静止画を撮影する 撮影モードを設定する 本機には8つの撮影モードがあります。 撮影する前にモードダイ ヤルを回して、 撮影したい被写体に合った撮影モードに設定し てください。 静止画 ベストショット モードダイヤル A 絞り優先AE S シャッター速度優先AE M マニュアル露出 easy(簡単撮影) ムービーベストショット ムービー • (静止画) 静止画を撮影するときに設定します。 通常はこのモードに設 定してお使いください。 • (ベストショット) 簡単に綺麗な写真を撮影したいときに設定します。 あらかじ め収録されているシーンの中から撮影したいシーンを選ぶ と、選んだシーンに合わせてカメラの設定が切り替わります (69ページ)。 • A(絞り優先AE) 任意の絞りに固定して撮影することができます (61ページ)。 38 静止画を撮影する • S(シャッター速度優先AE) 任意のシャッター速度に固定して撮影することができます (62ページ) 。 • M (マニュアル露出) 絞り値、 シャッター速度を自由に設定して撮影することがで きます (63ページ) 。 • (easy(簡単撮
カメラの正しい構えかた カメラは、 片手で持つと手ブレの原因になります。両手でしっか り持って撮影してください。 • 誤ってカメラを落とすことのないように、 必ずストラップを 取り付け、ストラップに指や手首をかけて操作してください。 • 付属のストラップは本機専用です。 他の用途に使用しないで ください。 • ストラップを持って本機を振り回さないでください。 横に持つとき ᛵ • 指やストラップが図に示す部分をふさがないようにしてく ださい。 フラッシュ レンズ 縦に持つとき マイク AF補助光/撮影ライト/ セルフタイマーランプ Վᐎ 図のように持ち、 脇をしっか り締めてください。 レンズよりフラッシュが上に くるように持ちます。 • シャッターを押し切った瞬間にカメラがぶれたり、 オート フォーカス動作中 (シャッター半押し時)にカメラがぶれる と、 きれいな画像が撮れません。正しく構えて、 シャッター を静かに押し、 シャッターを押し切った瞬間にカメラが動 かないようにしてください。 特に暗い場所で撮影するとき はシャッター速度が遅くなるので、 注意してください。 静止画を撮影す
. 撮影する 1. 2. フォーカスフレームを被写体に合わせ、シャッターを半押 しします。 オートフォーカス機能で自動的にピントが合い、フォーカ スフレームと動作確認用ランプが緑になります。また、 シャッター速度、絞り値、 ISO感度が自動的に決まります。 レンズカバーをスライドして開き、電源を入れる モードダイヤルを“ ” (静止画モード) に合わせる 液晶モニターに、 被写体(人 や風景など)と、静止画モー ドのアイコン“ ” が表示 されていることを確かめま す。 ピントを合わせる 撮影できる枚数 静止画モードの アイコン 動作確認用ランプ 136 2 N 07/12/24 12:37 フォーカスフレーム シャッター 4.
ᛵ • “ブレ軽減” の設定を“ オート” または“ 手ブレ補 正”にしている場合、 シャッターを半押ししているときに振 動と動作音がしますが、故障ではありません (86ページ) 。 Վᐎ • 絞り値は、光の入り口の大きさを示します。 絞り値が大きい ほど光の入り口は狭くなります。 • シャッター速度は、光を取り入れる時間を示します。 シャッ ター速度が遅いほど光を取り入れる時間が長くなります。 液晶モニターに表示されるシャッター速度の単位は秒です (1/1000秒など)。 ピントが合っていない場合 フォーカスフレームが赤のままで、動作確認用ランプが緑に点 滅しているときは、ピントが合っていません (被写体との距離が 近すぎるときなど)。 もう一度カメラを被写体に向け直して、ピ ント合わせをしてみてください。 撮影した静止画を確認するには 撮影した静止画は少しの間液晶モニターに表示されますが、 すぐに消え、次の撮影ができる状態になります。 撮影した静止画をゆっくり確認したいときは、 【 】 (再生) を押して再生モードにします。 【W】 【X】 を押すと、前後の画 像を確認することができます。 撮
