J fx-570MS fx-991MS 取扱説明書 2(付加機能編) 本書はお読みになった後も大切に保管してください。 〒 151-8543 東京都渋谷区本町 1-6-2 http://www.casio.co.
目次 計算を始める前に ................................................. 3 ■ 各種モード .................................................................................... 3 数式計算と編集機能 ............................................. 4 ■ リプレイのコピー機能 ................................................................. 4 ■ 数式記憶機能 (カルク機能)......................................................... 5 ■ ソルブ機能 .................................................................................... 5 関数計算 ....................................
単位変換 .............................................................. 21 科学定数 .............................................................. 23 電源および電池交換 .......................................... 25 仕様 ..................................................................... 28 キーの働き ..........................................................
計算を始める前に ■各種モード 本機では,計算ジャンルごとに,計算モードを切り替え る必要があります。下記の表を参考に,モードを切り替 えてください。 ● 下記のモード表は,fx-570MS/fx-991MSのものです。 モード名 キー操作 標準計算 COMP 複素数計算 CMPLX F1 F2 FF1 FF2 FF3 FFF1 FFF2 FFF3 標準偏差計算 SD 回帰計算 REG n 進計算 BASE 方程式計算 EQN 行列計算 MAT ベクトル計算 VCT ※ Fキーを何度か押すと,セットアップ項目 (Deg, Rad など) を選択することができます。セットアップ項目 の詳細は,おのおのの説明をごらんください。 また,本書では,各章のタイトルに,必要なモードを記 載してあります。計算ジャンルごとに,モードを使いわ けてください。 例: 複素数計算 CMPLX 重要 ● A B 2(Mode) =と操作すると, すべてのモードや 設定が初期状態にリセットされます。 計算モード ...............
分数表示指定 ........... a b/c 小数点表示指定 ....... Dot ● モードやセットアップシンボルは表示部の上段に表 示されます。ただし,n 進シンボルは指数部に表示さ れます。 ● 現在のモードがBASEモードのときは,Eng記号を使っ た計算はできません。 ● 現在のモードがBASEモードのときは,角度単位指定 と表示指定(Disp)の選択はできません。 ● COMPモード,CMPLXモード,SDモード,REGモー ドは,角度単位指定と組み合わせて使用することが できます。 ● 計算を始める前に必ず計算モード(SDか,REGか, COMPか,CMPLXか)と角度指定(Degか,Radか, Graか)を確認してください。 数式計算と編集機能 COMP 数式計算と編集を行なうには,下記のように操作し, COMPモードを指定します。 COMP ............................................................
● 表示されたマルチステートメント式は = を押して順 次実行することができます。 (別冊取扱説明書のマル チステートメントの項参照) ● また,カーソルキーによって移動し,式を編集して から順次実行することも可能です。 ■数式記憶機能(カルク機能) COMP CMPLX ● 数式記憶機能は,同じ関数式の変数に異なった値を 代入した答えを求めるときに使うと便利です。 ● 数式の記憶は 1 つです(最大 79 ステップ) 。本機能は, COMP モード,CMPLX モードのみ有効です。 ● 変数値の入力画面には,変数名とともに現在の変数 メモリーの値が表示されます。 - Y = X2 + 3X – 12に対して,Xに7を代入したとき のYの値を求める。 (答:58 ) また,Xに8を代入 したときのYの値を求める。 (答:76) (関数式を入力) p y p u p x K + 3 p x , 12 C 7を入力) 7= 8を入力) C8= (式を記憶) (X? (X? ※ 記憶された数式は,新たな演算やモード切り替え,電 源オフによりクリアされます。 ■ソルブ機能 式の変形や整理など方程式
(B?) (A?) (C?) (D?) (A?) p2pup1-pk, R1\2T-ph-pkK AI 14 = ] 2= 9l8= [[ AI ※ ソルブ機能ではニュートン法による近似計算を行 なっていますので,誤差を生じる場合や,式や初期 値によっては解が収束せずにエラーとなる場合があ ります。 u 求めたい変数の初期値(予想値)によっては,解が 求められない場合があります。その場合は,変数 の初期値に解に近いと思われる数値を入力してか ら,再度計算し直してください。 u 解の存在する式でも,解が求められない場合があ ります。 ※ ニュートン法の性質上,次のような関数は解を求め にくい傾向にあります。 u 周期関数 (y = sin x など) u グラフを描いたとき,急勾配の部分を持つ関数 (y = ex,y = 1/xなど) u 不連続な関数 (y = x など) ※ =のない式では,式=0として解を求めます。 COMP 関数計算 関数計算を行なうには,下記のように操作し, COMP モードを指定します。 COMP ......................................
