2 ページ) • アドバンストセットアップを使って新規のセットアップを作成した後 (ε-8 ページ) • E-Con2 メインメニュー(ε-1 ページ) が表示されているとき u セットアップデータを保存するには 1.
k セットアップメモリーに保存したセットアップを管理する 保存したすべてのセットアップは、セットアップメモリー一覧画面に表示されます。一覧か らセットアップを選択して、そのセットアップを使った測定を開始したり、セットアップを 編集したりすることができます。 u 保存されているセットアップデータの内容を確認するには 次の操作を行うと、セットアップデータを使った測定を開始する前に、その内容を確認する ことができます。 1. E-Con2 メインメニュー(ε-1 ページ)で 2(MEMORY) を押して、セットアップメモ リー一覧画面を表示します。 2. f/c を使って、内容を確認したいセットアップ名にハイライトを移動します。 3. K(Setup Preview) を押します。 • セットアップデータの内容が表示されます。 4. 表示を閉じるには、J を押します。 u セットアップデータを呼び出して測定を行うには EA-200 で測定を開始する前に、必ず次の操作を行ってください。 1. 電卓に EA-200 を接続します。 2. EA-200 の電源を入れます。 3.
u セットアップデータの名前を変更するには 1. E-Con2 メインメニュー(ε-1 ページ)で 2(MEMORY) を押して、セットアップメモ リー一覧画面を表示します。 2. f/c を使って、名前を変更したいセットアップ名にハイライトを移動します。 3. 3(RENAME) を押します。 • セットアップ名を入力する画面が表示されます。 4. 18 文字以内でセットアップ名を入力し、w を押します。 • セットアップ名が変更され、セットアップメモリー一覧画面に戻ります。 u セットアップデータを削除するには 1. E-Con2 メインメニュー(ε-1 ページ)で 2(MEMORY) を押して、セットアップメモ リー一覧画面を表示します。 2. f/c を使って、削除したいセットアップ名にハイライトを移動します。 3. 4(DELETE) を押します。 4.
7.
3. プログラムが対応する関数電卓の機種を指定します。指定するには、次のいずれかの キー操作を行います。 この関数電卓にプログラムを対応させるには: このキー操作を行う: fx-9860G シリーズ /fx-CG20 1(CALC) 1(9860) CFX-9850G シリーズ 1(CALC) 2(9850) fx-7400G シリーズ 1(CALC) 3(7400) • プログラムコンバーター画面の “F1”行に、指定した電卓の機種名が表示されます。 メモ 「CFX-9850G シリーズのプログラムを fx-9860G 1(CALC)4(→38K) については、 を参照してください。 シリーズ /fx-CG20 互換プログラムに変換する」 (ε-30 ページ) 4.
7. 8 文字以内でパスワードを入力します。 • ここでもし、パスワード保護するのを取りやめたい場合は、J を押します。パス ワード入力欄が画面から消え、入力したパスワードがキャンセルされます。 8.
8. 測定を開始する ここでは、E-Con2 モードで作成したセットアップを使って、EA-200 による測定を開始 する操作について説明します。 k 測定をはじめる前に EA-200 を使って測定をはじめる前に、必ず次の操作を行ってください。 1. 電卓に EA-200 を接続します。 2. EA-200 の電源を入れます。 3. 測定に使いたいセットアップに応じて、EA-200 の各チャンネルに適切なセンサーを接 続します。 4.
2. w を押します。 • カレント・セットアップメモリー・エリアのセットアップデータによって、EA-200 の設定が行われます。 • EA-200 が設定されている間は、“Setting EA-200...”というメッセージが表示され ます。このメッセージが表示されている間は、A を押すと設定をキャンセルすること ができます。 • EA-200 の設定が完了すると、次のような画面が表示されます。 3.