■ シャッターを半押しせずに一気に押し込んだときは 画像サイズを決める シャッターを半押しせずに一気に押し込んでも、 静止画を撮影 することができます。 ただし、クイックシャッター (84ページ) の 設定状態により、 カメラは次のように動作します。 デジタルカメラの画像は、小さな点 (画素・pixels)の集まりです。 画像サイズとは、その画像がいくつの画素でできているかを示 すもので、横×縦の画素数で表します。 お買い上げいただいたと きは、8M(3264×2448) (画素・pixels) で撮影するように設定 されています。画像サイズが大きいほど、 メモリーに保存できる 枚数が少なくなります。 • 画像サイズ、 画質と保存できる枚数→185ページ ここでの設定は、 静止画撮影時のみ有効です。 • 動画の画像サイズについて→65ページ クイックシャッターが “入”のときは 通常のオートフォーカスよりはるかに高速でピントを合わせる ので、 シャッターチャンスを逃さず撮影できます。動きの速い被 写体を撮影するときに便利です。 • 正確にピントが合わない場合があります。 • お買い上げ時はクイックシャ
画素数 (pixels) 大きい 小さい プリント用紙のサイズ 画質を決める A3プリント 本機では、 「高精細-F」 (画質優先) 、 「標準-N」 、 「エコノミー-E」 (撮 影枚数優先)のいずれかの画質を選ぶことができます。 お買い上 げいただいたときは、 「標準-N」 で撮影されるように設定されて います。画質を優先したいときは 「高精細-F」を、撮影枚数を優先 したいときは「エコノミー-E」 を選んでください。 • 画像サイズ、 画質と保存できる枚数→185ページ ここでの設定は、 静止画撮影時のみ有効です。 • 動画の画質について→65ページ 8M 3264×2448 3:2 3264×2176 A3プリント 6M 2816×2112 A3プリント 4M 2304×1728 A4プリント 2M 1600×1200 L判プリント 640×480 Eメール VGA • 3:2(3264×2176 pixels)を選ぶと、 プリント用紙の一般的 な横縦の比率(3:2) に合うように、画像を3:2の比率で撮影し ます。 • VGA (640×480 pixe
AF補助光の発光をやめる 手軽に撮影する(easy (簡単撮影)) AF補助光とは、暗い場所での撮影 のときなどにピント合わせをしや すくするために、 シャッターを半 押ししているときに必要に応じて 発光する光のことです。 AF補助光 発光時は、 AF補助光/撮影ライト /セルフタイマーランプが点灯し AF補助光/撮影ライト/ ます。 明るい場所では、AF補助光 セルフタイマーランプ は発光しません。 お買い上げいただいたときはAF 補助光が発光するように設定されています。 至近距離で人物などを撮影するときは、 次のように操作してAF 補助光が発光しないようにすることをおすすめします。 easy(簡単撮影) に設定すると、難しい設定を心配せず、 手軽に撮 影することができます。初心者の方におすすめのモードです。 1. 撮影モードにして【MENU】を押す 2. “撮影設定”タブ→“AF補助光”と選び、 【X】を押す 3.
■ easy (簡単撮影)のメニュー設定について easy(簡単撮影)では「フラッシュ」、 「セルフタイマー」、 「画像サ イズ」 の3つのメニュー項目のみが設定できます。それ以外の撮 影設定タブ (173ページ) /画質設定タブ(173ページ)のメ ニュー項目は撮影に最適な状態に固定され、 通常の撮影モード で設定した状態は反映されません。 1. 【MENU】を押す easyメニュー画面は、他の モードでのメニュー画面より も大きな文字で表示されま す。 3.
■ 蛍光灯の部屋での撮影について • 蛍光灯のごく微妙なちらつきにより、 撮影画像の明るさや色 合いが変わることがあります。 オートフォーカスの制限事項 • 次のような被写体に対しては、 ピントが正確に合わないこと があります。 – 階調のない壁など、コントラストが少ない被写体 – 強い逆光のもとにある被写体 – 明るく光っている被写体 – ブラインドなど、 水平方向に繰り返しパターンのある被写体 – カメラからの距離が異なる被写体がいくつもあるとき – 暗い場所にある被写体 – AF補助光が届かないほど遠くにある被写体 – 手ブレをしているとき – 動きの速い被写体 – 撮影範囲外の被写体 • 動作確認用ランプが緑色に点灯している、 またはフォーカス フレームが緑になっている場合でも、 ピントが合わないこと があります。ピントが合わない場合は、フォーカスロック (84 ページ)やマニュアルフォーカス(85ページ) で撮影してみて ください。 46 静止画を撮影する ズーム撮影する 本機では、光学ズーム (レンズの焦点距離を変える方式)で7倍ま で、デジタルズーム (画像中央をデジタル処理で拡大する方
• ズームレバーは2段階のスピードを持っています。レバー を大きくスライドさせると、 より高速にズーム倍率を変 えることができます。 広角 3.