■Eng計算記号入力 COMP EQN CMPLX ● Eng記号を使って計算を行なうことができます。 ● Fキーを数回押すと,次の表示が出ます。 Disp 1 1 を押してEng選択画面にして,1 ,2 キーで選 びます。 1(Eng ON) ........ Eng指定(“Eng”点灯) 2(Eng OFF) ...... Eng解除(“Eng”消灯) ● Eng指定時に使用できるEng記号は,次の9種類です。 操作 単位 Ak AM Ag At Am AN An Ap Af 103 106 109 1012 10-3 10-6 10-9 10-12 10-15 Eng記号 k M G T m µ n p f (キロ) (メガ) (ギガ) (テラ) (ミリ) (マイクロ) (ナノ) (ピコ) (フェムト) ※ Eng記号は,数字部が1以上1000未満になる記号を選 択して表示します。 ※ 分数を入力中に,Eng記号は入力できません。 1 100m (ミリ) × 5µ (マイクロ) = 500n (ナノ) Eng F .....
Engでは通常の計算も Engに表示されます。 9 \ 10 = 9 1 m 900. AP J 3 0.9 9 1 m 900. 1k (キロ) × 1k (キロ) = 1M (メガ) Eng F ..... 1(Disp)1 1Ak-1Ak= 4 0. 1k ×1k M 1. 1T (テラ) × 1000000000 = 1 × 1021 Eng F ..... 1(Disp)1 1 A t - 1000000000 = 0. 1T × 1 1. 21 ※ Eng記号で表示される範囲は,整数部が1以上1000未 満までです。 それを超えると指数表示となります。 複素数計算 CMPLX 複素数を含んだ計算を行なうには,下記のように操作 し, CMPLXモードを指定します。 CMPLX ...........................................................
- (2+3i) (4+5i) 6 8 i 2+3i+4+5i= (実部 6) Ar (虚部 8 i) ■絶対値/偏角計算 直交座標形式 z = a + bi で表される複素数を複素平面(ガ ウス平面) 上の点とみなして, その絶対値( r ) と偏角( ) を 求めます(極座標形式 r∠ )。 1 3+4i の絶対値(r)と偏角( )を求める。 (Deg 指定) (r = 5, = 53.13010235 °) 虚軸 実軸 (r 5) ( 53.
- 1 i ↔ 1.414213562 ⬔ 45 (Deg 指定) 1+iAY=Ar L 2 A Q 45 A Z = A r ● 複素数の計算結果を直交座標形式(a+bi)で表示させる か, 極座標形式( r ∠ ) で表示させるかを切り替えるこ とができます。 ● Fキーを数回押すと,次の表示が出ます。 Disp 1 1r を押して選択画面にして,1 ,2 キーで選び ます。 1(a+bi): 直交座標形式で表示する 2(r⬔ ): 極座標形式で表示する(r⬔ シンボル点灯) ■共役複素数 z = a+bi に対する共役複素数 z = a–bi を求めます。 - 1.23 + 2.34i の共役複素数を求める。 (答:1.23 – 2.34 i ) A S R 1 l 23 + 2 l 34 i T = Ar n 進計算 BASE n進計算を行なうには,下記のように操作し,BASE モードを指定します。 BASE ........................................................
