User manual - fx-520AZ テキスト
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A
ベクトル計算以外の計算について
基本的にCOMP モード時と同様の、四則演算や関数計算などの操作が可能です。ただし次の
機能は無効となります。
複数の計算履歴の記憶、カルク機能、ソルブ機能、一部の関数計算、積分計算/微分計算、マ
ルチステートメントの入力
また、セットアップの表示形式設定にかかわらず、常にライン表示形式となります。
■ ベクトル形式の計算結果表示(VctAns画面)について
計算結果がベクトル形式となる場合は、その結果がVctAns 画面に表示されます。
メモ
・ VctAns画面はベクトルエディタ画面と同じ画面構成ですが、各成分の編集を行うことはでき
ません。
・ VctAns画面の表示中に
+
、
-
、
*
、
/
のキーを押して、連続計算を行うことが可能です。
■ ベクトル計算の例題
A
ベクトルの加減算
ベクトルの加減算は、成分の数が同じベクトルどうし(2成分のベクトルどうし、または3成分の
ベクトルどうし)でのみ実行可能です。
-
a
=(8, 8, 8),
s
=(1, 3, 5)のとき、
a
−
s
を求める
VctAに(8, 8, 8)を登録
!
f
(
VECTOR
)
b
(
Dim
)
b
(
VctA
)
b
(
3
)
i=i=i=
VctBに(1, 3, 5)を登録
!
f
(
VECTOR
)
b
(
Dim
)
c
(
VctB
)
b
(
3
)
b=d=f=
VctA−VctBを計算
A!
f
(
VECTOR
)
d
(
VctA
)
-
!
f
(
VECTOR
)
e
(
VctB
)
=
A
ベクトルの実数倍(スカラー倍)
ベクトルの実数倍(スカラー倍)を求めることができます。本機は次の形式での演算が可能です
(VctAの部分はその他のベクトルメモリーやVctAnsでも構いません)。
n
×VctA, VctA×
n
, VctA÷
n
(
n
は実数)
-
a
=(1, 2)のとき、
a
×3を求める
VctAに(1, 2)を登録
!
f
(
VECTOR
)
b
(
Dim
)
b
(
VctA
)
c
(
2
)
b=c=
VctA×3を計算
A!
f
(
VECTOR
)
d
(
VctA
)
*d=
VCT
VCT










