User manual - fx-520AZ テキスト
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A
カルク機能で実行可能な式について
カルク機能では、次の形式の計算式や関数式を処理することができます。
(a) 変数を含む計算式
-
2X+3Y、5B+3
i
、2AX+3BY+C
(b) マルチステートメント(各計算式の条件は(a)と同様)
-
X+Y : X(X+Y)
(c) 左辺が1変数の代入式 (
{
変数
} = {
計算式
}
の形式)
左辺に単独の変数を置き、右辺の計算式と等号(
a-
(=)で入力)で結んだ代入式です。
計算結果が左辺の変数に格納される点を除き、(a)の場合と同様です。
-
Y=2X、A=X
2
+X+3
ご注意
入力式や計算結果として複素数を扱いたい場合は、CMPLXモードで操作してください。計算
結果が複素数となる場合(入力式の
内が負数となる場合など)はCOMPモードではエラー(Math
ERROR)となります。
ソルブ機能(方程式の解の近似計算)
本機の「ソルブ機能」は、方程式の解をニュートン法を使って近似計算する機能です。変数Xを
未知数とする方程式と未知数の予想値を入力し、方程式の解の1つ(複数の解が存在する場合は予
想値に近い解)を求めることができます。
方程式を複数の変数を含む形で入力すると、未知数以外の変数に代入する値を変えながら、方
程式の解を求めることができます。例えば
x
2
+
x
−3=0, 2
x
2
+3
x
−1=0 という2つの方程式を
x
について解く場合、本機にはAX
2
+BX+C=0 と入力して、ソルブ機能によって連続して解を
得ることができます。
ソルブ機能を使った計算は、必ずCOMPモードで行ってください。