● 演算結果が小数を含む場合は,小数部を切り捨てて表 示されます。 ● 2進,8進,16進では,負数は2の補数をとります。 ● n 進計算では,数値間の論理演算を行なうことができま す。 論理積 (and) ,論理和 (or) ,排他的論理和 (xor) ,排他 的論理和の否定 (xnor) ,否定 (Not) ,負数 (Neg) ● 各進数の有効範囲は以下のとおりです。 2進数 1000000000 < x < 1111111111 0 < x < 0111111111 8進数 4000000000 < x < 7777777777 0 < x < 3777777777 10進数 -2147483648 < x < 2147483647 16進数 80000000 < x < FFFFFFFF 0 < x < 7FFFFFFF 1 101112 + 110102を計算し,2進数で結果を表示 する。 (1100012 ) 2進数モードにする tb 0.
l l l 1(d) 22 = 10110. 8進数モードにする o 26. o 16進数モードにする h 16. H tb 0. b l l l 1(d) 513 = Ma t h ERROR 5 b 51310を2進数に変換する。 2進数モードにする b ※ 計算範囲の広いものから狭いものへの変換はできな いことがあります。 ※“Math ERROR” は計算結果の桁あふれ (オーバーフ ロー) を示します。 SD 統計計算 REG SD 正規分布 正規分布計算を行なうには, 下記のように操作し,SD モードを指定します。 SD ............................................................
- x データとして次の数値が既に入力されていると き, x = 53の標準化変量(→t )と,そのときの正規 分布のP(t )を求める。 データ:55, 54, 51, 55, 53, 53, 54, 52 (→t = 0.284747398, P(t) = 0.38974 ) 55 S 54 S 51 S 55 S 53 S S 54 S 52 S 53 A D 4(→t) = A D 1( P( ) D 0.28 F = COMP 微分計算 関数の微分係数の値を求めることができます。 微分計算を行なうには,下記のように操作し, COMP モードを指定します。 COMP ............................................................
COMP 積分計算 関数の定積分の値を求めることができます。 積分計算を行なうには,下記のように操作し, COMP モードを指定します。 COMP ............................................................. F 1 ● 積分式として, x を変数とする関数式, 定積分の積分 範囲(a, b),シンプソン法による定積分の分割数n(N = 2n)の4つを入力します。 d式P a P b P n F - ∫ 5 2 1 (2 x + 3 x + 8) dx = 150.
● A, B, Cの3つの行列に値を入力することができます。 ● 行列計算の結果はMatAnsメモリーに入ります。この 行列も計算に利用することができます。 ● 行列計算では,行列用スタックを2 段まで使用するこ とができます。また,そのとき行列の二乗,三乗計 算および逆行列の計算も行列用スタックを1 段使用し ます。(スタックについては,別冊取扱説明書の「ス タック数」 の項を参照ください。) ■行列の入力 A j 1(Dim)と操作して行列名(A, B, Cのどれか)を指 定し,その次元( 行数と列数) を指定します。次の画面に したがって,要素を順に入力します。 Ma t A 2 3 2 行3 列 カーソルキーを押して要素のある方向へ移動して,値の 参照や編集ができます。 t を押すと,行列の画面から抜けることができます。 ■行列要素の編集 A j 2(Edit)と操作して行列名(A, B, Cのどれか)を指 定すると, その行列の要素を編集することができます。 ■行列の加減乗算 行列の加減乗算を行なうことができます。 - 行列 A = [ ] 1 2 4 0 –2 5 [ と行列
(行列 A 3 2) A j 1(Dim) 1(A) 3 = 2 = (要素の入力) 1=2=4=0=D2=5=t A j 1(Dim) 2(B) 2 = 3 = (行列 B 2 3) (要素の入力) D1=0=3=2=D4=1=t A j 3(Mat) 1(A) A j 3(Mat) 2(B) = (MatA MatB) ※ 加減算において異なった次元の行列を指定したり, 乗算の行なえない組み合わせの行列の指定をした場 合エラーになります。 ■行列のスカラー積 行列のスカラー積(定数倍)を求めます。 - 行列 C = ([ [ ] ]) 6 –3 2 –1 の3倍 3C を求める。 –5 3 –15 9 (行列 C 2 2) A j 1(Dim) 3(C) 2 = 2 = (要素の入力) 2=D1=D5=3=t 3 - A j 3(Mat) 3(C) = (3 MatC) ■行列式 正方行列の行列式を求めます。 - 行列 A = [ 2 –1 6 5 0 1 3 2 4 ] の行列式を求める。 (答=73 ) (行列 A 3 3) A j 1(Dim
■転置行列 転置行列を求めます。 - 行列 B = [ 5 7 4 8 9 3 ] の転置行列を求める。 ([ ]) 5 8 7 9 4 3 A j 1(Dim) 2(B) 2 = 3 = (行列 B 2 3) 5=7=4=8=9=3=t (要素の入力) A j r 2(Trn) A j 3(Mat) 2(B) = (TrnMatB) ■逆行列 正方行列の逆行列を求めます。 - 行列 C = ([ [ –0.4 1 –0.8 –1.5 0.5 –1.5 –0.8 0 –0.