画像に劣化が生じない範囲 画像に劣化が生じる範囲 7~35.1倍※ 1倍 光学ズーム/デジタルズーム 切り替えポイント 画像に劣化が始まる境界 ※ 画像サイズによって倍 率が異なります。 28~105.
フラッシュが届く範囲(ISO感度:オート時) フラッシュを使う 撮影条件に合わせて、 フラッシュ の発光方法を切り替えることがで きます。 広角時 :約0.1m~約2.6m フラッシュ 望遠時 :約1.0m~約1.7m • 光学ズームに合わせて撮影範囲は変化します。 1. 撮影モードにする 2.
赤目軽減について ■ フラッシュの状態を確認する 夜や暗い室内などで人物をフラッシュ撮影したとき、 目が赤く 写ることがあります。 これは、フラッシュ光が目の網膜に反射す るために起こる現象です。 “ ( ”赤目軽減)では、 フラッシュ撮 影する前に撮影ライトが赤目用プリ発光 (写される人の瞳孔を 小さくするために発光) することにより、人の目が赤く写ること を軽減します。 シャッターを半押ししてピント合わせをしているとき、 液晶モニ ターや動作確認用ランプでフラッシュの状態を確認できます。 動作確認用ランプ フラッシュ充電中はオレンジに点滅します。 ᛵ • 赤目軽減機能により撮影する場合は、下記の点に注意して ください。 – 写される人がカメラを注視していないと効果がありま せん。 撮影する前にカメラを見るように声をかけておい てください。 – 被写体までの距離が遠いと、 効果が現れにくい場合があ ります。 フラッシュ発光時は “ ”を表示 • 充電が完了して動作確認用ランプのオレンジ色の点滅が消え るまでは、 次のフラッシュ撮影はできません。 ■ フラッシュの強さ(光の量)を変える 1
■ フラッシュ撮影時の光量不足を補う (フラッシュアシスト) フラッシュが届く範囲よりも遠い被写体を撮影すると、 フラッ シュの強さが充分でないため、 被写体が暗く写ってしまうこと があります。 フラッシュアシスト機能を使うと、撮影した被写体 の明るさを補正し、 フラッシュの光が遠くへ届いたときと似た 効果が得られます。 ᛵ • 被写体によっては思ったような効果が得られないことがあ ります。 • 下記の操作を行うと、 フラッシュアシスト機能を使っても 撮影結果にほとんど変化が表れないことがあります。 – フラッシュの強さを変えたとき(50ページ) – 明るさを補正(EVシフト)したとき (88ページ) – ISO感度を切り替えたとき (90ページ) – コントラストの設定を切り替えたとき(93ページ) ■ フラッシュ使用時のご注意 フラッシュアシスト機能を 使わないと フラッシュアシスト機能を 使うと お買い上げいただいたときはフラッシュアシスト機能が働くよ うに設定されています。 フラッシュアシスト機能を使わないときは、次のように操作します。 1. 撮影モードにして【MENU】を押す 2.
セルフタイマーを使う 3. 【S】 【T】でセルフタイマー の種類を選び、 【SET】を押 す シャッターを押してから一定の時間後にシャッターが切れる (撮影される)ようにすることができます。 セルフタイ マーの種類 10s 2s 説明 10秒 10秒後に撮影されます。 2秒 2秒後に撮影されます。 • シャッター速度が遅くなる条件下で撮影す るときに使うと、 手ブレ防止ができます。 x3 10秒後に1枚、 その後、次の撮影準備完了の1秒 x3 (トリプルセル 後に1枚、その次の撮影準備完了の1秒後に1枚 フタイマー) の計3枚撮影されます。 切 1. セルフタイマー撮影はできません。 撮影モードにして【MENU】を押す 2. “撮影設定”タブ→“セルフタイマー”と選び、 【X】を押す 52 液晶モニターにセルフタイ マーの種類が表示されます。 静止画を撮影する 4.
Վᐎ • トリプルセルフタイマーでは、次の撮影準備が終わると “1sec” と表示され、約1秒後に撮影されます。 撮影準備がで きるまでの時間は、画像サイズ、 画質の設定やメモリーカー ドの有無、フラッシュの充電状態によって異なります。 • 下記の撮影では、全てのセルフタイマーが使用できません。 – 通常連写、 高速連写 – ベストショット撮影の一部( “レイアウトショット”、 “オートフレーミング”) – ムービーベストショット撮影の一部( “ショートムー ビー” 、 “パストムービー”、 “ボイスレコード”) • 下記の撮影では、トリプルセルフタイマーが使用できません。 – ベストショット撮影の一部( “名刺や書類を写します”、 “ホワイトボードなどを写します”、 “古い写真を写しま す” 、 “証明写真”) – フラッシュ連写 – ムービー、ムービーベストショット 何枚も連続して撮影する(連写) 本機は3種類の連写(連続撮影) ができます。 連写の種類 説明 通常連写 モード メモリーの空き容量いっぱいまで連続撮影 ができます。 高速連写 モード 通常連写よりも速い間隔で、 メモリーの空き
通常連写モード/高速連写モード/フラッシュ 連写モードで撮影する 1.