ε-33 Clock Period Extended Sound Normal Fast Real-time 測定モード 測定の開始 1. EA-200の設定 2. 測定開始スタンバイ 1を押すと「4. グラフ描画」 になりますが、そこでwを押 すと「3. 測定」に戻ります。 • CH1、SONIC、またはMicがトリガーに使われて いる場合は、次のような画面が表示されます。 3. 測定 w ・測定数>1の場合 ・測定数=1の場合 Outputting through スピーカーから音が speaker 出力される w 測定値はListデータとし てのみ保存可能です。 [Photogate] - [Pulley] 使用時は、以下の3種類の グラフが描画されます。 ・時間と距離のグラフ ・時間と速度のグラフ ・時間と加速度のグラフ w 数値を入力して wを押す w • 測定モードがSoundの場合 グラフ表示は全測定値ではなく一部のプレビュー 表示です。 測定値はカレント・データ・ エリア(ε-34ページ)に保 存されます。 4.
9. 測定データメモリーを使う E-Con2 モードからの指示で EA-200 による測定を行うと、その測定結果は E-Con2 の「カ レント・データ・エリア」という領域に保存されます。現在保存されているチャンネルごと のデータを、各チャンネルの 「カレント・データ」 と呼びます。 あるチャンネルのカレント・データは、そのチャンネルでの測定を新たに行うごとに上書き されます。測定結果のデータを残しておきたい場合は、カレント・データに名前を付けて、 測定データメモリーに保存します。 k 測定データの保存と管理 u カレント・データに名前を付けて保存するには 1. E-Con2 メインメニュー(ε-1 ページ) で 5(GRAPH) を押します。 • 次のようなグラフモード画面が表示されます。 グラフモード画面 • グラフモード画面について詳しくは、 「10. グラフ分析ツールを使う」 (ε-36 ページ)を 参照してください。 2.
4. 18 文字以内でデータ名を入力し、w を押します。 • メモリー番号を入力するダイアログが表示されます。 5. メモリー番号 (1∼99) を入力し、w を押します。 • 入力したメモリー番号のエリアに、カレント・データの内容が保存されます。 保存された測定データは、画面上に次の 要領で表示されます: <メモリー番号>:<データ名> • すでに測定データが保存されているメモリー番号を指定すると、既存の測定データを 新規のデータで上書きして良いかを確認するメッセージが表示されます。上書きして 良い場合は 1 を、手順 4 でメモリー番号の入力ダイアログが表示された状態に戻る には 6 を押してください。 に戻るには、J を 2 回押します。 6.
10.
k 分析モードを選んでグラフを描画する ここでは、分析モードを選んでグラフを描画するまでの操作手順について詳しく説明しま す。 メモ • 手順 4∼7 は必須の操作ではないため、省略しても構いません。操作を省略した場合は、 手順ごとの初期設定が自動的に適用されます。 • 手順 2 を省略すると、グラフモード画面の 1 行目に表示されている分析モードが初期設定 となります。 u 分析モードを選んでグラフを描画するには 1. E-Con2 メインメニュー(ε-1 ページ) で 5(GRAPH) を押します。 • グラフモード画面が表示されます。 2.
4. グラフ描画用に割り当てる測定データを指定します。 a. f/c を使って、指定したい測定データ名にハイライトを移動し、1(ASSIGN) ま たは w を押します。 • グラフモード画面に戻り、指定した測定データ名が表示されます。 グラフ描画オン / オフ 測定データ名 インジケーター 測定に使用されたセンサー名 グラフモード画面 b. 他のグラフ描画のための測定データの割り当てが可能な場合は、上記の手順 a の操作 を必要なだけ繰り返します。 • 手順 2 で分析モードとして“Graph Analysis”を選択した場合は、描画が可能な 3 つのグラフについて、それぞれ測定データを割り当てます。“Compare Graph”を 選択した場合は、2 つの測定データを割り当てます。その他の分析モードの場合は、 1 つだけ測定データを割り当てます。 • 測定データ一覧画面について詳しくは、 「9. 測定データメモリーを使う」 (ε-34 ペー ジ)を参照してください。 5. グラフモード画面にリストされている各グラフについて、グラフ描画を行うか、行わな いかを指定します。 a.
