User manual - fx-520AZ テキスト
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■ 統計計算の例題
ここでは統計計算モードを使った具体的な例題を、統計計算のタイプ別に示します。
A
1変数統計計算の例題
-
ある男子校の全校生徒1000人から任意に50人を抽出して脈拍数を調べたところ、次の
数値を得た。
脈拍数 人 数 脈拍数 人 数 脈拍数 人 数
54 ∼ 56 1 62 ∼ 64 8 70 ∼ 72 4
56 ∼ 58 2 64 ∼ 66 9 72 ∼ 74 3
58 ∼ 60 2 66 ∼ 68 8 74 ∼ 76 2
60 ∼ 62 5 68 ∼ 70 6
① 得られた標本データの平均値と標準偏差を小数点第1位まで求めよ。
② 母集団分布が正規分布であると仮定した場合の、脈拍数60以下の生徒の分布確率と、
脈拍数70以上の生徒の分布確率を、パーセンテージで小数点第1位まで求めよ。
解説
対象の変数が1つ(脈拍数=
x
)だけなので、1変数統計計算を実行します。データは脈拍数の範
囲(階級)と人数(度数)が示されているので、本機の統計表示設定(13ページ)をO Nに切り替え、
階級の中間値(例えば階級が“54∼56”の場合中間値は55)と人数によってデータの入力を行いま
す。
操作
(統計計算モードに入り1変数統計計算を選び、統計表示設定をONにする)
,
d
(
STAT
)
b
(
1-VAR
)
!,
(
SETUP
)
c
e
(
STAT
)
b
(
ON
)
(脈拍数のデータを入力する)
ff=fh=fj=
gb=gd=gf=gh=gj=
hb=hd=hf=
(人数のデータを入力する)
ce
b=c=c=f=
i=j=i=g=e=d=c=
STAT
STAT
STAT