2. もう一度シャッターを押して録音を開始する 静止画に音声を付け加える (録音する)ことができます。 撮影し た静止画の説明を自分の声で録音する、 その場の雰囲気も音で 一緒に残す、 撮影された人の言葉も残すなど、自由にご利用くだ さい。 • ひとつの静止画につき、最長約30秒まで録音できます。 • 音声はモノラルになります。 3. さらにもう一度シャッターを押して録音を終了する ■ 音声が録音できる状態にする 録音した音声を聞くには 静止画に音声を加える(音声付き静止画) 1. 撮影モードにして【MENU】を押す 2. “撮影設定”タブ→“音声付静止画”と選び、 【X】 を押す 3.
Վᐎ • 音声付き静止画は、パソコンに保存して、 QuickTime 7で再 生することができます(154、164ページ) 。 • 音声付き静止画のデータ形式などは以下のとおりです。 – 画像形式:JPEG(拡張子は. JPG) – 録音形式:WAVE/ADPCM記録形式(拡張子は.WAV) – 音声ファイルサイズ:約165KB(約5.
3. 【W】 【X】で“ 4. 5. 顔認識:通常認識”を選び、 【SET】を押す 人物にカメラを向ける 人物の顔を検出します。 検出 が終了すると、 検出した顔に フレームが表示されます。 ■ 家族など特定の人物の顔をデータ登録する (ファミリー登録) シャッターを半押しする 1. ピントの合った顔のフレームが緑色に変わります。 6. 特定の人物の顔を最優先して撮影する (ファミリー優先認識モード) シャッターを全押しして撮影する 顔の明るさが適切になるように調整して撮影します。 ファミリー優先認識モードでは、あらかじめ撮影時に優先させ たい家族や友人の顔データをカメラに登録しておく必要があり ますので、初めにファミリー登録を行ってください。 2. “撮影設定”タブ→“顔認識”と選び、 【X】を押す 3. 【W】 【X】 で“ 4.
Վᐎ • 人物の顔データは最大6人分まで登録できます。 • 登録した人物の顔データは、内蔵メモリー内の 「FAMILY」 フォルダに保存されます(166ページ)。 このフォルダ内の データに手を加えると、カメラが正常に動作しなくなる恐 れがありますので、消去したり編集したりしないようにご 注意ください。 5. 【W】 【X】 で名前を選び、 【T】を押す • 名前はあらかじめ用意されている12種類の中から設定で きます。 6. 【W】 【X】 で撮影時の優先順位を選び、 【SET】を押す • 優先順位は“ (低) ” ~“ (高)の4段階の間 ” で設定できます。 “ ” (無効) に設定すると、その顔は 認識されなくなります。 ■ 登録した顔データの優先順位を設定する (ファミリー編集) ファミリー登録した顔データを消去する 人物の顔データをカメラに登録したら、 その顔データに名前と 撮影時の優先順位を設定します。 1. 1. 撮影モードにして【MENU】を押す 登録した顔データは、以下の手順で消去することができます。 撮影モードにして 【MENU】を押す 2.
■ ファミリー登録/編集した人物の顔を最優先して 撮影する ファミリー登録/編集が終了後は、 家族や友人など優先順位を 付けた人物の顔を最優先して撮影することができます。 1. 撮影モードにして【MENU】を押す 2. “撮影設定”タブ→“顔認識”と選び、 【X】を押す 3. 【W】 【X】で“ 顔認識:ファミリー優先”を選び、 【SET】 を押す 4. 人物にカメラを向ける 登録した顔データの人物の顔 を検出します。 検出が終了す ると、 検出した顔にフレーム が表示されます。 • フレームの色は、 撮影時の 優先順位に合わせて “白” (低)→ “黄”→ “緑” (高)と色 分け表示されます。 “緑” の フレームの人物が撮影時に最優先の人物となります。 5. シャッターを半押しする 一番優先順位の高い顔(フレームが緑色の顔) にピントと明 るさを合わせます。ピントと明るさが合うと、 緑色のフォー カスフレームが表示されます。 6.
