User manual - fx-520AZ テキスト
– 56 –
■ 積分計算
兰
f (x)dx
b
a
で表される定積分の近似値を計算することができます。本機はこの計算を、ガウス-
クロンロッド(Gauss-Kronrod)法による数値積分を利用して行います。
A
積分計算の入力操作
入力が必要な項目について
本機の積分計算では、
兰
f (x)dx
b
a
の
f
(
x
),
a
,
b
に対して次の入力を行います。
f
(
x
)
............ 変数メモリー X(
a
)
(
X
))を使って、Xの関数式を入力します。
例えば
f
(
x
)=
x
2
−1のとき、
a
)
(
X
)
x
-b
と入力します。
なおX以外の変数メモリー(A, B, C, D, E, F, Y)を関数式の中に入力した場合は、
すべて定数(現在各メモリーに格納されている数値)とみなされます。
a
,
b
.............. 定積分の区間を指定します。定積分の下端の数値を
a
に、定積分の上端の数値
を
b
に、それぞれ入力します。
またライン表示形式の選択時に限り、許容誤差範囲(
tol
)を入力することが可能です(入力の操
作については後述します)。
tol ..........
一般にこの数値を小さくするほど計算の精度は上がります。ただし数値を小さ
くしすぎると演算に時間がかかるので、なるべく1×10
−14
以上の値を指定して
ください。なお
tol
は入力を省略しても構いません。省略した場合は、
tol
=1×
10
−5
として計算が行われます。
ご注意
・
a
,
b
,
f
(
x
),
tol
に対してPol(, Rec(,
∫
(,
d
/
dx
(,
Σ
(,
Π
(, ÷
R
の各関数を入力することはできません。
・ 積分する関数式の種類や、積分区間における正・負、または積分したい区間によっては求め
た積分値の誤差が大きくなり、エラーとなることがあります。
・ 積分区間
a
≦
x
≦
b
において、
f
(
x
)<0 の場合は積分結果は負の値になります。
例:
∫
(0.5
x
2
−2, −2, 2)=−5.333333333
①自然表示形式の場合
例:
兰 2
x
2
dx
5
0
を自然表示形式で入力し、計算する
7
c
a
)
(
X
)
xe
a
e
f
!
=
②ライン表示形式の場合
f
(
x
),
a
,
b
,
tol
の順に入力を行います。
例:
∫
(2
x
2
, 0, 5)をライン表示形式で入力し、計算する(
tol
の入力は省略する)
7
c
a
)
(
X
)
x!
)
( , )
a
!
)
( , )
f=
Math