- 前例の計算後, その計算結果の絶対値を求める。 ([ 0.4 1 0.8 1.5 0.5 1.5 0.8 0 0.6 ]) A A A j 3(Mat) 4(Ans) = (AbsMatAns) VCT ベクトル計算 3次元までのベクトルを3つまで入力することができ,そ れらの加減算,スカラー積,内積,外積,絶対値を計算 することができます。 ベクトル計算を行なうには下記のように操作し,V C T モードを指定します。 VCT .................................................... F F F 3 計算に利用するベクトルは,あらかじめ入力しておきま す。 ● A,B,Cの3つのベクトルに値を入力することができま す。 ● ベクトル計算の結果はVctAnsメモリーに入ります。 このベクトルも計算に利用することができます。 ■ベクトルの入力 A z 1(Dim)と操作してベクトル名(A, B, Cのどれか) を指定し,その次元を指定します。次の画面にしたがっ て,要素を順に入力します。 ベクトル名 ベクトルの次元 Vc t A1 0.
e r キーを押して要素のある方向へ移動して,値の参 照や編集ができます。 t を押すと,ベクトルの画面から抜けることができま す。 ■ベクトル要素の編集 A z 2(Edit)と操作してベクトル名(A, B, Cのどれか) を指定すると,そのベクトルの要素を編集することがで きます。 ■ベクトルの加減算 ベクトルの加減乗算を行なうことができます。 - ベクトル A=(1 –2 3) とベクトル B=(4 5 –6) を 加える。 (答=(5 3 –3)) (3次元ベクトル A) A z 1(Dim) 1(A) 3 = 1=D2=3=t (要素の入力) (3次元ベクトル B) A z 1(Dim) 2(B) 3 = 4=5=D6=t (要素の入力) (VctA + VctB) A z 3(Vct) 1(A) + A z 3(Vct) 2(B) = ※ 異なった次元のベクトルを指定するとエラーになり ます。 ■ベクトルのスカラー積 ベクトルのスカラー積(定数倍)を求めます。 - ベクトル C=(–7.
■ベクトルの内積 2つのベクトルの内積(・)を求めます。 - ベクトルAとベクトルBの内積を求める。 (答=–24 ) ⋅ A z 3(Vct) 1(A) A z r 1(Dot) A z 3(Vct) 2(B) = (VctA VctB) ※ 異なった次元のベクトルを指定するとエラーになり ます。 ■ベクトルの外積 2つのベクトルの外積を求めます。 - ベクトルAとベクトルBの外積を求める。 (答=(–3, 18,13)) A z 3(Vct) 1(A) A z 3(Vct) 2(B) = (VctA VctB) ※ 異なった次元のベクトルを指定するとエラーになり ます。 ■ベクトルの絶対値 ベクトルの絶対値(大きさ)を求めます。 - ベクトルCの絶対値を求める。 (答=11.90965994 ) (AbsVctC) - A A A z 3(Vct) 3(C) = ベクトル A=(–1 0 1)とベクトル B=(1 2 0)のなす 角の角度を求め(Degモード), A,Bとも垂直な大き さ1のベクトルを求める。 (答=108.
A z 1(Dim) 1(A) 3 = (3次元ベクトル A) D1=0=1=t (要素の入力) A z 1(Dim) 2(B) 3 = (3次元ベクトル B) 1=2=0=t (要素の入力) ⋅ (VctA VctB) A z 3(Vct) 1(A) A z r 1(Dot) A z 3(Vct) 2(B) = (Ans (AbsVctA AbsVctB)) \ R A A A z 3(Vct) 1(A) - A A A z 3(Vct) 2(B) T = AVg= (cos–1Ans) (答=108.4349488 °) (VctA VctB) A z 3(Vct) 1(A) A z 3(Vct) 2(B) = (AbsVctAns) A A A z 3(Vct) 4(Ans) = (VctAns Ans) (答= (–0.666666666 0.333333333 –0.666666666)) A z 3(Vct) 4(Ans) \ g = COMP 単位変換 単位変換を行なうには,下記のように操作し,COMP モードを指定します。 COMP .........