顔認識撮影時のご注意 • 一度に検出できる人物の顔は、 優先設定が“スピード優先” の ときに最大5人、 “人数優先” のときに最大10人です。 • 次のような人物は、顔が検出できません。 – 顔の一部が頭髪、サングラス、 帽子などでさえぎられている 人物 – 顔に濃い影が落ちている人物 – 顔が横や斜めに傾いている人物 – 顔が横向きの人物 – 距離が遠すぎて、顔が小さすぎる人物 – 距離が近すぎて、顔が大きすぎる人物 – 極端に暗い場所での人物 • ペットなど人物以外の被写体の顔は検出されません。 • ファミリー登録されている人物であっても、 表情などの状況 や周囲の環境によっては正しく認識 (最優先)されない場合が あります。 • 同じ人物の顔を室内と屋外で、 または表情やアングルを変え て重複登録しておくことで、 その人物の認識率を向上させる ことができます。 • ファミリー優先認識モードでは、 顔が同一人物かどうかの照 合を行うため、通常認識モードよりも顔の検出速度がやや遅 くなります。また、 通常認識モードと比べて、 距離が遠くて小 さい顔の認識はできません。 • 顔が見つからない状態でシャッター
シャッター速度/絞り値を自分で設定する (露出モード) 撮影時の絞りやシャッター速度の決定の方法 (露出モード)を切 り替えることができます。 Aモード (絞り優先AE) 絞りを自由に設定できます。 • 選んだ絞りに合わせて、 シャッター速度 をカメラが自動的に設定します。 Sモード (シャッター速度 優先AE) シャッター速度を自由に設定できます。 • 選んだシャッター速度に合わせて、 絞り 値をカメラが自動的に設定します。 Mモード シャッター速度と絞りを自由に設定でき (マニュアル露出) ます。 • SモードとAモードでは、露出値 (EV値)も任意に設定するこ とができます。 Aモードで設定できる絞りの範囲は以下の通りです。 絞りを開ける 絞り込む 絞り (ズームがワイド 端の場合) ピントの合う範囲 F3.4 F4.6/F9.2※ 狭い 広い ※ 本機には露出を制限するためにNDフィルターが内蔵されて います。 F9.2は内蔵のNDフィルター併用による値です。 1.
2. 【SET】を何回か押して絞りを選び、 【W】 【X】で希望の絞 り値に設定する • 【SET】を何回か押してEVシフトを選び、露出値 (EV値)を 設定することもできます。 3. Վᐎ • シャッター速度優先AEでは、 “ISO 感度” (90ページ)の設 定は無効になり、 常に“ISO 感度” は“オート” で動作します。 1. シャッターを半押しする カメラがピントを合わせます。 • 露出オーバー、 露出アンダー時は、液晶モニターにシャッ ター速度と絞り値がオレンジ色で表示されます。 4. シャッターを全押しして撮影する ■ シャッター速度を優先して撮影する (Sモード シャッター速度優先AE) シャッター速度 Sモードでは、任意のシャッター速度に固定して撮影できます。被 写体の動きに応じたシャッター速度に設定することができます。 Sモードで設定できるシャッター速度の範囲は以下の通りです。 遅い で希望のシャッター速度に設定する • 【SET】 を何回か押してEVシフトを選び、露出値(EV値) を 設定することもできます。 速い 3.
■ シャッター速度と絞りを自由に設定して撮影する (Mモード マニュアル露出) Mモードで設定できるシャッター速度と絞りの範囲は以下の通 りです。 遅い 速い 60秒 1/800秒 1. モードダイヤルを “M”に合わせる 2. 【SET】を何回か押して Mモード シャッター速度を選び、 【W】 【X】 で希望のシャッ ター速度に設定する シャッター速度 動き 絞り (ズームがワイド 端の場合) ピントの合う範囲 流れる 止まる 開ける 絞り込む F3.4 F4.6/F9.2※ 狭い 広い 絞り値 3. 【SET】を何回か押して絞りを選び、 【W】 【X】で希望の絞 り値に設定する • マニュアルフォーカス時は、 【SET】で “FOCUS” を選び、 【W】 【X】でピントを合わせることができます。 ※ 本機には露出を制限するためにNDフィルターが内蔵されて います。F9.
