User manual - fx-520AZ テキスト
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■ 絶対値と偏角の計算(Abs, arg)
複素数
z
=
a
+
b
i
を極形式であらわしたときの、
z
の絶対値|
z
|および
z
の偏角を求めることができ
ます。絶対値を求めるには関数“Abs(”(
!w
(
Abs
))を、偏角を求めるには関数“arg(”(
!
c
(
CMPLX
)
b
(
arg
))を使います。
-
2+2
i
の絶対値と偏角を求める
Bv
絶対値の算出:
1w
(
Abs
)
2+2
i
=
偏角の算出:
1
2
(
CMPLX
)
1
(
arg
)
2+2
i
)=
行列計算
行列計算を行うには、
,
6
を押して行列計算モードに入ることが必要です。
■ 行列計算の操作の流れ
はじめに、本機を使った行列計算の大まかな操作の流れを説明します。ここでは、次のような
2行2列の行列どうしの加算と乗算を例に、操作手順を示します。
2
1
1
2
-
行列
A
=
, 行列
B
= のとき、
A
+
B
と
A
×
B
を求める
1
2
3
4
行列計算モードでは計算式を直接入力する代わりに、計算に使う行列を“MatA”, “MatB”,
“MatC”という名前のメモリー(行列メモリーと呼びます)に登録し、メモリー計算を行います。こ
の例題のように
A
+
B
や
A
×
B
を計算するには、行列
A
をMatAに、行列
B
をMatBに入力し、MatA
+MatB、MatA×MatBを実行します。
1.
,
g
(
MATRIX
)を押して行列計算モードに入ります。
・ はじめに行列メモリーを選ぶ画面が表示されます。
手順2∼4の操作で、行列
A
をMatAに登録します。
2.
まず
b
(
MatA
)を押してMatAを選びます。
・ 行列の型(
m
×
n
)を指定する画面が表示されます。
b = 2
a = 2
虚軸
実軸
O
θ
r
重要










