User manual - File 2
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よりよい撮影のための設定
液晶モニター上にヒストグラムを表示させることで、露出(光の
量や明るさ)をチェックしながら撮影することができます。再生
モードでは撮影された画像のヒストグラムを見ることができま
す。
1. 撮影モードまたは再生モードにする
撮影モード、再生モードのそれぞれにヒストグラムの表示
の有無が設定できます。
2.【DISP】を押す
3.“情報”→“ヒストグラム付”と選び、【SET】を押す
Վᐎ
• キーカスタマイズ機能で“EVシフト”の切り替えを【W】
【X】に割り当てると(90ページ)、ヒストグラムを確認しな
がら【W】【X】で露出を補正して撮影することができます。
■ ヒストグラムの見かた
ヒストグラム(輝度成分分布表)とは、画像の明るさのレベルを
ピクセル数によりグラフ化したものです。縦軸がピクセル数、横
軸が明るさを表します。ヒストグラムを見ると、補正するために
充分な画像のディテールが画像のシャドウ(左側)、中間調(中央
部分)、ハイライト(右側)に含まれているかどうかを確認するこ
とができます。もしもヒストグラムが片寄っていた場合は、露出
補正(EVシフト)を行うと、ヒストグラムを左右に移動させるこ
とができます。なるべくグラフが中央に寄るように補正をする
ことによって、適正露出に近づけることができます。さらにR
(赤)、G(緑)、B(青)の色成分が独立したヒストグラムも同時に
表示されますので、色ごとに「赤成分がオーバー」「青成分がアン
ダー」のように各色の分布状況も直感的に把握することができ
ます。
典型的なヒストグラムの例
ヒストグラムが左の方に寄っている
場合は、暗いピクセルが多いことを示
しています。全体的に暗い画像はこの
ようなヒストグラムになります。ま
た、あまり左に寄り過ぎていると、黒
つぶれを起こしている可能性もあり
ます。
露出を確認する(ヒストグラム)
ヒストグラム