ᛵ • 被写体が暗すぎたり、明るすぎるときは、 適正な明るさで撮 影できない場合があります。そのときは、 Mモード(マニュ アル露出)で絞り値またはシャッター速度を適正な値に変 更してください。 • CCDの特性上、 シャッター速度が遅くなると、撮影した画 像にノイズが発生します。そのため、 シャッター速度が1/8 秒より遅くなると、自動的にノイズ低減処理を行います。 た だし、シャッター速度が遅くなるほど、 ノイズが目立って発 生するようになります。また、 このノイズ低減処理のため に、撮影が終了するまでの時間がシャッター速度に比べて 長くなります。その間はキー操作を行わないでください。 • シャッター速度を1/2秒より遅くした場合は、液晶モニ ターで見える明るさと実際に撮影された画像の明るさが異 なります。 • シャッター速度優先AEモード、 マニュアル露出モードにお いては、 「被写体ブレ軽減」 (86ページ) が働きません。ただ し手ブレ補正は動作させることができます。 64 静止画を撮影する
動画を撮影する 1. 動画の画質を決める 撮影モードにして 【MENU】を押す 撮影前に、 動画の画質を選びます。動画の画質とは、 再生したと きの画像のきめ細かさや滑らかさ、 美しさを示す目安です。画質 を高品位にすると美しく撮影できますが、 撮影できる時間は短 くなります。 • 音声はステレオになります。 ただし、画質が “LP” の場合のみ モノラルになります。 2. “画質設定”タブ→“ 画質(pixels) 撮影した動画は、MOV形式、H264/AVC準拠で記録されます。 本機で撮影した動画は、パソコンにコピーしてQuickTime 7で 再生することができます。 転送レート フレームレート 音声 UHQ 約6.0メガ 640×480 ビット/秒 30フレーム/秒 ステレオ UHQ ワイド 848×480 約7.2メガ ビット/秒 30フレーム/秒 ステレオ HQ 約3.0メガ 640×480 ビット/秒 30フレーム/秒 ステレオ HQ ワイド 848×480 約3.6メガ ビット/秒 30フレーム/秒 ステレオ Normal 640×480 約1.
動画撮影時の手ブレ軽減 動画を撮影する(ムービー) 動画を撮影するとき、手ブレを軽減しながら撮影することがで きます(86ページ) 。ただし、ブレ軽減できるのは手ブレだけで、 被写体ブレには効果がありません。また、 画角が狭くなります。 動画とともに音声も記録されます。 1. モードダイヤルを“ 2. シャッターを押して撮影を 開始する • 撮影中は、 “ れます。 3.
• アップで撮影したり、高倍率ズームにしたとき、被写体のブレ が目立つため手ブレにご注意ください。 三脚を使用すること をおすすめします。 • カメラの撮影範囲外ではピントが合わず、 ぼけた画像になり ます。 短時間の動画を撮影する(ショートムービー) シャッターを1回押すと、 その前後の4秒間が動画として記録さ れます。 • シャッターを押す前の4秒も記録されるので、 子供のちょっと したしぐさなど、撮りのがしたくないシーンをしっかり記録 できます。 • 決定的シーンの静止画がほしいときは、 ショートムービーで 撮影し、そこから気に入ったシーンをモーションプリント機 能(119ページ)で静止画にする、という使いかたもできます。 シャッター 1. モードダイヤルを “ ”に合わせて、 【SET】を押す 2. 【S】 【T】 【W】 【X】で“ショートムービー” のシーンを選 び、 【SET】 を押す 液晶モニターに、 “ ” が表示されます。 シャッターを押す前後約4秒の動画を撮影できます。 3.
撮影開始前のシーンも動画に記録する (パストムービー) パストムービーは、 シャッターを押して撮影開始、もう一度 シャッターを押して撮影終了する点は普通のムービーと同じで すが、 撮影を開始する約5秒前から動画が記録されます。決定的 シーンの撮りのがしを防ぐことができます。 シャッター シャッター 記録される動画 撮影開始 撮影終了 約5秒 1. モードダイヤルを“ ” に合わせて、 【SET】を押す 2. 【S】 【T】 【W】 【X】で “パストムービー”のシーンを選び、 【SET】を押す 液晶モニターに“ ” が表示されます。 この状態で、パストムービーの撮影ができます。 3. 68 カメラを被写体に向け、シャッターを押して撮影を開始 する 動画を撮影する 4.
