User manual - fx-520AZ テキスト
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第
5
章 関数電卓の便利な機能
カルク機能(数式記憶機能)
本機の「カルク機能」は、変数(A, B, C, D, E, F, M, X, Y)を含む計算式を入力し、式で使用し
た変数に特定の値を代入したときの答えを算出する機能です。代入する値を変更しながら、連続
して答えを得ることができます。
カルク機能は、COMPモードまたはCMPLXモードの各計算モードで使用可能です。
■ カルク機能の使いかた
A
基本操作(
-
キーについて)
変数メモリーとして使用可能なアルファベット(A, B, C, D, E, F, M, X, Y)を使って、数式を入
力することを考えます。
=
を押したときに得られる答えは、変数メモリーに登録されている数値
によって決まります。例えばAに5を登録して2A+1を計算すると、次のようになります。
f
!t
(
STO
)
-
(
A
)
c
a-
(
A
)
+b=
これに対しカルク機能では、はじめに変数を含む数式を登録し、後から各変数に代入する値を
入力して、数式の答えを得ることができます。数式の登録には
-
キーを使います。
-
式“2A+1”をカルク機能で登録し、Aに5, 10, 15 を代入したときの値を得る
c
a-
(
A
)
+b
-
変数メモリー Aへの数値入力を促すメッセージ
現在変数メモリー A に登録されている数値
f=
-
ba=
-
bf=
このように、1つの式に対して代入する値がいくつかある場合には、カルク機能を使うと効率良
く計算することができます。なお、入力した式の中に変数が複数ある場合は、1種類の変数につき
1回ずつ、数値入力を促すメッセージが現れます。
変数に数値を代入する際は、常にライン表示形式の入力方法となります。
Math
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