b. ファンクションキーを使って、希望するグラフのスタイルを指定します。 このグラフ描画スタイルを指定するには: このキーを押す: 折れ線グラフ、データを “•” で表示 1( ) ” で表示 2( ) 折れ線グラフ、データを “×” で表示 3( ) 散布グラフ、データを “•” で表示 4( ) ” で表示 5( ) 散布グラフ、データを “×” で表示 6( ) 折れ線グラフ、データを “ 散布グラフ、データを “ c. グラフモード画面上の各グラフのスタイルを指定するために、上記の手順 a と b の操 作を必要なだけ繰り返します。 7. グラフの色を指定します。 a. グラフモード画面で f/c を使って、色を指定したいグラフ (Gph1、Gph2 など) にハイライトを移動し、!f(FORMAT) を押します。 b. 表示されるダイアログ上で b から h までの間のキーを押し、色を選びます。 c. グラフモード画面上の各グラフの色を指定するために、上記の手順 a と b の操作を必 要なだけ繰り返します。 8.
11.
キー操作 概 要 K5(Y=fx) 関数式の登録画面を表示して Y=f(x) グラフを選択し、測定結果 のグラフに重ねて描くことができます。詳しくは 「Y=f(x) グラフ を測定結果のグラフに重ねて描画する」 (ε-47 ページ)を参照し てください。 K6(SPEAKER) 音データの波形グラフ上で範囲を指定して、スピーカーから出 力することができます。詳しくは「グラフ上の指定範囲をスピー カーから出力する」 (ε-49 ページ) を参照してください。 k グラフ画面をスクロールする グラフ画面の表示中にカーソルキーを押すと、グラフを上下左右にスクロールすることがで きます。 メモ トレース機能や、その他グラフ機能を実行しているとき、カーソルキーはスクロールと異な る働きをします。このような状態からグラフのスクロールを行いたい場合は、J を押して トレース機能など現在動作しているグラフ機能をキャンセルしてから、カーソルキーの操作 を行ってください。 k トレース機能を利用する トレースは、グラフ上に十字型のポインター(トレース点)を表示すると同時に、現在のト レース点位置の座標値を表示する
u 周期周波数の値を求めるには 1. 前ページの 「トレース機能を利用するには」 の操作を行い、トレース点を表示します。 2. 周期周波数値を求めたい範囲の始点にトレース点を移動し、w を押します。 3. 周期周波数値を求めたい範囲の終点にトレース点を移動します。 • 手順 2 で指定した始点と、現在のトレース点位置の間の時間、および周期周波数の値 が、画面下部に表示されます。 4. 時間および周期周波数の値を変数メモリーに保存するには、w を押します。 • 時間 (Period)と周期周波数 (Frequency)を、それぞれどの変数メモリーに保存するか を指定するダイアログが表示されます。 • 初期設定では、時間は変数 S に、周期周波数は変数 H に保存されます。保存先を変更 したい場合は、f/c を使って変更したい項目にハイライトを移動し、保存先にした いアルファベットを入力してください。 5.
u グラフを拡大 / 縮小するには 1. グラフ画面で !2(ZOOM) を押します。 • 画面の中央にルーペ型のカーソル ( ) が表示されます。 2. カーソルキーを使って、その位置を中心に拡大(または縮小)したい位置にルーペ型カー ソルを移動します。 3. w を押します。 • ルーペ型カーソルが消え、ズームモードに入ります。 • ズームモードでは、カーソルキーで次の操作を行うことができます。 この操作を行うには: このカーソルキーを押す: グラフを水平方向に拡大する e グラフを水平方向に縮小する d グラフを垂直方向に拡大する f グラフを垂直方向に縮小する c 4. ズームモードを解除するには、J を押します。 k 測定データをリストデータに変換する グラフで指定した範囲の測定値をリストデータに変換するには、次の操作を行います。 u 測定データをリストデータに変換するには 1. グラフ画面で K2(LISTMEM) を押します。 • 画面の最下行に [LISTMEM] メニューが表示されます。 2.