- –31°Cが何°Fなのか調べる。 R D 31 T A c 38 = ( –3 1 ) °C °F – 23.8 38は,°C→°F変換の番号 ● 単位変換公式 「NIST Special Publication 811 (1995) 」のデータに準拠。 番号 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 変換式 in → cm cm → in ft → m m → ft yd → m m → yd mile → km km → mile n mile → m m → n mile acre → m2 m2 → acre r gal (US) →r r→ gal (US) r gal (UK) →r r→ gal (UK) pc → km km → pc km / h → m / s m / s → km / h oz → g g → oz lb → kg kg → lb atm → Pa Pa → atm 変換数値 1in = 2.54cm 1ft = 0.
番号 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 変換式 mmHg → Pa Pa → mmHg hp → kW kW → hp kgf / cm2 → Pa Pa → kgf / cm2 kgf・m → J J → kgf・m lbf / in2 → kPa kPa → lbf / in2 °F → °C °C → °F J → cal cal → J 変換数値 1mmHg = 133.3224Pa 1hp = 0.7457kW 1kgf / cm2 = 98066.5Pa 1kgf・m = 9.80665J 1lbf / in2 = 6.894757kPa °C = (5 / 9) × (°F-32) 1cal15 = 4.1858J COMP 科学定数 科学定数を使った計算を行なうには,下記のように 操作し,COMPモードを指定します。 COMP ............................................................
●科学定数一覧 「ISO規格 (1992) 」および「CODATA 推薦値 (1998) 」のデー タに準拠。 番号 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 項目 記号 mp mn me mµ a0 h µN µB 陽子の静止質量 中性子の静止質量 電子の静止質量 µ 粒子の静止質量 ボーア半径 プランク定数 核磁気 ボーア磁子 換算プランク定数 α 微細構造定数 電子の半径 電子のコンプトン波長 陽子の磁気回転比 陽子のコンプトン波長 中性子のコンプトン波長 リュードベリー定数 原子質量単位 陽子の磁気モーメント 電子の磁気モーメント 中性子の磁気モーメント µ粒子の磁気モーメント ファラデー定数 電気素量 アボガドロ定数 ボルツマン定数 理想気体の標準体積 モル気体定数 真空中の光速度 放射第一定数 放射第二定数 ステファン-ボルツマン定数 re λc γp λ cp λ cn R∞ u µp µe µn µµ F e NA k Vm R
番号 33 34 35 36 37 38 39 40 項目 記号 µ0 φ0 真空の透磁率 磁束量子 g G0 真空の特性インピーダンス Z0 セルシウス温度 t 万有引力定数 G 標準大気圧 atm 重力加速度 コンダクタンス量子 値 12.566370614 E-07 2.067833636 E-15 9.80665 7.748091696 E-05 376.730313461 273.15 6.673 E-11 1.01325 電源および電池交換 < fx-991MS > 電源には,太陽電池とボタン電池 <G13タイプ(LR44) > の2電源を使ったTWO WAY POWERシステムを採用して います。 使用する場所の照度に制限のある太陽電池のみ の関数電卓とは異なり, 表示内容が確認できる明るささ えあれば使うことができます。 ● 電池の交換 ボタン電池が消耗しますと,特に暗い所で使用したとき 1. 表示が薄くて見にくくなる。 2.
