User manual - fx-520AZ テキスト
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■ 行列演算画面を使う
行列計算モードでの各種の計算は、
A
を押すと表示される行列演算画面で行います。
行列演算画面では、MatA, MatB, MatCおよびMatAnsを使った行列計算と、COMPモード時
と同様の計算の一部を実行することができます。
A
行列計算以外の計算について
基本的にCOMPモード時と同様の、四則演算や関数計算などの操作が可能です。ただし次の機
能は無効となります。
複数の計算履歴の記憶 、カルク機能、 ソルブ機能、 一部の関数計算、 積分計算/微分計算、マ
ルチステートメントの入力
また、セットアップの表示形式設定にかかわらず、常にライン表示形式となります。
■ 行列形式の計算結果表示(MatAns画面)について
計算結果が行列形式となる場合は、その結果がMatAns画面に表示されます。
メモ
MatAns画面の表示中に
+
,
-
,
*
,
/
,
X
,
x
,
!x
(
x
3
)などのキーを押して、連続計
算を行うことが可能です。
■ 行列計算の例題
以下の例題では、次の行列を使います。
行列A= , 行列B= , 行列C=
1 2 1
2 1 2
3 3 3
2 2 2
2 0 1
0 1 0
1 0 1
行列AをMatAに、行列BをMatBに、行列CをMatCに登録しておき、例題の操作を行ってくだ
さい。
A
行列の加減算
行列の加減算は、型の同じ行列どうしでのみ実行可能です。
-
A
−
B
を求める(行列
A
, 行列
B
は上記を参照)
A!
e
(
MATRIX
)
d
(
MatA
)
-
!
e
(
MATRIX
)
e
(
MatB
)
=
A
行列の乗算
行列の乗算は、一方の行列の列数ともう一方の行列の行数が一致する場合のみ実行可能です。
-
上の例の答え(
A
−
B
)を行列
R
とするとき、
R
×
C
を求める(行列
C
は上記を参照)
次の操作は、上の例の操作を行った直後に行ってください。
A!
e
(
MATRIX
)
g
(
MatAns
)
*
!
e
(
MATRIX
)
f
(
MatC
)
=
MAT
MAT