4. リストデータに変換したい範囲の終点にトレース点を移動し、w を押します。 • 時間と測定値をそれぞれどのリストに登録するかを指定するダイアログが表示されま す。 / • 初期設定では、時間は List1 に、測定値は List2 に保存されます。保存先のリストを 変更したい場合は、f/c を使って変更したい項目(Time =時間、Data =測定値) にハイライトを移動し、別のリスト番号 (List1∼List26)を入力してください。 5.
3. フーリエ級数展開を実行する範囲の始点にトレース点を移動し、w を押します。 4. フーリエ級数展開を実行する範囲の終点にトレース点を移動し、w を押します。 • フーリエ級数の開始次数を指定するダイアログが表示されます。 / 5. 1∼99 の間の数値を入力し、w を押します。 • フーリエ級数の次数を指定するダイアログが表示されます。 6. 1∼10 の間の数値を入力し、w を押します。 • 演算結果が関数式の登録画面に表示されます。 7.
メモ 手順 7 で 6(DRAW) を押してフーリエ級数展開した結果のグラフを描画した時点では、元 のグラフと重なる位置には表示されない場合があります。このような場合は、フーリエ級数 展開した結果のグラフを描画した後で、片方のグラフの位置を移動して重ね合わせてみてく ださい。 片方のグラフの位置だけを移動する操作については、 「複数のグラフの表示中に特定のグラ フだけを移動するには」 (ε-48 ページ) を参照してください。 k 回帰計算を実行する ここで説明する操作を行うと、グラフ上のトレース点で指定した範囲に対する回帰計算を実 行することができます。実行可能な回帰計算の種類は、次の通りです。 {1 次回帰、Med-Med、2 次回帰、3 次回帰、4 次回帰、対数回帰、指数回帰、べき乗回 帰、sin 回帰、ロジスティック回帰} それぞれの回帰計算について詳しくは、 「回帰タイプと回帰グラフ」 (6-15 ページ)を参照し てください。 ここでは例として、2 次回帰の実行のしかたを説明します。その他の種類の回帰計算も、基 本的には同様の操作手順で実行することができます。 u 2 次回帰を実行するには 1
5.
3. f/c を使って拡大 / 縮小したいグラフを表示し、w を押します。 • すべてのグラフが再び表示され、画面の中央にルーペ型のカーソル ( す。 ) が表示されま 4. カーソルキーを使って、その位置を中心に指定したグラフを拡大(または縮小)したい位 置にルーペ型カーソルを移動します。 5. w を押します。 • ルーペ型カーソルが消え、ズームモードに入ります。 • ズームモードでは、カーソルキーで次の操作を行うことができます。 この操作を行うには: このカーソルキーを押す: グラフを水平方向に拡大する e グラフを水平方向に縮小する d グラフを垂直方向に拡大する f グラフを垂直方向に縮小する c / 6. ズームモードを解除するには、J を押します。 u 複数のグラフの表示中に特定のグラフだけを移動するには 1. グラフ画面に複数のグラフが描画されているときに、K3(EDIT) を押します。 • [EDIT] メニューが表示されます。 2. 2(MOVE) を押します。 • グラフ画面上に表示されていたグラフのうち、1 つだけが表示された状態となります。 3.