< fx-570MS > 電源にボタン電池 <G13タイプ(LR44) > 1個を使用し ています。 ● 電池の交換 電池が消耗しますと,液晶の表示が薄くなってきま す。表示が薄くなったまま使用を続けますと,正常 に動作しなくなることがあります。表示が薄くなっ てきたら,すみやかに電池を交換してください。 1 Ai キーを押します。 2 続いて裏面のネジをはずし, 電池ブタをはずします。 3 古い電池を取り出します。 4 新しい電池の表面を乾いた 布でよく拭いてから k 側を 上にして入れます。 5 電池ブタを閉じて,ネジ留 めします。 6 5 キーを押します。 ・26・ ネジ
● 電池使用上の注意 電池の使い方を誤ると電池の液もれで製品が腐食し たり,電池が破裂することがあります。次のことを必 ずお守りください。 ・kl の向きを正しく入れてください (表面表示通 りに) 。 < 危険 > 充電や分解, ショートする恐れがあること はしないでください。また,加熱したり火 の中へ投入したりしないでください。 電池は幼児の手の届かないところに保管してください。 万一飲み込んだ場合には, ただちに医師と相談してく ださい。 ● オートパワーオフ(自動電源オフ)機能 操作完了後,約 6 分で自動的に電源オフになります。 計算機を再びご使用になるときには,5 キーを押すと 電源オンとなります。 ・27・
仕様 電源: < fx-570MS > ボタン電池 <G13タイプ (LR44) >1個 < fx-991MS > 太陽電池 ボタン電池 <G13タイプ (LR44) >1個 電池寿命: < fx-570MS > u 約9,000時間 (カーソル点滅表示で連続放置) u 約3年 (電源OFFで放置) < fx-991MS > u 約3年 (1日に1時間使用した場合) 消費電力: 0.0002W 使用温度: 0℃∼40℃ 大きさ・重さ: 幅 78 奥行 154.5 厚さ 12.
キーの働き SHIFT シフトキー キーパネル面に橙色で記されている機能を使うとき に押します。 を押すと 4 が表示窓に点灯します。 A と表します。 SHIFT ALPHA アルファキー キーパネル面に赤色で記されている変数や機能を使 うときに押します。 を押すと E が表示窓に点灯 します。p と表します。 ALPHA MODE CLR モードキー モード指定画面を呼び出すときに押します。F と表 します。 CLR クリアキー すべてを初期状態にリセットするとき,モードや設 定をリセットするとき,メモリーを消去するとき (COMPモード) , 統計計算用メモリーを消去するとき (SD/REGモード) に押します。 ON 電源 ON キー 本機の電源をONするときに押します。5 と表します。 COPY REPLAY カーソル移動キー 入力中のカーソル位置を移動するときに押します。 e rと表します。 計算結果が表示されているときは,入力した計算式 を呼び出します(リプレイ機能)。[ ]と表します。 複数の計算を行なった後に A[と押すと,複数の計 算式を一度に呼び出します (リプレイの
T Rnd Ran# ∼ 置数キー 数値を入力するときに押します。 !4 数値丸め 数値を有効数値1 0 桁に丸めます (1 1 桁目を四捨五入) 。 また,FIX,SCI モードが指定されているときは,そ の指定桁に丸めます。 !R 乱数 0.000以上0.
INS デリートキー 間違えて入力した数値や機能を削除するときに押し ます。 ![ インサート 計算式に数値や機能を挿入するときに押します。 Re lm 計算実行キー 入力した計算式を実行するときに押します。 Re lm 実部 / 虚部切り替え (CMPLX モード) 表示されている複素数結果の表示内容を実部 (あるい は虚部) に切り替えて表示させるときに押します。 !& パーセント パーセント計算をするときに押します。 DRG アンサーメモリーキー 最後に求めた演算結果を呼び出すときに押します。 DRG 角度単位変換 角度単位変換機能のメニューを呼び出すときに押し ます。 SOLVE CALC キー(COMP/CMPLXモード) 入力した計算式について数式実行( 変数に値を入力し ながら数式を実行)するときに押します。 SOLVE SOLVE 方程式を解く手間を省いて,任意の変数の値を求め るときに押します。 a= イコール(COMP/CMPLXモード) 変数式のイコールを入力するときに押します。 ・31・
