User manual - fx-520AZ テキスト
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A
統計計算以外の計算について
基本的にCOMPモード時と同様の、四則演算や関数計算などの操作が可能です。ただし次の機
能は無効となります。
複数の計算履歴の記憶、カルク機能、ソルブ機能、一部の関数計算、積分計算/微分計算、マ
ルチステートメントの入力
また、セットアップの表示形式設定にかかわらず、常にライン表示形式となります。
■ 統計計算のタイプ別コマンド詳細
統計計算コマンドは、統計計算メニュー(
!
b
(
STAT/DIST
))の
e
∼
h
キーに対応した各メ
ニュー項目を使って入力することができます。入力可能な統計計算コマンドは、現在選択されてい
る統計計算タイプによって異なります。
A
1変数の統計計算コマンド
1変数統計計算(1-VAR)を選択したときに使える統計計算コマンドは、標本データの総和、個
数/平均/標準偏差、正規分布確率、および最大/最小の4つのメニューに分かれています。これら
のうち正規分布確率メニューに含まれるコマンドだけは、取り扱い方がその他のコマンドとは異
なるため、注意が必要です。
各コマンドの詳細は、下表の通りです。
1変数統計計算のコマンド一覧
メニュー
サブメニュー 機 能
d(Sum)
総和
b(
Σx
2
) 標本の2乗和
Σx
2
を求めます。
c(
Σx
) 標本の総和
Σx
を求めます。
e(Var)
個数/平均/
標準偏差
b(
n
) 標本数
n
を求めます。
c(
o
) 標本の平均 を求めます。
d(
σx) 母標準偏差 を求めます。
e(
sx
) 標本標準偏差 を求めます。
o
Σx
n
=
σx
n
=
Σ
(x – o)
2
sx
n
– 1
=
Σ (x – o)
2