4. 手順 3 で表示したグラフを左右に移動するには d/e を、上下に移動するには f/c を使います。 / 5. 移動モードを解除するには、J を押します。 k グラフ上の指定範囲をスピーカーから出力する 音データの波形グラフ上で範囲を指定してスピーカーから出力するには、次の操作を行いま す。 u グラフ上の指定範囲をスピーカーから出力するには 1. グラフ画面で K4(SPEAKER) を押します。 • グラフ上の範囲を指定するためのトレース点が表示されます。 2. スピーカーから出力する範囲の始点にトレース点を移動し、w を押します。 3. スピーカーから出力する範囲の終点にトレース点を移動し、w を押します。 • 始点と終点を設定すると、出力周波数(Output Frequency)を指定する下のようなダ イアログが表示されます。 / 4.
7. w を押します。 • 次のような画面が表示されます。 8.
12.
3. f/c を使って、挿入したい Econ ストリップにハイライトを移動します。 • 各 Econ ストリップについて詳しくは、ε-51 ページを参照してください。 4. w を押します。 • 指定したストリップが、現在カーソルがある行(またはストリップ)の上に挿入されま す。 5. 16 文字以内でストリップ名を入力します。 6.
k Econ ストリップから E-Con2 の機能を呼び出す ここでは、eActivity ファイルに挿入した各種 Econ ストリップの操作について説明します。 以下の操作は、該当する Econ ストリップが、現在開いている eActivity ファイルに挿入済 みであることを前提とします。 u Econ SetupWizard ストリップからセットアップウィザードを呼び出すには 1. eActivity の作業画面で f/c を使ってハイライトを移動し、Econ SetupWizard ス トリップを選びます。 2. w を押します。 • セットアップウィザードが起動し、 “Select Sensor”画面が表示されます。 3.
2. w を押します。 • アドバンストセットアップメニューが表示されます。 • このあとの操作は、 「アドバンストセットアップを使って EA-200 のセットアップを 作成するには」 (ε-8 ページ) の手順 4 以降と同様です。 • 操作の完了後、または操作の途中で eActivity の作業画面に戻るには、!a(') を 押します。 メモ 1 つの Econ AdvancSetup ストリップを使って一度セットアップを行うと、そのセット アップ情報は、そのストリップに記憶されます。このため、次回そのストリップを開いたと きは、前回のセットアップ情報によってすぐに測定を実行することが可能です。 u Econ Sampling ストリップから測定を実行するには 1. eActivity の作業画面で f/c を使ってハイライトを移動し、Econ Sampling スト リップを選びます。 2.
3. !,(,) を押して、アプリケーション画面一覧を表示します。 4. f/c を使って “Econ AdvancSetup”にハイライトを移動し、w を押します。 • アドバンストセットアップメニューが表示されます。 5.「アドバンストセットアップを使って EA-200 のセットアップを作成するには」 (ε-8 ページ) の手順 4∼5 の操作で、測定を実行するためのセットアップを行います。 6. !,(,) を押して、アプリケーション画面一覧を表示します。 7. f/c を使って “Econ Sampling” にハイライトを移動し、w を押します。 • 手順 2 で表示された測定開始の確認画面に戻ります。 8. w を押します。 • Econ Sampling ストリップに記憶されたセットアップデータによって EA-200 の セットアップが行われます。EA-200 のセットアップが完了すると、画面に“Start sampling?” というメッセージが表示されます。 9.
u Econ ストリップのメモリー容量に関するご注意 • 各 Econ ストリップのメモリー容量は、最大 25KB です。この容量を超えるような操 作を行うと、エラーとなります。サンプリング数の多いデータを扱おうとすると容量 オーバーとなりやすいので、特にご注意ください。 • マイクを使った測定の実行時は、FFT Graph の設定を必ず “Off”にしてください。 FFT Graph を “On” にすると、容量オーバーとなります。 • エラーが発生した場合は、!a(') を押して eActivity の作業画面に戻り、操作を やり直してください。 • ストリップごとの容量を確認する方法については、「ストリップメモリー使用画面を表 示するには」 (10-17 ページ) を参照してください。 ε-56
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