User manual - File 2

88
よりよい撮影のための設定
液晶モニター上にヒストグラムを表示させることで、露出(光の
量や明るさ)をチェックしながら撮影することができます。再生
モードでは撮影された画像のヒストグラムを見ることができま
す。
1. 撮影モードまたは再生モードにする
撮影モード、再生モードのそれぞれにヒストグラムの表示
の有無が設定できます。
2.【DISP】を押す
3.“情報”“ヒストグラム付”と選び、【SET】を押す
Վᐎ
キーカスタマイズ機能で“EVシフト”の切り替えをW
Xに割り当てると(90ページ)ヒストグラムを確認しな
がらWXで露出を補正して撮影することができます。
ヒストグラムの見かた
ヒストグラム(輝度成分分布表)とは、画像の明るさのレベルを
ピクセル数によりグラフ化したものです。縦軸がピクセル数、
軸が明るさを表します。ヒストグラムを見ると、補正するために
充分な画像のディテールが画像のシャドウ(左側)中間調(中央
部分)ハイライト(右側)に含まれているかどうかを確認するこ
とができます。もしもヒストグラムが片寄っていた場合は、露出
補正(EVシフト)を行うと、ヒストグラムを左右に移動させるこ
とができます。なるべくグラフが中央に寄るように補正をする
ことによって、適正露出に近づけることができます。さらにR
(赤)G(緑)B(青)の色成分が独立したヒストグラムも同時に
表示されますので、色ごとに「赤成分がオーバー」「青成分がアン
ダー」のように各色の分布状況も直感的に把握することができ
ます。
典型的なヒストグラムの例
ヒストグラムが左の方に寄っている
場合は、暗いピクセルが多いことを示
しています。全体的に暗い画像はこの
ようなヒストグラムになります。
た、あまり左に寄り過ぎていると、
つぶれを起こしている可能性もあり
ます。
露出を確認する(ヒストグラム)
ヒストグラム