撮りたいシーンを選んで撮影する(ベストショット) 逆光で人物を撮影したら顔が黒く写ってしまった、 またはサッ カーの試合を撮影したら選手の姿がブレて写ったなど、 被写体 や撮影条件によっては望みどおりの写真が撮れないことがあり ます。 そのようなときは、本機に収録している撮影シーンから、 望みのイメージに合ったシーンを選んでみてください。 モード ダイヤルを “ ” (ベストショット)または“ ( ”ムービーベス トショット) に合わせて適切なシーンを選ぶだけです。 ■ 撮影シーンの例 • “人物を写します” • “風景を写します” • “夜景を写します” • “人物と夜景を写します” ■ シーンを選ぶ 1. モードダイヤルを “ ” (ベストショット)または “ ” (ムービーベスト ショット) に合わせて、 【SET】 を押す 枠 ベストショット: 静止画を撮影するときに使用 ムービーベストショット: 動画を撮影するときに使用 シーン名 ベストショットモードにな シーン番号 り、12個のシーン一覧が表示 されます。 • 枠で囲まれた画像が現在選択されているシーンです。 2.
3. 【SET】を押して、選んだシーンに決める 撮影できる状態に戻ります。 • 別のシーンに切り替えるまで、 同じシーンの設定で撮影 されます。 • 別のシーンを選び直すには、 手順1からの操作を繰り返し ます。 4.
■ 自分好みの設定をベストショットに登録する (カスタム登録) うまく撮れた静止画や動画の設定内容をベストショットモード に登録して、 同じ設定で撮影することができます。 1. モードダイヤルを“ (ベストショット)または ” “ ” (ムービーベストショット)に合わせて、 【SET】 を押す 静止画を登録するときは“ ( ”ベストショット) を、動画を 登録するときは“ (ムービーベストショット) ” に合わせ ます。 2. 【S】 【T】 【W】 【X】で “BEST SHOT” (新規登録)のシーン を選び、 【SET】を押す 3. 【W】 【X】で登録したい静止画または動画を選ぶ 4.
マイベストショットを削除する 自分で登録 (カスタム登録)したマイベストショットは以下の手 順で削除することができます。 1. モードダイヤルを“ (ベストショット)または ” “ ” (ムービーベストショット)に合わせて、 【SET】 を押す 2. ズームレバーをスライドさせて、 説明画面を表示させる フラッシュなしで明るく撮影する 暗い場所で撮影するとき、カメラの感度を上げることにより、フ ラッシュを使わなくても画像が暗くなるのを防ぐことができます。 3. 【W】 【X】で削除したいマイベストショットを選ぶ 4. 【▼】 ( )を押す 通常の撮影 (フラッシュ発光時) 5. 【S】 【T】で “解除”を選び、 【SET】を押す 選択したマイベストショットが削除され、次のシーン (マイ ベストショットまたは新規登録)が表示されます。 6. 【W】 【X】で別のシーンを選び、 【SET】を押す 1. モードダイヤルを “ 感度を上げた撮影 ”に合わせて、 【SET】を押す 2.
ᛵ • フラッシュが自動で発光した、または強制発光やソフト発 光に設定した場合、高感度撮影機能は働きません。 • “高感度” のシーンで撮影した画像は、多少ざらついた感じ がしたり解像感がやや劣る場合があります。 • 極端に暗い環境では、思ったように明るく撮影できない場 合があります。 • シャッター速度が遅くなる撮影をする場合、手ブレを防ぐ ために三脚を使用してください。 • 撮影時の明るさに応じて、撮影した画像にノイズが発生す るため、自動的にノイズ低減処理を行う場合があります。 こ の場合、撮影が終了するまでの時間が長くなります。 名刺や書類などを撮影する(ビジネスショット) 名刺や書類、ホワイトボードなどの撮影時に、 撮影の立ち位置の 都合によって正面からは撮影できない場合があります。ビジネ スショットのシーンを選べば、斜めから撮影した画像を正面か ら撮影したかのように補正して撮影することができます。 補正処理前 補正処理後 ベストショットに2つのビジネスショットのシーンが用意され ています。 • “名刺や書類を写します” • “ホワイトボードなどを写 します” 撮りたいシーンを選んで撮
■ ビジネスショットのシーンを選ぶ 2. 【W】 【X】 で補正領域を選ぶ 1. 3. 【S】 【T】で“補正” を選び、 【SET】を押す モードダイヤルを“ ” に合わせて、 【SET】を押す 2. 【S】 【T】 【W】 【X】 で “名刺や書類を写します” または “ホ ワイトボードなどを写します” のシーンを選び、 【SET】 を 押す 次に別のシーンを選ぶまでビジネスショットでの撮影がで きます。 ■ ビジネスショットで撮影する 1.