d/dx : i 積分キー 積分計算をするときに押します。 !d 微分 微分計算をするときに押します。 a: コロン 複数の式を区切るときに押します(マルチステート メント機能) 。 CONV 科学定数キー(COMP/CMPLX モード) 科学定数を呼び出すときに押します。40 種類内蔵。 CONV 単位変換(COMP/CMPLXモード) 単位変換機能を呼び出すときに押します。40種類内蔵。 x! LOGIC 逆数キー 逆数を計算するときに押します。 !" 階乗 階乗を計算するときに押します。 論理演算(BASE モード) LOGIC 論理演算機能のメニューを呼び出すときに押します。 ルートキー 平方根(ルート)を計算するときに押します。 !# 三乗根 三乗根を計算するときに押します。 / エンジニアリングキー (COMP/SD/REG モード) 表示されている結果数値の指数部が3の倍数になる ように変換するときに押します。 0 虚数 “i”(CMPLX モード) 虚数 “i” を入力するときに押します。 ・32・
分数キー 分数を入力するときに押します。 計算結果が表示されているときは,分数 / 小数の変換 をします。 !/ 帯分数 / 仮分数変換 表示されている帯分数を仮分数に変換するときに押 します。 x3 DEC 二乗キー 二乗を計算するときに押します。 三乗 三乗を計算するときに押します。 & 10 進数指定 (BASE モード) 10進数演算を指定するときに押します。 HEX べき乗キー べき乗を計算するときに押します。 !q べき乗根 べき乗根を計算するときに押します。 ( 16 進数指定 (BASE モード) 16進数演算を指定するときに押します。 10 BIN ログ(常用対数)キー 常用対数を計算するときに押します。 !0 10 の x 乗 10のx乗を計算するときに押します。 ! 2 進数指定(BASE モード) 2進数演算を指定するときに押します。 ・33・
e OCTe エルエヌ(自然対数)キー 自然対数を計算するときに押します。 !e e の x 乗 eのx乗を計算するときに押します。 % 8 進数指定(BASE モード) 8進数演算を指定するときに押します。 自然対数の底 (e) を入力するときに押します。 A 負数キー 負の数を入力するときに押します。 極座標形式入力(CMPLX モード) 複素数を極座標形式 r∠ の形で入力するときに押し ます。 B 60 進数キー 60進数 (度・分・秒) を入力するときに押します。 !+ 10 進数 ↔ 60 進数変換 表示されている結果を60進数 (あるいは10進数) に変 換するときに押します。 C 双曲線関数キー 双曲線関数を計算するときに押します。三角関数 キーと組み合わせて使います。 逆双曲線関数 逆双曲線関数を計算するときに押します。三角関数 キーと組み合わせて使います。 M を押すと hyp が表示窓に点灯します。 ・34・
sin-1 D cos-1 E tan-1 F 三角関数キー 三角関数を計算するときに押します。 !S, !C, !T 逆三角関数 逆三角関数を計算するときに押します。 A∼F 16 進数入力キー(BASE モード) 16進数のA∼Fの数値を入力するときに押します。 j, 0, p キーと合わせて使うことにより変数メモ リーA∼Fの入力/呼び出しができます。 STO リコールメモリーキー メモリーに記憶した数値を呼び出すときに押します。 !' ストアメモリー 計算した結果をメモリーに記憶するときに押します。 X arg Abs カッコキー カッコ計算をするときに押します。 !A 偏角(CMPLX モード) 複素数の偏角を計算するときに押します。 ! ] 絶対値(CMPLX モード) 複素数の絶対値を計算するときに押します。 j, 0, p キーと合わせて使うことにより変数メモ リーXの入力/呼び出しができます。 Y Conjg カンマキー カンマを入力するときに押します。 !; セミコロン セミコロンを入力するときに押します。 Conjg 共役複素数(CMPLX モード) 共
M- M DT CL メモリープラスキー 計算結果をメモリーMに加算するときに押します。 !m メモリーマイナス 計算結果をメモリーMから減算するときに押します。 7 データ入力(SD/REG モード) 統計のデータを入力するときに押します。 !8 データ削除(SD/REG モード) 入力されたデータを削除するときに押します。 j, 0, p キーと合わせて使うことにより変数メモ リーMの入力/呼び出しができます。 Pol( Rec( nPr nCr 四則計算キー 四則計算をするときに押します。 / 直交座標形式 ↔ 極座標 形式表示切り替え (CMPLX モード) 直交座標形式の複素数を極座標形式に,極座標形式 の複素数を直交座標形式に切り替えるときに押しま す。 !r/!q 座標変換 直交座標/極座標変換の計算をするときに押します。 !}/!{ 順列 / 組み合わせ 順列/組み合わせの計算をするときに押します。 ・36・
MEMO ・37・
J fx-570MS fx-991MS 取扱説明書 2(付加機能編) 本書はお読みになった後も大切に保管してください。 〒 151-8543 東京都渋谷区本町 1-6-2 http://www.casio.co.