User manual - File 2

57
撮影する(応用編)
5.
動画撮影が終了したら、動画ファイルがカメラのメモ
リーに保存されます。
動画ファイルの保存を中止したいときは、保存中に
押した後、“消去”を選びSET】を押してください。
重要
フラッシュは発光しません。
本機では音声も同時に記録されますので、次の点に注意
してください。
−指などで【マイク】をふ
さがないようにご注意
ください。
録音の対象がカメラか
ら遠くに離れると、き
れいに録音されませ
ん。
撮影中にボタン操作を
すると、操作音が入る
ことがあります。
音声はモノラルで録音されます。
フォーカスモード(43ページ)をオートフォーカス
モードかマクロモード
にすると、自動的にピン
ト調整を行います。その際に「カタカタ」という動作
音が入ります。ピント調整音が気になる場合は、あ
らかじめマニュアルフォーカスモード(MF)にてピン
トを調整したうえ、撮影することをおすすめします。
フォーカスモードをマニュアルフォーカスモード
(MF)か無限遠モード(∞)にすると「カタカタ」という
動作音は入りません。ただし、マニュアルフォーカ
スモードでは撮影中のピント調整ができなくなりま
すので、撮影前にピントを合わせてください。
【マイク】
ヒストグラムを活用する
【DISP】を押して【液晶モニター】上にヒストグラムを表示させる
ことにより、露出をチェックしながら撮影することができます
(20ページ)。再生モードでは撮影された画像のヒストグラムを
見ることができます。
ヒストグラム(輝度成分分布表)とは、画像の明るさのレベルをピ
クセル数によりグラフ化したものです。縦軸がピクセル数、横軸
が明るさを表します。ヒストグラムを見ると、補正するために充
分な画像のディテールが画像のシャドウ(左側)、中間調(中央部
分)、ハイライト(右側)に含まれているかどうかを確認すること
ができます。もしもヒストグラムが片寄っていた場合は、EVシ
フト(露出補正)を行うと、ヒストグラムを左右に移動させること
ができます。なるべくグラフが中央に寄るように補正をすること
によって、適正露出に近づけることができます。
ヒストグラム
58
撮影する(応用編)
ヒストグラムが左の方に寄ってい
る場合は、暗いピクセルが多いこ
とを示しています。
全体的に暗い画像はこのようなヒ
ストグラムになります。また、あ
まり左に寄り過ぎていると、黒つ
ぶれを起こしている可能性もあり
ます。
ヒストグラムが右の方に寄ってい
る場合は、明るいピクセルが多い
ことを示しています。
全体的に明るい画像はこのような
ヒストグラムになります。また、
あまり右に寄り過ぎていると、白
飛びを起こしている可能性もあり
ます。
ヒストグラムが中央に寄っている
場合、明るいピクセルから暗いピ
クセルまで適度に分布しているこ
とを示しています。
全体的に適度な明るさの画像はこ
のようなヒストグラムになりま
す。
重要
前記のヒストグラムはあくまでも例であり、被写体に
よってはヒストグラムの形が例のようにならない場合も
あります。
撮影したい画像を意図的に露出オーバーやアンダーにす
る場合もあるので、必ずしも中央に寄ったヒストグラム
が適正となる訳ではありません。
露出補正には限界がありますので、調整しきれない場合
があります。
フラッシュ撮影による撮影など、撮影したときの状況に
よっては、ヒストグラムによりチェックした露出とは異
なる露出で撮影される場合があります。
カップリングショット撮影時(53ページ)は、ヒストグ
ラムは表示されません。
59
撮影する(応用編)
各種機能を設定する
ISO感度を変える
ISO感度が変更できます。使用目的に応じてISO感度を設定して
ください。
1.
RECモードにして【MENU】を押します。
2.
“撮影設定”タブ→“ISO 感度”と選び、を押します。
3.
設定内容を選び【SET】を押します。
オート :撮影条件により自動調整します。
ISO 50 :ISO 50相当
ISO 100 :ISO 100相当
ISO 200 :ISO 200相当
重要
ISO感度を上げると画像のノイズが増加します。使用目
的に応じてISO感度を設定してください。
ISO感度を上げてフラッシュ撮影すると、近くの被写体
の明るさが、適正にならない場合があります。
撮影した画像を確認する(撮影レビュー)
撮影した直後に【液晶モニター】で撮影した画像を確認することが
できます。
1.
RECモードにし【MENU】を押します
2.
“撮影設定”タブ→“撮影レビュー”と選び、
を押します。
3.
で設定項目を選び、【SET】を押します。
入:撮影直後に【液晶モニター】に撮影した画像が約1秒間表
示されます。
切:撮影した画像は表示されません。
60
撮影する(応用編)
左右キーに機能を割り当てる(キーカスタマイズ)
に、5つの中のどれか1つの機能の操作に割り当てること
により、操作しやすくすることができます。
1.
RECモードにして【MENU】を押します。
2.
“撮影設定”タブ→“左右キー設定”と選び、
を押します。
3.
で設定内容を選び、【SET】を押します。
で設定した機能が操作できるようになります。
撮影モード 撮影モード(静止画/ベストショット/
ムービー)が変更できます(117ページ)
EVシフト 出値(EV値)が補正できます(47ペー
ジ)
ホワイトバランス
ホワイトバランスが変更できます(49
ページ)
ISO感度 ISO感度の変更ができます(59ページ)
セルフタイマー
セルフタイマーの設定ができます(41
ページ)
切:に操作を割り当てません。
参考
初期設定は“撮影モード”の操作となります。
各種設定を記憶させる(モードメモリ)
モードメモリとは、電源を切ったときでも直前の状態を記憶して
おく機能です。電源の入/切で毎回設定をし直す手間がはぶけま
す。
モードメモリで設定できる機能
撮影モード、フラッシュ、フォーカス方式、ホワイトバランス、
ISO感度、デジタルズーム、MF位置
1.
RECモードにし【MENU】を押します
2.
“モードメモリ”タブ→“設定したい機能と選び、
押します。
3.
で設定内容を選び、【SET】を押します。
入:電源を切ったときにその時点の設定を記憶します。
切:電源を切ったときに初期設定に戻ります。