2. 証明写真を撮影する 液晶モニターに表示されるフレームに被写体を合わせる 1つの撮影画像から、 さまざまなサイズの証明写真を簡単に作成 することができます。 作成される証明写真のサイズは下記の通りです。 30×24mm、 40×30mm、 45×35mm、50×40mm、 55×45mm 頭のライン 楕円形の枠 顎のライン ■“証明写真”のシーンを選ぶ 1. モードダイヤルを“ ” に合わせて、 【SET】を押す 2. 【S】 【T】 【W】 【X】で “証明写真”のシーンを選び、 【SET】 を押す 次に別のシーンを選ぶまで“証明写真” のシーン設定で撮影 ができます。 顔が楕円形の枠いっぱいに収まるように調整してくださ い。また、 頭のラインと顎のラインからはみ出ないように調 整してください。 【S】 【T】 【W】 【X】 :被写体を上下左右に移動 ズームレバー :被写体を拡大/縮小 3. 【SET】を押す ■“証明写真”のシーンで撮影する 1.
■ 証明写真を印刷する 証明写真用に保存された画像を印刷すると、 複数のサイズの証 明写真が1枚の用紙にレイアウトされて印刷されますので、 必要 なサイズの写真を切り抜いてご使用ください。 ᛵ • 実際に印刷されるサイズは、目的のサイズより多少大きめ のサイズとなります。 • この画像を印刷する際は、必ず用紙サイズを “はがき”に設 定してください(140ページ)。 他の用紙サイズで印刷する と、適切なサイズの証明写真になりません。 • この画像を印刷する際は、必ずプリンター側を “フチなし” に設定してください。詳しくはプリンターの取扱説明書を ご覧ください。 古く色あせた写真を蘇らせる (よみがえりショット) 古く色あせた写真を撮影し、あせた色を補正することにより、 古 い写真を最新のデジタル写真として蘇らせることができます。 ■ よみがえりショット機能で撮影する前に • 写真が液晶モニターに収まるような構図で撮影してくださ い。 • 写真と背景の境界がはっきりするような構図で、できるだけ 画面いっぱいに撮影してください。 • 写真表面に光の反射が写り込まないように撮影してくださ い。 • 縦向き
■ よみがえりショットのシーンを選ぶ 1. モードダイヤルを“ ” に合わせて、 【SET】を押す 2. 【S】 【T】 【W】 【X】 で “古い写真を写します” のシーンを選 4. ズームレバーをスライドさ せて枠を拡大/縮小し、 補 正する画像の大きさを決め る び、 【SET】を押す 次に別のシーンを選ぶまで“古い写真を写します” のシーン 設定で撮影ができます。 ■ よみがえりショット機能で撮影する 1. シャッターを押して、写真 を撮影する • 写真の輪郭確認画面を表示 し、 続けて撮影した元画像 を保存します。 ただし、写真 の輪郭が検出できない場合 は輪郭確認画面が表示され ず、 エラーメッセージが表 示されます (182ページ) 。 2. 【W】 【X】で輪郭候補を選ぶ 3. 【S】 【T】 で“決定”を選び、 【SET】を押す 画像の一部を切り抜く操作(トリミング) に入り、液晶モニ ターに画像を切り抜くための枠が表示されます。 • 補正せずに保存するときは、 “キャンセル” を選びます。 5.
複数の写真を組み合わせて撮影する (レイアウトショット) 複数のフレーム毎に撮影を行い、 最終的にレイアウトした画像 のみを記録する機能です。 • レイアウトショット (2枚撮影) 1. モードダイヤルを“ • レイアウトショット (3枚撮影) ” に合わせて、 【SET】を押す 2. 【S】 【T】 【W】 【X】 で “レイアウトショット” (2枚撮影) ま たは“レイアウトショット” (3枚撮影)を選び、 【SET】を 押す 3. 【W】 【X】 で背景の色を変える 78 撮りたいシーンを選んで撮影する(ベストショット) 4.
被写体を自動的に追従して撮影する (オートフレーミング) 動きのある被写体に追従し、 被写体が中心にある写真を撮るこ とができます。 1. モードダイヤルを“ ” に合わせて、 【SET】を押す 2. 【S】 【T】 【W】 【X】 で “オートフレーミング” を選び、 【SET】を押す 3. 撮影したい被写体にフォー カスフレームを合わせて シャッターを半押ししたま まにする フォーカスフレーム フォーカスフレームとトリ ミング枠が被写体の動きに 追従します。 • シャッターを半押しして いる間、 被写体にピントを 合わせ続けます。 4.