User manual - fx-520AZ テキスト
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計算の範囲に関する条件
「計算の種類に関する条件」で示した計算の中で、計算結果が
を使った表現となる(または
を使った表現とはならず小数となる)のは、次の範囲内の計算を行った場合です。
a.
計算結果が の項を含め2項までの場合は、基本的に を使った表現となります。
例:
2 + 2
2
= 1+ 2 など
メモ
計算結果が2項となる場合でも、計算の途中で項の数が3以上となった場合は、計算結果は小
数で表示されます。例えば、 (1+
2 + 3 )(1− 2− 3 )の計算結果は−4−2 6と表現できますが、
本機はこの計算結果を小数(−8.898979486)で表示します。
b.
計算結果が次の形式で表現可能で、かつ各係数が次の範囲内の場合は、計算結果は基本的
に を使った表現となります。
形式 各係数の範囲
±a'b , ± d ±a'b , ±
a'b
d'e
cf
±
1≦
a
<100, 1<
b
<1000, 1≦
c
<100
0≦
d
<100, 0≦
e
<1000, 1≦
f
<100
メモ
上記の の形式の場合、本機は分母を通分して表示します。
a'b
+
d'e
c
a
⬘'b
+
d⬘'e
c⬘f
→
(
c
′
は
c
と
f
の最小公倍数)
通分後の各係数(
a
′
、
c
′
、
d
′
)が、上の表で示した元の各係数(
a
、
c
、
d
)の範囲を超えていても、
計算結果が
を使った表現となる場合があります。
例:
3
11
+
2
10
=
10 3 + 11 2
110
c.
計算式の中に、 を含む数値の項と、分数として表示することができない項が混在している
場合、計算結果は小数で表示されます。
例:log3 +
2 = 1.891334817
計算結果が
を使った表現となる計算例
計算結果が
を使った表現となる計算式の例と、その対照として計算結果が小数となる計算
式の例を、下表に示します。
u
表中のカッコ内に示した計算結果は、本機では表示されません。
u
表中の「
形式で表示」とは、 を使った表現で計算結果が表示されることを表します。










