User manual - fx-520AZ テキスト
本機を初期状態に戻すには
次のキー操作を行うと、本機の計算モード、すべてのセットアップ(設定)の状態、およびす
べてのメモリー内容を一括してクリアし、本機を初期状態に戻すことができます。
p
!
j
(
CLR
)
d
(
All
)
=
(
Yes
)
A
u
本機の計算モードや設定について詳しくは、「計算を始める前に(計算モードとセットアップ)」
(10 ページ)を参照してください。
u
本機のメモリーについて詳しくは「メモリーを使いこなす」(31 ページ)を参照してください。
■ はしがき
このたびは、STUDY CAL/NATURAL-V.P.A.M. fx-520AZ をお求めいただきありがとう
ございます。
fx-520AZ は、
5
12
(分数や
'
)をはじめ
Σ
5
x = 1
x+1
(Σ 記号を使った計算)、
∫
1
0
x+
1dx
(積分計算)
といった、従来の電卓ではそのまま表現できなかった数式を書式通りに入力 / 表示することがで
きる「数学自然表示」を採用した、画期的な製品です。従来どおりの関数電卓の入力 / 表示方式で
ある「ライン表示」に切り替えることもできるので、数学そのものの学習時や、計算に習熟した後
の実務計算での使用時など、状況に応じた使い分けが可能です。数学自然表示では数式をそのま
まの形で入力できるためわかりやすいのに対して、ライン表示では操作に習熟したときによりす
ばやく計算を行うことができるというメリットがあります。
本書は全体が5つの章で構成されています。第 1 章で本製品に関する基礎知識をひと通り説明
し、第 2 章と第 3 章で四則演算を含む各種の基本計算操作、第 4 章と第 5 章で関数計算をはじ
めとする各種の応用計算操作を説明します。本製品を正しく活用するために、特に第 1 章のはじ
めから第 4 章の「各種の関数計算」までの内容を、本製品を実際に操作しながら学習することをお
勧めします。ここまでを学習したら、以降の各項目(ベクトル計算や統計計算など)については項
目ごとに必要に応じて学んでください。
また、別冊の「fx-520AZ 問題集」を本書と併せてご利用いただくことで、fx-520AZ の操作に
より深く習熟することができます。本書の各項目(主に第 4 章の「各種の関数計算」まで)を学習し
た後で問題集を解き、答えの誤りや本製品の操作がわからない部分が出たら、再び本書に戻って
学習します。本書と問題集のあいだを行き来するうちに、自然に本製品の操作をマスターするこ
とができるでしょう。
みなさんが本書と別冊問題集の活用を通じて、本製品のあらゆる機能を存分に使いこなされる
ことを、切にご期待申しあげております。










