User manual - File 2
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撮影する(応用編)
ヒストグラムを活用する
【왖】(DISP)を押して【液晶モニター】上にヒストグラムを表示さ
せることにより、露出(光の量や明るさ)をチェックしながら撮影
することができます(24ページ)。再生モードでは撮影された画
像のヒストグラムを見ることができます。
ヒストグラム(輝度成分分布表)とは、画像の明るさのレベルをピ
クセル数によりグラフ化したものです。縦軸がピクセル数、横軸
が明るさを表します。ヒストグラムを見ると、補正するために充
分な画像のディテールが画像のシャドウ(左側)、中間調(中央部
分)、ハイライト(右側)に含まれているかどうかを確認すること
ができます。もしもヒストグラムが片寄っていた場合は、EVシ
フト(露出補正)を行うと、ヒストグラムを左右に移動させること
ができます。なるべくグラフが中央に寄るように補正をすること
によって、適正露出に近づけることができます。さらにR(赤)、
G(緑)、B(青)の色成分が独立したヒストグラムも同時に表示さ
れますので、色ごとに「赤成分がオーバー」「青成分がアンダー」の
ように各色の分布状況も直感的に把握することができます。
参考
• キーカスタマイズ機能で“EVシフト”の切り替えを【왗】
【왘】に割り当てると(80ページ)、ヒストグラムを確認
しながら【왗】【왘】でEVシフトを行って撮影することが
できます(61ページ)。
• ヒストグラムが左の方に寄ってい
る場合は、暗いピクセルが多いこ
とを示しています。
全体的に暗い画像はこのようなヒ
ストグラムになります。また、あ
まり左に寄り過ぎていると、黒つ
ぶれを起こしている可能性もあり
ます。
• ヒストグラムが右の方に寄ってい
る場合は、明るいピクセルが多い
ことを示しています。
全体的に明るい画像はこのような
ヒストグラムになります。また、
あまり右に寄り過ぎていると、白
飛びを起こしている可能性もあり
ます。
ヒストグラム